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魔女の使い魔

10名無しのごんべへ:2018/11/15(木) 00:43:41 ID:hrz4i42s0
「改めまして、はじめまして…えーと…」
「あ、タケルです。はじめまして、ラウラ…さん?」
 ダイニングのテーブルを囲んで、俺とライーサ、ラウラさんらしい人物が顔を合わせた。
「なんで疑問形なのかしらねぇ。魔女だから老けにくいから若くてもいいじゃない。
ちなみに私は210歳よ。ライーサの倍くらいは生きてるんだから」
 210歳。その話を聞いて改めて俺は驚きを隠せなかった。


「そう言えば、そのお腹はどうしたの?再婚をしたとは聞いてたけど…」

ライーサの質問に、ラウラさんは

「これ?いやー、年甲斐もなく張り切り過ぎちゃってね。いつのまにか避妊魔法が解除されてたのよー。
中絶も考えたんだけど、ライーサの義理の弟か妹を中絶するのも何かなぁ…って。
あ、でも内緒にしてたのは謝るわ。」

そうまくしたてるように答えていた。
「そう、なんだ…おめでとう」
ライーサはそう答えていたが、俺はその顔に寂しさを感じた。
おそらく、ライーサの亡くなった父の気持ちを想像したからだろう、と思っていた。

「そうそう、旦那もしばらくしたら、こっちに来てもらう事になってるの。
産み月も近いから、ライーサの出産のお手本になれればいいかな…なんて。
そんな気持ちもあったから、今日はここに来たの。
しばらく、よろしくね。ライーサ、未来の旦那さん」

ラウラさんは、そういうとお腹に気をつけながら深々と頭を下げた。


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