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辺境のエルフ姫と廃王子の新婚生活

1名無しのごんべへ:2016/04/25(月) 00:56:53 ID:hYKTDF.s0
ストーリー…エルフの姫が出産する物語です。

カルティナ…エルフの姫。196歳。両親は隠居をして、彼女がエルフの国を統治している。
サフィン…元王子だが、政敵に王子の資格を剥奪された。
辺境の地に飛ばされてカルティナと出会う。
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ここではないどこか違う世界で。
古来からエルフは森の民と言われていた。
エルフたちはそのプライドの高さからエルフとしか交配をしていなかった。
だが、それが近親交配に繋がり、出生率はかなり低くなる。
事態を重くみたエルフ族は、他種族との交配を模索していた。
だが、辺境の地に来る他種族はなかなか居らず、居ても出生率の増加にはなかなか繋がらなかった。
これは、そんな袋小路に入りつつ有った時代のお話……

2六道:2016/04/26(火) 00:54:23 ID:FSqIAMLs0
「はぁ…」
カルティナは今日何度目かのため息をついていた。
彼女の悩みは結婚相手だった。
彼女もエルフの姫、さらにエルフとしては年頃だ。結婚しなければならない。
だが、彼女に相手はいない。
近親交配を繰り返し出生率が低くなった今、エルフ族とは結婚するのはリスクが高い。
故に自ら率先して他種族と婚姻すべきなのだが、辺境の地にくる他種族は少ない。
「はぁ…」
故に彼女は、何度もため息をついていたのだ。
「家族、欲しいな…」
彼女の両親は隠居し他の地に移動している。
故に彼女は一人だった。
その寂しさは日に日に募っていく。
「そう言えば…」と彼女は呟く。
今日は、人間の国から人が来る、と聞いていた。
なんでも、王族だったのだが政敵に策をろうされ、貴族に落とされたらしい。
さらに、エルフの国へと人質のように渡されてくるそうだ。
「ひょっとしたら、私の夫になってくれるかも…」
そんな淡い期待を抱いたカルティナは、彼を迎えに行くことにしたのだった。

3舒龍:2016/07/25(月) 11:06:03 ID:2I1DTfis0
 サフィンという名の王子は、政敵に騙されて王子の資格を剥奪され、
エルフの国に人質として送られてくるらしい。
王女自らが出迎えなくてもいいじゃない。
と思ったが、もしサフィンがイケメンだったら、いの一番にアピールできるチャンスとも言える。
 門の前で待っていると、早馬らしき蹄の音が響く。
馬から素早く降り、臣下の礼をとる。
「エルフリーデ国第一王女のカルティナ殿でござるな? 間もなくサフィン殿下がお着き申す」
 馬から降りてきた初老の男性がそれだけ言うと、門のそばで控えてみせた。
どうやらサフィンは、王子の資格を剥奪された後も、部下には慕われているらしい。
また、部下にもきっちり礼節を教育しているようで、王子としての素質が垣間見える。
 しばらくして再び馬が近づく音がし、芦毛の馬に乗った男性がやってきた。
「サフィン殿下。長旅ご苦労様でした。こちらが、エルフリーデ国第一王女のカルティナ殿です」
「出迎えありがとうね。これからよろしく頼むよ」
 サフィンの第一声はカルティナの耳に届いてはいなかった。
陶器のような白い肌に、きらめく陽光のような金髪。整った顔立ち。
どのエルフにも勝るようなイケメンだったため、カルティナはフリーズしていた。

4六道:2016/07/25(月) 19:02:45 ID:9f3R7GS60
「どうしたんだい、エルフのお姫様。僕の顔に何かついているかい?」
「あ、いえ、その、余りにも見目が麗しくて…」
カルティナは思わずどぎまぎしていた。
「ははは。これでも王族では一番容姿は劣るのだがね。
それでもカルティナ殿に気に入って貰えたのなら嬉しいよ。」
「サフィン殿…」
「さてと、僕は何処で寝泊まりすれば良いのかな?
今日は旅の疲れを癒したいのだけれど。」
「あっ、すみません。サフィン殿の部屋はこちらです。」
そう言ってカルティナは、かつて両親が使っていた部屋へと向かうのだった。

5蓬莱:2016/08/09(火) 11:09:34 ID:V8GjN8G60
 エルフリーデ国のエルフは皆人間サイズのエルフだったので、人間のサフィンでも窮屈ではなかった。
決して豪華ではないが、整えられている家具を見てサフィンはため息を付いた。
「長旅でお疲れでしょうから、しばらくお休みください。馬にも水と飼葉をやっておきますので」
 カルティナは頭を下げ、退室しようとした。
「ありがとう。これからよろしくね」
 ニッコリと微笑まれ、またもやカルティナは顔を真っ赤にしてうつむいた。
「あ、そうそう。歓迎の宴の時間になったら、呼びに来ますわ。おつきの方も一緒にご参加ください」
 サフィン付きの部下も隣の部屋を充てがわれていた。
軽く頷くサフィンを見て、カルティナは顔を真っ赤にしたまま部屋を後にした。

 暗くなり、サフィンを歓迎する宴の準備は整った。
カルティナの両親も帰ってきていた。
すでに隠居しているといっても、まだカルティナに王位を譲ったわけではない。
王位継承者が結婚して、子を成してから継承するというルールがあるからだった。
カルティナは両親に首尾を報告した後、いそいそとサフィンを呼びに行った。

6六道:2016/08/10(水) 00:42:14 ID:qJFxaVjA0
コンコン。
サフィンにあてがった部屋をノックするカルティナ。
「はい、空いてるよ」
部屋の中から返事があったのを確認し、カルティナは部屋に入る。
「サフィン殿、歓迎の仕度が出来ました。」
「ん、そうかい?分かったよ。準備は出来ているからね。」
そう言ったサフィンの姿にカルティナは見とれていた。
パーティ用の礼服はきらびやかで美しい。
サフィンの容姿を引き立てていた。
再び顔を赤くしたカルティナは、サフィンの顔を見ずにサフィンと共に食堂へと向かうのだった。

7名無しのごんべへ:2016/08/30(火) 17:28:39 ID:DEJfooq60
 食堂には山のものを中心に、サフィンでも見たことがないような料理であふれていた。
気ぜわしく動く給仕役の動きを見れば、まだ運ばれていない料理はありそうだった。
カルティナに誘導され、国王と王妃に挨拶をするサフィン。
半分ほど白くなった顔の下半分すべて覆うような見事なひげをしごきながら国王は、娘をよろしく頼む。と頭を下げたのだった。
宴と言っても、身内ばかり。
堅苦しいことはなく、リラックスした雰囲気の中行われた。

「ふぅ〜。飲み過ぎたかな……」
 自室へと引き上げたサフィンは酔いを追いだそうとするかのように痛む頭を振った。
カルティナの父であり、実質国王を務める彼は、酒にも強かった。
同じペースで酒を飲まなければいけなかったサフィンは早々に酔いつぶれてしまったのだ。
「サフィン殿。大丈夫ですか?」
 扉の向こうには、まだ礼装を解いていないカルティナの姿があった。
「あぁ。少し、飲み過ぎたようだ」
 微笑みながらカルティナを見たサフィンは、驚きに目を見開いた。
先ほどと同じ礼装のはずなのに、カルティナがひどく色っぽく見えたのだ。
出されたワインと同じぐらいに染まった頬。より紅い唇。
自然に招き入れ、カルティナにキスしようと近づいていったサフィンだった。

8六道:2016/09/03(土) 00:07:49 ID:DRNGkkjM0
「サフィン殿…酔ってらっしゃるのですか?
私にキスしようなどと…」
カルティナはサフィンから逃れようとする。
その腕を無理矢理掴み、壁に押し付け、唇を奪う。
最初は抵抗していたカルティナだが、徐々に力が抜けていた。
「カルティナ殿…いや、カルティナ。僕は君に惚れてしまったのかもしれない。
今日は旅の疲れを癒すために休むけれど…
いずれは君と、子をなしたいと思っている。
構わないだろうか?」
サフィンはそう話しかけていた。
それは、カルティナへの事実上の婚約宣言だった。

9名無しのごんべへ:2016/10/16(日) 10:36:01 ID:10diYQJA0
「ええ……。もちろんですわ」
 カルティナにとって、拒否する理由などなかった。
唇を奪われたカルティナもまた、酒に酔ってしまったかのように真っ赤な顔になっていた。
すでに酔いつぶれてしまったため、すぐにでもというわけではなさそうだった。
サフィンの礼装を解くのを手伝い、ベッドに寝転がったのを見届けてから、カルティナも自室へと引き上げた。
自室へと帰っていくカルティナの頬は、酒をいってきも呑まなかったにもかかわらず、りんごのように真っ赤に染まったままだった。

「あぁ……。とうとうやって来たわ。私の王子様……」
 簡素な寝間着に着替え、ベットへと横たわったカルティナは、今日の出来事を回想していた。
今だ頬は熱を持ったようにカッカとしており、眠れそうにもない。
『カルティナ。僕は君に惚れてしまったのかもしれない』
 先程のサフィンの言葉が壊れたラジオのように繰り返し繰り返し、カルティナの頭の中で演奏され続けていた。
『君と、子をなしたいと思っている』
 まだ見たことないサフィンの細身ながらガッチリとした筋肉の鎧をまとった身体が目の前のスクリーンに大写しになる。
「あぁ……、サフィン……。愛してるわ。早く子をなしたい……」
 自然と肌触りの良い寝間着の下腹部を撫でさすっていた。
「早く……、はやく、ここへ……」
 そして下腹部を撫でさする手は、次第に下へと下がっていく。
「……んッ。くぅっ……、くぅぅんん……!」
 未だ誰のモノも受け入れたことない秘所に、カルティナの細い指が侵入していく。
苦しそうに眉をひそめたカルティナの細い指は次第にその動きが激しく、そして加速していく……。

10六道:2016/10/17(月) 02:13:51 ID:9I8Nj8VM0
くちゅり、ぐちゅぐちゅっ
指を入れた秘所から、直ぐに濡れたような音がする。
サフィンの体に抱かれることを想像しただけで、カルティナは感じ始めていた。
200年近く秘所に男を迎えたことのないカルティナは指だけで達しようとしていた。
枕で顔を抑え、嬌声が周りに響かないようにしつつ指を激しく動かす。

そして、ビクン、と身体を震わせ彼女は達したのだった。

達した後、息を整えながらカルティナは考える。
自慰をしたのはしばらくぶりだ。
帝王学と同じ頃に学んだ性教育がきっかけで、男の裸を想像しながら自慰をしていた。
だが、彼女は未だ王位を譲られてはいないが統治者である。
仕事や公務が忙しく、ここ十数年は自慰をしていない。
それが、久しぶりに年頃の男を目の前にし、さらにキスや婚約の宣言のようなものをされ、
子を成したいとまで言われ、歯止めが効かなくなったのだ。

「怖いですね…想像しただけでこんなに乱れてしまう…
もしも、彼に抱かれたら、激しく求めてしまうかも…」
不安になるが、その時はその時だと割り切る事にした。

そしてカルティナは、歓迎の式典などが終わって一段落した3日後をメドに、彼との始めての行為を成そうと考えるのだった。

11舒龍:2017/04/14(金) 09:27:09 ID:AJ8wIu8w0
 歓迎の式典なども終わったその二日後のこと。
広大な城を探検し尽くし、粗方把握したサフィンは、カルティナを呼び出していた。
王女として、また実質的に国を統べるものとして公務が忙しいカルティナは、夜が明けてからサフィンの部屋を訪れた。
カルティナも何もわからない子どもではなかった。これから起こるであろうことは容易に想像がついた。
そのせいかカルティナの頬は、歓迎の宴の夜のようにまるでりんごのように真っ赤だった。

「サフィン殿……? カルティナです」
 緊張して声が上ずるのが自分でもわかった。
「あぁ、待ちくたびれたよ。どうぞ入って」
 サフィンの声はいつもどおりで、若干軽い響きが感じられる。こういうことに慣れているのだろうか。
若干眉をひそめながら部屋へと足を踏み入れたカルティナは、目を丸くした。
さっき声が聞こえたはずのサフィンの姿がどこにもなかったのだ。
部屋の奥に存在感を放つベッドの方に歩み寄る。
「……きゃッ!」
 完全に油断していたカルティナは短い悲鳴を上げた。
いないと思っていたはずのサフィンはどこかに隠れていたらしい。
いつのまにか、どこからか現れたサフィンは、後ろからカルティナの尖った耳を甘噛したのだ。

12名無しのごんべへ:2017/04/15(土) 01:21:21 ID:40uwPZmQ0
「ふぁっ、な、なんですか、ちょっと、やめてくださ、あぁんっ!」
急に耳を甘噛みされたカルティナは、何かに感じたような声を上げる。

それもそのはず、エルフの耳は性感帯の一つなのだ。
サフィンはエルフと契りを交わした臣下から、酒の話として聞いていたのだ。
だが、カルティナは知らない。自身の耳が性感帯である事を。
性教育の本には、子を成す方法は書かれていたが、性行為についてはかかれていない。
オナニーについても、お忍びで訪れた娼婦の館にあった指南書で見たくらい。
性知識は、ほぼ無いに等しい状態だったのだ。

甘噛みされ、腰が抜けたのか、ヘナヘナと座りこむカルティナ。
「おっと…大丈夫かい?ベッドに寝かせてあげよう。」
そういうとサフィンはベッドの上に横たわらせた。

「サフィン様…私、こんなにはしたない女だったのでしょうか…
先ほど甘噛みされただけで、私のここがこんなに濡れてしまって…」

そういうとカルティナは下半身をたくし上げた。
ショーツが愛液で濡れ、手入れされた陰毛が薄く見える。
手入れされているのは、おそらく娼婦の館にあった指南書で男性と性行為するときのマナーのようなもので見たのだろう。
サフィンはその下半身に興奮し、ズボンを膨らませる。

「大丈夫、はしたないなんて思わないよ。
もっと感じて、僕の子供を孕んで欲しい…」
サフィンはそう語りかけると、唇を重ねながらカルティナの豊満な胸を揉み始めるのだった。

13熊猫:2017/12/19(火) 16:00:58 ID:PBQiVxeU0

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当掲示板管理者の熊猫です。
直近書き込みである「2017/04/15」から8ヶ月以上が経過しておりますが、
その後の投稿がない状態が続いております。
また、未だに具体的な妊娠・出産シーンが出てきておりません。
一週間後の12/26 0:00まで待ちます。

妊娠・出産シーンが出てこないようであれば、当掲示板の趣旨に反するということで、
この小説は削除させて頂きます。

各位よろしくお願いします。

 くまねこ
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14名無しのごんべへ:2017/12/25(月) 23:17:24 ID:WJ1iOuZ.0
「くぅ……。んはぁあん! あっ! あぁぅうんん!」
 サフィンの手がカルティナの柔らかい胸を揉みしだくたび、早くも歓喜の声を上げていた。
少し体を起こし、胸から手離すサフィン。
物足りないとばかりに、耳まで真っ赤に染まったカルティナが見つめ返してくる。
その顔を愛しいと思ったサフィンは優しく微笑んでから、頭を下げ、ピンク色の乳首を口に含んだ。
「……ひゃぅううんん! ひゃぁあ〜! あっ! そこっ!」
 カルティナの声が一段と高くなり、イヤイヤをするように身を捩った。
しかし、身体は正直なもので、無意識にもっと気持ちよくなる場所を探しているカルティナだった。

15名無しのごんべへ:2017/12/25(月) 23:19:04 ID:8HPNkydQ0
「あっ…ひゃあんっ…」
更に、サフィンはもう片方の手で、カルティナの下半身を撫で回し、クチュクチュとかきだす。
すると、しばらくしてそれがよほど効いたのか、身体を大きくはねあげ、
「イクッ、イッ、イクうっ…ひゃあんつ!」
カルティナはだいぶイッてしまったようだ。

16名無しのごんべへ:2017/12/25(月) 23:22:43 ID:8HPNkydQ0
すみません、投稿中割り込まれたようですが、この繋ぎで大丈夫なんですか?

17名無しのごんべへ:2017/12/26(火) 22:29:34 ID:PC5pMDSA0
そしてサフィンは準備を終え、カルティナのショーツを下ろし、後ろから突き入れた。
「(サフィン様…私もう…)」
カルティナはサフィンと一つになっていた。
「はぁっ…あぁっ、んっ、あぅんんん……」
口から歓喜の声が漏れ、次第に腰が動くスピードが早くなってきた。
そして、とうとう……

およそ3ヶ月後、カルティナは突然の吐き気に襲われていた。
そのためか食欲不振な日々が続いていたようである。
それもそのはず、カルティナは妊娠していたのである。

18名無しのごんべへ:2018/05/27(日) 11:01:02 ID:azZZveP20
 御典医が呼ばれ、カルティナの妊娠が正式に診断された。
カルティナとサフィンの喜びもひとしおで、
すぐさまカルティナの両親にも早馬でカルティナの妊娠が知らされた。
 3ヶ月目に入ったお腹は、見た目は全く変わらずスリムなままだったが、
日に日に大きくなっているお腹に、ふたりは常に話しかけたり、触り合ったりしていた。
カルティナの両親が、馬何頭分もの祝いの品を持って現れたのは、カルティナの妊娠がわかってから数ヶ月後のことだった。
 6ヶ月目に入ったカルティナのお腹は、妊娠が隠しようがないほど大きく膨れ、ゆったりとしたドレスの上からでもその膨らみがわかるほどになっていた。
婚姻率と出生率が下がり、危機感を覚えたエルフの本能なのか、カルティナが身籠っているのは双子とわかったのもあるかもしれない。
すでに産み月と見紛うほどに膨れたそのお腹を見た両親は、少し驚いたものの、半年後に譲位する決定を下し、
宴が数日に渡って盛大に開かれた。

19名無しのごんべへ:2018/07/19(木) 19:11:10 ID:yZo3WWJ.0
 宴は数日間続き、ようやくカルティナの両親が帰ることで、平穏が訪れた。
妊娠したため、酒が飲めないカルティナの代わりに、飲めない酒を呑むことになってしまったサフィンは酔いつぶれていた。
皆が帰ってから、寝室へ引き上げた際も、カルティナに肩を貸してもらわないと歩けないほどだった。
「しょうがないわねぇ……。きゃっ!」
 まだ酔いの残る頭を振りながら、ベッドに倒れ込むサフィン。
そのサフィンを甲斐甲斐しく世話するカルティナを、抱き寄せ、強引にベッドのヘリに座らせた。
「へへ〜。かるてぃなぁ……。大好きだよぉ……」
 酔いのせいで呂律が回らない声で、うわ言のように繰り返すサフィン。
回した手でここ数日でまた大きくなったように感じるカルティナのお腹を撫で回し始めた。
「んっ……。ちょ、ちょっと……!」
 それはまるで愛撫のようで、カルティナは戸惑った声を上げた。
それでもサフィンの手は止まることなく、むしろその回数が増えていき、手が次第に上へ上へと移動していった。

20ジャック:2018/10/24(水) 16:30:33 ID:YG6TZlps0
「はうぅ……っ。ちょ、ちょっと……! あんっ、ぁふうんっ!」
 妊娠によってさらにサイズアップしたカルティナの胸を揉みしだくサフィン。
カルティナはたまらずため息のような嬌声を上げた。力が抜け、そのままベッドへと倒れ込む。
「ぅうんんっ! はぁっ! ぁんっ! ひゃぁああ〜……んっ!」
 サフィンの指がツンと勃った乳首をつまむ。サフィンとしては無意識下の行動だったが、
カルティナはビクンと身体を大きく跳ね上げさせた。
馬乗りになったサフィンは、カルティナの反応が嬉しくて、つい乳首を中心に攻めてしまう。
「あっ! あんんっ! あっ……ぁふうん! ぁああんんっ! ひゃぁああ〜〜!!」
 カルティナは、ビクンビクンと歓喜に体を震わせた。

 そのまま気絶するように眠りについたふたりだったが、
翌朝、カルティナから大目玉を食らったサフィンだった。

21舒龍:2019/01/03(木) 12:58:35 ID:kmO5fYKk0
「今日もいい天気ね……」
 城の中庭を散歩しながら、嬉しそうにつぶやくカルティナ。
その傍らには微笑みながらも、愛しき妻に何かあっては大変と周囲に気を配っているサフィンがいた。
お腹が大きく、重くなっては、動くのも億劫になる。
かといって全く動かなくては体力が落ちてしまい、出産のときに難儀するハメになる。
御典医に促され、中庭の散歩を日課とした二人だった。
 カルティナ懐妊の宴から1ヶ月が過ぎた今。
カルティナのお腹はさらに大きくなり、エルフリーデの誰もが見たことがないようなお腹になっていた。
下から手で支えるようにしなければ、落ちてしまいそうである。
常に腰が痛く、胃が圧迫されているので一度に多くは食べれない。大きくなりすぎたお腹は重く、歩くのさえ億劫になっていた。
しかし常に傍らにいるサフィンを見つめる瞳は喜びと慈愛に満ち溢れていた。
 そしてその日の晩。
夕食が終わり、自室へと引き上げたカルティナは、ベッドに寝転がって、サフィンのマッサージを受けていた。
「んんっ……。やぁあ……ん!」
 ひとしきりマッサージが終わった後、際どいところに手が伸びる。
そして二人の長い夜が始まる。これも日課の出来事だった。

22名無しのごんべへ:2019/06/16(日) 15:39:35 ID:0CmywB.60
「ぁ……、あんっ! んん……っ!」
 すでに顔を真っ赤に染め、身悶えするカルティナ。
その様子に満足そうに微笑んだサフィンは、手の動きをより早く強くする。
姿勢を低くしたサフィンからは、小山のような白いお腹が見えるだけで、カルティナの顔は見えない。
7ヶ月目に入ったとはいえ、産み月間近の妊婦より遥かに大きいそのお腹には、2つの新しい命が宿っている。
御典医に伺いを立てた所、激しくしなければ問題ないとお墨付きをもらっていることもあり、二人は毎日のように交わっていた。
「はぅんっ! ぅんんっ! んっ! あっ……!」
 激しく責められたことにより、カルティナは身体をビクンビクンと震わせ、早くも軽くイッてしまったようだった。
サフィンは手を引き抜き、身体を起こしてカルティナに覆いかぶさるように馬乗りになった。

23舒龍:2019/12/17(火) 15:15:03 ID:kNdnFg7U0
「んっ……、んんっ……。んっ……はぁああっ!」
 ギンギンに勃起したサフィンの剛直はカルティナの中に入っていき、そのあまりの大きさに呻くカルティナだった。
痛いのかな。もっと優しくしたほうが良いのかな。カルティナの事を思って少し身体を引いたサフィンだったが、
既に数回軽くイッているカルティナは、自らの腰を動かし、より深くサフィンの剛直を受け入れる。
「ああっ! んんっ! ぁああ……! あんっ! ひゃぁあ〜!」
 自分からサフィンの手を乳房へと導いたカルティナだったが、思いの外感じてしまったようで、耳までピンク色に染めて、歓喜の声を上げ続ける。
その様子があまりにも愛おしく、エロかったので、腰を動かすサフィンの動きもより強く、激しくなる。
こうして激しくて密度の濃い愛溢れる夜は更けていった……。
 ここ数日、もはやルーティーンと言ってもいいほど繰り返された夜だった。
けれども、カルティナは毎晩歓喜によがり続け、サフィンも激しく腰を振り続けた。

 御典医に呼ばれ、次の検診の日。
激しすぎると御典医から大目玉を食らった二人だったが、驚くべき事を御典医に告げられる。
二人の魂がより強く結びついたためか、通常ありえないことだが、また新たな生命がカルティナに宿っており、
都合3つの新たな生命がカルティナに宿っている事になったのだった。

24舒龍:2020/02/22(土) 16:05:28 ID:y.jflAgI0
 そのためかカルティナのお腹は、三つ子の8ヶ月目かと見紛うばかりになっている。
もはやエルフリーデ国始まって以来の大きさとなっていて、まるで大ぶりのスイカが丸ごと入っているような有様だった。
そのため、御典医から二人の魂が激しく結び合うような濃厚な接触は禁止されてしまった。
これ以上胎児の数が増えると、カルティナの体が持たないというのが理由だった。
「はぁ……。なんでこんな事になっちゃたんだろう……」
 御典医がいる医療室から自室へと引き上げるカルティナは深い溜め息をついた。
大きくて重いお腹のせいで常にのけぞった姿勢になり、油断すると落ちてしまいそうなお腹を下から抱えるような姿勢になってしまう。
「ほんとゴメンな。でも、君が魅力的なのがいけないんだよ」
 転げてしまうのではないかと心配そうに横を歩くサフィンが、同じく深いため息をつく。
歯の浮くようなセリフだが、サフィンは至って真面目だった。

 そしてこんな大きくて重いお腹のせいで、運動不足になり、政務が滞りがちになる事を二人はまだ知らない。

25名無しのごんべへ:2020/08/14(金) 15:12:07 ID:mZPgUpeQ0
 それから何ら問題もなく1ヶ月が経った。
カルティナのお腹は、大人一人が入っているんじゃないかと噂されるほどの大きさになっていた。
服が入らなくなり、王室御用達の服屋に特注で作らせるハメになっていた。
車椅子のような物は存在しない世界のため、ほとんどソファやベッドで寝転がる日々だった。
 夜が更けても、セックスは御典医から止められているため、互いの身体を軽く触るぐらいしか接触がない。
そしてこの日。
意を決したカルティナは、サフィンに提案をした。
軽くですませるから、セックスをしないかと。実は、溜まりに溜まった性欲が爆発しそうになっていたのだった。
サフィンだって若い男性である。同じ苦しみを持っていたが、カルティナに心配かけまいと話さなかっただけだった。
ゆっくり、ゆっくり……。まるで呪文のようにつぶやきながら、二人は一ヶ月ぶりにベッドの上で裸になった。

26名無しのごんべへ:2020/10/16(金) 17:27:27 ID:S760VwcI0
「……んっ。んん……っ。んはぁっ」
 妊娠の結果、さらに豊かになったカルティナの乳房を、サフィンの細い指が爪弾く。
すでに爆発しそうなほど溜まりに溜まりまくっていたカルティナは、軽い前戯のようなそれさえも感じてしまい、甲高い声を上げた。
ギュッと深く身体を重ねたかった二人だったが、まるで大きなスイカを丸呑みしたかのような規格外の大きさのカルティナのお腹が邪魔をして、
なかなかうまく行かなかった。
カルティナにとっては幾分屈辱的だったものの、ベッドの上で四つん這いになってその上にサフィンが覆いかぶさるという獣のような形になった。
それでも三つ子の8ヶ月目かと見紛うばかりのカルティナのお腹はシーツに着いていて、カルティナが快感に身を捩るたびに衣擦れの音が響く。
「はぁ……ぁんっ! んんっ! ひゃぁぅうん……!」
 カルティナがより一層感じるポイントを探し出したサフィンは、そこを重点的に攻め立てる。
サフィンの的確な攻めに、カルティナはすでにビクンビクンと体を震わせて、歓喜に喘いでいた。
一ヶ月ぶりの交歓に、サフィンの気持ちも高まっていて、カルティナの尻に擦り付けられた剛直は、マックスに勃起していた。

27熊猫:2021/05/19(水) 14:49:13 ID:mMcqSYJg0

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直近書き込みである「2020/10/16」から約7ヶ月が経過しておりますが、
その後の投稿がない状態が続いております。
一週間後の05/26 0:00まで待ちます。
それまでに投稿がないようでしたら、「落ちた」ということで、過去スレに移動させていただきます。

各位よろしくお願いします。

 くまねこ
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28名無しのごんべへ:2021/05/25(火) 21:40:40 ID:d/C4xc1A0
その内サフィンは、そのままカルティナに突き入れて身体を小刻みに揺らした。
「とてつもなくエッチだな君は。そのまま僕と一つになってほしい」
馬乗りになったサフィンは次第に激しく腰を動かして来た。
動かす度に、8ヶ月目の三つ子を宿し出べその目立つ大きなお腹はブルンブルンと揺れ動く。
おっぱいも母乳を撒き散らしながら、お腹に負けず劣らずブルンブルンと揺れる。

29舒龍:2021/11/06(土) 18:05:53 ID:jJAMm7/s0
「あっふぅ! ……んんっ、はぁあっ! あぁあんっ! あぅっ! はぅっ、うっ、うぁっ……。あぁ! はぁあん……ッ!!」
 サフィンの剛直が、カルティナは歓喜に体を震わせ、だらしなく開いた口からは激しい喘ぎ声だけが漏れ出る。
ブルブルと揺れるお腹とおっぱいは、さらにサフィンを興奮させる。
妊娠8ヶ月目に入ったお腹は、三つ子という事もあってか、大人一人が余裕で入っていると言われても納得できるぐらい規格外の大きさになっている。
その規格外の大きさに薄れてしまうが、おっぱいだって国内に叶うものはいないほどたわわに実っている。
サフィンの剛直が動くたび、グジュグジュと卑猥な音を立てて愛液がシーツに池を作った。
そして、おっぱいからも乳白色の母乳がまるで噴水のように噴き出ており、シーツに池を作った。
 ベッドが使い物にならなくなったので、カルティナはソファで。サフィンは床で寝ることになってしまったが、
翌朝、ベッドメイキングにやって来たメイドから、しこたま怒られたのは言うまでもなかった。

30名無しのごんべへ:2021/12/25(土) 19:13:22 ID:KRRVcNac0
 次の日。朝起きてみて、カルティナは驚きに眼を見開いた。
大人一人入っているとウワサされる三つ子の8ヶ月目だったはずが、更に明らかにお腹は大きくなっている。
御典医を慌てて呼んで診てもらうと、驚くべきことにもうひとり増えて、都合4つの命がカルティナに宿っていることが分かった。
最初に宿った双子が8ヶ月目に入っていて、次に新しく宿った子も、7ヶ月目相当にまで育っている。
新しく宿った子も3ヶ月相当に育っており、同じ時期に出産すると、昨日のセックスで宿った子が5ヶ月目で出産してしまう。
それではマズイので、昨日宿った子が8ヶ月相当にまで育つまで出産を遅らせないといけないという。
そうすると、最初に宿った双子が、13ヶ月相当に育ってしまう。そうすると、大きくなりすぎて難産の危険性が高まるという。
 頭を抱えたカルティナだったが、時を進ませることは出来ても戻すことは出来ない。受け入れるしか無いのである。
国中の魔法や文献を集めて、なんとか安産になるよう対策を練ることになった。

 そしてその日の晩。
サフィンから驚くべき方法が提案された。
もう一度中出しして、成長を早める。その際、受胎阻止の魔法をかけていれば、新しく受胎しないのではないか。
しかし問題がある。もし受胎阻止の魔法が失敗すれば、5つめの命も宿ってしまう。
一晩悩み抜いた挙げ句に、カルティナは決断した。

31名無しのごんべへ:2022/01/15(土) 17:31:53 ID:JjTHMqB20
 元より他に方法もないのである。
国一番の魔術師が呼ばれ、カルティナに受胎阻止の魔法がかけられた。
妊娠率が低くなり、魔術でなんとかしようと国を上げての研究が行われていた。
受胎率をあげる魔法は何とか形になりかけていた。その受胎促進の魔法のベクトルを逆にする事によって、受胎阻止になるのではないかと考えたからだった。
 魔術師が下がった後、サフィンが優しく声をかける。
どうやら受胎阻止の魔法は効いているらしく、カルティナの豊かな下腹部が薄っすらと緑色に光っている。
「んっ……、んんっ……。はぁ……んっ。ぅうんんン……」
 サフィンの細い指が、カルティナのたわわに実ったおっぱいに吸い付いた。
現代日本の尺度で言えば、100センチを超えたIカップというおっぱいは、まるで大きめの柑橘類を隠しているかのようだ。
中身がぎっしりと詰まった重量感のあるおっぱいは、サフィンの指を弾き、ぷるんと揺れる。
しかしなんと言っても、都合4つもの新しい命が宿ってしまったお腹である。
ヒザをまるまる覆い隠してしまうほどに大きくなってしまったお腹のせいで、そのたわわな膨らみの印象はとても薄くなる。

32ジャック:2022/03/29(火) 15:40:45 ID:wX7Hw.1o0
 仰向けになると、大きめの柑橘類のような2つのおっぱいと、4つもの命が宿ったお腹の重みがカルティナを襲う。
一瞬でも耐えられない重さのため、シムスの体位と呼ばれる横向きにベッドに寝ていた。
一緒にベッドに横向きで寝転がったサフィンが細いその指で重量感のあるおっぱいを弄る。
「んっ……。ひゃぁあぅんん……!」
 ピンと勃った乳首にサフィンの指が触れると、カルティナがより強い声を出した。
ビクンと体が震え、遅れておっぱいとお腹が震えた。
顔を真っ赤にして悶えるカルティナが心底愛おしいと思ったサフィンは、
おっぱいを弄っていた手を下へと滑らせた。
「んんっ……! ひゃぁああ! ぁんっ! ぁあ……、ぁああ!」
 カルティナは、ビクンビクンっと体を震わせる。だらしなく開いた口からは鋭い嬌声が漏れる。
 大きく膨らんだお腹をスルーし、更に手を下へと滑らせていく。
すでにしっとりと濡れそぼったワレメへとサフィンの手が滑り込んでいく。
グチュグチュと辺りに水音が響く。

33ジャック:2022/07/17(日) 07:38:02 ID:MSP7WOwQ0
 そろそろいいだろう。
濡れそぼったワレメの感触を手で感じながら、サフィンはグッと腰を動かし、ギンギンにいきり立ったペニスをカルティナの中へと差し入れた。
「ふぅんんっ! んんっ! ふぁあっ!」
 ペニスが入ったカルティナは、苦しそうに顔を歪めた。
一瞬腰の動きを止めたサフィンだったが、ゆっくりと腰を動かしていく。
「あふんっ! ふぁあっ! んんんっ!」
 ゆっくりとだがサフィンの勃起ペニスがカルティナの子宮口へと進んでいく。
早くもカルティナは、大きすぎるお腹と規格外のおっぱいを揺らしてよがった。
「ふぁああんんっ! んんんっ! ぁああっ! サフィン、サフィン……」
 カルティナは動かしにくい身体にも関わらず積極的に腰を動かし、より気持ちいい姿勢を探していた。
二人の動きに合わせてゆらゆらと動くお腹の下の方、受胎素子の魔法を施した証である碧色に光る刻印の光が薄くなっているのに気づく者はいなかった。

34名無しのごんべへ:2022/09/09(金) 08:55:27 ID:ltFnjsyI0
「ああんっ! ふぁあんっ! くぅううっ!」
 自らも積極的に腰を動かしたカルティナは、顔を真っ赤にして激しい喘ぎ声を上げる。
その声に突き動かされるように、サフィンの腰の動きも激しくなる。
「ふぁああんんっ! ひぃいんんっ! ああ……んっ!」
 カルティナは軽くイッてしまったようで、細かくその身体を震わせる。
「ああっ……。カルティナ、好きだよ。カルティナ……。出るっ。出すよっ!」
 あまりの気持ち良さに早くも射精しそうな感じがあったサフィンは中に出すと宣言した。
どぴゅどぴゅ、どびゅどびゅ……っ。
 そのままカルティナの膣内に熱いサフィンの精液の奔流が襲いかかる。
「ふぁああっ! ぁあああっ!」
 熱い奔流にカルティナも激しく身体と膣を震わせた。

 一週間後、御典医の診察の結果、驚くべき事が分かった。
一番最初に身ごもった双子は、8ヶ月のまま。そして次に宿ってしまった子は7ヶ月相当に育っている。
これは今まで通りなので驚くべき事ではない。
一番最近に身ごもった4番目の子が7ヶ月相当にまで育っているという事だった。
これで1ヶ月ほどしか違わないので、最初に身ごもった双子と同時出産になっても何とか耐えられるだろうという事になった。
しかし、御典医は見逃していた。5番目の新たな生命がカルティナの胎内に宿っている事を。

35名無しのごんべへ:2023/09/04(月) 16:23:05 ID:Ni0OIjLo0
 それと同時に御典医から身体的接触を激しく禁じられてしまった。
平たく言うと、出産まではセックス禁止を言い渡されたのである。
せっかく成長を促進して、4人の新たな生命を同時に出産できるようにしたのに、また新たに宿ってしまっては元も子もないからである。
しかし、カルティナもそれを臨んでいるわけではなかった。
とりあえずは、今回の妊娠を無事に過ごし、4人の新たな生命を産み落とさなくてはいけない。
そのお腹に宿っている4体の胎児は無事に成長していることも確認されている。
あと2ヶ月と少し、何事もなく過ごせればいいのにと思っていた。
しかしその希望も裏切られた。
 さらに一週間後の事。
カルティナの居室に御典医が再び呼ばれた。ベッドに横たわるカルティナの様子をひと目見た御典医は驚きに目を丸くした。
カルティナのお腹が明らかに大きくなっていたからだった。
4人の胎児の同時妊娠とはいえ、これほどのハイペースでお腹が大きくなる事などありえない。
また何か予想だにしない事が起きたのだと御典医は悟った。

36名無しのごんべへ:2023/12/08(金) 18:36:58 ID:Fe0otmlQ0
 慌てて御典医は手をカルティナのお腹にかざした。
御典医の手から淡い紫色の光が放たれる。
その紫色の光は膝をまるまる隠してしまう大きすぎるお腹を沿うように移動し、お腹全体を包み込んだ。
御典医がさらに魔力を込めると、紫色の光の流れが御典医の手のひらに集まっていく。
「うむ……。どうやら、またしてものご懐妊のようですな。都合、5つの命の灯が感じられます」
 もったいぶった態度で顔をしかめた御典医は、また新たな生命がカルティナのお腹に宿った事を告げた。
このままではカルティナの命さえ危うい。
何があっても身体的接触は禁止だと御典医は言い渡した。
カルティナのお腹には、今や5つの生命が宿っている。
サフィンがこの地にやって来て3日後、最初にセックスした時に宿った双子。この子達は、通常通りの成長を遂げていて8ヶ月目に入っている。
妊娠6ヶ月目の際に行われた懐妊の宴から1ヶ月後に判明した、新たに宿ってしまった子。この子は、7ヶ月目に入っている。
セックスを禁止されているにも関わらず、性欲が爆発してしまったふたりは禁を破ってセックスしてしまう。
その一ヶ月ぶりのセックスの際にも新たな生命が宿ってしまった。この子は、7ヶ月相当にまで成長しているという。
そして、懐妊から一週間しか経っていないはずの5番目の子は、4ヶ月相当にまで成長していた。
 最初の双子以外は、どうやらサフィンの子種に含まれているエネルギーを吸収し、急成長したらしかった。
最初の双子から4番目の子は1ヶ月程度の成長具合しか違わないため同時出産しても問題ないと言える。
しかし、新たに宿ってしまった5番目の子は、出産まで後ヶ月程度しか無いため6ヶ月相当の成長具合になる予想なので、早産という状況になってしまう。
現代日本の医学を持ってすれば、20数週の出産であっても生き延びれる確率は高いと言える。
だが、それに遥かに劣る医療技術しか無いエルフリーデでは、かなり危険な状況と言えた。
 そこでカルティナたちは、魔術に活路を求めた。国中の魔術師が何か方法がないかと文献を探す事になった。
そして1ヶ月が経過した今、一人の老年の魔術師がカルティナに謁見を求めていた。

37名無しのごんべへ:2024/07/10(水) 17:30:37 ID:y32BNA9U0
「ランベルト、かた苦しい挨拶はいい。何か分かったの?」
 国王の間の玉座に座ったカルティナに対して、跪いてひれ伏している魔術師に、カルティナは優しく声を掛ける。
ランベルトと呼ばれたこの魔術師は、老年の域に達し、国内でも有数の魔術師の一人だった。
「はっ、では、申し上げさせて頂きます。カルティナ様のその、お腹の件でございますが……」
 頭を上げたランベルトは、しわがれた声で話し始めた。
話しながら、チラッとカルティナの大きなお腹に目線を合わせる。
ゆったりとした服装をしているものの、膝をまるまる隠してしまいそうなほどの大きなお腹は存在感があった。
カルティナの大きなお腹に合わせて作られた特製の服だったが、一ヶ月が経った今、お腹のあたりがパツンパツンになっている。
今、カルティナの子宮には、都合、週数の違う5つの胎児が同時に宿っている。
一番最近に宿った胎児は、在胎一ヶ月と一週を数えるはずだったが、胎児の大きさから見るに3ヶ月目相当にまで成長していることが確認されていた。
時を遅らせる魔法を使い、また、カルティナの子宮口を強化させる魔法を併せて使用し、
この一番最近に宿った胎児が出産に耐えうるまでカルティナに妊娠してもらってはどうかとの提案だった。
 だが、この方法にはリスクが有る。
一番最初に宿った胎児は、既に9ヶ月目に入っている。
あと数ヶ月妊娠状態を保つとなると、妊娠15ヶ月目辺りに突入する計算になる。
生後半年の赤子であれば、平均で約7キロ、65センチ近くまで成長している。
胎内と胎外の成長過程の差異が分からないが、同様の成長を辿るとなると、カルティナが到底出産に耐えれない。
現代日本であれば帝王切開という手もあろうが、この世界にはそんなものは存在しないので、それも望めない。
リスクが大きすぎると御典医が反対すれば、他に方法はないだろうと魔術師たちは声を揃える。
結局議論が平行線のまま、一ヶ月の時が流れた。

38熊猫:2025/02/17(月) 11:48:27 ID:eAgUbYIg0
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当掲示板管理者の熊猫です。
直近書き込みである「2024/07/10」から約7ヶ月が経過しておりますが、
その後の投稿がない状態が続いております。
一週間後の02/24 24:00まで待ちます。
それまでに投稿がないようでしたら、「落ちた」ということで、過去スレに移動させていただきます。
(3行以上のストーリー的に何か進展があるような投稿のみとし、それに当たらない投稿はノーカンとします)

各位よろしくお願いします。

 くまねこ
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39名無しのごんべへ:2025/02/24(月) 23:43:36 ID:rebjaK/Y0
「ふぅ…ふぅ……」
カルティナのお腹ははち切れるかと思うばかりに大きくなってきた。
服は見事にパツンパツン、胎動も大分激しさを増し大分苦しそう。
中心の大きなおへそも見事にビンビンに貼りつめていた。
「だ、大丈夫か?」
「大丈夫大丈夫……あんっ…」


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