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辺境のエルフ姫と廃王子の新婚生活

1名無しのごんべへ:2016/04/25(月) 00:56:53 ID:hYKTDF.s0
ストーリー…エルフの姫が出産する物語です。

カルティナ…エルフの姫。196歳。両親は隠居をして、彼女がエルフの国を統治している。
サフィン…元王子だが、政敵に王子の資格を剥奪された。
辺境の地に飛ばされてカルティナと出会う。
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ここではないどこか違う世界で。
古来からエルフは森の民と言われていた。
エルフたちはそのプライドの高さからエルフとしか交配をしていなかった。
だが、それが近親交配に繋がり、出生率はかなり低くなる。
事態を重くみたエルフ族は、他種族との交配を模索していた。
だが、辺境の地に来る他種族はなかなか居らず、居ても出生率の増加にはなかなか繋がらなかった。
これは、そんな袋小路に入りつつ有った時代のお話……

2六道:2016/04/26(火) 00:54:23 ID:FSqIAMLs0
「はぁ…」
カルティナは今日何度目かのため息をついていた。
彼女の悩みは結婚相手だった。
彼女もエルフの姫、さらにエルフとしては年頃だ。結婚しなければならない。
だが、彼女に相手はいない。
近親交配を繰り返し出生率が低くなった今、エルフ族とは結婚するのはリスクが高い。
故に自ら率先して他種族と婚姻すべきなのだが、辺境の地にくる他種族は少ない。
「はぁ…」
故に彼女は、何度もため息をついていたのだ。
「家族、欲しいな…」
彼女の両親は隠居し他の地に移動している。
故に彼女は一人だった。
その寂しさは日に日に募っていく。
「そう言えば…」と彼女は呟く。
今日は、人間の国から人が来る、と聞いていた。
なんでも、王族だったのだが政敵に策をろうされ、貴族に落とされたらしい。
さらに、エルフの国へと人質のように渡されてくるそうだ。
「ひょっとしたら、私の夫になってくれるかも…」
そんな淡い期待を抱いたカルティナは、彼を迎えに行くことにしたのだった。

3舒龍:2016/07/25(月) 11:06:03 ID:2I1DTfis0
 サフィンという名の王子は、政敵に騙されて王子の資格を剥奪され、
エルフの国に人質として送られてくるらしい。
王女自らが出迎えなくてもいいじゃない。
と思ったが、もしサフィンがイケメンだったら、いの一番にアピールできるチャンスとも言える。
 門の前で待っていると、早馬らしき蹄の音が響く。
馬から素早く降り、臣下の礼をとる。
「エルフリーデ国第一王女のカルティナ殿でござるな? 間もなくサフィン殿下がお着き申す」
 馬から降りてきた初老の男性がそれだけ言うと、門のそばで控えてみせた。
どうやらサフィンは、王子の資格を剥奪された後も、部下には慕われているらしい。
また、部下にもきっちり礼節を教育しているようで、王子としての素質が垣間見える。
 しばらくして再び馬が近づく音がし、芦毛の馬に乗った男性がやってきた。
「サフィン殿下。長旅ご苦労様でした。こちらが、エルフリーデ国第一王女のカルティナ殿です」
「出迎えありがとうね。これからよろしく頼むよ」
 サフィンの第一声はカルティナの耳に届いてはいなかった。
陶器のような白い肌に、きらめく陽光のような金髪。整った顔立ち。
どのエルフにも勝るようなイケメンだったため、カルティナはフリーズしていた。

4六道:2016/07/25(月) 19:02:45 ID:9f3R7GS60
「どうしたんだい、エルフのお姫様。僕の顔に何かついているかい?」
「あ、いえ、その、余りにも見目が麗しくて…」
カルティナは思わずどぎまぎしていた。
「ははは。これでも王族では一番容姿は劣るのだがね。
それでもカルティナ殿に気に入って貰えたのなら嬉しいよ。」
「サフィン殿…」
「さてと、僕は何処で寝泊まりすれば良いのかな?
今日は旅の疲れを癒したいのだけれど。」
「あっ、すみません。サフィン殿の部屋はこちらです。」
そう言ってカルティナは、かつて両親が使っていた部屋へと向かうのだった。

5蓬莱:2016/08/09(火) 11:09:34 ID:V8GjN8G60
 エルフリーデ国のエルフは皆人間サイズのエルフだったので、人間のサフィンでも窮屈ではなかった。
決して豪華ではないが、整えられている家具を見てサフィンはため息を付いた。
「長旅でお疲れでしょうから、しばらくお休みください。馬にも水と飼葉をやっておきますので」
 カルティナは頭を下げ、退室しようとした。
「ありがとう。これからよろしくね」
 ニッコリと微笑まれ、またもやカルティナは顔を真っ赤にしてうつむいた。
「あ、そうそう。歓迎の宴の時間になったら、呼びに来ますわ。おつきの方も一緒にご参加ください」
 サフィン付きの部下も隣の部屋を充てがわれていた。
軽く頷くサフィンを見て、カルティナは顔を真っ赤にしたまま部屋を後にした。

 暗くなり、サフィンを歓迎する宴の準備は整った。
カルティナの両親も帰ってきていた。
すでに隠居しているといっても、まだカルティナに王位を譲ったわけではない。
王位継承者が結婚して、子を成してから継承するというルールがあるからだった。
カルティナは両親に首尾を報告した後、いそいそとサフィンを呼びに行った。

6六道:2016/08/10(水) 00:42:14 ID:qJFxaVjA0
コンコン。
サフィンにあてがった部屋をノックするカルティナ。
「はい、空いてるよ」
部屋の中から返事があったのを確認し、カルティナは部屋に入る。
「サフィン殿、歓迎の仕度が出来ました。」
「ん、そうかい?分かったよ。準備は出来ているからね。」
そう言ったサフィンの姿にカルティナは見とれていた。
パーティ用の礼服はきらびやかで美しい。
サフィンの容姿を引き立てていた。
再び顔を赤くしたカルティナは、サフィンの顔を見ずにサフィンと共に食堂へと向かうのだった。

7名無しのごんべへ:2016/08/30(火) 17:28:39 ID:DEJfooq60
 食堂には山のものを中心に、サフィンでも見たことがないような料理であふれていた。
気ぜわしく動く給仕役の動きを見れば、まだ運ばれていない料理はありそうだった。
カルティナに誘導され、国王と王妃に挨拶をするサフィン。
半分ほど白くなった顔の下半分すべて覆うような見事なひげをしごきながら国王は、娘をよろしく頼む。と頭を下げたのだった。
宴と言っても、身内ばかり。
堅苦しいことはなく、リラックスした雰囲気の中行われた。

「ふぅ〜。飲み過ぎたかな……」
 自室へと引き上げたサフィンは酔いを追いだそうとするかのように痛む頭を振った。
カルティナの父であり、実質国王を務める彼は、酒にも強かった。
同じペースで酒を飲まなければいけなかったサフィンは早々に酔いつぶれてしまったのだ。
「サフィン殿。大丈夫ですか?」
 扉の向こうには、まだ礼装を解いていないカルティナの姿があった。
「あぁ。少し、飲み過ぎたようだ」
 微笑みながらカルティナを見たサフィンは、驚きに目を見開いた。
先ほどと同じ礼装のはずなのに、カルティナがひどく色っぽく見えたのだ。
出されたワインと同じぐらいに染まった頬。より紅い唇。
自然に招き入れ、カルティナにキスしようと近づいていったサフィンだった。

8六道:2016/09/03(土) 00:07:49 ID:DRNGkkjM0
「サフィン殿…酔ってらっしゃるのですか?
私にキスしようなどと…」
カルティナはサフィンから逃れようとする。
その腕を無理矢理掴み、壁に押し付け、唇を奪う。
最初は抵抗していたカルティナだが、徐々に力が抜けていた。
「カルティナ殿…いや、カルティナ。僕は君に惚れてしまったのかもしれない。
今日は旅の疲れを癒すために休むけれど…
いずれは君と、子をなしたいと思っている。
構わないだろうか?」
サフィンはそう話しかけていた。
それは、カルティナへの事実上の婚約宣言だった。

9名無しのごんべへ:2016/10/16(日) 10:36:01 ID:10diYQJA0
「ええ……。もちろんですわ」
 カルティナにとって、拒否する理由などなかった。
唇を奪われたカルティナもまた、酒に酔ってしまったかのように真っ赤な顔になっていた。
すでに酔いつぶれてしまったため、すぐにでもというわけではなさそうだった。
サフィンの礼装を解くのを手伝い、ベッドに寝転がったのを見届けてから、カルティナも自室へと引き上げた。
自室へと帰っていくカルティナの頬は、酒をいってきも呑まなかったにもかかわらず、りんごのように真っ赤に染まったままだった。

「あぁ……。とうとうやって来たわ。私の王子様……」
 簡素な寝間着に着替え、ベットへと横たわったカルティナは、今日の出来事を回想していた。
今だ頬は熱を持ったようにカッカとしており、眠れそうにもない。
『カルティナ。僕は君に惚れてしまったのかもしれない』
 先程のサフィンの言葉が壊れたラジオのように繰り返し繰り返し、カルティナの頭の中で演奏され続けていた。
『君と、子をなしたいと思っている』
 まだ見たことないサフィンの細身ながらガッチリとした筋肉の鎧をまとった身体が目の前のスクリーンに大写しになる。
「あぁ……、サフィン……。愛してるわ。早く子をなしたい……」
 自然と肌触りの良い寝間着の下腹部を撫でさすっていた。
「早く……、はやく、ここへ……」
 そして下腹部を撫でさする手は、次第に下へと下がっていく。
「……んッ。くぅっ……、くぅぅんん……!」
 未だ誰のモノも受け入れたことない秘所に、カルティナの細い指が侵入していく。
苦しそうに眉をひそめたカルティナの細い指は次第にその動きが激しく、そして加速していく……。

10六道:2016/10/17(月) 02:13:51 ID:9I8Nj8VM0
くちゅり、ぐちゅぐちゅっ
指を入れた秘所から、直ぐに濡れたような音がする。
サフィンの体に抱かれることを想像しただけで、カルティナは感じ始めていた。
200年近く秘所に男を迎えたことのないカルティナは指だけで達しようとしていた。
枕で顔を抑え、嬌声が周りに響かないようにしつつ指を激しく動かす。

そして、ビクン、と身体を震わせ彼女は達したのだった。

達した後、息を整えながらカルティナは考える。
自慰をしたのはしばらくぶりだ。
帝王学と同じ頃に学んだ性教育がきっかけで、男の裸を想像しながら自慰をしていた。
だが、彼女は未だ王位を譲られてはいないが統治者である。
仕事や公務が忙しく、ここ十数年は自慰をしていない。
それが、久しぶりに年頃の男を目の前にし、さらにキスや婚約の宣言のようなものをされ、
子を成したいとまで言われ、歯止めが効かなくなったのだ。

「怖いですね…想像しただけでこんなに乱れてしまう…
もしも、彼に抱かれたら、激しく求めてしまうかも…」
不安になるが、その時はその時だと割り切る事にした。

そしてカルティナは、歓迎の式典などが終わって一段落した3日後をメドに、彼との始めての行為を成そうと考えるのだった。

11舒龍:2017/04/14(金) 09:27:09 ID:AJ8wIu8w0
 歓迎の式典なども終わったその二日後のこと。
広大な城を探検し尽くし、粗方把握したサフィンは、カルティナを呼び出していた。
王女として、また実質的に国を統べるものとして公務が忙しいカルティナは、夜が明けてからサフィンの部屋を訪れた。
カルティナも何もわからない子どもではなかった。これから起こるであろうことは容易に想像がついた。
そのせいかカルティナの頬は、歓迎の宴の夜のようにまるでりんごのように真っ赤だった。

「サフィン殿……? カルティナです」
 緊張して声が上ずるのが自分でもわかった。
「あぁ、待ちくたびれたよ。どうぞ入って」
 サフィンの声はいつもどおりで、若干軽い響きが感じられる。こういうことに慣れているのだろうか。
若干眉をひそめながら部屋へと足を踏み入れたカルティナは、目を丸くした。
さっき声が聞こえたはずのサフィンの姿がどこにもなかったのだ。
部屋の奥に存在感を放つベッドの方に歩み寄る。
「……きゃッ!」
 完全に油断していたカルティナは短い悲鳴を上げた。
いないと思っていたはずのサフィンはどこかに隠れていたらしい。
いつのまにか、どこからか現れたサフィンは、後ろからカルティナの尖った耳を甘噛したのだ。

12名無しのごんべへ:2017/04/15(土) 01:21:21 ID:40uwPZmQ0
「ふぁっ、な、なんですか、ちょっと、やめてくださ、あぁんっ!」
急に耳を甘噛みされたカルティナは、何かに感じたような声を上げる。

それもそのはず、エルフの耳は性感帯の一つなのだ。
サフィンはエルフと契りを交わした臣下から、酒の話として聞いていたのだ。
だが、カルティナは知らない。自身の耳が性感帯である事を。
性教育の本には、子を成す方法は書かれていたが、性行為についてはかかれていない。
オナニーについても、お忍びで訪れた娼婦の館にあった指南書で見たくらい。
性知識は、ほぼ無いに等しい状態だったのだ。

甘噛みされ、腰が抜けたのか、ヘナヘナと座りこむカルティナ。
「おっと…大丈夫かい?ベッドに寝かせてあげよう。」
そういうとサフィンはベッドの上に横たわらせた。

「サフィン様…私、こんなにはしたない女だったのでしょうか…
先ほど甘噛みされただけで、私のここがこんなに濡れてしまって…」

そういうとカルティナは下半身をたくし上げた。
ショーツが愛液で濡れ、手入れされた陰毛が薄く見える。
手入れされているのは、おそらく娼婦の館にあった指南書で男性と性行為するときのマナーのようなもので見たのだろう。
サフィンはその下半身に興奮し、ズボンを膨らませる。

「大丈夫、はしたないなんて思わないよ。
もっと感じて、僕の子供を孕んで欲しい…」
サフィンはそう語りかけると、唇を重ねながらカルティナの豊満な胸を揉み始めるのだった。

13熊猫:2017/12/19(火) 16:00:58 ID:PBQiVxeU0

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当掲示板管理者の熊猫です。
直近書き込みである「2017/04/15」から8ヶ月以上が経過しておりますが、
その後の投稿がない状態が続いております。
また、未だに具体的な妊娠・出産シーンが出てきておりません。
一週間後の12/26 0:00まで待ちます。

妊娠・出産シーンが出てこないようであれば、当掲示板の趣旨に反するということで、
この小説は削除させて頂きます。

各位よろしくお願いします。

 くまねこ
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14名無しのごんべへ:2017/12/25(月) 23:17:24 ID:WJ1iOuZ.0
「くぅ……。んはぁあん! あっ! あぁぅうんん!」
 サフィンの手がカルティナの柔らかい胸を揉みしだくたび、早くも歓喜の声を上げていた。
少し体を起こし、胸から手離すサフィン。
物足りないとばかりに、耳まで真っ赤に染まったカルティナが見つめ返してくる。
その顔を愛しいと思ったサフィンは優しく微笑んでから、頭を下げ、ピンク色の乳首を口に含んだ。
「……ひゃぅううんん! ひゃぁあ〜! あっ! そこっ!」
 カルティナの声が一段と高くなり、イヤイヤをするように身を捩った。
しかし、身体は正直なもので、無意識にもっと気持ちよくなる場所を探しているカルティナだった。

15名無しのごんべへ:2017/12/25(月) 23:19:04 ID:8HPNkydQ0
「あっ…ひゃあんっ…」
更に、サフィンはもう片方の手で、カルティナの下半身を撫で回し、クチュクチュとかきだす。
すると、しばらくしてそれがよほど効いたのか、身体を大きくはねあげ、
「イクッ、イッ、イクうっ…ひゃあんつ!」
カルティナはだいぶイッてしまったようだ。

16名無しのごんべへ:2017/12/25(月) 23:22:43 ID:8HPNkydQ0
すみません、投稿中割り込まれたようですが、この繋ぎで大丈夫なんですか?

17名無しのごんべへ:2017/12/26(火) 22:29:34 ID:PC5pMDSA0
そしてサフィンは準備を終え、カルティナのショーツを下ろし、後ろから突き入れた。
「(サフィン様…私もう…)」
カルティナはサフィンと一つになっていた。
「はぁっ…あぁっ、んっ、あぅんんん……」
口から歓喜の声が漏れ、次第に腰が動くスピードが早くなってきた。
そして、とうとう……

およそ3ヶ月後、カルティナは突然の吐き気に襲われていた。
そのためか食欲不振な日々が続いていたようである。
それもそのはず、カルティナは妊娠していたのである。


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