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破滅の妖精(フェアリー)と不幸を呼ぶ不死身の傭兵

1名無しのごんべへ:2015/05/13(水) 13:15:08 ID:a7dmZX3w0
これはこの世界とは違う世界でのお話-

昔有るところに一人の妖精が飼われていました。
彼女の名前はフェリシア。その世界では「幸福」を表す名前です。
しかし、その名前とは裏腹に、彼女は「破滅」を呼ぶ妖精として名前が知られていました。

まず、彼女の生い立ちからして不幸でした。
母親は産後の肥立ちが悪く、すぐに亡くなってしまい、父親も若くして流行り病で亡くしてしまいました。
そして、商人に売られることになります。
この世界では妖精は貴族の観賞用として、また、兵士を護る御守りとしても重宝されていました。
しかし、フェリシアの持ち主となった貴族は破産や失脚の憂き目に合い、
兵士は部隊が壊滅したり戦死する事が多かったのです。

それで付けられた名前が「破滅の妖精」。路地裏で安値で売られることになります。
それでも買い手が付かない日が長く続きました。
その間も「破滅の妖精」と呼ばれ続けたため、彼女は心を閉ざしてしまいます。

そんなある日、一人の傭兵が路地裏にやって来ました。
「フェリシア…『破滅の妖精』ってのはどいつだ?」
傷だらけの、片目を怪我して見えなくなったような傭兵が、フェリシアの前に現れました。
「こいつだよ。買うつもりならただでやってもいい。こいつだけは買い手が付かないんでな。」
商人がそんな言葉を口にします。
フェリシアは冷たい目で黙っていました。
「おう、じゃあ貰っていくぜ。俺の名前はヴァリス。よろしくな。」
ヴァリスの言葉にも冷たい目を向けるフェリシア。
しかし、この出会いがフェリシアの、ヴァリスの運命を変えていくことになるのです-

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フェリシアがヴァリスの子供を産むお話です。
基本的にはキャラの会話以外は昔話風の語り口にしたいです。

フェリシア 「破滅の妖精」と呼ばれ続け、心を閉ざす女性。
体長的には手のひらサイズをイメージしてください。

ヴァリス 「不幸を呼ぶ不死身の男」と呼ばれる傭兵。
彼のいる部隊はなぜか壊滅するか解散するらしい。
フェリシアを買った理由は不幸と不幸が重なれば幸せが来るのではないかというゲン担ぎ。

2六道:2015/05/14(木) 08:39:13 ID:p1tPYi320
数日後。
部隊に従軍する、ヴァリスとフェリシアがいました。
ヴァリスを睨むような目をする兵隊や傭兵もいます。
そんなヴァリスに、フェリシアは訊ねていました。
「…なんで、私を買ったの…」
その目は冷めていながら戸惑っているようでした。
「なーに。俺も『不幸を呼ぶ傭兵』として有名だからな。
不幸なやつに破滅の妖精が加わればマイナスとマイナスが打ち消しあって
プラスになるんじゃないか、なんてな。」
「そんな理由で…」
フェリシアは無表情でそう呟いていました。
「硬いなあ、フェリシアちゃん。ほら、笑顔笑顔。笑顔は幸せを呼ぶんだぜ?」
ヴァリスはニコニコしながら語ります。
フェリシアは苦笑いした後ぎこちない笑みを浮かべていました。

3七海:2015/05/14(木) 22:04:18 ID:MxlIibX.0
そして、ヴァリスは戦場に向かいました。
フェリシアも傍らに付いています。
ヴァリスは最前線で単騎で突撃していきます。
フェリシアはハラハラしながら見ていました。ヴァリスが死なないか、不安になっています。

ですが、ヴァリスは怪我ひとつしませんでした。
所属していた部隊は壊滅的な打撃を受けましたが、ヴァリスは生き残り戻ったのです。
そして敵にも打撃を与えていました。
王様から褒美を貰いつつも、冷ややかな目で見られるヴァリスとフェリシア。
フェリシアは冷めた目でそれを見ていました。
「また、私のせいで部隊は壊滅した…私は、やっぱり破滅の妖精なんだ…」
褒美を貰った帰りに、フェリシアは呟きます。
「いや、フェリシアは幸運の妖精だ。
部隊の壊滅は俺の責任。フェリシアは悪くないぜ。
なんせ、俺は今回の戦闘で傷ひとつついてないからな。
これはフェリシアのお陰だぜ?」
ヴァリスはそうフェリシアに語りかけます。
その、優しい言葉に、フェリシアは氷のように冷たい心が暖かくなるのを感じました。

4名無しのごんべへ:2015/05/15(金) 22:25:08 ID:6w0y6UPM0
その後も二人は戦場を駆けていきます。
フェリシアと一緒になってからヴァリスには傷ひとつつかなくなりました。
相変わらず部隊は壊滅したり、停戦協定で解散することになりますが、ヴァリスは気にしていないようでした。
そんなヴァリスの明るさに、少しずつフェリシアにも笑顔が見え始めていたのです。

そんなある日、事件は起こります。
戦場でフェリシアを庇った結果、ヴァリスが大怪我することになったのです。
医療用のテントに運ばれ、うなされるヴァリス。
フェリシアは小さい体ながら甲斐甲斐しく世話をしたのです。

その結果、ヴァリスは一命をとりとめました。
しかし、その代償は大きく、左腕が動かなくなったのです。
このままではヴァリスは傭兵を続けられません。
幸い、これまでの蓄えがあったので、それを元手に傭兵ギルドを故郷で作ることにしました。

これは、その故郷までの道程のお話です-

ある夜、野宿をしながらヴァリスは星を眺めていました。
フェリシアも傍らに寄り添っています。
「ごめんなさい…私を庇ったせいで…やっぱり私は、破滅の…」
「そんなことはないぜ、フェリシア。俺が怪我をしたのは不注意からだ。
それに、命があるだけマシ。やっぱりお前は俺にとって幸運の女神だぜ。」
優しい言葉に涙するフェリシア。
そして、おもむろに服を脱ぎはじめたのです。
「ななな、なんだいきなり、フェリシア!」
ヴァリスも動揺を隠せません。
「私にはなにもできないから…これくらいしか、出来ることはなくて…ヴァリスも、たまっているでしょう?」
そう言ってフェリシアは、ヴァリスのイチモツを全身で愛撫しはじめたのです。

5名無しのごんべへ:2015/06/08(月) 07:01:31 ID:L/zioM620
 フェリシアは、自分の背たけよりも大きなヴァリスのイチモツを、全身を使って愛撫していきます。
最初は驚いていたヴァリスも、次第に興奮していきました。
 しばらく経った頃、
「ウッ……。フェリシア、離れて! 出る!」
 ヴァリスが苦しそうに呻きました。
ここで出せば、フェリシアは精液まみれになってしまう。
彼女をそこまで汚す気はないし、手のひらサイズのフェリシアは溺れてしまうかもしれない。
そう危惧したヴァリスでしたが、フェリシアとて、性に関する知識はあまりありませんでした。
キョトンと小首を傾げ、何が出るのかヴァリスに聞こうとしたその時、頭上からヨーグルトのような、白濁液が降り注ぎました。
「フェリシア!」
 白濁液の威力に負け、だんだんと落ちていくフェリシアに、とっさに両手を出します。
ヴァリスの両手に収まったフェリシアは、驚きに小さな目を見開き、少し具合が悪そうでした。
まるで風邪にかかったかのように、顔には赤みがさし、息も荒かったのです。
 その瞬間、
フェリシアの身体が光りに包まれたかと思うと、少し離れたところに飛んでいきました。
思わず光の眩しさに目をぎゅっとつぶったヴァリスでしたが、光がやみ、目を開けると、フェリシアの姿はどこにもありませんでした。
「フェリシア……!」
「ヴァリス……」
 目の前には、一人の美少女が立っていました。
ヴァリスの名を呼ぶその美少女は、どこかフェリシアの面影を宿していました。
「フェリシア……なのか?」
 半信半疑で呼びかけるヴァリスに、美少女はうなずきます。
ヴァリスの胸ほどの背たけを持ち、淡いピンク色の髪は背中まで流れ、
スッと通った鼻筋に、黄金色の瞳。
そして、肩に緑色の端切れをまとっただけの姿は、豊満なバストや雪のように真白い肌を隠せてはいませんでした。
 歩み寄ろうとした美少女、いや、フェリシアは、数歩歩いたところで、フラつき、身体がかしいでいきました。
ヴァリスは、とっさに身体を入れ、フェリシアを受け止めます。胸が当たる柔らかい感触と、甘く上品な香りにクラクラします。
我慢ができなくなったヴァリスは、そのままフェリシアを押し倒しました。


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