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【イベントC】永劫を超越せし異能都市【LV5】

1名も無き異能都市住民:2014/08/31(日) 00:34:34 ID:6j0R4hiw0
<<ルールとか>>
・ここは、各スレでなんらかのイベント・クエスト・戦闘が発生した場合に使います。
・雑談も可能ですが、日常の範囲で済むかどうかは各自で判断してください。
・クエストスレはA・B・Cの3つがあります。開いている場所ならどこでも使って構いません。
・逆に、使用中の場合は混乱の元になりますので、同じクエストスレで2つのクエストを進行させることはやめてください。
・クエストで使われている場所を、クエスト以外のスレで使うことは『構いません』。
 時間軸が異なる・平行世界である、など解釈は自由です。
・またクエストスレと他のなりきりスレに、同時に現れることは『構いません』。
 ただしそれによって起こり得る弊害は自力でなんとかしてください。
・GM役をあらかじめ決めておくとスムースにことが運ぶかもしれません。
・識別をしやすくするために、トリップをつけると幸せになれるかも。

前スレ
【イベントC】惑い集うは異能都市の宴【四軒目】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12841/1330010239/

2防人鶫 ◆My6NsjkSfM:2014/12/30(火) 22:55:13 ID:cPpBiNT20
前スレ>>1000
【そのまま探偵事務所に送られた時にはすでに鶫は意識を失っていた】
【治療すればまた話を聞くことはできそうであるが…】

3ゼオラ&アルビノ:2015/05/08(金) 22:58:25 ID:.c.CGMyw0
――――???


普段、生活している都市から隔絶された空間。
歪みとは隔絶されていながらも、かすかな繋がりを持った場所。

都市の作る固く灰色の地面、造形物によって遮られた空。
そういった場所から隔絶されたココは、やはりいつもと変わらぬ風景だった。
青い空には雲一つなく、頬を撫でる程度の風が吹けば足元の草木が揺れる。
真反対の要素ばかりで構成された景色の中にある唯一の造形物が、この空間の中心ともいえる黒い洋館で。

ここにたどり着くには、歪みに巻き込まれた偶然か、所有者による必然。
後者によって招かれた上弦は、自然と最上階の部屋へと足を運ぶだろう。
「……やぁ、待っていたよ」
ゼオラの部屋。
最上階だというのに、彼女たちはいつもここに集まっていて。
良く知る漆黒のゴスロリ少女と、黒いドレスを着た女性はテーブルを挟んだ椅子に腰かけていて。
そして唯一、黒以外の色―――純白―――に身を包んだ真紅の双眸を持つ人間が上弦の正面を向いて出迎えた。

4上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2015/05/08(金) 23:36:57 ID:UQkmW0gQ0
>>3
いつ来てもここは不思議な場所だ・・・
そんな事を考えながら幻想的でどこか懐かしい風景を歩き、黒い館にたどり着く人物
身長190cm前後の男は白いコートに身を包み、ダークブラウンのアスコットスカーフを巻いている
まるでどこかの貴族のような出で立ちだが、男は”錬金術士”である
ミントグリーンというの珍しい髪色だが、その髪色や貴族のような服装それら全てを上回る特徴が男にはあった
両目と片頬を覆うベネツィアンマスクを連想させるような豪華な意匠が施された仮面を付けているのだ

そんな男が黒い館を訪ねたのは招待されたからだ、この館に存在する少女は男にとって特別な存在、なので招待されれば訪ねるのが必然である
館に足を踏み入れ、最上階へと到る
男は仮面に隠れる瞳で周りを見回す、少女達の姿を確認し自分を館に招いた人物の挨拶に返すように

「ご招待ありがとう」

そう言って、胸に手を当てながら頭を下げた

5ゼオラ&アルビノ:2015/05/09(土) 00:01:50 ID:.c.CGMyw0
>>4
小さく、笑顔を込めて、動かずに。上弦の来訪に三様の反応が返ってくる。
左右に構える黒い少女達が会話を苦手とするのも良く知っているだろう。
自然と正面に構える純白の少女が会話に回るハメになる。
「よく来てくれたね、キミに大事な話があるんだ。
 正確には誰だっていいが……キミが適任だと思えてね」
ただ、今回に限っては呼びつけたのもこの少女だ。
目の前の双眸の持ち主は上弦の娘とそう変わらない年齢の筈だが、その目つき、声は落ち着きに満ちていて。
静かであるがよく通る、そんな声で告げる言葉は、仮面の奥の彼そのものへ届けようとしていた。
「さて、早速だが本題に入ろう。
 それも簡潔に言おう―――そこのゼオラが消えるとしたら、キミはどうする?」
彼女の左手。真紅のグローブに包まれた手が指し示すのは、椅子に腰かけて動かないまのゼオラ。

6上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2015/05/09(土) 00:25:39 ID:UQkmW0gQ0
>>5
三人の顔を見て男の口元には少しだけ笑みが浮かぶが、白い少女の真剣な声色にすぐに真面目な表情に戻す

「話・・・?」

一体何の話だろうか、そんな事を考えるがすぐに白い少女から言葉が返ってくる
ゼオラが消える、そう言ったのか?男はゼオラという存在にはとても強い想いを寄せているが・・・

「それはどういう意味かな?」

いや、男は少し考える
同じ時空に年齢は違うとはいえ同じ存在が存在することの意味と結果を
しかし、どうしたものだろうか・・・

「”何者かが彼女に害を及ぼすなら”私は彼女をどんな手を使ってでも護ろうとするだろう・・・
しかし消えるとは一体・・・すまないが詳しく聞かせてもらえるかな?」

白い少女の真意がわからず、男は質問を返す
しかしその姿に先ほどまでの柔らかさはなく、先ほどとは全く異質の錬金術士と言う存在ががそこに立っていた

7ゼオラ&アルビノ:2015/05/09(土) 00:39:35 ID:.c.CGMyw0
>>6
「フフ、少し話を急ぎすぎたかな」
疑問を浮かべる表情に笑って返し。
「では改めて。と言っても難しい話じゃないんだ。
 ……彼女が、この小さなゼオラの未来の姿だという話は聞いたね?
 可能性の一つ。闇に飲まれ、光を完全に失ってしまった未来の話だと」
今度は彼女から見て右手に居る、寡黙な少女に目を落とし。
「その可能性の一つ、その未来が、とある事象により『あり得ないことが確定してしまったら』。
 ここにいる彼女の存在は否定される。無かったことになれば当然、消えてしまう。という訳さ」
男のように仮面を身に着けている訳でもないし、衣装が煌びやかなわけでもない。
けれども、少女の口調、表情は全て芝居掛かったような口調で展開されていく。

8上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2015/05/09(土) 01:08:58 ID:UQkmW0gQ0
>>7
「・・・・・・」

チラリと小さなゼオラと未来のゼオラを交互に見る
そして白い少女を仮面奥の瞳で捕らえ

「なるほど・・・続けてくれ」

どうにも少女の目的がわからない、わざわざ自分を呼び出し、二人のゼオラの前でその話をする意味
確かに、小さなゼオラを闇に飲み込ませる訳にはいかない。
しかし、未来のゼオラがこのまま消えることをよしとすれば今まで光を失ってもなお彼女が生きてきた事を全て否定することになる。
それは自分には出来ないと男はわかっていた、だから最後まで純白の少女の話を聞く
この娘はただ自分を悩ませるためにここに招待したのだろうか?芝居がかった仕草を見てその可能性もあると考える。

「まだ私は、彼女を助けるという考えでいるよ
 君は私に何をして欲しいんだ?ただ消えたらどうするという答えが聞きたいわけじゃないのだろう?」

9ゼオラ&アルビノ:2015/05/09(土) 01:33:23 ID:.c.CGMyw0
>>8
「キミの心配は無用だよ。キミのその決意があればね。
 今もこうして二人が一緒に居られているんだ。障害さえ取り除けば今までと同じように暮らせるさ」
クス、クス、と相変わらず、嘲笑うかのような笑みを零す。
「キミが焦るのが解る。恐れるのも解る。
 何故ならば僕が明確に答えを示さないから、だね?
 キミの手が及ばないまま、ただ眺めて居ろ、そんな話をする為に呼んだわけじゃないよ、安心してくれ。
 僕の聞きたい答えは聞けた。つまり、キミにその障害を取り除く役割をお願いしたくてね。こればかりは僕にはできないのさ」

「その障害……具体的には人だがね。それを取り除くということは……解るね?」
白く華奢な右手で少女のゼオラを撫でながら。
受け入れた側は頭上の手をそのままに、手元のカップに口をつけて中身を啜る。

10上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2015/05/09(土) 22:44:24 ID:UQkmW0gQ0
>>9
この娘はよくわからない、なんとも掴みづらい存在だ
しかし、ゼオラたちに害を及ぼす存在ではないようだ・・・
男はともすれば失礼にあたる白い少女の態度には気にも留めない
しかし少女の発言にはとても興味を持った

「君が楽しそうなのは些か疑問だが・・・つまり私はその障害となる人物をなんとかすれば良い訳か・・・
 もちろん、問題を取り除くのに尽力するのはやぶさかではないが・・・私は殺し屋ではないぞ?」

この男は自ら人を傷つける存在ではない、あくまでもゼオラの為・・・

11ゼオラ&アルビノ:2015/05/10(日) 21:08:34 ID:.c.CGMyw0
>>10
「楽しそうに見えるかい?
 野蛮に思われたいつもりなんて無いんだけどね」
尋ねはしたが、少女は笑顔を浮かべていて。
撫でられている黒の少女とは対照的に、表情は豊かだ。

「それは解っているさ。
 ただふざけたいだけに見えるがその実高名な錬金術師。
 キミと会う前にも名前を聞いたことはあってね。形振りには驚いたものだが……尊敬はしているよ」
ふぅ。と一呼吸おいて。
「話が逸れたね。
 単純な人殺しならゼオラのが適任だ、そうだろう?
 そうじゃいかない訳があるのさ……そして、だからキミが呼ばれた」

12上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2015/05/11(月) 23:37:51 ID:UQkmW0gQ0
>>11
「野蛮とは思わないさ、私にはその子達が君にとても懐いている様に見えるからね」

黒い少女達の表情が乏しいせいか、白い少女の表情・仕草が際立って豊かに見える。
そう男は思いながら三人を見ていた。

「ただマナ達が頑張ってくれてるだけさ、私を尊敬するなら・・・マナ達にお菓子でもプレゼントしてやってくれ。
 あの子達はお菓子が大好きなんだ。アメかチョコがいい・・・仕事中にパクパク食べて困るんだけどね」

照れ隠しか、男は自分に仕えるマナ達を褒めて欲しいと話す。
しかし、満更でもなさそうである。
白い少女が話を再開すると男は納得したように頷き

「・・・それなら私も心置きなく協力させてもらおう。ゼオラの為だ、全力を尽くそうじゃないか。
 では、その相手の話など・・・聞かせてもらおうか?」

13ゼオラ&アルビノ:2015/05/12(火) 12:55:21 ID:VRIZZRkc0
>>12
「それはどうも。
 彼女達とは不思議と……そう、不思議と気が合うんだ」
そこでも浮かべるのはやはり笑み。
緩んだ真紅の双眸は手元の少女へと向き、撫でる手つきは柔らかくなっていく。

「それも考えておくよ。お菓子作りは趣味なんだ。
 ……さて、協力してくれるというのなら、頼んだよ」
ゼオラから手を離すと席を立つ。
部屋の出口を目指し足を運び、上弦の隣に並んだところで立ち止まり。
「じゃあ、外で待っているよ。殺してくれ」
と、微笑み混じりに肩を叩いて部屋を後にした。

残された少女は一度、上弦と目線を合わせると同じように出ていこうとする。
沈黙に徹していたドレスの……消え行くだろう彼女は未だにそのままで。

14上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2015/05/12(火) 19:59:40 ID:UQkmW0gQ0
>>13
「だから殺しは・・・行ってしまったか」

部屋を出て行く少女に一言言おうと思ったが少し遅かったようだ
男はやれやれと息を吐きながら襟を整える
整え終えると振り返り、二人を見つめ

「私に何かして欲しいことはあるかな?」

外に出る前に、二人に近づきそう尋ねる

15ゼオラ&アルビノ:2015/05/12(火) 20:32:41 ID:.c.CGMyw0
>>14
「……別に」
漆黒の少女は男の横を抜け、純白の少女と同じように部屋を出ていこうとする。
ふと、足を止めて、振り返ると小さく手招きをする。
漆黒のゼオラは重い腰を上げると、窓脇に置かれた椅子に座り、外を眺めていた。

16上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2015/05/12(火) 20:50:05 ID:UQkmW0gQ0
>>15
「そうか・・・」

相変わらずだと声に出さずに心の中で呟く
苦笑いを浮かべながら手招きをする少女に今行くと答え、もう一度振り返り
ドレスを着た少女に軽く手を挙げて声をかける

「じゃ、言ってくる」

わざとらしいアクションと共に踵を返し部屋から出て行く
歩いてる最中に一度だけ両手をパチンと叩き合わせ、手を揉み合わせる

「あの子は私がおふざけ好きだと言っていたが・・・最近はカッコイイ男を目指してるからな・・・
 惚れるなよぉ?」

などと独り言を言うが、結局ふざけてるように見えてしまうのがこの男であった

17ゼオラ&アルビノ:2015/05/12(火) 22:01:44 ID:.c.CGMyw0
>>16
上弦の言葉に返答はなく、音、気配、共になく。。
まるで一人でいるときと同じ―――消えてしまっても同じだと言わんばかり。

「……そう?」
やってきた上弦を眺め、じっと、金の瞳で見つめ……何事もなかったかのように背けていく。
「がんばって」
とだけ。

館の外は相変わらずの快晴で。
頬を撫でる風は心地よく、足元では草木が擦れる音。
視線の先には純白の少女が準備運動をしていて、目が合うとゆっくりと歩み寄ってきた。
「では、手筈通り。よろしく頼むよ」

18上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2015/05/12(火) 22:23:56 ID:UQkmW0gQ0
>>17
この子に言われたなら頑張らなくては・・・などと思いながら意気揚々と外に出る
しかし、はっきりと言われた訳ではないので相手は誰なのか・・・大体予想はつくのだが・・・

「いやぁ、相変わらずいい天気だな、ここはいい場所だ・・・」

外に出て空を見上げると雲ひとつない空を見上げ呟く
草原などは男の好きなロケーションの一つだ。
両腕を広げて風を感じたり、地面に手を付けて足元に広がる草や土を楽しそうに撫でる

「素敵な場所だ・・・君もそう思うだろ?」

一通り環境を楽しんだ男は白い少女に向き直りながら、仮面で隠れた眼を細める

「さぁて、じゃあ私は誰を相手にするのかな?」

わざとらしい仕草で3歩前に進むと仁王立ちのまま少女に向き合う

19ゼオラ&アルビノ:2015/05/12(火) 23:16:12 ID:.c.CGMyw0
>>18
「あぁ、いい場所だ。
 しかし……ゼオラの思い通りに作ったと考えれば、この景色も興味の対象にならないかい?」
口元に手を当てて考え込む素振りを見せつつも、視線だけは様子を伺うように向けられていて。
仮面の奥すらも見透かしそうな瞳、その真意は仮面が無くとも見え辛くて。

「さて、そろそろキミも察しがついただろう?」
上弦が追った頃には準備運動をしていた少女。
目線が合うと不適な笑みを浮かべ手を伸ばした。
「さぁ、キミの準備が良ければ始めよう」

20上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2015/05/13(水) 00:07:41 ID:UQkmW0gQ0
>>19
確かに、いつも無口なあの子が作った空間だと考えると別の印象を抱く
あの子はどうしてこのような空間を創造したのだろうか・・・

「ふふ、今度聞いてみるか・・・」

そんな事を考えながら笑みをこぼし、改めてこの景色を見渡し、白い少女に向き直る
手を伸ばしてくる少女をみて男は自分を手を差し伸べ

「そうだな、始めるか・・・開戦前の握手なんてどうだい?」

そういう男は隙だらけで、仮面で隠れて表情は判断しづらいが、口元には笑みを浮かべていて

21アルビノ:2015/05/13(水) 00:55:44 ID:.c.CGMyw0
>>20
「握手、か。キミは呑気なものだね。
 つまり、これ以上、尋ねることは無いということだね?」
握手に応じ、差し出された手を握り返しながらも再度確認をして。
「さて、ただ黙って殺される……そんなつもりは無いよ」
握手も程々に背を向けて距離を離していく。
まっすぐに歩いていくその姿は正に無警戒、隙だらけに見えた。

振り返ると彼女の中で特徴的な左手を伸ばして向ける。
アルビノ、全身を白に覆われ、衣服までを好んで白に染める彼女の唯一身に着けた赤。左手のグローブだ。
「本気さ」
その手を握ると同時、拳から炎が噴き出して。

22上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2015/05/13(水) 10:00:09 ID:UQkmW0gQ0
>>21
「ふふふ、どうなんだろうな・・・これが私のいい所なんじゃないかな?
 なぁに、何故君を倒さねばならないか・・・それは今からゆっくり聞かせてもらうよ」

握手の際、男は何も仕掛けてくる様子もなく、ただ口に笑みを浮かべていた
少女が戦闘態勢を取るまで男は握手した場所から一歩も動かなかった
だが、少女が拳から炎を生み出すと同時に男の前に大きな土の壁が現れる
その壁は地面から生えてきたようで、男の能力『源素還元』の仕業だ
源素 とは 元素 と違い世界中に溢れるマナの力の事を意味する
マナと言う言葉には広い意味があり、例えば魔力、例えば自然、そして自然界に棲む精霊のことをマナと呼ぶ
男はもともとマナを理解し、使役するのではなく 協力 してもらう形で錬金術の力の源としていた
本来、この能力は物質を分解し魔力の元としてストックし、錬金術のアイテムを瞬時に作り出す為のものだ
これを行うには一度手を触れ、精密な源素の量や構成を理解する必要がある
それを男は応用し分解・再構成を行うことにより、瞬時に物質を変形させることを得意技としていた。
男は生来マナの精霊に好かれる性質なこともあり、この能力に関しては他の追随を許さない

「さて、見たところ君は接近戦・肉弾戦が得意だと見た・・・
 私はそういうのは最近めっきり駄目になってしまってね・・・ここは距離を置かせてもらうよ」

土の壁で姿を隠した男の声が聞こえる
壁の向こうで男は歩き出し、土の壁もそれに追従する形で伸びていく

23アルビノ:2015/05/13(水) 12:56:33 ID:xHa3uu4Y0
>>22
「倒すんじゃない、殺すんだ。
 そして殺しに来るということは、逆もまた。だよ」
相手を省みない、見下して諭すような口調。
さらにはクスクスと、それを楽しげにしているかのような笑い声も聞こえてきて。

「ほぅ、壁か。
 確かに、物理的に強固な壁というのは鬼門だよ」
壁越しに声が聞こえてくるだけで、何か事を起こしているような雰囲気はない。
声のトーンは相変わらずで、壁に阻まれることすらを楽しんでいる様子すら。
「では、キミはどう手を出してくれるのかな?」

24上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2015/05/13(水) 23:18:25 ID:UQkmW0gQ0
>>23
「ははははは!何故君を殺さねばゼオラが消えてしまうのか分からないからね
 あの子に応援されてしまった身としては確実に君に勝利して見せるが・・・ただ殺せ殺せと言われてもなぁ」

私は知りたがりなのだ、と男は壁の向こうから少女に言葉を投げかけ
男は少女の挑発に少しだっけ乗ることにした

「さぁて、壁さえあれば私は安全だからなぁ・・・こういう攻撃も出来るんだよ」

男は手を軽く・・・とは言っても空に向かって何かを投げるような動きで振り抜く
放物線を描きながら空から現れるのは液体の入った複数の試験管
それぞれ赤・青・緑・黄と色とりどりだ、それらは地面に落ちて割れると、炎・冷気・風の刃・岩の弾丸とそれぞれ爆発する
本来お互いが打ち消し合ってもおかしくない状況だが、それらより一歩早く・・・地面に落ちて炸裂したラメを溶かしたような透明な液体が打ち消し合うのを防ぐ

「私は体力がないのでね・・・ゆっくりとチマチマ行かせてもらうよ」

25アルビノ:2015/05/13(水) 23:39:51 ID:.c.CGMyw0
>>24
「フフ、待っていれば全て解るだろうだなんて思ってないよね。
 さぁ、考えろ、導き出してくれ、キミなりの結論を聞かせておくれよ!」

「そんな攻撃じゃ、何時まで経っても殺せはしない。
 忘れでもしたのかな、僕が殺せなければ何れ彼女が消えるんだ。
 僕だって死にたがりじゃないんだよ。無理は慎むさ」
壁の向こうは見えないが、彼女の言葉からは危機を感じない。
ただ少しだけ熱の籠るようになった口は饒舌さを増し畳み掛けてくるだけ。
「しかしねぇ、見覚えのある攻撃だ。
 そうか、キミはこういうのが得意なのだね、だったら今度教えてほしい」
嘲るような気概すら見えてきて。

26上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2015/05/14(木) 00:00:16 ID:UQkmW0gQ0
>>25
「全く・・・私の周りの人はいつも答えを教えてくれないな
 その度に自分で考えさせられるが・・・必死に考えた答えが間違ってたら怖いよな」

男は試験管を投下してからも止まらずに歩き続ける、壁も追従して作られ続け
結局は自分には一撃必殺の技は存在しない、なのでどうするべきか・・・男は歩きながら考える
幸い少女は壁の向こう側、自分を挑発するだけのようだ
それが相手の作戦なのかはわからないが、相手がどう出るにせよ、ダメージを与える方法を考えなければ

「武器も防具も全てアウテリートにあげてしまったからなぁ・・・
 いくら娘が可愛いとは言え・・・こういうときに困るなぁ・・・」

まぁ、自分が持っていてももう使えないが・・・と男はこぼす
とにかくは時間を稼ごう・・・

27アルビノ:2015/05/14(木) 00:47:14 ID:.c.CGMyw0
>>26
「僕も知らないなんて野暮じゃないんだ。
 キミの答えが合っているかどうか聞いてあげよう」

壁の向こうの様子は伺うことも知ることもできない。
純白の少女が何を考え、何を成そうとしているのかは、全てが秘密に包まれていて。

「正解だったら、終わりにしよう。
 それと、そうだ―――――すぐそっちに行くよ」

それを察する暇もなく、壁を越えて現れてきた。
純白の駆る白銀、機械の鷹が雄々しく翼を広げて空を舞っていた。
上空から見下ろす真紅と目が合えば、やはり彼女は笑っていて。
次の瞬間、急降下。真紅の左手には開戦の口火が滾る。

28上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2015/05/14(木) 01:33:00 ID:UQkmW0gQ0
>>27
「いやいや、まだ考え中だよ・・・あの子と君はどんな関係なんだろうね」

歩きながらそう答え、仮面をコツコツと指先で叩く
ヒントとかないのかな?そんな事を言いながら男は空を見上げる

「おお?それは鳥型のオートマタか?
 その素早さ・・・今からじゃ回避が間に合わないな」

少女と目が合う、笑みを浮かべる少女を男は急降下の直前まで何もせず見ていて
そういえば私は戦闘はとても久しぶりだ・・・最後に戦いを行ったのはいつだったか・・・
自分はどこまでの攻撃に耐えられるのか・・・

「そうだ、それ・・・私も出来るぞ」

そう言った男が掲げる手には丸過ぎると言っていいほどの硝子玉が乗っていた
男がそれを握り砕くと一瞬液体がこぼれたかと思うとその液体は見る見る形を変えていき
真っ青な焔となって男の拳を包み込む

「一回だけ、君と真正面からぶつかってみよう・・・
 一回だけだ・・・体が持たないからね」

そう言った瞬間、男の体がノーモーションで浮き上がり少女と鷹に飛んでいく
男は自分の真下に壁を突き出させ、飛んだのだった
青い焔を纏った右手で男は拳底を繰り出し、少女に挑む

29アルビノ:2015/05/14(木) 23:24:22 ID:.c.CGMyw0
>>28
「考えるだけで勿体ぶるなんてイヤだよ?
 答えだけだなんて言わないで、全てを僕に教えてくれ。
 キミという人間が見たいし、僕も見てほしい。キミと共有したいんだ僕の想いを!」
紡ぐ言葉はリズムよく。楽しげなだけに弾んでいて。
それに呼応してか左手を包む炎はより盛り揺らめかせる程で。

「避けられないなら……ってことかい?
 フフッ、だけどね、正面衝突はお断りだよ」
身を翻し、機械の大鷹から離脱する。
迷わずその鋭利な嘴を向けるその横を、落下していくすれ違い様には軽く手を振る余裕すら。
このまま大鷹と衝突しようものならその瞬間、上弦の『力』に一瞬のタイムラグを感じるだろう。
純白の少女が持ちうる能力、『周囲の異能を無効にする力』を一瞬だけ発動させたのだ。
目にも見えない、音も、光すらなく水面下で働くそれは、周囲の魔素や元素すらもその空間内では無効にしてしまう。

30上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2015/05/15(金) 00:36:47 ID:UQkmW0gQ0
>>29
「おっと・・・いかんなそれは、私は機械より女の子とぶつかり合いたかったんだがね」

簡単に避けられると残念そうな表情を浮かべ、すぐさま男は地面に着地する
風のマナの力で身軽になった男は、それを利用して自身を飛ばしたのだが、一瞬とはいえそれが無効化されてしまった為に地面に落ちてしまったのだ
だが、鷹に直撃しなかっただけでも儲けものだろう

「そうだなぁ・・・あれかな?私がゼオラと仲良くしすぎるから嫉妬してしまったのかな?
 いやぁ・・・色男はこれだから辛いねぇ!」

冗談交じりに笑い、すぐに向きを変え土壁を突き破るよう・・・(実際には土壁が男を避けるように穴を作り出したのだが)に逃げ出す
少女の能力を男は知らない・・・しかし今の一瞬で近い予想は出来た

「敵の力を吸い取るか・・・マナの流れを変えてしまう能力か?
 どちらにせよ防御は完璧だな・・・」

ぶつぶつと呟きながら両手に複数のフラスコを持ち、中の液体を地面に撒き散らすように歩く

31アルビノ:2015/05/15(金) 01:12:01 ID:.c.CGMyw0
>>30
「悪いね、ただぶつかり合うのは苦手なんだ。
 見てくれ、得意そうには見えないだろう?」
着地した上弦と再び向かい合うと両手を広げて身体を隠すこと無く。
華奢を通り越して細すぎる肢体は力の無さを自称する上弦であっても軽く御する事ができそうで……おまけに胸も壁。

地面すれすれを旋回して墜落を回避した機械の鷹は再び高度を上げ監視するかの如く空を飛び回る。
巨大な体躯の作り出す巨大な影。純白の身体が微かに明度を落とし、再び日光に晒された瞬間、まるで硝子糸のように髪が煌めく。
「さ、て。近寄らせて貰うよ。
 僕は正直者だからね。キミの言う通り接近戦しか出来ないことを明かすのさ」
土壁に突っ込んで行くが衝突はしない。
上弦の手の中にある物の筈なのに容易く崩壊してしまうのは不思議な感覚。
マナそのものを感じることもできるのなら、飽くまでも一時的に操作不能に陥った不思議な状態だと伝えてくる。

「だから、キミが距離を離そうと追いかけるのさ、僕は」
揺らめく炎が残る手を顔の高さまで掲げ。
フッ。と息を吐けは冷気が満ちていき周囲に氷を張っていく。
みるみる内に冷気の侵略は進み一本の氷のレーンが出来上がるとそこに足を掛けた。
「じゃあ、行くよ」
靴に仕込まれた金属板を刃にしてスケートのように滑走する。
左手の熱が氷を溶かし、加速度的な接近を可能にしていた。

32上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2015/05/20(水) 23:40:11 ID:UQkmW0gQ0
>>31
「ははは、この街では見た目なんてなんの基準にもならないさ
 私の娘も、ゼオラだって華奢に見えるが圧倒的に私より接近戦は強いはずさ
 ああでも、確かにその胸は防御力低そうだね?」

空の鷹を見て、地面を見る
見る見るうちに氷の道が出来上がるのを見届けるか否かの一瞬
男の足元から三つの影が飛び出し、空の鷹へと突っ込んでいく、影の正体は土で出来た『隼』である

「すまないが君は扱いが難しいから足止めさせてもらうよ・・・
 さて、私はこの子をどうにかするか・・・君に弱点とかないのかい?」

そういいながら片足を上げて一気に地面を踏みしめる、そうする事によって男の前に土が舞い上がった
舞い上げたと言うよりも抉り上げたと言った方が正しいそれらは大きな塊を成している

「とにかく、君の口から接近戦しか出来ないと聞いたからには、遠距離で攻めさせていただくよ」

男は小さな動きで土の塊を叩く、男が土を叩いた瞬間それらは粉々になりながらも少女に飛んでいく
さながら土の弾丸を放つショットガンである

33アルビノ:2015/05/21(木) 01:34:31 ID:.c.CGMyw0
>>32
「確かに、キミの言うとおりだ。
 そうそう、キミの娘の話はよく聞いているよ。
 余程愛らしいだろうね、ぜひとも顔を合わせたいものだ」
本気の勝負を挑んでおきながら、弾む会話も楽しげに。
まだ見ぬ少女に思いを馳せていたが、向いた言葉に表情が凍る。
「ふぅん……?
 キミというものは少し、いやかなり、配慮というものが足りないようだね……」
ゼオラ同様に禁止ワードだったらしく、その反応はゼオラよりも顕著だ。

「フフ、言った通りだし、キミの言う通りだ。
 僕は近付くことしかできない。炎・氷・雷は扱えるが基本は変わらないよ」
燃え盛る赤、金切る金、透き通る青を手足のように自在に扱う。
ただ何れも真紅のグローブの収まる左手が発端のようで、ゼオラの魔術のようにはいかないようだ。
「だからこそ、いやそうでなくとも、キミに近付きたいんだ」
氷のレールは炎によって切断され、進行も途絶える。
直ぐ様氷の壁が張られなおすことにより、それが上弦の行動を見ての対応だと解るだろう。
氷の壁は土のショットガンを遮るも、砕け破片が散乱する。
空からの光が氷のレンズで煌めいて、少女の白が浮き彫りになっていく……その瞬間の出来事であった。
砕け、崩れていく破片の一つが、上弦へと向かって来る。
落ちていく氷の中から大きく、鋭い破片の一つを見極め、それを蹴り飛ばしたのだ。

34上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2015/05/31(日) 20:37:00 ID:UQkmW0gQ0
>>33
「ふふふ、そうだな・・・是非とも娘とも友達になって欲しい・・・あまりの可愛さにおったまげるぞ?」

少女に向かう岩の散弾、しかし結局は単純な物理攻撃
能力者同士の戦いでは子供だましに過ぎないだろう、男は能力者相手に対してお世辞にも強いとはいえない
晴れた空に氷のレンズが舞う・・・どこまでもこの空間は幻想的だ

「・・・どれ」

男は向かい来る氷の刃に対して手をかざす、試したいことがある
男は周りに煌く氷もろとも刃を己の能力で源素に還るべく能力を発動させた


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