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リリカルなのはクロス作品バトルロワイアル13
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Chapter.02 Heavenly Stars
「やっと……会えたね……」
『はい、マスター』
高町なのははインテリジェントデバイスにして自身の相棒レイジングハートを手に感慨深い表情を浮かべていた。
放送が終わり、かがみから事情を聞いた後すぐに動き出さなければならない。故に、放送前に改めて自身の手持ち道具を確かめていたのだ。
ちなみにデイパックの中にあった仮面ライダーへの変身ツールであるデルタギアに関してはその手の道具に関しての知識が一番深い天道総司に渡しておいた。
その最中デイパックを探って見つけたのが前述のレイジングハートである。デイパックの奥の奥に埋もれていたが為発見が遅れていたのだ。
そしてデイパックの中にはヴィータのデバイスであるグラーフアイゼンも見つかった。
一方、天道のデイパックの中にチンクが使う武器であるスティンガーを確認した。現状の手持ち道具はこれで以上である。
今現在天道は見たところ放送を待ちながら身体を休めている模様。とはいえ、彼の表情を見る限り全く油断は見られない。不測の事態が起これば何時でも動けるだろう。
そしてなのはの傍らではかがみが眠っている。なのはの治療魔法やデュエルモンスターズの魔法カードのお陰で死に至るダメージ自体は回復出来た。
とはいえ未だ全快には至らず、仮に傷が治った所で腱を切断された手足の機能が回復するかどうかは不明瞭だ。
その一方、なのはは手元にあるデバイス3機からこれまでの情報を整理する事にした。レイジングハートと話している内にデバイス達が何か記録しているのではと考えたのだ。
思えばこの6時間は殆どアンジール・ヒューレーやキングに振り回され殆ど何も出来なかった。他所でも殺し合いが繰り広げられている事を踏まえればどんな小さな情報でも欲しい所だ。
まず、ケリュケイオンから得られた情報だ。とはいえケリュケイオンは比較的早い段階でなのはと再会している関係もあり得られた情報は他2機より少ない。
とはいえ、全くというわけではない。ケリュケイオンの支給先はどうやらキャロ・ル・ルシエの知り合いという事がわかった。その後、ある人物がその参加者『喋るトカゲ』を喰うために襲撃したらしい。
しかし、その際に別の参加者が『喋るトカゲ』を助けたため事なきを得た。その後両名が自己紹介した事でアグモンとヒビノ・ミライという名前が判明した。
ここまでの話からなのはは前述の人物が誰なのかを推察する事が出来た。
武蔵坊弁慶は黄色の恐竜を喰おうと仕掛けた際に銀色の鬼によって妨害されたと語っていた。
つまり、ケリュケイオンの支給先は『喋るトカゲ』ことアグモン、アグモンを襲った人物が弁慶、それを助けたのが銀色の鬼ことヒビノ・ミライという事だ。
その後、アグモン達はキャロに似た声に惹かれ学校へ向かいクロノ・ハラオウンそしてヴィータと遭遇したらしい。しかしその時、凶悪な参加者が現れ戦闘になりその際にアグモンが殺害された事までは確認出来た。但し、残る参加者の生死は不明。
そしてその学校になのは達が辿り着き以後はペンウッドの手を経由してなのはの手に渡ったという事だ。
ちなみにケリュケイオンの記録にて殺害者が『インテグラルにくれてやれば、まあ、喜ぶか』と口にしていた事からその人物はアーカードだという事が推測出来た。
そしてなのは達が既に得ていた情報から判断してアーカードによってクロノとアグモンが殺され、ヴィータとミライは離脱。アーカードは何故かクロノの遺体を持ってそのまま移動したという事が推測出来た。
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