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仮投下・修正用スレ

224 ◆HlLdWe.oBM:2010/02/11(木) 17:54:44 ID:tbOWS/YE0

「ボクが死んだらヴァッシュさんが来るんだよ、それなのに――」
「そうだな」

その時のエネルの顔は酷く歪んでいた。

「――そういう嘘を付いて我を騙していたんだな。この痴れ者めが!!!」

その言葉で新庄は全て理解した。
あれだけヴァッシュを恐れていたエネルがいとも簡単に態度を翻した理由。
それは単純だった。
『ヴァッシュには「参加者の現在地と生死を把握する能力」がある』という嘘がばれたのだ。

「がはっ」

無造作に抜かれた剣と共に命を繋ぎ止める紅い血がごっそりと零れ出る。
すぐに全身から力が抜けて立っているだけで精一杯になる。
だがただ黙って殺されはしない。

「……貴方は間違っているよ」
「ほう……」
「そんな風に間違っている人に、ボクは、負け――」
「目障りだ」

一閃。
雷撃を帯びた袈裟斬りが刹那の間に放たれた。
それは構えていたストームレイダーを真っ二つにして、新庄の身体に新たな紅い線を引いていた。
そこからまた紅い血が噴き出していた。
もう立っている事は出来ず、重くなった身体は床に倒れ伏した。
倒れる間際にいつも自分を励ましてくれたストームレイダーがエネルの電撃で破壊されるのが見えた。
偶然だがその最期は同じ銃の形を取るインテリジェントデバイス・クロスミラージュと酷似したものだった。
同じ下手人に、同じように致命的なダメージを負わされて、同じように止めの電撃で破壊された。
そしてもう二度と動く事はない。

(ストームレイダーも、ごめん……)

もう神を縛る鎖はなくなった。

「さあ、ヴァッシュよ。私は逃げも隠れもしない。次に会った時が、貴様の最期だ」
(ヴァッシュさん、ごめん。ボクの分まで、生きて……)

もしかしたらこれは嘘を付いて騙してきた自分への罰だろうか。
新庄は死に際そのような事を考えていた。
そういえばここに来る直前も一人の少年に嘘を付くところだった。
それがこうして騙さずに済む事は果たして良い事だったのだろうか。

(……佐山君)

神の証である裁きの雷をその身に受けながら新庄の脳裏に浮かんだ最期の映像はここへ来る直前に別れたあの悪役の少年の顔だった。


【1日目 夕方】
【現在地 C-4 ゴミ処理場】
【エネル@小話メドレー】
【状態】疲労(中)、胸に大きな打撲痕、全身に浅い切傷、『死』に対する恐怖、激怒
【装備】ジェネシスの剣@魔法少女リリカルなのはStrikerS 片翼の天使
【道具】支給品一式、顔写真一覧表@オリジナル、ランダム支給品0〜2
【思考】
 基本:主催含めて皆殺し。この世界を支配する。
 1.もう油断しない。
 2.ヴァッシュに復讐したい。
【備考】
※黒い鎧の戦士(=相川始)、はやてと女2人(=シャマルとクアットロ)を殺したと思っています。
※なのは(StS)の事はうろ覚えです。
※なのは、フェイト、はやてがそれぞれ2人ずついる事に気付いていません。
※背中の太鼓を2つ失い、雷龍(ジャムブウル)を使えなくなりました。


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