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決闘バトルロイヤル part4
9
:
Break&Peace
◆ytUSxp038U
:2024/08/20(火) 21:25:41 ID:ewdI.nn60
「あ、あの、マサツグさん。ちょっと良いですか?」
決意新たにメグ捜索へ動き出した真嗣とクウカ。
道中は他の参加者との遭遇もなければ、NPCに襲われる展開も無く。
良く言えば平和、悪く言えば収穫の無い道行となった。
互いに殺し合いの場であると忘れてはおらず、緊張感も抜け落ちていない。
まして仲間の一人が何処かへ連れ去られたとあっては、呑気に雑談へ花を咲かせる程無神経でもない。
当然クウカも承知してはいるが、一つ疑問を抱けば時間と共に膨らみ続けるというもの。
意を決し前方を歩く彼に声を掛ければ、立ち止まらずに振り向いた。
「じ、実はクウカ、気になることがあって…。あ、で、でも若しかしたら気にし過ぎなだけかもしれないんですけど…や、やっぱり聞かなくても…」
「一人で勝手に解決するくらいなら、最初から口にするな。話してみろ、でなきゃ俺にも判断が付かん」
「そ、そうですね、ごめんなさい……」
目をあっちこっちに泳がせ謝る少女へ少々呆れつつ、しかし苛立ちをぶつける真似はしない。
性癖は特殊なれど対人スキルはお世辞にも良いとは言えない、だが先程自分へ真っ向から言葉を返した姿を見れば芯の強さを疑う気も無かった。
大っぴらに信頼だ何だのと言うつもりは無くとも、既に仲間と認めた間柄だ。
この状況で些事に時間を割く少女ではないと分かっているから、黙って続きを待つ。
「マ、マサツグさん。どうしてあの緑色の人は、メグちゃんをわざわざ攫って行ったんでしょうか?」
「…確かにな」
言わんとする具体的な内容はすぐに分かった。
放送の直後、マヤの死亡が原因で引き起こされたメグの暴走。
目まぐるしく変わる展開に少しばかり混乱したものの、落ち着いて考えればクウカの疑問は最もである。
何故緑の装甲を纏った怪人は、メグをすぐに殺さず攫って行ったのか。
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