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決闘バトルロイヤル part4
86
:
Judge End ─アドバンス・カーニバル─
◆ytUSxp038U
:2024/09/12(木) 21:24:24 ID:/fKPqQI.0
「ぶった斬った傍から違うのが出て来るし…もしかして、衛宮さんがアイツらの好きな匂いとか出してる?」
「どんな匂いだよ。単に参加者なら誰でも餌に見えてるんじゃないか?」
「あーやだやだ、あんな連中にモテても嬉しくないわよ」
げんなりする風には士郎も苦笑いを返す他ない。
気持ちは分からんでもない、襲ってきた中には昆虫系のモンスターもおり中々にグロテスクだった。
思い出したのか余計に嫌そうな顔になる風だが、全てが無意味な戦闘かと言えば違う。
「まあお互い、持ってる武器には慣れたしそこは無駄じゃなかったと思うぞ」
「そうだけどさぁ…ってか余裕で私の一撃受け止めてた衛宮さんが言っても、嫌味にしか聞こえないんだけど」
バイザー越しにジト目を向けられ、曖昧に笑い誤魔化す。
実際風としても、勇者システムとは異なる力の練習台としてならNPCは丁度良い相手だったと思う。
互いに打ち明けてはいないし話すつもりも無いが、本来の彼らの力はおいそれとは使えない事情がある。
投影魔術の使用回数を重ねる毎に、肉体が英霊に蝕まれる士郎。
絶大な力を齎す満開を経て、神へ身体機能を捧げねばならない風。
目的の為には絶大なリスクも飲み込む覚悟だが、代用の力で乗り切れるなら利用しない手は無かった。
幸い、支給された武器はどちらにとっても当たりの類に入る。
得意とする刀剣類、しかもディスクを使えば双剣を装備可能なシンケンマル。
投影せずとも十分な強度と切れ味の得物を使えるのは、士郎にとって有難かった。
サーヴァントカードは勇者と別物だが、アーサー王の力とやらは風としても申し分ない。
スマホが支給されずとも、これなら問題無く戦える。
何より、心情的にも妹の声を奪った忌まわしいシステムよりはずっとマシなのだから。
(どう考えても「剣道やってます!」ってだけの動きじゃないっぽいかなぁ。夏凛みたいに戦闘訓練してたとか?)
(セイバーの新しい使い手なら疑問は無いけど、剣を振るうのに迷いが一切無い。殺し合いの前から荒事を経験してる、か)
加えて馬鹿正直に伝えはしないが、互いの戦う様子もしっかり観察している。
協力はあくまで一時的、いずれは道を違えるのが確定な関係だ。
遠くない内に必ず来る決別に備えて、戦力を把握しておくのは当然である。
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