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決闘バトルロイヤル part4
708
:
リローデッド ─Are you ready to burst─
◆ytUSxp038U
:2025/05/08(木) 01:32:50 ID:VQtoL8aQ0
「ガァッ…!?」
「うおらあああああああああああっ!!」
呻き体勢が崩れるも、クローズが止まる気配は欠片も見当たらない。
怯んだ隙へ拳の連打を叩き込むのは、ボクサー時代から変わらぬ戦法。
或人を縛る悪意という名の鎖を、一本残らず打ち砕くように。
決意の証たる蒼炎を纏わせ、アナザーゼロワンへ放ち続ける。
「邪魔ダ…!!」
無抵抗なサンドバッグになると言った覚えはない。
龍騎よりも力が増したからと言って、アナザーゼロワンが脅威でなくなった訳でもない。
数発目の拳が当たる寸前、残像を残しクローズの死角へ高速移動。
向こうの反応を律儀に待ってやらず、凶器と化した右脚を振るう。
「あっぶね…!」
頭部センサーにより強化した反応速度と、培った戦闘経験による危機察知能力。
それらを駆使し防御を間に合わせ、アナザーゼロワンの蹴りは腕部装甲を叩くに留めた。
尤も、この一発が攻撃の全てと言うなら大間違い。
つい数分前に龍騎を散々痛め付けた猛攻が、再度始まる。
「っ、やっぱ速ぇな……!」
一定方向のみからじゃない、全方位から一斉に襲い来るに等しい。
あらゆる抵抗を許されず、肉片に変えられるまで続く蹴りの嵐。
新たな姿になっても戦慄を抱かざるを得ない速さだが、諦める理由にはならない。
何より、先の光景の焼き直しを覆す力が今はある。
胸部を狙った蹴りに合わせ拳を放ち、互いに腕と脚が弾かれ合った。
「こんなもんじゃ俺は止まらねぇぞ!!」
「黙レ…!!」
悪夢の如き速度で迫る足底へ、クローズもまた拳速を急激に引き上げ迎え撃つ。
羽織ったローブは飾りに非ず、特殊推進ユニットの機能を発揮。
アナザーゼロワンにも引けを取らぬスピードを我が物とし、熱き鉄拳を幾度も叩き付けた。
頭部を狙った蹴りが防がれる、四肢を狙った蹴りが弾かれる、腹部を狙った蹴りが押し負ける。
悪意へ心を浸らせ手に入れた筈の圧倒的な強さに、徐々に追い付かんとしていた。
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