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決闘バトルロイヤル part4

30Break&Peace ◆ytUSxp038U:2024/08/20(火) 21:44:55 ID:ewdI.nn60
「あ、ありがとうございますマサツグさぁん…!」
「礼は後で聞く。それより警戒しておけ、また妙なのが増えたぞ」
「は、はい…。どうしてあんな恰好してるんでしょう?ま、まさか…クウカまですっぽんぽんにされちゃうんじゃ…!」
「そんな誰得な絵面を妄想してる場合か?」

緊縛した状況でもブレない姿へ呆れとある種の安堵を抱くのも束の間、おふざけが延々と許される場ではない。
日輪刀を構え直す真嗣に倣い、クウカも身を強張らせ短剣を強く握る。
敵は4人、メグを連れ戻す筈が事態はどんどん悪化するばかり。
だからといって諦め逃げるつもりは毛頭ない

「ふむ、中々に手強いですがこちらも負けてはいられません。皆さま、準備は宜しいでしょうか?」

戦意を失っていないのはコッコロ達とて同様。
奇妙な力を使う真嗣は厄介だが数の有利を活かせば、勝てない戦いでは無い。
槍を敵へ突き付ける騎士の言葉に、言われるまでも無いと各々得物を向ける。

空気は再び張り詰め、破裂寸前の如く互いに緊張感が高まる。
爪で軽く突くだけで割れ兼ねない、ほんのちょっぴりの動きだけで戦闘再開は確実。
開戦の合図は刃か、銃弾か、拳か。
或いは敵意と信念、目に見えぬそれらの衝突こそが開始を告げるのか。
最初に動くのは誰か、己が先行の手札を切るべきかを見極め――










「ンンンンン…お待ちください皆々様。宴の音頭はどうかどうか、拙僧にお任せ頂きたい」










全てを木端微塵に壊し、黒一色に塗り替え、台無しにする最悪の到着を以て。
今宵第二の幕が上がる。


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