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決闘バトルロイヤル part4

25Break&Peace ◆ytUSxp038U:2024/08/20(火) 21:39:58 ID:ewdI.nn60
「相手はマサツグさんだけじゃないですよ…!ど、どうせ撃つならクウカに撃ってください…こんな小さな子に辱められるなんて…フヒヒッ…!」
「お…おねえちゃん変なおクスリでもやってるんですか?」

間一髪真嗣に助けられたクウカも戦線復帰し、自ら龍玄の的になる。
敵は一人では無い、もっと優先せねばならない相手は未だ健在。
龍玄のみに意識を割いている場合ではない、故にクウカが相手を引き受けた。

狙いは拙く、しかしエネルギー弾の威力は決して馬鹿にできない。
クウカもその点は勿論理解しており、メグの時同様回避と防御に重点を置き動き出す。
持ち前の頑丈さと魔物退治で培った経験を活かし、エネルギー弾の嵐を耐え凌ぐ。
真嗣に続きまたしてもしぶとい敵へタラオの苛立ちが募る。

仲間が近くで戦っているのなら真嗣も自分のすべきことをやり遂げるまで。
ブラックバロンへと疾走、馬鹿正直に突っ込んで来る敵へ向ける慈悲は無い。
急所を一突きにすべく腕を伸ばし、読んでいたとばかりに真嗣が跳躍。
やや危ういタイミングながらシャフト部分に足を乗せ更に跳ぶ。
ブラックバロンの頭上を跳び越え、着地するや否や再度駆け出す。

「っ!メグさま!」

向こうは焦り振り返るも誰が止まってやるか。
慌てて杖を振り被るメグをしかと瞳が捉えた。
余計な抵抗に出るよりも自分の方が速い、今度こそ馬鹿な考えを止める。
メグの「心を守る」為にも、間違った決意は砕かせてもらう。

「メグ――――!」
「っ!!」

見開いた両目に真嗣の姿が映る。
自分へと手を伸ばす彼を、傷付ける為でなく守る為の手を伸ばし――


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