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決闘バトルロイヤル part4

22Break&Peace ◆ytUSxp038U:2024/08/20(火) 21:36:23 ID:ewdI.nn60
「クウカ…!!」

神の遊戯に相応しい展開へ、断固として否を唱える者が一人。

紫水晶の如く輝く龍がクウカを喰らい殺す。
ほんの少し先の未来に訪れるだろう光景を、真嗣は決して認めない。
暑苦しく友情だのと言う気はない、面と向かってどこぞの少年漫画のような台詞を叫ぶなど真っ平御免。
素直になれない捻くれ気質なのは自分でも分かっていて、そう簡単には変えられない。
だけど、真嗣はクウカを仲間だと本心から思っている。
ヴァイスフリューゲルという居場所を守りたいと決意し、自分を支える為に真正面から言葉をぶつけた。
そんなクウカが、仲間が危機を迎えているのなら冷めた態度など取れるものか。

死なせたくない、守りたい。
自分では無く他者への想いが強まった時こそ、真嗣のスキルは本領を発揮するのだ。
孤児達を守った時と同じ感覚に身を任せ、日輪刀を龍目掛けて振るう。
仲間に牙を剥く悪しき力を消し去り、大元に刃が届いた。

「ひぎゃんっ!?」

まさか攻撃が破れるとは思いもせず、しかも自分まで斬られるとは予想外。
内心の驚愕をも上回る痛みに悲鳴を上げ、戦場へと己が姿を晒す羽目となる。
姑息な手に出たのはブラックバロンと同じく、戦極ドライバーを用いた戦士。
但しコッコロよりも更に小柄なアーマードライダーであった。

「また子供か……」

一体どんな奴かと思えばまたもや子供、しかも背の低さや声の高さからコッコロよりも年下。
小学生のコスプレをしたクッソ気色悪い男に始まり、本物の幼児まで現れるとは。
躊躇なく攻撃に出たということは、もしやこの子供も異世界出身なのだろうか。
警戒は解かずに内心首を傾げる真嗣へ、立ち上がった子供が怒りをぶつける。


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