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決闘バトルロイヤル part4
19
:
Break&Peace
◆ytUSxp038U
:2024/08/20(火) 21:34:02 ID:ewdI.nn60
冒険者と従者が鎬を削る一方で、残る二人の少女も戦闘を行っていた。
杖から放たれるは魔力を籠めた光弾。
ファンタジーとも争いとも無縁の世界に生きたメグに力を授ける、別世界の彼女の専用武器。
『練習台』相手に撃った甲斐もあり、光弾の発射に手間取る様子は見られない。
先端に埋め込んだ宝石が輝き、桃色の殺意が放たれた。
「メ、メグちゃん…!こんなことやめましょう…!」
既に何度も戦闘中止を訴えてはいるが、一向に聞き入れてはもらえない。
これが答えだと言わんばかりに光弾に襲われては避け、時には防ぐ。
説得を簡単に諦めはせずとも、無抵抗のままでは本当に殺される。
普段ならば魔物の攻撃は大歓迎、思う存分辱めて欲しい。
が、本気で自分を殺しに来ているのを馬鹿正直に受け止める気は流石に皆無。
まして万が一メグの攻撃が原因で死んだら、彼女を人殺しにしてしまう。
自分も真嗣も、きっとメグ自身だって本当は望んでいない筈だ。
「で、ですので、クウカは絶対に攻撃を受けたりしません…!今だけドMは封印します…!」
真嗣が聞いたら確実に呆れるだろうが本人は大真面目。
宣言通り回避と防御に集中し、間違ってもメグが手を汚す事態にはさせない。
運が良いのか支給されたのは短剣、クウカの使い慣れた武器。
おまけに短剣を持っていると、心なしか体が軽くなったような気がする。
当りの支給品を逆手に持ち、光弾を斬り落とす。
「うぅ〜全然当たらないよー…。練習が足りなかったのかな…?」
数十発は撃っているのにクウカにはまるで命中せず。
パラダイスキングで練習したとはいえ、ほとんど動かない的と俊敏に動く人間では当たる難易度も別物。
加えてクウカはヴァイスフリューゲルの一員として、それなりに荒事も経験済み。
ギルド結成前は戦闘のド素人だったが最早過去の話だ。
オーエド町の騒動は勿論、カイザーインサイトによるランドソル襲撃でも魔物討伐に参加し事件解決に貢献。
元々一般人のメグよりも戦闘には慣れている。
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