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決闘バトルロイヤル part4
13
:
Break&Peace
◆ytUSxp038U
:2024/08/20(火) 21:28:45 ID:ewdI.nn60
「論外だ。お前は人の話を聞いていなかったのか?」
メグが掴んだ希望への片道切符を真嗣は躊躇せず破り捨てる。
辛い記憶を消してしまいたい、その考えだけなら分からんでもない。
真嗣自身、両親やミヤモト達など異世界に来る前の生活で忘れたい記憶は少なくない。
が、それとこれとは話が全く別。
自信満々に記憶を消してもらうだとか言っているが、その為の大前提をメグは忘れてはいないか。
悪趣味極まるゲームに大勢を巻き込んだ、自称神の檀黎斗が素直に願いを叶えてくれる保障が一体どこにあるという。
むしろ優勝後もあれこれ理由を付けて約束を反故にし、新しい殺し合いに強制参加させる方が納得がいく。
「ク、クウカもメグちゃんのお手伝いは、できません…。さ、最後に忘れるからって、それはやっちゃ駄目だと思います…」
当然クウカもメグの提案には賛同できない。
黎斗を信用していないのは勿論、何よりメグの行為は自分から大切な絆を捨てるに等しい。
仮にメグの望んだ通りの結果になったとて、その過程で無関係の参加者を殺して良い理由は一つも無い。
自分達の絆を取り戻す為に、他者の絆を踏み躙る。
そんなもの、メグ自身がチマメ隊の友情に泥を塗っているのと同じではないか。
一番最初に助けてくれた優しさをメグが捨ててしまうなど、悲しい真似はさせたくなかった。
「マサツグさんとクウカさんは…私を手伝ってくれないってことかな……?」
快活な笑みに影が差し、寂しげな色が表れる。
自信満々に言ったけど向こうからの反応は芳しくない。
当たり前だろと返す少年、申し訳そうにしつつも首を横に振る少女。
態度は違えど答えは同じ。
メグの願いを彼らは決して認めない、叶える気は無い。
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