したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

続 アニメキャラバトルロワイアル

5オープニング 後編 ゲームスタート ◆ZOKUk7A056:2023/05/28(日) 22:39:45 ID:hvWxst1U0
薄暗い空間があった。
ステージといえる壇上は漆黒に包まれ、その下の広い空間には80人を超える男女が横たわっている。
しかし時が経ち一人が目覚めると連鎖してみなが覚醒をとげていく。

「シノッ! ねえシノッたら」
「んっ、……アリス? どうしました」

大宮忍も少し遅れて目を覚ます。
となりには同居人のアリス・カータレットがいて忍を揺さぶり起こしたのだ。

「どうしたもないよ。ねえこれ……おかしくない」
「えっ……なっなんですかこれは。ここはどこ? それに皆さん誰です?」

忍も意識が覚醒し当たりを見渡すと当然の疑問を口にする。
ここは学校でも自分の部屋でも無い見知らぬ空間だったからだ。
周りには自分の知らない人たちが大勢いた。

「何ですかこれは。アリス知ってます?」
「私も知らないよ。目が覚めたらここにいたんだよ」
「そうですか……そうだ。陽子ちゃん達は?」

忍は慌てて陽子たちを探そうとするがそれより先に壇上が突如として照らされ、忍の視界は壇上へと吸い寄せられる。

「やあやあお目覚めかね。諸君。早速だが最初に宣言させてもらう。君達の日常はこの瞬間を持って終わりを迎えた。
もう平穏は帰ってこないことを約束する」

 スポットライトを浴びた仮面の男は高らかにそう宣言する。

「「「「「ギガゾンビ!!!!!」」」」」

ステージの端の方で5人がいっせいにそう叫ぶのが聞こえる。

「はっはっは。そういえばお前たちは私を知っているか。先に言う。これはお前たちへの復讐も兼ねたゲームだ。
まあじっくりと楽しんでくれ」

ギガゾンビはゆっくりと語り始める。

「君達はこれからあるフィールドに転送されそこで最後の一人になるまで殺しあいをしてもらう。無論タダで殺しあえと言わん。
優勝者にはあらゆる願いを一つだけ叶える権利をやろう。逃走は許さんぞ。お前たちの首には爆弾を仕掛けさせてもらった。
逃げれば爆発しこの世から永遠にさよならとなることを保証する。もちろん殺しあいを円滑に進めるために君達には武器をくれてやる。
その武器を用い頑張って殺しあいに励んでくれ」

ギガゾンビはそう言い終えるが忍とアリスには現実味が感じられなかった。

「ねえシノ? これって……」
「ははは悪い冗談ですよきっと。殺しあいなんてそんな……」

だが二人とも声は震えている。
直感でこれが冗談じゃ無いことは何となく理解出来ていた。

「おいおい殺しあい何て冗談じゃないぞ。僕たちは帰らせてもらう」

突如として白いコートの男性が前に出て反旗を翻す。

「ほう、お前がは向かうのか。望月冬夜」
「当たり前だ。殺しあい何て冗談じゃない。僕は断固として断るぞ」
「いいのか。首には爆弾があるのだぞ」
「こんな首輪。僕の魔法で簡単に取れるさ。 アポーツ!」

冬夜は魔法を唱える。
しかし首の爆弾は首から消えることがない。

「なっ、何でだ。何で爆弾が消えない!」
「はっはっは。魔法対策なぞ万全に決まってるだろ。貴様の魔法では首輪は外れんぞ」
「くそっ」
「さてと。刃向かった罰として最初の贄には貴様を選ばせてもらおうか」
「くっ」

冬夜は自分の状態が非常に危ういことを察した。

「ねえシノ。どうなるの?」
「分かりません。ですがこれは嫌な予感がします」

二人も事の成り行きを固唾を飲んで見守っている。
しかしそこで突如として一人の男性が割って入る。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板