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真実の……バトルロワイアル 2

621悪鬼滅殺(3):2020/04/11(土) 00:35:36 ID:tE7O.78I0




ザ ン ッ


雅の腕が切り裂かれ地に落ちる。

「馬鹿な、貴様、なぜ...」
「上杉さんが託してくれた」

剣を握りしめる腕に力が漲る。普段からは考えられないほどの力が溢れる。

「お前を倒す為に、あの人が俺に継いでくれたんだ」

託された想いは一つではない。
その多くは芽吹くことなく折られ、踏みにじられてきた。

なんど託されても。なんど打ちのめされても。彼は止まることを許さない。

「雅!俺はお前を絶対に許さない!」

だからこそ、戦い続ける。託されたものが芽吹くまで。その命が燃え尽きるまで。

―――ヒノカミ神楽 円舞

振るわれる剛剣を、雅はブーメランで受け止める。

(ッ...この重さ...!)

押し返すことなく、競り合うこともなく、雅は後方へと弾き飛ばされた。

「くっ」

着地しつつ、斬られた腕を拾い再生させる。

(片腕だったからか?いや、どちらにせよ結果は変わらなかっただろう)

力で押し負けた。こんな経験は、不死の身体を手に入れてから初めてだった。

「吸血鬼風情が私の力を上回るとは。ハッ、わからんこともあるものだ」

この殺し合いに連れてこられてからは面白いことばかりだ。

今まで戦ってきた中でも有数の達人である鬼殺し。
鬼の王。
誰よりも高く羽ばたく人間。
吸血鬼以上の不死性を持つ亜人。
宮本明。

そして、長に歯向かう吸血鬼。

ここで終わってもいいと思えるほどの高揚感があふれ出す。

「あの退屈な世界で過ごすよりお前たちで遊びつくした方が楽しそうだ...こい!竈門炭治郎!どちらが最強の吸血鬼か、ここで決めようじゃないか!!」


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