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真実の……バトルロワイアル 2

517命ノゼンマイ ◆ZbV3TMNKJw:2020/02/03(月) 23:32:35 ID:T2WSd5fE0


ブ オ オ オ オ オ オ オ

どこからか、エンジンの音が耳に届いた。
俺が思わず目をやると、一台のジープが迫ってきていた。
こちらに気づいていないのか、あるいは気づきながらか。ジープはかなりのスピードを出している。

このままでは衝突する。俺は慌ててどこうとするも、炭治郎が俺を護るように剣を構えジープと向き合い、その前へと明さんが進み出る。

「まさか斬るつもりなのか、明さん、炭治郎!」
「止まってくれ、俺の名は竈門炭治郎!!俺たちは殺し合いには乗るつもりはない!!」

炭治郎はあくまでも最終手段として車に剣を振るうつもりのようだ。
だが、明さんは。

「動くな、二人とも」

それだけを告げ、俺たちへと振り返ることなく刀を構える。

そして。

ザワッ

空気が変わった。空間が歪んでいると錯覚するほどの濃い殺気だ。
その主は明さん。球磨川や爺さんの時にすら見せなかったほどの殺気が俺たちにも降りかかる。
もしかしたらあの車のドライバーは恐怖で錯乱しているのでは。そんなあり得るかもしれない可能性を口にするのも憚られるようだ。
まるで、明さんはこの車の主が止まらないことを知っていたかのように、殺気を抑える素振りすらみせない。
いよいよ目前にまで接近するジープ。
そして。



ザ ン ッ


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