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真実の……バトルロワイアル 2
479
:
触れた指の先が運命を待ちわびている
◆0zvBiGoI0k
:2020/01/05(日) 22:25:55 ID:T68FIAzU0
何も、建物同様にそのままそっくり装備までも全て再現されてるとは思ってない。
それではこのゲームでは余りにバランスを欠く要素だ。テレビゲームかテーブルゲームかの違いこそあれ、■■書紀も■■もブーイングの嵐だろう。
ある程度まで没収されてるか制限が設けられてるか。果たして想定は正しかった。
ただし、その形式までは想定しきれなかったが。
「……なんだ?」
内外を隔てる重々しい扉は、似つかわしくないものに置き換わっていた。
近未来的でありながらアーケスティックな扉、いや鍵型だろうか。コンクリート尽くしの周囲とは配色が異なってる。
露骨なまでに分かりやすく『新しく作り変わった』部位だった。
「……」
不思議だ。
材質は知れないがこの扉を破壊できる気がしない。いや、破壊するという気が湧いてこない。
精緻な作りをしてる分脆そうなものだが、何ものにも触れさせない、触れられてはならないと拒絶感を全身で受けているようだ。
「なにをしている。どけ」
見ているだけで焦れた猗窩座が扉の前に立つ。同様に攻撃を禁ずる圧迫を受けるが自らの殺気で振り切り、そのまま無造作に拳を叩きつける。
石扉を容易に砕く鬼の膂力で振るわれた拳は、勢いのまま逆方向に弾き出された。拳は傷つかず、扉にもまた傷一つない。
「弾かれた……いや、そもそも当たっていないな。殺気も闘気も感じられん……幻術かこれは?」
鬼にも壊せない硬度なのかと思ったが、猗窩座の見解は違うようだ。
不可思議そうに己の掌を見つめ、起きた現象を推察する。
これは硬さや破壊といった領域にない。無に拳を打ったに等しい感触だった。猗窩座はそれを幻惑に似た血鬼術と見做した。
と。
ポーン、という軽快な電子音が鳴り、壁に埋め込まれていた液晶ディスプレイに光が灯った。
最初の放送で見た花弁のエフェクトの後に文字列が映し出される。説明書きとして表示されたそれによれば――――――
🌸 🌸 🌸
【シールド3☆ヴァージンロード・パラディオン】
この扉は『Secret Garden』―――人の感情の恥部・心理領域を防壁化するシールドのちょっとした応用によって構成されています。
通常の攻撃手段での破壊は一切不可能です。
解錠には異性の人物二名が必要です。扉の両脇にある腕輪を嵌めて接触させ、測定される【お互いの好感度】によって解錠の段階が変化します。
数値が高いほど貴重なアイテムが手に入るでしょう。逆に低ければ種火(イクラ)一枚分の価値しか貰えません。
もし100%に達したら月旅行行きのペアチケットで生還できるかも……?
ドキドキのコロシアイの舞台、吊り橋効果も期待して気になるあの子と一緒に【真実の愛】にトライしてみてはいかがでしょうか?
目指せ、B(ボックスが)・M(満杯になるぐらいの)・P(プレゼント)!
※同性同士での診断も可能ですが、その場合の気まずい雰囲気・修羅場・グッドルッキングについては一切責任を負いかねます。
🌸 🌸 🌸
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