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真実の……バトルロワイアル 2

129THE KING OF MONSTERS ◆KbC2zbEtic:2019/09/11(水) 22:29:10 ID:wpfq6j5c0


「さっきお前が言った言葉をそのまま返そう」

目の前の吸血鬼が何をしようとしているか直感的に理解した鬼は、叩き潰すつもりで振り下ろしていた手がカードケースを掴む。
殆ど同時に、鈍い光沢を放つ首輪にカードケースが映され、既に再生が終了した腰にバックルが現れる。

「陽の下も歩けない人間以下の存在のどこが完璧なんだ?」

鬼の肉体を凄まじい衝撃と不愉快な浮遊感が襲ったのはその直後の事。
ダメージそのものは殆ど不死身の再生力を持つ彼には殆どない。だが衝撃そのもを消し去ることはなく。
獣の様な憤怒の叫びを上げて、打ち上げられた鬼は彼方の空へと消えていった。


「アハハハハ、よく飛んで行ったものだ」

昭和のホームラン王の様に鬼たちの首領を打ち上げた彼岸の王は上機嫌に嗤う。
いささか短慮にすぎた所はあったが、あの男の実力は本物であることは十分伺うことができた。
煉獄ほどの男が命を狙うのも頷けるというものである。非常に興味深い。
できるなら血の味見をしてみたがったが…それはまた今度の機会としよう。あの男が生きていればだが。
この島にはきっとまだ見ぬ強き者がいる。お楽しみは、これからだ。

「だがお前は何をしている…明よ」

気になるのは最も愛しくも愚かな遊び相手の所在。
きっと、この殺し合いでも自分を倒すという叶わぬ願いを抱いて駆けずり回っているのだろう。

「明、私は此処にいるぞ。お前にとって全ての仇は此処にいるぞ。早く遊ぼうじゃないか」

雅の中で宮本明は間違いなく最強の人間だ。
煉獄の様な技すら必要ない、ただ宮本明だというだけで強く、何より奇想天外な闘いの発想はいつも自分を楽しませてくれる。
例え鬼だろうと、もっと別の強者だろうと、あの男が自分と対峙せずに死ぬなどありえない。
早くまた殺し合い、今度こそ手に入れたいとそこまで考えて、グウと腹が鳴った。

「そろそろ朝食の時間か。身体の首輪は一先ず後回しにして、腹ごしらえと…服の調達を済ませたいな」

今、彼に嵌められていた首輪は首にはなく、体内にある。
首輪に付着していた細胞から再生したので当然ではあるが、自らの頭部を捕食し腹部に生やすという離れ業すら可能な雅の肉体操作能力ですら切り離すことはできなかった。
そのため爆発したら死ぬという状況は変わってはいないはずである、肉体の中を自由に移動させて隠すことは可能になったが。
だがそれよりも目下重要なのは服だ。
煉獄の攻撃により襤褸切れより酷い状態にされてしまったお気に入りの服は体と違って再生できない。
故に今の彼は全裸である。代わりの服を誰かから奪う必要があった。

―――さぁ、次に出会うのは一体どんな者か。

ガトリング銃を担ぎ、鼻歌でも歌い出しそうなほど上機嫌で不死の血族(ノーライフキング)は進軍を再会する。
次なる獲物を求めて。

【D-4・谷底/1日目・朝】

【雅@彼岸島 48日後……】
[状態]:健康、空腹(小)、全裸 、上機嫌
[装備]:JM61Aガトリングガン、残弾(90%)、予備弾(100%)
[道具]:基本支給品一式、宗像形の鉄製ブーメラン@めだかボックス
[思考・状況]
基本方針:好きにやる。
0:面白そうな駒を勧誘し、最終的にBBと遊ぶ(殺しあう)
1:煉獄に強い興味。部下にしたい。
2:明と出会えれば遊ぶ。
3:次に無惨と出会ったら血を取り込みたい。
[備考]
※参戦時期は精二を食べた後です。
※死体に血を捲いて復活させるのは制限により不可能ですが、雅はそのことに気がついていない可能性が高いです。
※肉体の内部に首輪を取り込みました。体外へは出せませんが体内で自由に移動させられます。

【JM61Aガトリングガン】
狂化した円卓の騎士、ランスロット卿がかつて第四次聖杯戦争において自身の宝具である『騎士は徒手にて死せず』により宝具化したF-15の装備のガトリングガン。
何故かカルデアの狂化ランスロットの霊基にも刻まれており、宝具使用時にはこのガトリングを乱射する、気に入ったのだろうか。
基本的には普通のガトリング銃と差異はないが、黒い魔力に浸食されていることで威力は大幅に向上している。


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