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ジョジョ×東方ロワイアル 第八部
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:
◆Su2WjaayOw
:2024/07/24(水) 22:26:02 ID:U4GpWkmk0
「な……に……ッ……!?」
呼吸すら困難な拘束の中、ディアボロは次の行動─────『行動』はもはや不可能だが─────を判断し、自身の動かない手から、キング・クリムゾンに壁抜けののみをもぎ取らせた。
(まだ、だ……キング・クリムゾン、と……この道具……さえあれば……殺すつもりが……無いのであれば……どんな『拘束』でも……脱出は……可能……)
「ジョジョ!まだまだぁっ!!」
「おうっ!ドォラララララァーーーーーーッ!!!……十分ッ!」
仗助は更なるラッシュをディアボロに叩き込み、ディアボロの肉体ごと要石を破壊しては直し、スタンドも出せない程に融合させてゆく。
全身に一通りクレイジー・ダイヤモンドを叩き込み終わると、仗助は攻撃をやめ、即座に踵を返して駆け出した。。
仗助には、『戦闘』以上にやらなければならないことがある。
「吉良あっ!三人から離れなさいッ!」
弾幕を撃ち終えると同時に天子が駆け寄った反対側の壁際では、吉影が抱えていた夢美、ぬえ、パチュリーの三人は床に降ろされ、吉影自身はキラークイーンと共に一歩前に出ていた。
正確には、吉影もまたキング・クリムゾンの影響により、『降ろそうとしたら降ろし終わっていた』という奇妙な感覚を体験していたが、吉影にはその正体はわからない。
「……さっさと治せ。東方仗助」
完全に敵扱いの天子の物言いに憮然とする吉影だったが、一応天子は剣を手放したままであり、吉影に攻撃しようとするのではなく、吉影と仲間達の間に割り込もうとしている様子だったため、吉影は素直に横に退いた。
次いで駆け寄った仗助が、重傷と思われる者から順にクレイジー・ダイヤモンドで治療を行う。
「赤おん……夢美、さん……!」
多量の血を流しているのが明らかな夢美は既に息を引き取っており、手遅れだった。
しかし今は感傷に浸る暇は無い。
次いで治療したパチュリーは、息はあるが目を覚まさない。
クレイジー・ダイヤモンドで治しても目を覚まさないとなると、頭を打った等の戦闘のダメージで気を失ったのではなく、病気か何かが原因ということになるため、仗助は多少の疑問符を浮かべたが、一先ずはパチュリーが生きていることに安堵する。
最後に、胸を押さえて苦しそうに悶えるぬえを治療した。
「ヒュッ……!?……ッッ!!?」
肺が潰され、呼吸の度に激痛に苛まれていたぬえは、急に抵抗なく通るようになった呼吸に驚き、思わず息を止めた。
「ぬえさん、大丈夫ですよ。俺の能力で治しました」
「!? ……ああ、治す能力、だっけ。ありがと。……夢美は?」
「……夢美さんは間に合いませんでした。あとパチュリーさんが目を覚まさなくて……」
「……そっか。パチュリーはただの魔力切れよ」
「おい東方仗助。我々は今は『仲間』だろう?」
魔力切れ?と仗助がぬえに聞き返そうとしたところで、吉影が口を挟んできた。
仗助は舌打ちしたくなる気持ちを抑えながら、吉影の方に向き直る。
『仲間』なのだから自分の傷も治療しろということなのだろうが、仗助からすればそれは後回しでもいい。
何故吉影だけが立っていて他は全員やられたのか、『爆弾』の音は何だったのか、ディアボロの能力とは符合しない、まるで『炎使い』と戦ったかのような火傷や服の焼け焦げ、食堂の惨状は何なのか。
先に問い詰めることが山ほどある。
同じような負傷をしていたパチュリーは治したが、あちらは意識が無いため命の危機である可能性があった。
戦闘の疲労が色濃いとはいえ、普通に立っている吉影を今すぐ治療する義理は無い。
そう考えて口を開こうとする仗助だったが、吉影は更に言葉を続けた。
「そしてあの『赤いスタンド使い』……奴は我々にとって明確な『敵』だ。夢美さんを殺し、ぬえも私も殺されかけた。それを『拘束』するだと!?馬鹿か、お前は」
吉影はそれだけ言うと、石の塊と化しているディアボロに向かってややふらつきながら歩き始めた。
キラークイーンは出現させたままだ。トドメを刺すつもりなのだろう。
「お、おい」
仗助が吉影に声をかけようとしたその時─────
─────ダァン!と一発の銃声が室内に鳴り響いた。
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