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ジョジョ×東方ロワイアル 第八部

521 ◆EPyDv9DKJs:2019/03/16(土) 03:20:34 ID:ZcI0NUco0
「質問を質問で返すんじゃあない。
 貴様、テストでもそんな風に返すつもりか?
 まあいい。名簿にはジョジョという名前が多く存在する。
 この中で、貴様が知っているジョジョがどれかを聞いてるだけだ
 言っておくが、このバトルロワイヤルに来る前の話だ。どのジョジョと関わっていたかだけでいい。」

「・・・・・・僕が知るジョジョは、ジョセフ・ジョースターと彼の孫の空条承太郎だが、それが何かあるのか?」

「大した意味はない。後は目的を果たすなり放って逃げるなり好きにしておけ。
 ついでに、此処にこのカーズがいなければ、DISCは地下に置いといてやろう。」

 えらく気前がいいことに疑念を抱きながら、今度こそ二人は永遠亭を離れる。
 その道中、竹に何かしていたようだが、カーズの気にするところではなかった。





 ───迷いの竹林。

「花京院君、本当に行くんですか?」

 永遠亭からそこそこ離れた場所にて。
 雪原に足跡を残しつつ、二人は竹林を歩いていた。
 今度は道に迷わないように、先に竹へと数字を刻んでいく。
 最初から目印をつけておけば、勢いで突っ込むよりかはましだろう。
 迷子にならない、という自信はないが。

「僕たちはジャイロやポルナレフのいる場所を把握していません。
 スペースシャトルにいる可能性と、カーズが気になったのが気がかりです。
 DIOに匹敵するか、それ以上の奴が、下にいる僕達に頼んででも欲したもの。
 色仕掛けよりも、荒木達に対抗できる手段があるかもしれない、僕はそう思っただけです。」

 カーズが気づかなかったように、花京院も気づいていない。
 ただ気になってるだけで、大層なものがあるとは思っていないが、
 それを花京院は何かあると思い込んでしまい、こうして向かっているのだ。
 絶妙な噛み合わせの悪さは、こちらとて同じことだった。

(しかし、カーズの最後の質問、あれは何だったのか?)

 別れる前にカーズから言われた一言は、奇妙の一言に尽きる。
 カーズにとって荒木を倒すためにに必要なことかもしれないが、
 質問の意図がいまいち分からない。アレに何の意味があるのか。

(とりあえず今は、スペースシャトルを目指してみるか。)

 コロッセオなどの建物の中、妙に存在感のある模型。
 竹林の中にあることは、この奇妙な地図の時点で考える意味はないが、
 建物や道の名前の中で、どちらにも該当しないものが存在していることには、
 少しばかり奇妙には思っていたので、ある意味今寄れるのはいいことなのかもしれない。

(む・・・・・・やはり、失敗か。)

 永遠亭で今しがた起きたことに、
 少し落胆しながら、花京院は竹にスタンドで数字を刻む。
 あの程度のことでどうにかなるとは思っていなかったので、
 大して落ち込むこともなかったが。

「あ、花京院君。六番目の竹がありますから戻ってきてますよ。」

「・・・・・・」

 先ほどよりは迷わないだろうが、
 果たしてスペースシャトルにたどり着けるのか。
 一抹の不安を抱えながら、花京院は一度状況を見直していく。
 永遠亭から戻してきた、スタンドの足の部位を利用しながら。

【C-6〜D-6 迷いの竹林/午後】

【花京院典明@ジョジョの奇妙な冒険 第3部 スターダストクルセイダース】
[状態]:体力消費(小)、精神疲労(小)、右脇腹に大きな負傷(止血済み)
[装備]:なし
[道具]:空条承太郎の記憶DISC@ジョジョ第6部、キャンプセット@現実、基本支給品×2(本人の物とプロシュートの物)
[思考・状況]
基本行動方針:承太郎らと合流し、荒木・太田に反抗する
1:竹林の脱出の前に、スペースシャトルへ向かう。
2:八雲紫の捜索。 ポルナレフたちとの合流。
3:東風谷さんに協力し、八坂神奈子を止める。
4:承太郎、ジョセフたちと合流したい。
5:このDISCの記憶は真実? 嘘だとは思えないが・・・・・・
6:5に確信を持ちたいため、できればDISCの記憶にある人物たちとも会ってみたい(ただし危険人物には要注意)
7:青娥、蓮子らを警戒。
8:カーズを、カーズが言う同胞を警戒


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