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ジョジョ×東方ロワイアル 第八部
519
:
◆EPyDv9DKJs
:2019/03/16(土) 03:15:58 ID:ZcI0NUco0
「怪物と戦う者は、そのとき自らも怪物にならぬように気をつけなくてはならない。
ドイツの哲学者、フリードリヒ・ニーチェの言葉の中にはそんな言葉があったようだが、
伝承や逸話には、化け物を倒すのは化け物と同等の力ではなく、知恵や策略と言ったものを見た影響か。
確かに我らも、本来ならば全員・・・・・・否、このカーズも破れたのかもしれないな。吸血鬼にも劣る人間によって。」
名簿からジョジョと呼べる、或いは呼べそうな人物が散見していた。
となれば、あのジョセフ・ジョースターの血筋は途絶えてない可能性は高い。
兄弟がいるならというのもありうるが、カーズ自身も敗北してジョセフが生きながらえた。
この可能性も、DIOに不意をつかれたとは言え撤退を余儀なくされた今となっては、
完全に否定できるものではないだろう。
「ならば、我らがそのジンクスを覆す存在となればいいだけの話だ。」
無論、そんなことで及び腰になるようであれば、
自分達以外の同胞を皆殺しにするような真似などしない。
同胞を想う気持ちがないわけではないが、唯我独尊が形を成して歩いている、
言ってしまえば、カーズはそんな存在であると言っても、過言ではないだろう。
加えて、確かに化け物を倒してきた人の逸話は多いが、犠牲がなかったわけではない。
多くの屍を築いた先の勝利だ。何も対価を払わず勝利してハッピーエンドなど、稀な話だろう。
何も成せずに死ぬのが普通であり、カーズが戦ったタルカスやシーザー、そして反抗したこいしも、
カーズからすれば弱者の意地でもなんでもない。ゾウが蟻を踏んでも気づかないのと同じことでしかない。
「さて、適当な会話などこの場では必要はない。
貴様らが取る選択肢次第で、此方も対応しようではないか。」
相手に選択肢を委ねる。カーズにしてはえらく気前がいいがそんなことはない。
どの選択肢を取ろうとも、自分たちの為に利用しようとする腹積もりなのだから。
「・・・・・・東風谷さん、君の意見を聞こう!」
「ええ!? 私ですか!?」
突然、蚊帳の外にいたと思われた早苗へと話を振られ、驚く。
花京院がどのような考えをしてるか理解するので精一杯だったので、
反応は普段以上に大きいものとなっている。
「当然じゃあないですか。僕だけの一任で、できるものでもないでしょう。
それに、先ほどみたいに僕のせいにされないように確認を入れてるんです。」
竹林へ迷ったとき、互いに責任の擦り付けをした数時間前。
別の会話に移行してどっちが原因かは決まらなかったが、
まだ花京院は根に持っているかのように先ほどの喧嘩を引き出す。
あれについては彼が動き出したからついていかざるを得なかったと、
今でもそれを主張するつもりではあるが、漫才をやっている場合ではない。
目の前には少なくとも相当危険な存在がいる以上、私情は置いて一先ず答える。
「うーん・・・・・・これ以上ロスしたくないですから、話はしてもいいかと。」
少なくとも三時間近く竹林で往生しており、どう考えてもロスしすぎなのだ。
リスクを吟味しても、情報を手に入れなければこの先どんどん置いてかれてしまう。
信用できるかどうかは・・・・・・別として。
「賢明な判断だな。」
口角が吊り上がるカーズの顔は、なんと邪悪か。
白か黒で言えば紛れもない黒にいる存在であることは明白で、
情報交換の際には、漆黒ともいえる黒の領域にいると十分理解させられる。
カーズも今更取り繕う理由はなく、遠慮なく自分のこれまでの経緯を話す。
四人の参加者を手にかけ、パチュリーには指輪など、傍若無人を往く半日を語っていく。
相手はDIOと同等かそれ以上に危険な存在で、中には早苗が知る名前もあった。
この先も放っておけば多くの、DIOなどの倒すべき敵以外も手にかけるはず。
止めなければならないが、そもそもDIOのスタンドの攻撃を受けても生きているのだ。
承太郎の記憶には腹をぶち抜かれた自分の姿があった以上、それだけの一撃ということ。
それを耐えてる肉体の時点で、正攻法で戦って勝てる相手ではないことに花京院は気づいている。
何かしらの弱点、対抗しうる力を用意するまでは、戦いを避けることが先決と今は耐え凌ぐ。
屈しはしない。冷静に物事を考えて、好機をものにする。ジョセフのように勝機を見つけるための、戦略的撤退。
現状、DIOに対抗できる勢力であることは間違いないのだから、うまく利用できればありがたいことだ。
同胞となる刺客をDIOのいる紅魔館へ送り込んではいるようで、結果次第ではころが大きく動くだろう。
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