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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第116話☆
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魔法少女、続いてます。
ここは、 魔法少女リリカルなのはシリーズ のエロパロスレ避難所です。
『ローカル ルール』
1.他所のサイトの話題は控えましょう。
2.エロは無くても大丈夫です。
3.特殊な嗜好の作品(18禁を含む)は投稿前に必ず確認又は注意書きをお願いします。
あと可能な限り、カップリングについても投稿前に注意書きをお願いします。
【補記】
1.また、以下の事柄を含む作品の場合も、注意書きまたは事前の相談をした方が無難です。
・オリキャラ
・原作の設定の改変
2.以下の事柄を含む作品の場合は、特に注意書きを絶対忘れないようにお願いします。
・凌辱あるいは鬱エンド(過去に殺人予告があったそうです)
『マナー』
【書き手】
1.割込み等を予防するためにも投稿前のリロードをオススメします。
投稿前に注意書きも兼ねて、これから投下する旨を予告すると安全です。
2.スレッドに書き込みを行いながらSSを執筆するのはやめましょう。
SSはワードやメモ帳などできちんと書きあげてから投下してください。
3.名前欄にタイトルまたはハンドルネームを入れましょう。
4.投下終了時に「続く」「ここまでです」などの一言を入れたり、あとがきを入れるか、
「1/10」「2/10」……「10/10」といった風に全体の投下レス数がわかるような配慮をお願いします。
【読み手 & 全員】
1.書き手側には創作する自由・書きこむ自由があるのと同様に、
読み手側には読む自由・読まない自由があります。
読みたくないと感じた場合は、迷わず「読まない自由」を選ぶ事が出来ます。
書き手側・読み手側は双方の意思を尊重するよう心がけて下さい。
2.粗暴あるいは慇懃無礼な文体のレス、感情的・挑発的なレスは慎みましょう。
3.カプ・シチュ等の希望を出すのは構いませんが、度をわきまえましょう。
頻度や書き方によっては「乞食」として嫌われます。
4.書き手が作品投下途中に、読み手が割り込んでコメントする事が多発しています。
読み手もコメントする前に必ずリロードして確認しましょう。
前スレ ☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第115話☆
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12448/1355324984/
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トーマとリリィがリアクト中に前立腺刺激したらどうなるのっと
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トーマとリリィがリアクト中にアイシスとセックスしたら3Pだよね?
流れ的にはこんな感じで
・大変だ、リアクト解除できなくなった!
・自慰をしばらくしてなくて溜まった精子やリビドーとかが原因と判明
・アイシス「しょうがないにゃあ♪」
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リアクト中に二人ともオナニーってネタ書きかけて、描写無理って諦めたことあるわ
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>>310
トーマ&リリィ×はやて&リインフォースアインスで4P
25歳はやてとツヴァイも良し
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シグナムとリインⅡとアギトなら保管庫にあった気がするな
単純に3P4Pでも難しいだろうに、感覚共有とか入ると更に難しくなっちゃうだろうね
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幼女って良いよね?
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肉体的な繋がりが強くなる程リアクトの力が強化されるって設定だったら
トーマとリリィがリアクト時にチュッチュしまくったり毎晩のように繋がったりしていたのだろうか…
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リアクト後も感覚が繋がっちゃって、トーマが自室でちんちんしごいたら
リリィが股間からの正体不明の未知の快感に「んほお!」とかのけぞっちゃってるんだろ?
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レス300超えてもwikiのリンクそのままなんだが…管理人さん失踪か?
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ユーノくんの乳首とちんこにピアス嵌めたい…
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>>316
自室って相部屋じゃないか
普通にリスキー
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>>316
本編見てる限りリアクトはユニゾンと違って感覚つながらないよ
偽フッケの腕がもげたり頭吹き飛んでもリアクトプラグはダメージなかったもの
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ユーノくんの亀頭にバラの刺青をいれたい…
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リリなのでバラといえば……
……壁に咲く薔薇
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そのままドライフラワーになりそうな勢いだけどなぁ、みっつとも
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>>322
それ以上はいけない
でも、あれ、アニメリリなのから入った人で、読んだことある人っているのかねぇ
アニメ無印当時で既にDVDエディションだったけど、それだと昔のダークすぎた部分結構ぼやかされてたし
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よくわからないので、壁抜けしようとしたところに攻撃喰らって、壁の中で息絶えたセインさんを想像しておくよ
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銃夢の薔薇弾連想した
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>>326
いやよぉ~~!
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>>324 わざわざCD版買った馬鹿がここに一人
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vividって貧乳ロリから巨乳お姉さんまでいろんなキャラのヌードがバンバン出てくるのに、なんであんなに嬉しくないんだろうか。
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当人たちに恥じらいがあんまりないからじゃないの?
或いは男キャラが殆どいないから異性とのシチュを考え辛いせいとか
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雷帝ちゃんの乳首が出れば、執事との子づくりが捗る!
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露出してりゃいいってもんじゃない
スタイル良けりゃいいってもんでもない
超兄貴とか、そんな感じだったじゃないか
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露出は多いけどエロいより、和むんだよな、vividは
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ユーノくんとヤりたいです!
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雷帝ちゃんよりは、断然雷刃ちゃんだよな
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>>332
超兄貴は名前忘れたけど女の人(女神だっけ?)がエロかったなw
雷帝ちゃんて、
執事に大会会場のトイレや控え室で迫られたら、顔を真っ赤にして恥ずかしがりながらセックスしそうだよね。
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ミカやんとお嬢のエロは読みたいぞ
つか、この二人普通に需要高そうだけど
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合宿の時に温泉とか色々あったけど、エリオに脱がされたフェイトそんが一番エロかったと思う
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フェイト「夜はキャロと二人でエリオを脱がしたけどね」
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キャロ「エリオ君のは立派ですからねー」
フェイト「ねー」
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真のヌードとは、肉体さえも脱ぎ捨てる事 即ちスケルトン!!(二重の意味で)
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ゴメソ
スレまちがいた
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お久しぶりです。
少し前の雑談にインスパイアされて非エロの短編を一編。
・なのはさん、撃墜された後遺症で魔法が使えなくなりました。
・なのユー
・アリサとすずかもユーノが少し気になっている。
・最終的になのはさん、愛の奇跡で魔法が使えるようになった模様。
・例によってひどい話です
・タイトルは『RH』
・全然関係ないけど恋愛○ボ面白い。
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「ハッピーバースデーなのは!」
小さな破裂音を幾重にも重ねてクラッカーが色とりどりの紙吹雪を辺りに舞い散らせる。
道場の扉をくぐった途端に洗礼を浴びせたのは家族ばかりではなく、小学生の頃からの大切な幼なじみ達。
「フェイトちゃん、ユーノくん、はやてちゃんも!」
目に飛び込んできた順にサプラズゲストの名を叫ぶ。
アリサとすずかは良いとして、異世界に住んでいるこの三人まで参加するとは思っても見なかった。
正しくは、八神家一同と、ハラオウン一家もいるのだが、全員の名をつらつらと呼び連ねるには些か人数が多すぎる。
だが成る程、これならアリサがリビングではなく道場を会場にすると強固に主張したのも納得がいく。
その一方で、少し不安も感じる。
なのはの記憶が確かならば、今日も明日もミッドは平日だったはずだ。
「ありがとうみんな、でも……」
「チッチッチッ、あかんよ〜なのはちゃん、それ以上の野暮はいいっこ無しや」
なのはの眼前に人差し指を突き出して、はやてがその先の言葉を遮る。
「そうだよなのは。私たちが望んだから、今ここにいるんだ」
フェイトもしたり顔で頷く。
「そういうわけだから、いつまでもこんなところに突っ立てないで、中に行く!」
これ以上は有無を言わさぬとばかりにアリサが声を上げ、およそ半年ぶりとなる感動の再会はここで終了となった。
「さ、行こう。なのは」
さりげなく手をさしのべたのはユーノ。
その手を握りながらなのはが思ったのは、もうちょっとお洒落なサンダルを選べば良かった、という小さな後悔であった。
手を引かれ、道場の真ん中に用意された宴席へと案内されたなのはは、巨大なホールケーキの前にちょこんと座り、彼女の手を引いたユーノもその流れで隣に座る。
すでに母、桃子謹製のショートケーキには既に小さな炎をゆらゆらとたゆたわせる十六本のろうそくが立てられている。
全員が席に着くと恭也が入り口のスイッチめがけて小柄を投げ、道場の照明をおとす。高町家では誕生日にだけ許される不作法の一つだ。
「ほな皆さんご唱和を。さんはいっ」
「ハッピバースデートゥーユー」
はやてのかけ声で皆がなのはの生誕を言祝ぐ歌を唱和する。
左隣から聞こえるのは小さな頃から変わらないユーノの声。
それでふと、ユーノは右利きなのにわざわざ左手を差し伸べてくれたのだ、と気付く。
気付いてしまって顔が赤くなったところで歌が終わる。
後はドミノ倒しだ。彼の長所ばかりが次々と脳裏を巡る。
「なのは?」
「なのはちゃん?」
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一拍おいても消えない炎を不審に思った呼びかけに我を取り戻し、なのはは十六本の炎を吹き消す。
慌てすぎて一息で吹き消せなかったのはご愛敬。
すべてが消えると一斉に拍手が起こる。
拍手が下火になったところで士郎が小柄を投げて照明をつけると、赤面するなのはが全員の目に映る。
「どうしてあのとき小柄を照明のために投げたのだろう」とは、後に父・士郎が語るところの人生三大失敗だ。
では何に向けて投げるべきだったのかについては、結局語らなかったが。
「あれ、なのは? 顔赤いよ、どうしたの?」
「これはその……皆がそろってお祝いしてくれたのが嬉しくて!」
フェイトの問いに、なのははとっさに嘘をつく。
「大袈裟ねぇ、なのはは」
「でも、最後に皆で集まったのは中一の夏休みに海へ行ったのが最後だし、なのはちゃんの気持ちも解るかな」
フェイトとはやてが管理局の正規局員となったのは、小学校を卒業したその三日後で、それにあわせてミッドチルダへと引っ越した。
二人の家族やグレアム元提督は、せめて中学を卒業するまでは嘱託の非常勤職員でいたらどうかと進めたが、二人の意思は堅かった。
加えて、当人を含めた関係者全員が、高技能者の若年就労が当前であるミッドチルダの価値観を共有するために、
本人の希望にそぐわない就学を強要することはなかった。
「んっふっふっふっふ〜、感動屋のなのはちゃんには悪いけど、お楽しみはまだまだこれからよぉ〜」
「せやでー、今のうちからこんなんやと、誕生会が終わる前に感動死してまうで」
「それでは怒濤のプレゼントターイム、始めましょう!
先頭バッターはエターナルロリータ一号・ヴィータちゃんです」
いくら何でもその紹介はないだろう、と言いたげな表情をシャマルに向けたのは彼女の身内であるシグナムとザフィーラの二人だけであった。
何故なら、残り参加者達は全員、反射的に言い返すヴィータ言葉に目を見張ったからである。
「誰がエターナルだ!」
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プレゼントという物は同じ相手に渡す物であっても、選ぶ人間の個性が出てくる。
例えば、絶対に喜んでもらえるとの自信に満ちた表情で、アリサが渡したプレゼントが犬耳フード付きのパジャマであったのに対して、
負けず劣らぬ自信と共にクロノが渡したのは二キロを超える重さの国語辞典であった。
かくして次々と渡されるプレゼントの山に埋もれたなのはの前に現れたユーノの手には、何も握られていなかった。
「誕生日おめでとう、なのは。これからなのはに魔法をかけたいんだけど、良いかな?」
墜ちた、と言う事実を聞かされた冬の日。そして、もう飛べないのだと自覚してしまった春のあの日以来、
なのはと、彼女の友人達の間で魔法はナイーブな話題となった。
とは言え、なのはとしては、僅かに郷愁と悲嘆が胸に刺さる話題であるが、もう乗り越えた過去の記憶だ。
加えて、この場にいる誰もが、そして誰よりもユーノがなのはに害なす魔法をかけるなどないと彼女は確信していた。
だからなのはユーノの申し出にためらわなかった。
「うん、どんな魔法かは楽しみしておくね」
「ありがとう、なのは。それで、プレゼントする側からお願いするのも何だけどね、
立って、それから両手を借りれるかな?」
「う……うん」
普通に何かを渡されるなら、もう少し意識しないでいられたのだろうが、逆に要望されてはユーノの存在を意識せざるを得ない。
再び真っ赤に染まった顔を見られまいと、うつむき加減になりながら、それでも立って両手を差し出す。
うつむいている時間は一体どれほどだったのか。
一分だって有りはしない。それなのに全力で短距離を走り抜けたよりも胸の鼓動が高鳴り、百年の時が過ぎたようにすら感じた。
その時、両手をユーノの指に絡め取られた。
「ふぇ、ユ・ユーノックン?」
咄嗟に手を引いたが、手のひらに伝わるぬくもりは変わらない。二対の手はしっかりと握られているのだ。
「ごめんね、なのは。あんまり手を振り回さないでくれるかな」
「……うん」
「あ、何も言わずに手を握るのはマナー違反だったかな」
「そ、そんなことないよ!」
ずるい。
と思ってしまう。
こんなにも自分が狼狽えているのに、ユーノはまるでなのはの気持ちに気付いていないのだから。
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「じゃあ、始めるよ。何年も待たせてごめんね。あの日の約束、今日果たすよ」
ユーノがつぶやくと若草色に輝く魔方陣が二人を中心に展開される。
しかし、なのはにはその約束が何であったか思い出せなかった。
だから、今日という日をユーノが選んだ事と、自分が十六歳になった事の二つの事実から、
なのははその約束というものが大変ロマンチックな内容の物であったのかもしれないと夢想する。
時を同じくして、同軸反転する魔方陣の外縁が桜色に変化し始めたのは、決してなのはの思考が漏れ出たわけではない。
真剣な面持ちで見つめるユーノ。
「なのは」
「ひゃ、ヒャい!」
緊張からなのはの声が裏返る。
その様にユーノは優しく顔を綻ばせ、優しく告げた。
「飛ぶよ」
握った両手が引き上げられて、それと同じ速度で上っていくユーノの瞳を追って僅かに上を向く。
追いかけなきゃ。
自然に思ったその心が、引力の存在を忘れさせた。膝が伸び、踵、つま先の順に床から離れていく。
吊り下げられるような不安感も、塩湖に浮かぶような不快感もなく、自由を手にした心に体が支えられる、あの懐かしい感覚がよみがえる。
墜ちて以来の事だから、もう五年半も前の事だ。諦めてから数えれば、五年ぶりだ。
あの日の事は、今でも覚えている。シャマルに告知された次の日だ。
リンカーコアがもう魔力を集められないと言われた日は、何も心に響かなかった。いや、一切を拒否しようとしたのだ。
でなければ翌日、魔力を集められないなら代わりにと、カートリッジシステムを生身の体に直接使おうなどという暴挙には出なかっただろう。
見舞いに来たフェイト達からカートリッジを一本借りて、その場で実証しようとして見せた。
結果は、ちょっとした暴走事故で済んだ。
はやてには一生分くらいアホと罵られた。
フェイトは、多分一生分泣かせてしまった。
そしてユーノにはその先の人生を生きていけるだけの励ましをもらった。
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「……飛んでる?」
「うん、飛んでる」
思い出した、彼の励ましの言葉を。
絶対にまた飛べると、絶対に見つけてみせると、ユーノは誓ってくれたのだ。
「ユーノくん、ありがとう……」
涙が出てきた。
あんな本人も約束と思っていなかった子供の我が侭を、ユーノはしっかりと覚えていたのだ。
「一旦、降りようか」
たった三十センチ、ほんの二分ほどでこの日の飛行は終えた。
「まだ、手を繋いでいなきゃいけないとか、いろいろ問題があるんだけど、とりあえずは中間報告という事で」
あまりにも喜ばれすぎて照れくさいのだろう、ユーノは少しおどけた調子で謙遜する。
「ううん、ユーノくんがいてくれるなら問題なんてないよ」
空を飛べた喜びと、ユーノが無理な約束を守ってくれた感動で、なのはは無自覚のまま大胆な告白をする。
ユーノは顔を一瞬にして赤く染め、恋に興味のある世代は皆歓声を上げる。
「そんななのはちゃんに朗報です。私エイミイお姉さんからのプレゼントは、なんとユーノくんの一週間所有権でーす」
エイミイはニヨニヨと笑いながら宣言し、綺麗に包装紙に包まれたチケットをなのはに差し出した。
「はヒ?」
ユーノが間の抜けた台詞を吐く。
そして数瞬後、なのははこの日最大のサプライズに盛大な悲鳴を上げた。
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□
なのはの誕生日から六日目、ユーノは海鳴公園を一人歩いていた。
空を飛べると知ったなら、なのはは毎日でも、それどころか寝る間も惜しんでさえ飛びたがるだろう。
そう思い、たまった有休消化もかねて久しぶりに海鳴市を訪れたユーノだったが、存外ユーノは暇をもてあましていた。
一昨日までの理由は、聖翔学園附属高校で三学期が続いていた事。
昨日からの理由は、春の特別講習とエアライフル射撃部キャプテンとしてクラブ活動に精を出している事だ。
おかげでユーノのフライトは誕生日プレゼントを含めて三回しかなのはと空を飛んでいなかった。
まぁ、それくらいの方が健全なのかもしれない。
例えるならばユーノの飛行魔法は、インストラクター付きのパラグライダーだ。免許がなくても飛べるが、免許を持つ者がいなければ飛べない。
だからかつてのように自由に飛べるからといって、それ以外が見えなくなるのは不味い。
「うん、結構僕はひどい人間だな」
誕生日の時の感動ぶりが彼の脳裏に鮮明に刻まれた所為なのか、翌日以降のなのはがあまり空を飛ぼうとしないのが不満だった。
エイミイが気を利かせて高町家で一週間世話になる約束を取り付けてくれたのだが、それがかえって、自分の知らないなのはの日常を思い知らされてつらかった。
「なに訳のわからない事口走ってんのよ、あんたは」
「お久しぶり、ユーノくん」
振り返ると、アリサとすずかがいた。
「あれ、二人とも学校は……春休みだったね」
言いさして思い出す。
「そうよ春休み。なのに毎日毎日まいにちマイニチマイニチマイニチ特別講習でイヤになるわ」
「アリサちゃん、学年総合トップなのに出てるんだよ」
「へぇ、凄いなアリサは」
「すずかだって二桁番になった事ないじゃない。
それにトップだって言っても、あんなの百点までしか点数がないからよ。
一科目百万点なら、すずかやなのはにダブルスコアで負けてるわ」
照れ隠しだろう、アリサは髪をパッと掻き上げながらそっぽを向く。普段勝ち気な彼女の、むちゃくちゃな仮定に基づく謙遜に、
ユーノは勿論、見慣れている筈のすずかまでも小さく笑う。
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「因みに、アリサが逆転される科目は何?」
「数学と物理と、後まだとってないけどきっと情報もね」
「あれ? すずかは語学とかも得意じゃなかった?」
無限書庫勤務の司書長様は、文学少女の印象が強いすずかに負けないというアリサの言に疑問を持つ。
「アリサちゃんと同じくらいかな? それに私が読んでいるの、ほとんど現代小説だよ」
「特にだだ甘の恋愛小説」
…
……
………
しばしの沈黙。
ユーノが何となく居心地悪そうに顔を背ける。
「ア、アリサちゃんだってπ先生の小説全巻持ってるくせに!」
ユーノは知らないが魔人πと言えばほろ苦い失恋物から、
帯にリンディが、渋いお茶が飲みたくなるほど甘いです。と寄稿したほどの激甘恋愛物に至るまで、書きこなす有名作家だ。
つまりそんな恋愛小説家の本を全巻初版で揃えるアリサも、あまり人の事は言えないという事だ。
「すずかが最初に進めたんでしょ!」
弄られる相手を自分からすずかに変えようとして失敗したアリサは、その分更に顔を真っ赤に染めて言い返す。
公開するにはちょっと恥ずかしい趣味の暴露合戦、もとい口喧嘩から実際の武力行使に至るまで、それほど時間は必要なかった。
「ちょっと、二人とも……」
ただ、この場にいるすべての人々にとって不幸な事は、切って落とされた火蓋の真正面にユーノが割って入った事であった。
「邪魔よユーノ!」
「邪魔しないでユーノくん!」
「ウワラバ!」
万能の天才にしてテニス部の若きエース・アリサと大会ブレイカー・すずかの闘争に割って入って無事であるはずがない。
弾き飛ばされ、よろめき倒れたその先に生えていた太いクヌギに、ユーノはしたたかに後頭部を衝突させたのだった。
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湿った土と若草のにおい。
透き通る石けんとシャンプーの香り。
甘やかな人の匂い。
遠い、遠い波音のように誰かを呼ぶ声。
誰かの声。
僕を呼ぶ声。
ユーノはゆっくりと微睡みの中から這い出るように瞼を開く。
重力の存在を思い起こしたのは、見下ろす二対の瞳を見たからか。
だが覚醒するにはまだ遠く、声の主が誰なのか未だに理解していない。
「……のは?」
何故ここにいるのか、何故眠っていたのか思い出そうとする内に、見下ろしているのが一体誰なのかようやく思い至る。
「やぁ。アリサ、すずか」
「良かった、本当に良かった……」
「ユーノ、頭大丈夫?」
「すずか、どうしたの? アリサも、突然失礼な事言わないでよ」
後頭部に鈍痛を覚えながら、ユーノは涙ぐむすずかにハンカチを差し出す。
「説明するから、まずは屋根のあるところに移動するわよ。立てる?」
言われてみれば、空を暗い雲が覆っていた。
その雲は、散歩道の脇にある東屋についてすぐに雨を降らせ始める。
そしてアリサとすずかはユーノに謝り、頭をぶつけた影響で軽い記憶喪失に陥った彼の疑問に答え、芋づる式に再度墓穴を掘った。
「いい、今言った事はすべて忘れなさい!」
「お願いだからお墓の中まで秘密を持って行ってね」
「さもないと持って行かせるわよ!」
「うん、解った、オーケー。誓って言うよ、今忘れた」
些か気圧されながらユーノは頷く。
半ば強要されて出たユーノの言葉に、二人の少女は安堵のため息をつく。
「で、何を悩んでたの。相談ぐらい乗ってやるわよ」
「それで、なのはちゃんとはどこまで進んだの? おはようのキスとかやっぱりしているの?」
ようやくユーノを呼び止めた理由を思い出し、二人は同時に問うた。
そしてこの二つの質問は、同じ解でしか答えられない問であって、同時に、ひどく人に答えづらい内容であるとユーノは考えていた。
だから口ごもる。
はやてやフェイトは勿論、なのはよりも一緒にいた時間は少ないが、アリサもすずかも大切で、仲の良い幼なじみだ。
二人の考えなんて、例えその表情を見なくとも、手に取るように解る。
アリサは、ユーノが話す気になるまで待つつもりだ。
すずかは、話す気になるまでユーノを逃がさないつもりだ。
そしてアリサは、すずかの問いに関しては一蓮托生のつもりで行動するとその瞳が語っていた。
無論ユーノは中学二年の女学生ではないから、見栄を張って嘘をつくつもりはない。
しかし、なのはに嫌われた。だなんて告白する気にもなれない。
飛行魔法を望まれたのがプレゼントを含めても三回しかないとか、
その時も手を握らずに指だけを掴むとか、
なのはの家に泊まってからずっと視線が合うと全力で逸らされるとか、
きっと、気のせいではない。
答えあぐねるユーノと、期待の眼差しで見つめるアリサとすずか。
この奇妙な沈黙は、しかし長続きしなかった。
三人の視界の真ん中を、こぶし大ほどで桃色の水滴が垂直に横切ったからだ。
水滴は飛び散る事なく広がって、表面張力であろうか、再び塊へと戻る。
何事か、と見守る三人の事など気にもせず、全く同じ場所に二度三度と桃色の水滴が落下する。
そのたびに地に落ちた桃色透明な水滴は大きくなる。
やがて三人は理解した。
これは雨だれなどではなく、地球上の生物でもなく、スライムであると。
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「はぁ〜、馬鹿だ馬鹿だと思っていたけど、ホント馬鹿ね」
結局、ユーノの悩みを聞き出す事に成功したアリサは、目の前の少年と、この場にいない親友を思いきりなじった。
「そうだよね、なのはに僕なんか釣り合わないよね」
落ち込んでいるところに袈裟懸けの一撃である。ユーノにへこむ以外の選択肢はない。
「アリサちゃん、言い過ぎだよ」
「良いんだ、すずか。僕みたいな根暗フェレットは本に埋もれて死ねば良いのさ」
「もうユーノくんてば、そんなこと言わないの。それに、なのはちゃんに脈がないなら、私と付き合う、ていうのも手だよ?」
「ちょ、すずか! あんたこそ何言ってんのよ!」
ユーノの手を両手で握りしめながら妖艶に笑うすずかに、アリサは思わず立ち上がる。
「ありがとうすずか。でも、誰かの代わりに付き合うなんて、すずかに悪いよ」
苦笑しながらユーノはすずかの手をゆっくりとはがす。
すずかは、少しだけ口惜しそうにしながら、しかし抵抗はしない。
アリサはそんなすずかを冷たい目で見下ろし、への字に口を曲げながら腰を下ろす。
「私がユーノのことを馬鹿だと言ったのは、あんたが勝手に思い込んで勝手に諦めてるから言ったのよ。
こんな形で終わりにしたくないんでしょ? だったら告白の一つもしてみなさいよ」
誕生日からこっち、なのはの口からユーノの話題が上がらない日はない。詰まるところ、客観的に見て、二人は両思いなのである。
「ま、まぁ、万万が一振られたら、責任もって私が、このアリサ様が慰めてあげるわよ」
魔人πことシグナムの著書を全巻揃えている事からも解るとおり、
アリサも王子様タイプの性格の持ち主であるユーノと恋仲になるのは割と憧れだったりするのだ。
「ハハ、ありがとうアリサ。その時は優しく頼むよ」
但し朴念仁にはその辺のアピールも、ただの幼なじみのエールにしか聞こえていない。
「……勿論よ」
一瞬の逡巡は、自分に脈がないことへの後ろ髪か。
「ユーノくん、私ならユーノくんのこと手取り足取り腰を取り、しっぽり、ねっとり、じっくりと慰めてあげるよ?」
「……」
「………ねぇユーノ、すずかに渡した桃色のスライム、もしかしてアルコール入り?」
所詮スライムなど、Bランクに昇格して一年も経たない魔道士の成長物語でさえ映像化されない雑魚キャラである。
総合Aランクの無限書庫司書長様の手に掛かれば一行分の行間で事足りる相手なのだ。
「いや、ただの桃味の筈だよ」
アリサとユーノはすずかの手にしているスライムの破片を見つめながら語り合う。
「もー二人とも失礼だよ、私酔ってないよ」
「私にも桃色のやつ一つ頂戴。食べてみるわ」
本当に酒精が入っていないのか確かめるためにアリサはユーノに願い、彼はベンチに積んである高級食材を掴む。
若干暖かく、そして弾力も違っていたが、気にせず持ち上げようとして、持ち上げられなかった。
だから彼は振り返る。
「残念、それは私の水蜜桃だ」
そこには、純白の仮面とベージュのスリングショットだけを纏った一人の変態がいた。
□
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さて、少しばかり時を遡ろう。
ユーノを好きになったあの瞬間から、なのはの日常はまるでジェットコースターのように波瀾万丈の物となった。
何しろ、その日から一つ同じ屋根の下で生活するようになったのだ。
心と環境のギャップが大きすぎて、舞い上がらずにはいられない。
彼の姿を見かけると、つい目が追ってしまう。
話しかけようにも、男の子が好む話題なんて知らないし、共通の話題に出来る友達はほとんどが同い年の美少女で、
彼女等の事を笑顔で語るユーノの姿を、きっとなのはは耐えられない。
それ以前に、恥ずかしくて彼の顔を直視できない状態だ。
大体、ユーノが悪い。
あんな、真摯な態度で何年も前の約束を果たそうとするだけで反則なのだ。
それなのに、国語や歴史の補習の宿題でアドバイスをしてくれる際に、髪を掻き上げながら問題文を覗き込むとか、顔が近過ぎる。
だから飛行魔法をおねだりする時にそっぽを向きながらでなければ出来ないのも、
差し出された両手の指しか掴めないのも、
ユーノの残り香のする風呂には入れないと強固に主張するのも仕方のない事なのだ。
嗚呼、駄目だ。ダメダメ過ぎる。
もっと普通に、素直にならなくては。
思いながら、補習を終えたなのはは玄関の扉を開こうとして、鍵が掛かっている事に気がついた。
そういえば朝食の時に、今日は市内を散策するような事を言っていたと思いだし、ホッ、と寂しいような安心したようなため息をつく。
さてどうしよう。
予定では明後日の夕方には、ユーノは本局に帰ってしまう。
つまりデートに誘うには、今日を含めて三日しかチャンスはない。
ちゃんと気持ちを伝えられるのか、伝えた気持ちに望む答えが返ってくるかなんて解らない。
それでも、気持ちを伝える前に、ユーノにこの世界から旅立て欲しくなかった。
「うん、今日と明日は、デートのコーディネートに使おう」
不屈の心の持ち主も、存外恋愛には臆病らしく、最終日まではこの曖昧な関係を維持する事に決めた。
と、その時だ。なのはの携帯が歌い出す。
急いで電話を取ると聞き慣れた声。
『あ、なのは? 私だけど今どこ〜?』
「うちに着いたとこだけど、どうしたの?」
それは翠屋で手伝いをしている美由紀からだった。
『良かった〜、ほら、空今にも降り出しそうじゃない。
だから洗濯物取り込んでおいてくれると助かるな〜、て』
言われてみれば雲がだいぶ厚くなっている。
「うん、解った。傘とか持ってかなくて大丈夫?」
『大丈夫大丈夫、通り雨っぽいから一時間もしないでやむでしょ』
「じゃあ、洗濯物だけ入れとくね」
『あっりがと〜』
電話を切るとなのはは駆け足で物干場へと向かう。
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美由紀に頼まれ、洗濯かごに次々と家族の衣類を投げ込んでいくその最中に、彼女は動きを止めた。
見慣れぬ下着が彼女の目にとまったのが原因だ。
純白のブリーフ。
兄はトランクス派だし、父は越中派だ。
つまりこの見慣れぬブリーフは、客人として止まっているユーノの下着という事になる。
恋しい人の肌に密着し、その汗と体臭をたっぷり吸い込んでいるという事である。
乙女なのはにとって、この取り入れは非常にハードルが高い物であった。
何しろ好きな人の体というか腰回りというか股間を間接的にペタペタと触りまくる行為なのだから、仕方がない。
幸い、物干し竿に通したのではなく、洗濯ばさみ二カ所でつるされている形だから、
嬉し恥ずかし間接タッチをしないでも洗濯かごの中に取り入れる事が出来る。
一つ目を無事に外し、胸元に洗濯かごを抱えながら二つ目の洗濯ばさみを外す。
後はすぐ下に構えた洗濯かごに落ちるはずだった。
だがその時、一陣の風が吹いた。
舞い踊るブリーフは、
スポッと
なのはの顔に嵌まった。
「HuOoooooooooooo!」
洗濯しても落ちきらず、僅かに残ったユーノの体臭がなのはの脳髄をえぐる。
乙女心がスパークし、医者さえ見放したリンカーコアを0.1秒で修復する。
溢れんばかりの魔力。
なのはは空を飛べなくなっても尚持ち続けてきた、赤い宝玉を握りしめ叫ぶ。
風は空に
星は天に
不屈の変態はこの胸に
レイジング・ハートッ
クロス・アウッッ!!
おわり
-
うん、注意書き通り、恋○ラボまるで関係ねぇ
では皆さん、熱中症にお気をつけて
-
>>355
ちょwwwなのはさんがHKにwww
あの後三人はどうなっちまったんですかねぇ…
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GJです、けど
スリング…ショット…だと?
-
GJ
π先生ことシグナムさん何やってんだとかともあれだだ甘で切ないなぁとかHKか!とか色々あるけれど
スライムは一体何なんだろう……
-
GJ
ちょっぴり甘酸っぱい青春ラブ・ロマンスだと微笑ましく読んでたらオチで爆砕されたwwwwwww
-
オチひでえwwwwwww
クッソ笑いましたwww
GJ!
-
そうか、魔導師=HKだったのか・・・って以前HKの話題出したの俺だった気がs…
ううん何でもないでウサ!!
-
あああああああああああああ
あっついなもおおおおおおおおおおおお
ユーノくんのケツにいっぱつぶちこみてー!
-
クロノ「ケツと聞いて」
なのは「ユーノ君と聞いて」
ユーノ「ひぃい!?」
-
みんなほんとうにユーノくんがすきだなあ(性的な意味で
-
ところでINNOCENTでダイブするときとか裸になるけど、あれがゲームの演出なら、たぶん最初のカードローダーに身長体重とか
入力してカメラでトレースする時に、それを元に裸のデータを作ってることになるよね。
この技術使えばヌード写真撮り放題じゃね?
-
プレシアママンは自分でデータいじってアバターのウェストを数センチ鯖読みしてる
-
データベースにアクセスすれば美少女から美熟女まで、全裸データがよりどりみどり…か
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しかしアクセスするにはH&Tと八神堂とフローリアンラボ合同のプロテクトを突破する必要があるという
-
そんな事が出来る天才とか、一人しか浮かばないな
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リンディ「プレシア、新アイテムデータ作ったけどどうかしら。試してみない?いやむしろ試させて答えは聞いてない」
プレシア「頼むからMMDの付属アイテムデータ作る感覚でアダルトグッズのデータつくりはやめて…ああ、らめえー!」」
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>>365>>367
まああれ女性限定じゃないしな……
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>>369
スカリエッティさん出番ですよw
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ユーノくんの股間のフェレットprprしたいぜおおおおおおおおおおお!
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はやてちゃんもふもふしたい
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はやてちゃん9さいに脚コキしてもらったらたぶん背徳感でいつもの三倍の量を噴出すと思う
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理想
「なんや、私みたいなちっちゃな子におちんちん踏まれて気持ち良いん? お兄さん、変態やね」
現実
「ごめんなぁ。私、足動かせないないんや。せやからこっちで我慢したってな(パク)」
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はやてちゃんの足は車椅子なので、タイヤで踏み潰されます
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いいねえ、美少女の車椅子のタイヤで轢いて貰うとか想像しただけで勃起する!
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だがイノセントなら
でもあっちだとあまり背徳感が…
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やっぱり不自由な足で何とか満足させようと、色々と拙いながらも工夫して剛直を刺激してくれるのが良いのではなかろうか
Iの方だと普通に言葉責めからの料金請求とオプション提示で倍プッシュしてきそう。それはそれでたまらんけどな
-
遅ればせながら、相変わらず素晴らしい筆致の超硬さんに感動。
いや、笑えるんだけどねwww
ほんとあなたのSSは面白い。
さて、では俺もちょっと投下する。
ヴァイシグでこの前の花火大会見て考えたやつ、エロ。
-
ヴァイ/シグ/浴衣
「花火、っすか」
ランチに取ったデリバリーの味気ないフライドサーモンサンドを齧りながら、ヴァイスは相手の言葉を反芻した。
彼の言葉を肯定して頷くのは、ヘリ整備室の壁に背を預けた長身の女性だった。
切れ長の瞳も凛々しい、機動六課ライトニング副隊長、シグナム。
ただし今は休憩時間なので、格式張った肩書はない、ただの愛しい君と呼ぶべきか。
「ああ。今の季節は日本、主や我々が生活していた世界の国では盛んでな。祭を催して打ち上げる」
「へぇ」
シグナムの説明を聞きながら口元についたタルタルソースをナプキンで拭い、ヴァイスは内心で首をかしげる。
花火、知らないわけではない。
だがミッドチルダでは日本でのそれと比較にならないほど、さして普及しているものではなかった。
期待を抱けというのは難しい。
「で、俺を一緒にと?」
「……まあ、な」
戦いに挑めば百戦錬磨の猛者であるシグナムが、恥ずかしいのかほんのり頬を染めて、伏し目がちにそう呟く。
付き合い始めてそれなりに経つのに、この初々しい反応。
ヴァイスはついつい笑みを零してしまう。
断る道理など微塵もない。
「もちろん、姐さんのお誘いならどこへでも」
花火への期待というより、彼女と連れ立って出かけるという事への期待に胸を湧かせて、ヴァイスは二つ返事でそう応えた。
□
そうして安易に要望を受け入れた彼だが、現地へ行って最初の感想はあまり芳しいものではなかった、むしろ、
「……サイアク、だな」
極めて酷いものと言えただろう。
無論それは正当な理由あっての事である。
なにせ周囲ときたら――人、人、人。
そこはかなり広大な川とその両岸に伸びる河川敷なのだが、さながら人間の洪水とばかりに人という人が場を埋め尽くしていた。
-
さらには夕刻の強烈な西日に当てられて、凄まじい暑気で熱せられている。
日本特有のじめじめとした湿気もまた不快さに拍車をかけていた。
ミッドチルダ育ちのヴァイスには堪らない。
「姐さんおせえなぁ」
腕時計に視線を落とし、ヴァイスは待ち人の到来に焦れる。
こちらの世界に訪れる際は一緒だったが、シグナムはこの時期に適した特有の衣装に着替えると言い、専門の衣料店に向かった。
ヴァイスは先んじて花火の見える会場で待ち合わせる事にしたわけだが。
それにしても、西日と人混みのキツさが半端ではない。
これでも一番良く花火の見えるスポットからは離れているというのだから驚きだった。
「幾らなんだって集まり過ぎじゃねえかね」
などと独りごちたくもなろう。
手持ち無沙汰に腕時計を見たり、見慣れない世界の景色や周囲の人間を見るにも飽いてきた。
ちょうどそんな頃合いだった、
「すまんヴァイス。遅れてしまった」
ふっと背後から声が掛かる。
彼は振り向いて、目を見開いた。
「姐さん……ッ?」
言葉尻が浮いて疑問が付いたのは、彼女の着た衣装の為に他ならない。
シグナムが着ていたのは、いつもの凛とした制服とはまるで違う、体のラインにゆったりと沿うように流れた和装だった。
白地に両肩から一文字に流れる濃紺の矢がすり模様が、なんとも夏の風情に合って涼しげだ。
それは華美さこそないものの、むしろだからこそ、清らかで慎ましい女らしさが匂っていた。
「どうした? どこか変か?」
じっと見つめるヴァイスに、シグナムは不思議そうに首を傾げる。
そんな所作一つ取っても、今の彼女には魅力に満ちている。
-
艶、とでも言えば良いのか。
袖が捲れないように支える手の仕草なども品があった。
「いや、凄く似あってるなって」
そのあまり、ヴァイスも思わず、何も包み隠さぬ本音を零した。
直截が過ぎるほどに飾り気のない評価に、シグナムの顔に嬉しさと恥じらいがぽっと火を点けた。
「ば、ばか……」
照れ隠しにそんな事を言いながら、シグナムはヴァイスの隣に立つ。
風上だったのか、川辺からの風が彼女の甘い髪の香りを運び、余計に彼の心を騒がせた。
それからどれ程経ったか、おそらく三十分もあるまい。
周囲に設置された祭の運営のスピーカーからノイズ混じりで、花火打ち上げを予告するアナウンスが流れた。
ヴァイスは周囲の人間に倣い、空を見上げた。
それから、ひゅるる、と甲高い音に続き、ぱっと空に光が炸裂した。
「おぉッ」
その瞬間、ヴァイスはつい声を漏らした、感嘆だった。
遅れて届いた腹に響く破裂音、さらに幾重にも連続して、暗い空に火の花が次々に咲き乱れた。
ヴァイス・グランセニックの中で花火というものの認識がまったく変わったのはその時だ。
ミッドチルダの花火とは、まるで違う。
サイズこそ同じ程度だが、華々しく色を変えながら咲いては散り、散りては咲く幾輪もの花火の美しさはまるで質が違う。
それをこうして人々の熱気の中で見上げるのは、何とも言えぬ風情があった。
ヴァイスが空に咲く花に見蕩れているのを察したのか、隣のシグナムは微笑を浮かべて、満悦気味にぽつりと呟いた。
「綺麗だな」
ちらりと横の彼女を見下ろし、ヴァイスは頷く。
「……はい、そっすね」
だがその時脳裏を占めていたのは、むしろ花火より彼女自身の事だった。
こうしてすぐ隣から見下ろすと、ポニーテールに結ったうなじのライン、悩ましい後れ毛まで見える。
浴衣の襟元は普通の服装よりも深いため、僅かに背中まで見えるのが、余計に色香を湛えていた。
(姐さんの方が綺麗、なんて、さすがにくさすぎるよなぁ)
などというくだらない考えも湧いてしまう。
だがくさい殺し文句は抑えつつ、今宵は黙って空の花々に視線を向けた。
そうしていられる時間も、さして長くはなかったが。
□
最初に感じたのは頬にぶつかる微かな冷たさだった。
-
水の雫だ。
「ん?」
頬に手を当て、水滴である事を確認したヴァイスは、顔を上げる。
花火の光に魅入っていた為に意識していなかったが、いつの間にか空はどんよりと雲で濁り、ごろごろと雷鳴の声を上げていた。
轟然と雨が注いだのはそのすぐ後だった。
「うわッ、ちょッ」
さながらバケツの水をひっくり返したようなものだった。
花火を見に来た人間たちに恨みでもあるのではないかと思えるほどの凄まじい雨が叩きつけられる。
傘など持っていないヴァイスもシグナムも、堪らず顔を手で覆った。
通り雨で済めば良いと高をくくったのは最初の十分だけ。
止むどころか雨脚は凶悪に増していき、花火も打ち上げが止まり、とどめは花火大会中止のアナウンスだった。
もはやその場に留まる理由は霧散した。
「姐さん、とりあえずどっかで雨宿りしましょうよ」
「ああ」
言うや否や、二人はそそくさとその場を後にした。
履きなれない下駄と、浴衣の裾の為か、シグナムの足取りはいささか遅い。
ヴァイスは彼女の手を取って、人混みを掻き分けた。
彼は気付いていなかったが、シグナムは自然体で手を握られて恥ずかしそうに頬を染めていた。
「どこかねえか……どこか」
そんな将の様など知る由もなく、ヴァイスはとにかく雨宿りできる場所を探した。
見知らぬ土地であるから、良い場所など分かるわけもない。
とにかく人混みを遠ざけて、何かこの豪雨から身を守ってくれるものを求めて。
彼が行き着いたのは住宅街を幾分過ぎたあたりだった。
小高い丘と山の近くで、神社の境内が微かに覗ける。
奥まった道の先に在ったのは、まったく人気のない物置小屋だった。
ドアこそ施錠されていて開かないが、幸いにもトタン屋根はかなり外へせり出しており、雨宿りには最適だ。
「ふう。ここならしばらく良さそうっすね」
「ああ」
髪やら肩を濡らす水滴をぱっぱと払いながら、ヴァイスはようやく一息ついた。
林の中であるにも関わらず、蚊も寄り付かない、程よく乾燥した場所だった。
意外に木々の中でも水気は少ないのだろうか。
-
ただコオロギや鈴虫のりーりーという声、トタンを叩く水の音だけが場には満ちる。
「すまなかったな。まさか雨が降るとは思わなかった」
「いや、別に姐さんの気にする事じゃ」
堅苦しくそんな事を言うシグナムに、ふっと苦笑したヴァイスが、思わず顔をひきつらせた。
理由は明白。
シグナムの姿にである。
「ふぅ……まったく、酷い様だ」
そう嘆く彼女の姿は、得も言われぬものだった。
しっとりと濡れて肌に張り付く生地が、否応なくそのプロポーションを際立たせる。
胸こそ帯で締められているが、腰から張りの在るヒップに掛けてのラインは凶悪だった。
濡れた髪が頬に張り付き、それをそっと指で掻き上げる仕草でさえ、息を呑むような色香が漂っている。
仄暗い夜の林の中で、白い柔肌は普段よりなお一層悩ましく輝いていた……
「――」
ヴァイスは言葉もなく、濡れ髪に嘆くシグナムの横顔を見つめる。
己の中で、どうしようもない男の劣情がどろどろと濁っていくのを感じた。
それは正に、理性や理屈の類ではどうにもならないものだった。
ごくりと唾を飲む。
浴衣、日本という国の和装の生み出す艶に飲まれて、何時しか指先は意志とは関係なく動いていた。
「んッ。おい、ヴァイス?」
そっとうなじをくすぐられ、シグナムが身じろぎをする。
後れ毛を掬い、首筋を軽く撫でながら、ヴァイスは彼女の頬に指を当てた。
自分に比べるとやや冷たい肌、磨きぬいた陶器のようにすべらかで心地よい。
ほんのり漂うシャンプーの香りが華やかで、余計に理性を砕かれた。
自然に体が寄ったかと思えば、もう細腰を抱き寄せていた。
距離が零になるのに時間は要らなかった。
「んッ!?」
驚く彼女の声音が、重なった唇の間から溢れる。
ヴァイスは強引に強く抱きしめながら、無理矢理口付けをした。
最初こそ体を硬直させて驚いたシグナムだったが、口の中に舌をねじ込まれれば従順なものだ。
「はぁッ……んぅッ」
今まで散々愛を交わしてきた間柄である、どこをどう攻めれば感じるかは体が覚えていた。
ヴァイスは考えるともなく、舌を念入りに絡めとりながら、うなじや髪を優しく撫でてやる。
-
舌同士の交わりは激しく、だがそれ以外の愛撫は繊細に。
腰から尻まで探ると体が震えた、感じている証拠だった。
頬に触れた時はやや冷たく感じたが、抱き寄せてボディタッチを続けると、徐々に浴衣越しで熱が湧くのが分かる。
そのまま何分か、ヴァイスは彼女の唇を飽くまで味わい続けた。
ようやく解放したのは、シグナムの瞳にうっすらと甘く涙の膜が張った時だった。
「ぁぁ……ふぁッ」
唾液の橋を架け、まだ物欲しそうに開けた唇から舌を出したまま、悩ましい吐息を零すシグナム。
余程心地よかったのか、弛緩した体を押し付けるように彼に抱きついたまま離れない。
だが理性はまだ健在らしく、潤んだ瞳がきっと睨みつけた。
「この……バカッ。こんなところで、するヤツがあるか」
ぷいと顔を背け、赤い頬を隠そうとするシグナム。
当たり前だろう、まさかこんな屋外で堂々と行為を求めるなど、倫理観から許せる筈がない。
だがそんな彼女の恥じらいや、普段とは違うシチュエーションこそ、ヴァイスの欲望をそそらせた。
離れようとする彼女の腰をぐっと抱き寄せて、耳元に囁く。
「良いじゃないっすか。周り見てくださいよ、誰も来やしませんって。ね?」
「……」
促す言葉に、シグナムは周囲をチラチラと窺う。
ヴァイスの言うとおり、そこは人気も視線もない、まったくの死角のような場所だった。
さらに言うなら、キスですっかり体は熱く火照っていた。
理性の葛藤が続く時間は、さして長いものではなかった。
「きょ、今日……だけだぞ」
消え入りそうな呟きと共に、シグナムは自分から体を寄せた。
彼女の承諾を受けたら、もう留まる理由もない。
ヴァイスはすぐさまかぶりついた。
「ひゃぁッ!」
甘いシグナムの声が蕩けるように響く。
心地よい音色を聞きながら、ヴァイスはミルクのように白いうなじを味わう。
舌を這わせ、吸い付き、開発した性感帯をさらに乱開発するように。
首筋だけでなく、耳たぶも舐めてやる。
余程感じるのか、細やかに引き締まった体がびくりと震えた。
愛撫は首だけに終わらない、貪欲な彼の手は腰から尻までゆるりと滑った。
張りの在るヒップはまるで熟した果実のように豊かで、浴衣と下着の生地越しにも堪らぬ程の量感だ。
ついでに太腿までなぞりつつ、ヴァイスはもう片方の手で細い肩を掴むや、その場でぐるりとシグナムを反転させた。
「あッ」
キスから解放された口から、名残惜しそうな声が出た。
-
だが次に訪れた愛撫に、それはすぐさま法悦の声に変わった。
「ふぁッ……」
するりと胸元に滑り込んだ手の温もりに、シグナムは震えた。
浴衣の胸の合わせ目から、ヴァイスは無遠慮に手を差し込んで下着に包まれた豊満な乳房を揉みしだいた。
できる事ならばブラなど外して直にその感触を味わいたいが、服を着たたままという倒錯的なシチュエーションはいつもとまた違った趣がある。
下着の上から探りだした乳首を摘み、ぎゅっと力を込める、知り尽くした彼女の体なら見ずとも簡単に見つけられた。
胸への愛撫で身悶えするシグナムを、ヴァイスはそのまま小屋の壁に押しやった。
「姐さん、手突いて」
そっと告げて促すと、シグナムは従って小屋の壁に手を突いた。
ちょうど尻を突き出すような形だ。
肩からポニーテールに結った髪を流し、濡れた浴衣の生地がぴったりと体に張り付いて、肩甲骨の浮き上がりからなめらかな腰と尻の曲線までくっきりと分かる。
白地の浴衣が薄闇の中で眩く、それがまた色香をそそった。
存分に背中と尻まで撫で、ヴァイスはするりと指先をさらに下へ流す。
彼は裾をまくり上げると、大胆にもシグナムの尻を晒させた。
白地の生地よりなお白く眩い、太腿と腰が露に成る。
邪魔な下着はすぐに下ろした。
引き締まった豊かな尻、ぱっくりと開いた入り口は、とっくに蜜を垂らして濡れそぼっていた。
「や、やだ……恥ずかしい」
首を横に振り、シグナムが羞恥する。
耳からうなじまで赤く染まっているところを見ると、頬も朱色になっている事だろう。
だがそんな事を言ったところで今更止まれるわけがない。
ヴァイスは急く気持ちに駆り立てられながら、ファスナーを下ろして自身を取り出した。
たっぷり血を巡らせた剛直は、既に我慢汁を垂らして屹立している。
もう愛撫の必要はなかろうと、迷わず秘裂へ宛がう。
「大丈夫っすよ。誰も見てないっすから」
せめて耳元にそう囁きかけながら、彼は己をシグナムの内へ埋没させていく。
「じゃ、入れますよ」
じゅぷ、と湿った音がした。
そしてゆっくりと、太い幹が進んでいく。
背筋を駆け抜ける快感に、シグナムの顔はすぐさま快楽に歪んだ。
「んぅ! はぁ……あぁ」
恍惚に掠れた甘い声を出しながら、シグナムの総身が震え上がる。
肉壁を広げられながら奥へ、さらに奥へと突き進む。
最奥まで達した時、こつん、と亀頭が子宮口近くをノックした。
「〜〜ッ!!」
途端に、シグナムの背中が大きく揺れた。
そしてぶるぶると小刻みに痙攣し、すぐに脱力する。
締め付ける媚肉の蠢きだけは物欲しいとでも言うように、断続的に締め上げながら続く。
快感をたっぷり満喫しながら、ヴァイスはその顔に嗜虐の笑みを貼り付けた。
「姐さん、今イッたでしょ? ほら、奥がきゅーって締まってる」
ぐっと体を寄せて、耳元でそう囁いた。
-
これみよがしに羞恥心を煽る言葉に、シグナムの耳からうなじまで見る見る火が点いたように赤くなった。
「ば、ばか! そんな、こと言うな……ぁああ!」
首を振ってヴァイスの言葉を否定しようとするシグナム。
だが服の内側に入ってきた熱く硬い手の感触に、声音は陶然と上ずったものに変わった。
浴衣の合わせ目から滑り込んだ手は、見てなくとも勘ですぐに探り当てた乳首を、服の上から摘んで転がした。
今まで何度も刺激され、すっかり快楽を覚えこんだ肉豆を弄られる感触が絶頂した直後の神経を更に熱く焦がすのだ。
過敏な体を快楽責めされて悶えるシグナムに、しかしヴァイスが情けを掛けることはない。
むしろ、普段の凛然とした彼女をここまで蕩かす事ができる優越感に、責める手は一層力を強めた。
「んな事言って、ここもうびしょびしょじゃないっすか。姐さん、もっと気持ちよくなりたいでしょ?」
乳房を右手で揉みしだき、乳首を弄りつつ、左手は腰を絡めて固定する。
腰は後ろに引かれて、だがすぐさま前へ突き出され、豊満な尻を叩いて蜜壺を抉った。
パチンッ、と汗で湿った肌と肌のぶつかる音色に、シグナムの喉から溢れた喜悦が交じり合う。
誰知る事もない森の中で、雨音と虫の合唱に溶ける男女の睦む響き。
次第に雨滴で冷えていく大気とは裏腹に、二人の体だけは熱くなっていく。
「はぁ……ぁあ! ヴァイス……まって……やぁ……ふぁああ! また、クる……キちゃうから……あんッ!」
腰を突き出す度に、剣技で鍛えられたしなやかな肢体が震えた。
肉棒を締め付ける膣内が規則的な緩急で蠢いて、腰を前後するヴァイスの神経に甘やかな快楽を刻み込む。
分かる、今まで何度も彼女を貪ってきた経験から、それが何の前兆であるか。
察して、ヴァイスは腰の動きを激しく強くする。
体ごとぶつかるように豊かな尻に腰が叩きつけられて、シグナムはひきつった声を上げて悶た。
「ひゃぁ! ふ、ぁぁ……だめ、それ……つよすぎ……あんッ!」
「すんませんね。でも、どうせなら一緒に」
そう告げながら、ヴァイスはひたすらシグナムに己を打ち付けた。
特に一番奥、子宮口の近くから僅かに右斜めの箇所、最も感じやすい性感帯を念入りに。
-
亀頭でごりごりと擦り上げ、突いて、抉って、掻き回す。
極みに達するのに、そうまで時間は掛からなかった。
「んぅぅッッ〜!!!!」
一瞬、シグナムの体が足の先から頭のてっぺんまで、強く痙攣した。
膣内に埋まる竿を、ぎゅう、と締め付ける感触。
顔を見ずとも、蕩けるような吐息から、それが絶頂の印だと考えずとも理解できる。
「姐さん、俺もッ」
強く締まる膣壁で己を扱かれ、ヴァイスもまた解放した。
腰の震えと共に、彼女の内側にたっぷりと粘り気のある白濁が吐き出される。
身震いする度射精される液体は、すぐさま膣内を満たし、それでも飽きたらずに結合部から溢れて白い太腿を伝う。
白く引き締まった太腿を汗と精液が濡らす様は、見ているだけで倒錯的な欲望をそそられるほど淫らだった。
熱い。
雨で冷えかけた空気の中で、汗だくになって交わった体は、うだるような蒸し暑さを感じている。
だがそれでも、不快などと思わなかった。
神経を駆け抜けるのは、お互いに絶頂した恍惚の余韻だけ。
そんな中で、ヴァイスはおもむろに背後からシグナムの顔に手を当て、体を寄せた。
「姐さん、こっち向いて」
「え?……あ、んぅッ」
問いを返す間もなく、唇を唇で塞がれる。
ぬるりと滑りこんでくる舌の侵入を、シグナムはすぐさま受け入れて、悦びに身震いした。
結合したままキスをする心地好さはさながら身も心も一つになってしまうような気さえする。
瞳に涙のヴェールを張り、意識もとうに恍惚の深みへ甘く堕ちていた。
未だ冷めやらぬ熱に浮かされて、二人は時も場所も忘れて、ただ繋がるその瞬間に没頭する。
そんな様を見守るのは、雨雲の切れ間から覗く月と、露に濡れた草木だけだった。
終幕
-
投下終了。
この間の花火大会の中止うんぬんでこういう妄想をせざるをえなかった。
コミケ行くだのなんだので忙しくて書けなかったのがようやく書けたわ。
-
>>GJ シグナム姉さんかわいい(小並感)
お祭りは八神家総出で来てるんだろうけど、そうなるとほかのメンバーの行動は…!
-
>>391
ふぅ……gj……
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ユーノくんとぉおおおおおおお
一発やりてええええええええええ
-
ユーノくんとぉおおおおおおお
一発やりてええええええええええ
なのは
こう書くと途端に淫靡になり……ならねえな
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>>395
>>343-355のなのはさんが叫んでいるようにしか見えないw
-
一発やりたくって いいじゃない にんげんだもの なのは
アナルだって いいじゃない おんなのこだもの フェイト
揉んだって ええやない ストレスたまるんやもの はやて
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>>397
10歳で妊娠したって いいじゃない エリオ君の子供だもの
キャロ
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>>398
エリオが浮気したり逃げ出したりしたら
夜ねむっているエリオのナニを舐めしゃぶりながら右手で玉を左手でハサミをもってそうで怖いです
そのキャロ
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ルーテシア「怖いね。私が守ってあげるよ、さあ、来て」
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ルーテシアはすごい晴れやかなな笑顔で首輪つけたり拘束具つけたりしてベッドにくくりつけるとかしてきそう
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ご褒美です
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人材不足故か介護の仕事の体験が無料でできる講習会とかやってたんで行ってみたら、二人一組で患者役をベッドから車椅子に移動させたり
したんだが、排泄にかんする説明になったときに、
「はやてもシグナム達にトイレまで車椅子押していって貰った後、便座に座らせてもらって『終わったら呼ぶから」って言ってドアの前で
待っててもらうとかしてたのかなー」って思った。
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むしろそこらへんの介護はシャマルの領分じゃなかろうか
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リンカーコアぶっこ抜きの要領で、排泄物を処理していたのか
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以前、尿管結石の激痛で病院に担ぎ込まれたときは
女医さんだか女の看護士さんだかに座薬ぶちこまれたんだが
たとえおばさんだろうが異性にアナルほじられるって屈辱感がはんぱねえ
だから同性に下の世話やってもらったほうがいいんじゃねえかな
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脚が悪かった時代のはやてちゃんも、熱が出た時なんかは石田先生に座薬入れて貰ったこととかあるんだろうか
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っていうか下半身が麻痺してる場合、小や大を自らの意思で我慢することが出来ず、垂れ流しになるのでは。
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