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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第116話☆

1名無しさん@魔法少女:2013/05/31(金) 19:40:45 ID:UzKFPR1M
魔法少女、続いてます。

 ここは、 魔法少女リリカルなのはシリーズ のエロパロスレ避難所です。


『ローカル ルール』
1.他所のサイトの話題は控えましょう。
2.エロは無くても大丈夫です。
3.特殊な嗜好の作品(18禁を含む)は投稿前に必ず確認又は注意書きをお願いします。
  あと可能な限り、カップリングについても投稿前に注意書きをお願いします。
【補記】
1.また、以下の事柄を含む作品の場合も、注意書きまたは事前の相談をした方が無難です。
  ・オリキャラ
  ・原作の設定の改変
2.以下の事柄を含む作品の場合は、特に注意書きを絶対忘れないようにお願いします。
  ・凌辱あるいは鬱エンド(過去に殺人予告があったそうです)

『マナー』
【書き手】
1.割込み等を予防するためにも投稿前のリロードをオススメします。
  投稿前に注意書きも兼ねて、これから投下する旨を予告すると安全です。
2.スレッドに書き込みを行いながらSSを執筆するのはやめましょう。
  SSはワードやメモ帳などできちんと書きあげてから投下してください。
3.名前欄にタイトルまたはハンドルネームを入れましょう。
4.投下終了時に「続く」「ここまでです」などの一言を入れたり、あとがきを入れるか、
   「1/10」「2/10」……「10/10」といった風に全体の投下レス数がわかるような配慮をお願いします。

【読み手 & 全員】
1.書き手側には創作する自由・書きこむ自由があるのと同様に、
  読み手側には読む自由・読まない自由があります。
  読みたくないと感じた場合は、迷わず「読まない自由」を選ぶ事が出来ます。
  書き手側・読み手側は双方の意思を尊重するよう心がけて下さい。
2.粗暴あるいは慇懃無礼な文体のレス、感情的・挑発的なレスは慎みましょう。
3.カプ・シチュ等の希望を出すのは構いませんが、度をわきまえましょう。
  頻度や書き方によっては「乞食」として嫌われます。
4.書き手が作品投下途中に、読み手が割り込んでコメントする事が多発しています。
  読み手もコメントする前に必ずリロードして確認しましょう。

前スレ ☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第115話☆
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12448/1355324984/

273ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/07/30(火) 01:44:52 ID:hi/PB/5.
なんとか・・・なんとか今年中には進めますので・・・どうかお許しをぉ・・・(土下座

274 ◆5TP6ns72m.:2013/07/30(火) 02:35:05 ID:.xKGHlc.
>>270
GJです。千和さんもノーヴェも幸せになってくれ


さて、あまり人も居ないようですので、私もここで一つ小ネタを投下させて頂きたいと思います。
>>262からの流れよりインスパイアされました。
NGはタイトルにてお願いします。
タイトルは「オナホを巡る恋人達の夜」

ではどうぞ。

275オナホを巡る恋人達の夜:2013/07/30(火) 02:39:39 ID:.xKGHlc.
すみません。本文長過ぎと怒られましたので、少し調整して来ます。

276オナホを巡る恋人達の夜:2013/07/30(火) 02:44:07 ID:.xKGHlc.
 まだ陽が落ちて間もない、夜の帳がうっすらと降りた時分。けれども恋人達の激しい夜は、一

応の休息を迎えていた。
「もぉ、ユーノ君激し過ぎるよ……気持ち良過ぎて死んじゃうかと思った」
「ごめんねなのは。でも、いきなり訪ねてきた上に『我慢してたけどもう限界なの』って玄関で

僕を押し倒した君も悪いと思うよ?」
 ミッドチルダ郊外、ユーノ・スクライア宅。家主たるユーノは、玄関先での危険な一時を過ご

した後、恋人であるなのはをお姫様抱っこして浴室に向かっていた。
「だって、最後にシたのってもう一週間も前だったんだよ? お話は画面越しに毎日してるけど

、やっぱり触れ合いたいって思うじゃない」
 行為の後の火照りも冷めやらぬ中、なのはのはにかんだ頬にうっすらと朱が差す。
「なのは……」
「にゃはは、ちょっと恥ずかしいや。――と、お風呂到着っ。もう降ろしてくれて良いよ」
 恥ずかしさを誤魔化すためか、なのはが身動ぎする。腕の中の温もりに未練を感じながら、ユ

ーノはなのはをそっと床に降ろした。
「大丈夫? 立てる?」
「とと、平気平気。ユーノ君手加減してくれてたでしょ? いつもに比べるとまだ余裕ある感じ

かな」
 ほんの少しふらつきながらも、なのははしっかりと床を踏みしめる。うっすらと微笑みながら

、なのはは首を回して優しい恋人の顔を見上げた。
「その割にはいつも以上に感じてた気もするけど」
「にゃっ!? ……だ、だって、ユーノ君がなかなかイってくれなかったから、その分何度も何

度も……」
「?」
「何でもないのっ! ほら、早くお風呂入……ろ……」
 ユーノの思わぬ反撃に、なのはは顔を真っ赤に染める。照れ隠しに勢いよく浴室のドアを開け

たなのはの体が――ピタリと静止した。
「どうしたのなのは、何か変な虫でも居……た……」
 恋人のおかしな動きに、ユーノがその頭越しに浴室を覗き込み――同じく固まる。
 浴室の床ど真ん中に、男の果ての無い性欲の友が鎮座していた。
(しまったあああああ!! 片付けるの忘れてたっ!!?)
 内心で絶叫するユーノ。なのはが突然訪ねて来る直前まで。ユーノは秘蔵のなのはフォルダに

収められた過去の行為の動画を見つつ、一人で励んでいたのだった。
「…………ねえユーノ君。お風呂場の床に無造作に置いてある、ピンク色でグニャグニャした筒

みたいなの、何……かな?」
「…………え、えーっと、これはその……そう! これはオナホ正式名称オナガーホールと言っ

て昔の人が使用してた投石道具の再現レプリカの模造品でね中に石を詰めて投げて使用するんだ

けどとある考古学のオークションサイトで落札して今は仕組みを調べる為に洗浄して置いておい

ただけというか」
 内心の焦りを悟られぬよう、必死で頭を回転させそれらしい出任せを口にするユーノ。苦しい

か、いやなのはならあるいは……! という葛藤はしかし、あっさりと裏切られた。
「ふーん……。わあ、ずいぶんいっぱい出したんだねー。逆さにすると白いのがぽたぽた落ちて

くるよー」
「知っていらっしゃる!?」
「そっかそっかー。今日のユーノ君、やけにイクのが遅いなーって思ってたら、一発ヌいた後だ

ったんだー。そういえば何だか髪も湿ってた気もするしー」
 高町なのは、見事なジト目と棒読みである。
「な、なのは……さん? ちょっとすごく目が怖……」
「あーあ。私は体を持て余しても必死に我慢してたのに、ユーノ君はこういうので発散してたん

だねー。ゲンメツだなー」
「うう……。……その、ごめんなさい……」
「…………」
「…………ごめん」
 顔を伏せ、本当に申し訳なさそうに肩を落とすユーノ。オナホ使用とはいえ唯の自慰行為であ

る。本来なら責められる様な事はない筈だが、そこは温厚さに定評のあるユーノ・スクライア。

心の中では、なのはが嫌がるならと快楽を共にしてきた戦友との永遠の別れすら決意し――

277オナホを巡る恋人達の夜:2013/07/30(火) 02:44:44 ID:.xKGHlc.
「ぷっ」
「え?」
「っ、あはははは! なーんてねっ。冗談だよユーノ君。私ぜんぜん怒ってないからね」
 突然の恋人の可愛らしい笑い声に、本気で目を丸くした
「え……え?」
 混乱するユーノの姿を堪能したなのはは、目尻の涙を拭いながら太陽のような笑顔を浮かべた


「なんか昔、お兄ちゃんが忍さんに言い訳してたのを思い出すなあ……。大丈夫だよ。男の人が

定期的にそういうことをシたくなるのは知ってるし、それに……なんで私がコレのこと知ってた

か分かる?」
「え、えーと……ネットで調べた、とか?」
 首を傾げながら答えるユーノに、なのははにっこりと笑いかけ――
「ぶー。正解は、私も一つ持ってるからでしたー」
 爆弾を落とした。
「ちょ、えええっ!? 何でっ!?」
 大声で混乱するユーノを尻目に、なのははほんの少し恥ずかしそうに頭をかく。
「やー、オナホって一人遊びの必需品だよね。私も使うけど気持ちいいし」
「使っ!? どうやって!?」
「あれ、ユーノ君知らないかな? 今の時代、女性用のオナホもあるんだよ」
 あっけらかんと自らの自慰環境を暴露するなのはに、ユーノはただ苦笑するばかりだった。と

、ユーノが何かに思い至ったようになのはを見詰める。
「そ、そうなんだ……あれ? じゃあ、さっき言ってた『私は体を持て余しても必死に我慢して

た』っていうのは……」
「あ、あれは本当。ここ最近は全く一人エッチはしてないよ」
 真面目な顔のなのは。ユーノは首を傾げる。
「そうなの? またどうして」
「…………もぉ。察して欲しいな、この鈍感」
「え? え?」
 なのはが可愛らしくユーノを睨む。けれどもその口元はうっすらと上がっていて――


「…………女の子はね、どんなに気持ちいい一人エッチよりも、大好きな人に抱かれる方が幸せ

なんだよ」










「ところで話は戻るけど、コレって気持ち良いの? ちょっと使ってるとこ見せて欲しいなー」
「え、ちょ、なのは? あっ、駄目だってそんな無理やり入れ――アッー!!?」
 恋人達の激しい声が、風呂場に反響して消えて行った。

278 ◆5TP6ns72m.:2013/07/30(火) 02:49:11 ID:.xKGHlc.
以上になります。
何が引っかかったのは分からなくて少し焦りましたw
読みにくかったら申し訳ありません。

最後に、個人的にオナホ発明した人は某平和賞を受賞しても良いんじゃないかと思います。では。

279 ◆5TP6ns72m.:2013/07/30(火) 02:54:23 ID:.xKGHlc.
本当に読みにくい……コピペミスだと思います。重ね重ねすみません。

280オナホを巡る恋人達の夜:2013/07/30(火) 03:05:15 ID:.xKGHlc.
 まだ陽が落ちて間もない、夜の帳がうっすらと降りた時分。けれども恋人達の激しい夜は、一応の休息を迎えていた。
「もぉ、ユーノ君激し過ぎるよ……気持ち良過ぎて死んじゃうかと思った」
「ごめんねなのは。でも、いきなり訪ねてきた上に『我慢してたけどもう限界なの』って玄関で僕を押し倒した君も悪いと思うよ?」
 ミッドチルダ郊外、ユーノ・スクライア宅。家主たるユーノは、玄関先での危険な一時を過ごした後、恋人であるなのはをお姫様抱っこして浴室に向かっていた。
「だって、最後にシたのってもう一週間も前だったんだよ? お話は画面越しに毎日してるけど、やっぱり触れ合いたいって思うじゃない」
 行為の後の火照りも冷めやらぬ中、なのはのはにかんだ頬にうっすらと朱が差す。
「なのは……」
「にゃはは、ちょっと恥ずかしいや。――と、お風呂到着っ。もう降ろしてくれて良いよ」
 恥ずかしさを誤魔化すためか、なのはが身動ぎする。腕の中の温もりに未練を感じながら、ユーノはなのはをそっと床に降ろした。
「大丈夫? 立てる?」
「とと、平気平気。ユーノ君手加減してくれてたでしょ? いつもに比べるとまだ余裕ある感じかな」
 ほんの少しふらつきながらも、なのははしっかりと床を踏みしめる。うっすらと微笑みながら、なのはは首を回して優しい恋人の顔を見上げた。
「その割にはいつも以上に感じてた気もするけど」
「にゃっ!? ……だ、だって、ユーノ君がなかなかイってくれなかったから、その分何度も何度も……」
「?」
「何でもないのっ! ほら、早くお風呂入……ろ……」
 ユーノの思わぬ反撃に、なのはは顔を真っ赤に染める。照れ隠しに勢いよく浴室のドアを開けたなのはの体が――ピタリと静止した。
「どうしたのなのは、何か変な虫でも居……た……」
 恋人のおかしな動きに、ユーノがその頭越しに浴室を覗き込み――同じく固まる。
 浴室の床ど真ん中に、男の果ての無い性欲の友が鎮座していた。
(しまったあああああ!! 片付けるの忘れてたっ!!?)
 内心で絶叫するユーノ。なのはが突然訪ねて来る直前まで。ユーノは秘蔵のなのはフォルダに収められた過去の行為の動画を見つつ、一人で励んでいたのだった。
「…………ねえユーノ君。お風呂場の床に無造作に置いてある、ピンク色でグニャグニャした筒みたいなの、何……かな?」
「…………え、えーっと、これはその……そう! これはオナホ正式名称オナガーホールと言って昔の人が使用してた投石道具の再現レプリカの模造品でね中に石を詰めて投げて使用するんだけどとある考古学のオークションサイトで落札して今は仕組みを調べる為に洗浄して置いておいただけというか」
 内心の焦りを悟られぬよう、必死で頭を回転させそれらしい出任せを口にするユーノ。苦しいか、いやなのはならあるいは……! という葛藤はしかし、あっさりと裏切られた。
「ふーん……。わあ、ずいぶんいっぱい出したんだねー。逆さにすると白いのがぽたぽた落ちてくるよー」
「知っていらっしゃる!?」
「そっかそっかー。今日のユーノ君、やけにイクのが遅いなーって思ってたら、一発ヌいた後だったんだー。そういえば何だか髪も湿ってた気もするしー」
 高町なのは、見事なジト目と棒読みである。
「な、なのは……さん? ちょっとすごく目が怖……」
「あーあ。私は体を持て余しても必死に我慢してたのに、ユーノ君はこういうので発散してたんだねー。ゲンメツだなー」
「うう……。……その、ごめんなさい……」
「…………」
「…………ごめん」
 顔を伏せ、本当に申し訳なさそうに肩を落とすユーノ。オナホ使用とはいえ唯の自慰行為である。本来なら責められる様な事はない筈だが、そこは温厚さに定評のあるユーノ・スクライア。心の中では、なのはが嫌がるならと快楽を共にしてきた戦友との永遠の別れすら決意し――

281オナホを巡る恋人達の夜:2013/07/30(火) 03:05:50 ID:.xKGHlc.
「ぷっ」
「え?」
「っ、あはははは! なーんてねっ。冗談だよユーノ君。私ぜんぜん怒ってないからね」
 突然の恋人の可愛らしい笑い声に、本気で目を丸くした
「え……え?」
 混乱するユーノの姿を堪能したなのはは、目尻の涙を拭いながら太陽のような笑顔を浮かべた。
「なんか昔、お兄ちゃんが忍さんに言い訳してたのを思い出すなあ……。大丈夫だよ。男の人が定期的にそういうことをシたくなるのは知ってるし、それに……なんで私がコレのこと知ってたか分かる?」
「え、えーと……ネットで調べた、とか?」
 首を傾げながら答えるユーノに、なのははにっこりと笑いかけ――
「ぶー。正解は、私も一つ持ってるからでしたー」
 爆弾を落とした。
「ちょ、えええっ!? 何でっ!?」
 大声で混乱するユーノを尻目に、なのははほんの少し恥ずかしそうに頭をかく。
「やー、オナホって一人遊びの必需品だよね。私も使うけど気持ちいいし」
「使っ!? どうやって!?」
「あれ、ユーノ君知らないかな? 今の時代、女性用のオナホもあるんだよ」
 あっけらかんと自らの自慰環境を暴露するなのはに、ユーノはただ苦笑するばかりだった。と、ユーノが何かに思い至ったようになのはを見詰める。
「そ、そうなんだ……あれ? じゃあ、さっき言ってた『私は体を持て余しても必死に我慢してた』っていうのは……」
「あ、あれは本当。ここ最近は全く一人エッチはしてないよ」
 真面目な顔のなのは。ユーノは首を傾げる。
「そうなの? またどうして」
「…………もぉ。察して欲しいな、この鈍感」
「え? え?」
 なのはが可愛らしくユーノを睨む。けれどもその口元はうっすらと上がっていて――


「…………女の子はね、どんなに気持ちいい一人エッチよりも、大好きな人に抱かれる方が幸せなんだよ」










「ところで話は戻るけど、コレって気持ち良いの? ちょっと使ってるとこ見せて欲しいなー」
「え、ちょ、なのは? あっ、駄目だってそんな無理やり入れ――アッー!!?」
 恋人達の激しい声が、風呂場に反響して消えて行った。

282 ◆5TP6ns72m.:2013/07/30(火) 03:07:24 ID:.xKGHlc.
すみません。レスの無駄使いという批判もあるでしょうが、少しでも読みやすいように投下し直させて頂きました。

283名無しさん@魔法少女:2013/07/30(火) 14:09:13 ID:82Kolmjs
>>282
GJです。最初のよりはだいぶ読みやすいですよ。
なのはさんエロ可愛いです。ユーノ君イキロwww

284名無しさん@魔法少女:2013/07/30(火) 15:33:55 ID:V.dzynIg
GJですー

女性用のオナホってそれは本当にオナホなのかとかどうやって使うのかとか
色々気になってしょうがないけどなのはさんが可愛らしくてユーノ君が幸せそう(?)なんで全てよしw

285名無しさん@魔法少女:2013/07/30(火) 17:26:52 ID:YPhuCE6I
なのはさん、フタナリ説

286名無しさん@魔法少女:2013/07/30(火) 18:02:42 ID:kTcGJ0YY
変身魔法で生やして……とかよくあるネタだよね

287名無しさん@魔法少女:2013/07/31(水) 09:35:35 ID:6XWSqowc
ユーノ君以外のを入れるより、
魔法で生やして使っていたと妄想
ふぅ……

288名無しさん@魔法少女:2013/08/01(木) 01:11:54 ID:szk6T1ik
マジレスすると、オナホみたいにクリを挟んで刺激してオナるグッズがあるらしい
オナホ+ローターっぽい感じ

289aaa9on ◆0BE0O9eFKI:2013/08/01(木) 02:20:51 ID:D6geAL8I
皆さん投下されてるので、そこに紛れて一本
ご都合設定かつ、何番煎じかもわからないネタですが
すずかソロ→忍×すずか エロあり 自慰、レイプ(?)、百合等 夜の一族の設定あり
タイトル「初めての発情期」

290aaa9on ◆0BE0O9eFKI:2013/08/01(木) 02:21:47 ID:D6geAL8I
月村すずかは困っていた
学校の授業中、突然下腹部が疼き始めた
その疼きが一秒ごとに広がり、数分たった今では、全身が疼き、特に秘所は触らずにはいられないほどになっていた

「こんなの……ダメ」
すずかは秘所を触りたい欲求を、スカートを握り必死に耐えていた
それでも、疼きは治まるどころか、秒増しに強くなっていく
恥も外聞もなく、パンツの中に手を突っ込んで、あそこを思う存分かき回したい
しかし、常識的に考えれば、そんなことを出来るはずもない
真面目なすずかには、ただ耐えるしかできなかった

「月村さん、次の文章を読んでください」
呼ばれてすずかは、はっとした
疼きを耐えることに必死になって忘れていたが、今は授業中
当てられた以上、立って教科書を読まなければならない
「はい……んっ」
仕方なく立ち上がる時の、服の微妙な擦れさえ、強烈な刺激となって心を蝕む
何とか立ち上がると、クラス中の視線が彼女に集まる

普段であれば気にならないが、すでに頬は紅潮し、微妙な刺激でさえ声を出してしまいかねない、すずかにとって、それは恥ずかしいこと、この上なかった
「戸の前には金の香水の瓶が置いてありました 二人は香水を、頭へ振りかけました」
口はなんとか文書を読んではいるが、実際はそれどころではなかった
教科書を持つ手には、思わず力が入って紙は破れそうになり、腰は落ち着きなく、動いていた
すずかの秘所は、触らずとも蜜を溢れさせ始め、腰が動くたびに、ぬちゃぬちゃと卑猥な音が鳴り響く
実際それは、すずか自身にしか聞こえないほどの小さい音だったが、すずかの羞恥心を煽るには十分すぎた

「----二人は扉を開けて中に入りました」
区切りまで、教科書を読み、席に座る
これで、少なくとも視線に晒されることは無くなったと、安心し、普通に座ってしまったのが災いした
「ーーーー」
勢いを持って、椅子に触れた秘所から強烈な感覚が流れ込み、唇を噛んで必死に声を抑える
油断したタイミングでの刺激に、意識が飛びかける

「月村さん、大丈夫?」
頬を赤くし、俯くすずかに隣の席の男子が声をかける
「だい、じょうぶ……」
とっさに言ってから、すずかは後悔した
体調が悪いといって、トイレなり保健室なりにいけば、何とかなったかもしれない
しかし今更、やっぱり体調が悪いとは言いづらい
「後、18分……」
時計を見つめ、自分に大丈夫だと言い聞かせようとするが、口に出した時間は耐え続けるには、あまりに長いものだった

291aaa9on ◆0BE0O9eFKI:2013/08/01(木) 02:23:07 ID:D6geAL8I
なんとか、気持ちを落ち着け、再度スカートを握りこみ耐える
すずか自身は気づいていないが、すでに腰は小さく、しかし艶かしく動き、その動きが刺激となってすずかを苦しめていた
「ーーくっーーーーーーはぁ」
呼吸による旨のほんの僅かな胸の動きさえ、衣服と擦れるの原因となり、すずかの理性に食い込む
「ーーーーぁーーあと、17ふん……」
すでに5分はたったと思い、もう一度見た時計が残酷な現実を突きつける
「ーーーーーーだれも、見てない……よね?」
時計を見るついでに周囲を見渡すと、真面目な生徒たちは視線を黒板やノートに向けるばかりで、すずかには注目していない
仮に注目されていたとしても、それを認識するだけの余裕は、既にすずかの中には無かった

「見られてない……なら…………ほんの少しだけ……」
まるで、その言葉に操られるかのように、すずかの手は握りこんだスカートを放し、中央へと向かっていく
「っーーーー」
スカートの上からそこに触れただけで、今まで感じたことも無いほどの快感が押し寄せる
声こそ抑えられたが、体全体に緊張が走り痙攣したかのように小刻みに震える
すずかは、一人でした事が無いわけでは無かったが、今までのそれとは比べ物にならなかった

本来であれば、急激かつ不慣れな快感は恐怖を伴うものだが、今のすずかはただひたすらに快楽のみを感じていた
「ーーぁ…………はぁ……ん……」
スカート越しに触れた指を少し動かすたびに、さっきの快楽がまた押し寄せる
すずかは声を我慢することさえ忘れそうな程に、その行為に没頭していった

「ーーはぁ……気持ち、いい…………もっと……」
スカートの上からでも十分すぎる刺激はある
しかし、それは直に触れることに比べれば、ほんの小さな刺激にすぎない
直に触りたい、その思いに抵抗するだけの理性は、もうすずかには残されていなかった
スカートの中に手を入れると、パンツはもう、全体がしめりきっていた
もし、立ち上がれば、椅子はお漏らししたかのように濡れているだろう

「…………もぅっ」
濡れて張り付いたパンツに苦戦しながらも、その中に手を入れる
「ーーーーぁぁぁ……」
パンツの中に慌てて手を突っ込んだ勢いで、指が秘所に擦れる
あまりの快感に、声が小さく漏れでたが、そんなことを気にする余裕は、すでに失われていた
気持ちいい、ただそれだけに飲み込まれ、一心不乱に指を動かす
「ぁっ……あぁぁ…………んっ…………はぁ…………」
声を抑えようという理性は残っていたものの、それは声の大きさを少し下げる程度の役目しか果たさない
意識は、強烈な快楽を得ることに集中し、体は机に投げ出され、机には口からあふれた唾液が、広がり始めていた
もし、教師が黒板に字を書くことに集中していなければとっくに気づかれていただろう
しかし、今まで感じたこともないほどの快楽の前では、それを気にする余裕など無く、ただひたすらに指を動かすしか無かった

「ぁ……ぁぁっ…………んっ……ん?」
すずかは必死に、指を動かしていたが、何か妙な、それでいて欲情を掻き立てる匂いを感じ、あたりに視線を向ける
探すとそれは、すぐに見つかった
さっき心配して声をかけてくれた男子だ
その股間部がもっこりと、盛り上がっている
彼の視線は一見ノートに向いているようにも見えるが、その実すずかを注視していた
「あれ……おちんちん、だよね?…………入れたら、気持ち、いいのかな……?」
見られることへの抵抗や嫌悪は、強烈な快楽に打ち消され、彼のまだ未発達な性器をズボンの上から凝視する
ズボンの膨らみから大きさを想像し、それが入ってくるイメージに浸る
指は表面をこする動きから、出し入れへと自然に変わっていた

「あっ、はぁぁ……んんっ…………いぃ……」
熱く蕩けるように奥まで濡れた膣に、指をデタラメに突き込みかき回していく
音も声も、もはや気にする余裕は無く、ただ快楽に取り込まれる
彼に組み敷かれ、犯される
もし、そうなったらどんなに気持ちがいいのだろう
まだ見たことはない男性器を想像し、その快楽を夢想する
すずかはだんだんと自らのイメージへと浸っていった

292aaa9on ◆0BE0O9eFKI:2013/08/01(木) 02:23:52 ID:D6geAL8I

彼が突如立ち上がり、自慰に没頭するすずかの眼の前へと歩み寄る
「あぁぁダメッやめてぇ……」
腕を抑えられ、無理やり唇を奪われる
そのまま舌で口内を犯され、その快楽に腰が砕ける
腰を抱きかかえられ、胸を弄られながら、無造作に張り詰めた一物をつきこまれる
「あああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーー」
その、あまりの衝撃と熱さに、大声を上げながら、犬のように舌を出して、酸素を求める
飛びかけた意識も定まらないままに、激しく腰を叩き付けられ、膣内を蹂躙される
反対の手で、まだ胸というには小さな胸を撫で回され乳首を摘まれる
「ダエェ……もうっ……あっああぁぁ……」
彼の一物は時に深く子宮口を刺激し、時に速い動きで全体を擦り上げる
まるで、何人もの女を抱いた事があるかのような、巧みな腰使いに、すずかは翻弄され、涙とよだれを撒き散らしながら喘ぎ続ける
「うっ……」
一瞬彼のものが脈打ったかと思うと、すずかの子宮に熱いものが注ぎ込まれる
すずかは精液の本流に飲まれながら、全身を痙攣させ、至福の表情を浮かべる
「熱いの……いぃ…………私ーー孕まされるんだ……」
そう言って笑うすずかの体に、再度衝撃が走る
彼の物は、出したにもかかわらず萎える様子もなく、動きを再開する
「えっ……あっあっふああああぁぁぁ…………ダメッ、イッた……ばっか、り……」
休みのない快感に、ようやく恐怖を覚え非難するが、達したばかりの体は、直ぐ様新たな快楽に飲み込まれる
注ぎ込まれた精液が、膣内に逆流し、ある時は零れ、またある時はかき回され、またある時は塗りこまれていく
「あっあぁぁ……えっ、嘘……そんな、また……」
すずかの中で、彼の一物は再度膨張し脈を打ち始める
それが、射精の前触れなのだと、すずかの体はもう覚えていた
「くっ……」
一物が大きく脈打つと、すずかの膣内を精液が暴れまわる
「やっ……ダメッ……今はっ」
彼の一物は射精を終えないままに、すずかの膣内を蹂躙し続ける
「あ”っあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーー」
射精と腰使いによる、2つの異なる快楽に、すずかの体は今まで無いほどに大きな絶頂を迎えた

キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン

チャイムの音で、ふと妄想から意識を取り戻すと、あんなに長いと思っていた授業時間は終わりを告げていた
彼に犯される妄想のままに、何度も絶頂を迎えたすずかは、やっと冷静さを取り戻し、あたりを見渡す
両手はスカートの中に潜り込み、下着とスカートは漏らしたかのように濡れ、机の上には唾液の海が広がっていた
更に周りを確認すると、教師は困った顔ですずかを見つめ、クラスメイトは何事かと注目していた
そのうち何人かの男子の股間は盛り上がり、目は獲物を見るかのように血走っている

「……あの、すずか、ちゃん?」
すずかにとって、親友と言って違いない、高町なのはが静寂を破って声をかける
何と言ったらいいものか、すずかは困惑し、気がつけば、大声で謝りながら、教室を飛び出していた
何人かの生徒と教師が追いかけてきたが、追いつくことはなく、気がつけばすずかは、学校を抜け、濡れたスカートのままバスにのって、家の前まで戻っていた
早く帰る予定では無かったので、家には誰もいなかったが、鍵を使い、自室に戻る

「なんで、あんなことしちゃったんだろう……?」
「明日、どんな顔して学校行ったらいいのかな……?」
自室に入り、着替えることもなくベットに倒れこむと、不安ばかりが押し寄せる
なんで突然体が疼いたのか、何かの病気なんじゃないのか、それとも自分が異常な性癖に目醒めたのだろうか
不安に押しつぶされ、枕に顔をうずめて泣き声を上げる
その時、あの疼きが再度溜まり始める

「もう……嫌ぁっ」
そう口にしつつも、すずかの手は迷うこと無く、秘所へと伸びる
「はああぁぁぁぁぁぁ………………えっ……なんで……?」
そこに触れてから、すずかは帰宅中一切触っていないのに、膣が乾いていないことに気づく
学校で何度も達し、自己嫌悪の中で帰ってきたはずなのに、すずかの身体はさらなる行為を期待し、欲求で秘所をを濡らし続けていた
その事実がすずかの心をさらに追い詰める
「こんなの、ぅっ……もぅいやぁ…………いや、なのに…………グス……」
どんなに、泣いて否定しようとも、すずかの指は膣内に深く潜り込み欲望のままに動き続ける
その刺激に、何度も達し涙と愛液に布団は、お漏らししたかのように濡れていた
いつしか膣内に、突き込まれる指の本数は増え、膣口はその形を大きく変えていた

293aaa9on ◆0BE0O9eFKI:2013/08/01(木) 02:24:44 ID:D6geAL8I

「いや、なのに……ああっ……気持ちいい…………あそこが、気持ちいいのっ……ダメなのにっ嫌なのに……グス……あそこ、ぐちゃぐちゃになってるよぉ……」
自室に入ったことで抑える必要の無くなった声は、快感のままに卑猥な言葉を吐き出し、それまたが嫌悪の種となってすずかの心を今まで以上に締め付ける
服はすでに、汗と涙と愛液で重くなり、腰の動きに合わせて、じっとりとした生地でゆっくりと乳首を擦り上げていく
すずかは、それだけでは物足りないとばかりに、片手で服を抑えつけ、湿った生地を乳首に擦り付ける
「あぁぁぁぁ……また、またぁ…………」
「すずか、いる?」
その時、部屋のドアが開き姉の忍が入ってくる
その瞳に、すずかの痴態が余すこと無く映る
「えっ?あっ?嘘っ……ダメ……」
あまりに突然の出来事に、すずかは戸惑い視線を向けるが、快楽を流し込み続ける両手は止まるどころか、絶頂に向けて加速していく
「あっダメ、お姉ちゃっ……見ないで……あああぁぁ……見ちゃダメッダメ…………あっひゃああああああぁぁぁぁぁぁぁ…………」
忍の目の前ですずかは、何度目かも分からない強い絶頂に達する

絶頂で一瞬飛んだ意識を取り戻し、少し冷静になってから現状を把握し、赤く火照った顔を真っ青に染める
「……お、ねぇ……ちゃん…………」
「なぁに?すずか?」
聞こえるかどうか怪しいほどの小声に忍は優しい音色で答える
「あの、今の……その…………」
「あぁオナニーのこと?それなら気にしなくていいわよ、そういう時期だしね」
羞恥に悶え、おそるおそる聞くすずかに忍があっけらかんと答える
「気にしなくてもって……そんなの…………それに時期って……何?」
まるで何でも無い事かのように言う忍に、苛立ちを感じながらすずかは、疑問をぶつける
「こんなに早いと思わなかったから、突然で驚いたよね?大丈夫、それはおかしなことでも何でもないから」
まるで赤子をあやすように、忍はすずかの頭をゆったりと撫でながら、話し始める
「私たちは、夜の一族で、普通の人間とは少し違うってことは前に言ったよね?すずかの今の状態は、『発情期』家にいる猫達とおんなじ。子供を生むための時期で、すごくエッチになっちゃう時期……」
「そんなっ……」
「だから、すずかが今すごくエッチな気分なのも、所構わずしちゃったのも、おかしなことじゃないんだよ……もっと早くに教えておくべきだったね、ごめん」
優しく話す忍に、すずかは驚きと戸惑いで、何も言えなかった
しかし、そんな思考とは別に、身体はさっきまでの続きを求めて、疲れきった腕を動かす
「もう……いや…………なのに…………」
どんなに嫌がっても抗えない欲望に再び涙を浮かべながら、忍の前であることも、重要な話の最中であることも忘れて、行為に入ろうとする
「すずか……んっ…………」
すずかの指が、秘所に達する直前に、すずかの唇に忍の唇が重なる
驚きのあまり、動きを止めるすずかの頬を忍の手が優しく包む
「すずか……一人でしても、それ、あんまり収まらないから……すずかは、私とじゃ、いや?」
忍の瞳が不安げに揺れる
すずかは、秘所に向かいかけていた手を、忍の頭に回してゆっくりと口付ける
「いやなわけ、ないよ……すごく驚いたし、この体質は嫌だけど、お姉ちゃんのことは大好きだから」
そう言って微笑むすずかに、忍が深く口付ける

「んっ……ふぅん………あぁぁ……」
忍の唇がだんだんと下がって、首筋、鎖骨とキスマークをつけていく
暴力的な快感にさらされていたすずかには、それはもどかしいながらも暖かな感覚だった
「んっ……おねぇ……ちゃん…………そこっ……」
忍の唇が乳首まで降りてくると、すずかの声色が変わった
乳首を下で転がされるたびに甲高い声をあげ、小さく跳ねる
「すずか……ここだけじゃ足りないよね?」
乳首を口に含んだまま、忍の指がすずかの熱く濡れた膣内に入り込む
自分でした時とは比べ物にならない快感に、すずかの意識が飛びかける
「あっあっ……そこ、ダメっ……気持ちいいよぉ……」
忍の指の動きが激しくなるに連れ、すずかの身体が弓なりに反って行く
強すぎる快感に何度も意識を飛ばされかけるが、すずかはもう、それを嫌悪してはいなかった
「ひゃぁっ」
すずかが甲高い声をあげる
気づけば忍の指がすずかのおしりの穴に入りかけていた
「小さいうちは、こっちのほうが気持ちいいって聞いたから……」
前後の穴に忍の指が入り、ねっとりとかき回す
すずかの肛門は既に秘所から溢れた愛液に濡れて、ローション無しでも痛みを伴わないほどにふやけていた
元から高まっていたところに、新たな刺激が加わり、すずかは何度も達する

294aaa9on ◆0BE0O9eFKI:2013/08/01(木) 02:25:20 ID:D6geAL8I

「…………はぁはぁ……はぁ……」
忍の愛撫が始まって10分かそこらの内に、すずかは大小合わせて10回以上達し、既に息も絶え絶えになっていた
しかし、初めてで不安定な発情期による性欲は、とどまるところを知らず、忍の指を物欲しげに締め付ける
「すずか、まだ足りないんだ……ちょっと待ってて、すぐ戻るから」
そう言うと、忍は指を引きぬき、部屋の外へと去っていく
取り残されたすずかは、突然いなくなった忍への不安と満たされ切れない欲求に、瞳をうるませながら部屋の扉を見つめるしかできなかった
忍が去ってからの時間が、すずかにはひどく長く感じられた
「おねえちゃん……まだ…………」
すずかがついに泣き出そうかという時に扉は勢いよく開かれ、忍が急いで入ってくる
すずかの今にも泣きそうな顔を見つけると、忍はゆっくりとすずかの顔に唇を近づけ、こぼれかけた涙を舐めとる
「この状態での数十秒は、長かったよね……大丈夫、すぐにもっと気持ちよくしてあげるから」
忍は最後に触れるだけのキスをして顔を離すと、持ってきたいつくかの道具をすずかに見せる
どれもすずかには見たことの無い物だったが、形状からその使い道はすぐに理解できた

「私のお古で悪いけど、その分、効果は折り紙つきだから……」
そう言いながら忍はすずかの乳首にローターを貼り付ける
そして、細いバイブを膜を傷つけないようにゆっくりと膣内に入れ一気に両方のスイッチを入れる
「ひゃぁぁあああぁぁ」
今まで体験したことのない強烈な振動にすずかの身体は大きくそりながら、身体が干からびそうなほどに愛液を撒き散らす
それを見た忍は満足そうに、バイブを掴んで前後の動きを加える
絶頂中に新たな絶頂が重なり、すずかの視界が白く染まる
「すごいでしょ?私のオリジナル。恭也と合うまでは、一人でするときはこれ使ってたの……ノエルが手を離せない時とかに」
その言葉はすずかには届かず、忍もそれをわかった上で話しかけていた
すずかは、気が触れそうな快楽の中でバイブを動かしながら太ももや脇腹に優しく触れる忍の暖かさを感じ取っていた
達しすぎて、いい加減膣内の感覚がおかしくなってきた頃、すずかはおしりに硬いものを感じる
「膣内は、気持ちいいけど思い切り動かせないから、もどかしいでしょ?こっちなら、思い切りいけるから」
忍が手にしていた太めのイボ付きバイブがすずかのお尻の穴にゆっくりと入り込む
いままでとは異質の快感と強烈な圧迫感にすずかの麻痺しかけた感覚が再び呼び戻される
そして、バイブが奥まで入ると、忍は言葉の通り激しく出し入れを始める
すずかのお尻の穴は形を変え、めくれそうになりながらも、切れること無く、快感だけを伝え続ける
「ぁっ……ぁっ…………ぁ…………」
既にすずかの喉は、かすれている上に身体の硬直によって締め上げられて、達してもあえぐことすらできない
ただただ、息を漏らし、腰をがくがくと揺するだけになっていた
「そろそろ、かな……ペロ」
すずかの限界を感じた忍が最後に、すずかのクリトリスを舐め、甘咬みする
全身の穴を攻め上げられ、絶頂を繰り返し続けたすずかは、忍の止めに意識を手放し、愛液でぐしょ濡れになったベットの上に、しばらくの間ゆっくりと漏らしていた

295aaa9on ◆0BE0O9eFKI:2013/08/01(木) 02:26:09 ID:D6geAL8I


「ん…………ケホッケホ……」
「すずか、目、覚めた?はい、お水」
すずかが意識と取り戻すと既に日は登り始めており、喉が乾ききっていた
忍から手渡された水を一気飲みすると、やっと少しは声が出せるようになる
「おねえちゃん……ずっとそばに居てくれたの?」
すずかが忍を見ると、その姿は少しやつれ、目にくまができていた
そして、すずかの右手は忍にしっかりと握られていた

「まぁ徹夜は慣れてるしね、それに少し用事があったからずっといたってわけじゃないよ……さすがに今日は学校休んで寝るけど、すずかはちゃんと学校、行かなきゃだめだよ?あれだけした後だし今日は平気なはずだから」
それをきいて、安堵していたすずかの顔が歪む
短時間とはいえ、忍が自分よりも用事をとったことにも心が痛んだが、何より学校と言う単語に背筋が凍った
先日すずかは、みんながいる中で思い切りオナニーをした上にそのまま、飛び出してきたしまったのだ
どんな顔をして合えばいいのかわからない、というのがすずかの本音だった
「嫌……学校、行きたくない…………」
それだけ言うとすずかは布団に潜り込もうとする
「大丈夫、みんな何とも思ってないから、すずかが普段通りに接すれば、みんなもそうするだろうし、変な噂とかも立たないよ」
なぜか自信たっぷりにそう言う忍に押されて、結局登校時間には半ば無理やり、すずかはバスに乗らされた

周りの目を恐れながらすずかは、いつもの最後列へと向かうがその間、あれだけの事をした翌日なのに自分の噂を一言も聞かない
結局、アリサとなのはと合流しても、昨日のことには触れられなかった
すずかが意を決して、なのはに昨日声をかけられたのを振りきって帰ったことを謝っても、「何のこと?」と返されてしまった
それを聞いたすずかは、忍の言う通りだと思いながら、その日一日を過ごした
それと同日、すずかのクラスを中心に青いロングヘヤーで赤い目の吸血鬼の噂が広まったが、すずかの一件と関係あるのか
そもそも、すずかの一件を覚えている人間がいるのかさえ分からなかった

おしまい

296aaa9on ◆0BE0O9eFKI:2013/08/01(木) 02:28:40 ID:D6geAL8I
皆様、お目汚し失礼いたしました、最期まで読んでいただけた方ありがとうございました
今、気づいたんですが、名前をタイトルにし忘れました。NGにしたい方は名前のほうでお願いします。
意見、感想、批判に文句全部募集中です
では、またいつか

297名無しさん@魔法少女:2013/08/01(木) 22:49:07 ID:rasGqD7c
GJ

298名無しさん@魔法少女:2013/08/01(木) 22:51:32 ID:2KMCzHNc
>>296

GJ!!
すずかでこういうのは良いですね。

299名無しさん@魔法少女:2013/08/01(木) 23:43:30 ID:szk6T1ik
>>296
GJです。すずかは可愛いなあ
しかし夜の一族って設定良いよな

300名無しさん@魔法少女:2013/08/02(金) 02:05:06 ID:hHXQjYM.
百合というか同性愛は一切ダメなので受け付けられない…文章力あるのは分かるんだけど
同性愛モノって何が良いんだろう?

301名無しさん@魔法少女:2013/08/02(金) 06:49:00 ID:apdjkYQ2
百合はおろかアナル触手ホモ何でもござれのこのスレに来て言うことだろうか?

302名無しさん@魔法少女:2013/08/02(金) 12:47:43 ID:3CBf92fk
>>300
俺も同性愛は反吐出るクチだが嫌なら読まなきゃいい

303名無しさん@魔法少女:2013/08/02(金) 15:56:58 ID:GtrRrunk
116話まで来てから言う事じゃないだろwww

304名無しさん@魔法少女:2013/08/02(金) 21:24:26 ID:AaV794aU
禁忌に触れることによる「いけない…でも感じちゃう…///」そういうシチュエーション・感情・背徳感じゃないかな。

305名無しさん@魔法少女:2013/08/03(土) 03:19:40 ID:WW8msu/o
「野郎を見たくないから」という理由で百合を好む層が居るという話をなんかで聞いたことがある

306名無しさん@魔法少女:2013/08/03(土) 07:10:34 ID:42zeGuTE
ユーノ(レイプ目)「じゃあ、『もうなのは達を見たくない』って理由でホモに走るのも許されるよね……」

307名無しさん@魔法少女:2013/08/03(土) 10:46:03 ID:trT8DPls
クロノ「ふう、苦労したよ」

308名無しさん@魔法少女:2013/08/03(土) 21:35:22 ID:wD6Ju3ak
ユーノとヤリてぇ…
アナル拡張してリンゴが入るくらいにしたい
前立腺マッサージしてえ

309名無しさん@魔法少女:2013/08/03(土) 23:28:00 ID:g.bCWed2
トーマとリリィがリアクト中に前立腺刺激したらどうなるのっと

310名無しさん@魔法少女:2013/08/03(土) 23:42:52 ID:fxr7trBE
トーマとリリィがリアクト中にアイシスとセックスしたら3Pだよね?

流れ的にはこんな感じで

・大変だ、リアクト解除できなくなった!
・自慰をしばらくしてなくて溜まった精子やリビドーとかが原因と判明
・アイシス「しょうがないにゃあ♪」

311名無しさん@魔法少女:2013/08/03(土) 23:57:41 ID:.yGxncZc
リアクト中に二人ともオナニーってネタ書きかけて、描写無理って諦めたことあるわ

312名無しさん@魔法少女:2013/08/04(日) 00:25:58 ID:Aget55hY
>>310
トーマ&リリィ×はやて&リインフォースアインスで4P
25歳はやてとツヴァイも良し

313名無しさん@魔法少女:2013/08/04(日) 16:06:08 ID:zATiVD2c
シグナムとリインⅡとアギトなら保管庫にあった気がするな
単純に3P4Pでも難しいだろうに、感覚共有とか入ると更に難しくなっちゃうだろうね

314名無しさん@魔法少女:2013/08/05(月) 02:08:45 ID:z7yeZlVY
幼女って良いよね?

315名無しさん@魔法少女:2013/08/05(月) 02:39:26 ID:/nNvD8q6
肉体的な繋がりが強くなる程リアクトの力が強化されるって設定だったら
トーマとリリィがリアクト時にチュッチュしまくったり毎晩のように繋がったりしていたのだろうか…

316名無しさん@魔法少女:2013/08/05(月) 09:37:05 ID:IhtY0Nhg
リアクト後も感覚が繋がっちゃって、トーマが自室でちんちんしごいたら
リリィが股間からの正体不明の未知の快感に「んほお!」とかのけぞっちゃってるんだろ?

317名無しさん@魔法少女:2013/08/05(月) 17:30:07 ID:9kk69w5.
レス300超えてもwikiのリンクそのままなんだが…管理人さん失踪か?

318名無しさん@魔法少女:2013/08/05(月) 23:07:07 ID:DgUp32Ps
ユーノくんの乳首とちんこにピアス嵌めたい…

319名無しさん@魔法少女:2013/08/05(月) 23:38:20 ID:nektXALQ
>>316
自室って相部屋じゃないか
普通にリスキー

320名無しさん@魔法少女:2013/08/06(火) 20:32:55 ID:IN7bE9hY
>>316
本編見てる限りリアクトはユニゾンと違って感覚つながらないよ
偽フッケの腕がもげたり頭吹き飛んでもリアクトプラグはダメージなかったもの

321名無しさん@魔法少女:2013/08/06(火) 22:17:08 ID:egJZm49k
ユーノくんの亀頭にバラの刺青をいれたい…

322名無しさん@魔法少女:2013/08/06(火) 22:44:47 ID:dKMEeD3o
リリなのでバラといえば……















……壁に咲く薔薇

323名無しさん@魔法少女:2013/08/06(火) 22:49:40 ID:egJZm49k
そのままドライフラワーになりそうな勢いだけどなぁ、みっつとも

324名無しさん@魔法少女:2013/08/06(火) 23:57:34 ID:ll4.T6zA
>>322
それ以上はいけない

でも、あれ、アニメリリなのから入った人で、読んだことある人っているのかねぇ
アニメ無印当時で既にDVDエディションだったけど、それだと昔のダークすぎた部分結構ぼやかされてたし

325名無しさん@魔法少女:2013/08/07(水) 00:41:59 ID:plbl4Vv6
よくわからないので、壁抜けしようとしたところに攻撃喰らって、壁の中で息絶えたセインさんを想像しておくよ

326名無しさん@魔法少女:2013/08/07(水) 02:13:07 ID:weMqTBao
銃夢の薔薇弾連想した

327名無しさん@魔法少女:2013/08/07(水) 12:00:58 ID:IVJAsqcw
>>326
いやよぉ~~!

328名無しさん@魔法少女:2013/08/07(水) 16:29:30 ID:Cn4ExwrI
>>324 わざわざCD版買った馬鹿がここに一人

329名無しさん@魔法少女:2013/08/09(金) 01:29:48 ID:cUdIXQtU
vividって貧乳ロリから巨乳お姉さんまでいろんなキャラのヌードがバンバン出てくるのに、なんであんなに嬉しくないんだろうか。

330名無しさん@魔法少女:2013/08/09(金) 04:16:30 ID:AFf57vRc
当人たちに恥じらいがあんまりないからじゃないの?
或いは男キャラが殆どいないから異性とのシチュを考え辛いせいとか

331名無しさん@魔法少女:2013/08/09(金) 05:31:28 ID:mivLszGQ
雷帝ちゃんの乳首が出れば、執事との子づくりが捗る!

332名無しさん@魔法少女:2013/08/09(金) 20:44:11 ID:s/J71ajQ
露出してりゃいいってもんじゃない
スタイル良けりゃいいってもんでもない

超兄貴とか、そんな感じだったじゃないか

333名無しさん@魔法少女:2013/08/09(金) 21:39:23 ID:j6/F3JJU
露出は多いけどエロいより、和むんだよな、vividは

334名無しさん@魔法少女:2013/08/09(金) 22:02:47 ID:gmq/W.GY
ユーノくんとヤりたいです!

335名無しさん@魔法少女:2013/08/10(土) 00:44:13 ID:KCvo501M
雷帝ちゃんよりは、断然雷刃ちゃんだよな

336名無しさん@魔法少女:2013/08/10(土) 09:48:15 ID:1qnsg7pc
>>332
超兄貴は名前忘れたけど女の人(女神だっけ?)がエロかったなw

雷帝ちゃんて、
執事に大会会場のトイレや控え室で迫られたら、顔を真っ赤にして恥ずかしがりながらセックスしそうだよね。

337名無しさん@魔法少女:2013/08/11(日) 16:24:11 ID:YNt5A3hw
ミカやんとお嬢のエロは読みたいぞ
つか、この二人普通に需要高そうだけど

338名無しさん@魔法少女:2013/08/11(日) 22:59:05 ID:N4cjb7c.
合宿の時に温泉とか色々あったけど、エリオに脱がされたフェイトそんが一番エロかったと思う

339名無しさん@魔法少女:2013/08/11(日) 23:59:40 ID:2/IqbbeQ
フェイト「夜はキャロと二人でエリオを脱がしたけどね」

340名無しさん@魔法少女:2013/08/12(月) 19:12:18 ID:Q5HHlU6c
キャロ「エリオ君のは立派ですからねー」
フェイト「ねー」

341名無しさん@魔法少女:2013/08/12(月) 19:21:18 ID:9vnUsMXE
真のヌードとは、肉体さえも脱ぎ捨てる事   即ちスケルトン!!(二重の意味で)

342名無しさん@魔法少女:2013/08/12(月) 19:23:06 ID:9vnUsMXE
ゴメソ
スレまちがいた

343超硬合金:2013/08/12(月) 21:32:05 ID:TnNh7Kww
お久しぶりです。
少し前の雑談にインスパイアされて非エロの短編を一編。
・なのはさん、撃墜された後遺症で魔法が使えなくなりました。
・なのユー
・アリサとすずかもユーノが少し気になっている。
・最終的になのはさん、愛の奇跡で魔法が使えるようになった模様。
・例によってひどい話です
・タイトルは『RH』
・全然関係ないけど恋愛○ボ面白い。

344RH:2013/08/12(月) 21:33:02 ID:TnNh7Kww
「ハッピーバースデーなのは!」

小さな破裂音を幾重にも重ねてクラッカーが色とりどりの紙吹雪を辺りに舞い散らせる。
道場の扉をくぐった途端に洗礼を浴びせたのは家族ばかりではなく、小学生の頃からの大切な幼なじみ達。

「フェイトちゃん、ユーノくん、はやてちゃんも!」

目に飛び込んできた順にサプラズゲストの名を叫ぶ。
アリサとすずかは良いとして、異世界に住んでいるこの三人まで参加するとは思っても見なかった。
正しくは、八神家一同と、ハラオウン一家もいるのだが、全員の名をつらつらと呼び連ねるには些か人数が多すぎる。
だが成る程、これならアリサがリビングではなく道場を会場にすると強固に主張したのも納得がいく。
その一方で、少し不安も感じる。
なのはの記憶が確かならば、今日も明日もミッドは平日だったはずだ。

「ありがとうみんな、でも……」
「チッチッチッ、あかんよ〜なのはちゃん、それ以上の野暮はいいっこ無しや」

なのはの眼前に人差し指を突き出して、はやてがその先の言葉を遮る。

「そうだよなのは。私たちが望んだから、今ここにいるんだ」

フェイトもしたり顔で頷く。

「そういうわけだから、いつまでもこんなところに突っ立てないで、中に行く!」

これ以上は有無を言わさぬとばかりにアリサが声を上げ、およそ半年ぶりとなる感動の再会はここで終了となった。

「さ、行こう。なのは」

さりげなく手をさしのべたのはユーノ。
その手を握りながらなのはが思ったのは、もうちょっとお洒落なサンダルを選べば良かった、という小さな後悔であった。

手を引かれ、道場の真ん中に用意された宴席へと案内されたなのはは、巨大なホールケーキの前にちょこんと座り、彼女の手を引いたユーノもその流れで隣に座る。
すでに母、桃子謹製のショートケーキには既に小さな炎をゆらゆらとたゆたわせる十六本のろうそくが立てられている。
全員が席に着くと恭也が入り口のスイッチめがけて小柄を投げ、道場の照明をおとす。高町家では誕生日にだけ許される不作法の一つだ。

「ほな皆さんご唱和を。さんはいっ」
「ハッピバースデートゥーユー」

はやてのかけ声で皆がなのはの生誕を言祝ぐ歌を唱和する。
左隣から聞こえるのは小さな頃から変わらないユーノの声。
それでふと、ユーノは右利きなのにわざわざ左手を差し伸べてくれたのだ、と気付く。
気付いてしまって顔が赤くなったところで歌が終わる。
後はドミノ倒しだ。彼の長所ばかりが次々と脳裏を巡る。

「なのは?」
「なのはちゃん?」

345RH:2013/08/12(月) 21:33:34 ID:TnNh7Kww
一拍おいても消えない炎を不審に思った呼びかけに我を取り戻し、なのはは十六本の炎を吹き消す。
慌てすぎて一息で吹き消せなかったのはご愛敬。
すべてが消えると一斉に拍手が起こる。
拍手が下火になったところで士郎が小柄を投げて照明をつけると、赤面するなのはが全員の目に映る。
「どうしてあのとき小柄を照明のために投げたのだろう」とは、後に父・士郎が語るところの人生三大失敗だ。
では何に向けて投げるべきだったのかについては、結局語らなかったが。

「あれ、なのは? 顔赤いよ、どうしたの?」
「これはその……皆がそろってお祝いしてくれたのが嬉しくて!」

フェイトの問いに、なのははとっさに嘘をつく。

「大袈裟ねぇ、なのはは」
「でも、最後に皆で集まったのは中一の夏休みに海へ行ったのが最後だし、なのはちゃんの気持ちも解るかな」

フェイトとはやてが管理局の正規局員となったのは、小学校を卒業したその三日後で、それにあわせてミッドチルダへと引っ越した。
二人の家族やグレアム元提督は、せめて中学を卒業するまでは嘱託の非常勤職員でいたらどうかと進めたが、二人の意思は堅かった。
加えて、当人を含めた関係者全員が、高技能者の若年就労が当前であるミッドチルダの価値観を共有するために、
本人の希望にそぐわない就学を強要することはなかった。

「んっふっふっふっふ〜、感動屋のなのはちゃんには悪いけど、お楽しみはまだまだこれからよぉ〜」
「せやでー、今のうちからこんなんやと、誕生会が終わる前に感動死してまうで」
「それでは怒濤のプレゼントターイム、始めましょう!
先頭バッターはエターナルロリータ一号・ヴィータちゃんです」

いくら何でもその紹介はないだろう、と言いたげな表情をシャマルに向けたのは彼女の身内であるシグナムとザフィーラの二人だけであった。
何故なら、残り参加者達は全員、反射的に言い返すヴィータ言葉に目を見張ったからである。

「誰がエターナルだ!」

346RH:2013/08/12(月) 21:35:00 ID:TnNh7Kww
プレゼントという物は同じ相手に渡す物であっても、選ぶ人間の個性が出てくる。
例えば、絶対に喜んでもらえるとの自信に満ちた表情で、アリサが渡したプレゼントが犬耳フード付きのパジャマであったのに対して、
負けず劣らぬ自信と共にクロノが渡したのは二キロを超える重さの国語辞典であった。
かくして次々と渡されるプレゼントの山に埋もれたなのはの前に現れたユーノの手には、何も握られていなかった。

「誕生日おめでとう、なのは。これからなのはに魔法をかけたいんだけど、良いかな?」

墜ちた、と言う事実を聞かされた冬の日。そして、もう飛べないのだと自覚してしまった春のあの日以来、
なのはと、彼女の友人達の間で魔法はナイーブな話題となった。
とは言え、なのはとしては、僅かに郷愁と悲嘆が胸に刺さる話題であるが、もう乗り越えた過去の記憶だ。
加えて、この場にいる誰もが、そして誰よりもユーノがなのはに害なす魔法をかけるなどないと彼女は確信していた。
だからなのはユーノの申し出にためらわなかった。

「うん、どんな魔法かは楽しみしておくね」
「ありがとう、なのは。それで、プレゼントする側からお願いするのも何だけどね、
立って、それから両手を借りれるかな?」
「う……うん」

普通に何かを渡されるなら、もう少し意識しないでいられたのだろうが、逆に要望されてはユーノの存在を意識せざるを得ない。
再び真っ赤に染まった顔を見られまいと、うつむき加減になりながら、それでも立って両手を差し出す。
うつむいている時間は一体どれほどだったのか。
一分だって有りはしない。それなのに全力で短距離を走り抜けたよりも胸の鼓動が高鳴り、百年の時が過ぎたようにすら感じた。
その時、両手をユーノの指に絡め取られた。

「ふぇ、ユ・ユーノックン?」

咄嗟に手を引いたが、手のひらに伝わるぬくもりは変わらない。二対の手はしっかりと握られているのだ。

「ごめんね、なのは。あんまり手を振り回さないでくれるかな」
「……うん」
「あ、何も言わずに手を握るのはマナー違反だったかな」
「そ、そんなことないよ!」

ずるい。
と思ってしまう。
こんなにも自分が狼狽えているのに、ユーノはまるでなのはの気持ちに気付いていないのだから。

347RH:2013/08/12(月) 21:36:05 ID:TnNh7Kww
「じゃあ、始めるよ。何年も待たせてごめんね。あの日の約束、今日果たすよ」

ユーノがつぶやくと若草色に輝く魔方陣が二人を中心に展開される。
しかし、なのはにはその約束が何であったか思い出せなかった。
だから、今日という日をユーノが選んだ事と、自分が十六歳になった事の二つの事実から、
なのははその約束というものが大変ロマンチックな内容の物であったのかもしれないと夢想する。
時を同じくして、同軸反転する魔方陣の外縁が桜色に変化し始めたのは、決してなのはの思考が漏れ出たわけではない。
真剣な面持ちで見つめるユーノ。

「なのは」
「ひゃ、ヒャい!」

緊張からなのはの声が裏返る。
その様にユーノは優しく顔を綻ばせ、優しく告げた。

「飛ぶよ」

握った両手が引き上げられて、それと同じ速度で上っていくユーノの瞳を追って僅かに上を向く。
追いかけなきゃ。
自然に思ったその心が、引力の存在を忘れさせた。膝が伸び、踵、つま先の順に床から離れていく。
吊り下げられるような不安感も、塩湖に浮かぶような不快感もなく、自由を手にした心に体が支えられる、あの懐かしい感覚がよみがえる。
墜ちて以来の事だから、もう五年半も前の事だ。諦めてから数えれば、五年ぶりだ。

あの日の事は、今でも覚えている。シャマルに告知された次の日だ。
リンカーコアがもう魔力を集められないと言われた日は、何も心に響かなかった。いや、一切を拒否しようとしたのだ。
でなければ翌日、魔力を集められないなら代わりにと、カートリッジシステムを生身の体に直接使おうなどという暴挙には出なかっただろう。
見舞いに来たフェイト達からカートリッジを一本借りて、その場で実証しようとして見せた。
結果は、ちょっとした暴走事故で済んだ。
はやてには一生分くらいアホと罵られた。
フェイトは、多分一生分泣かせてしまった。
そしてユーノにはその先の人生を生きていけるだけの励ましをもらった。

348RH:2013/08/12(月) 21:36:49 ID:TnNh7Kww
「……飛んでる?」
「うん、飛んでる」

思い出した、彼の励ましの言葉を。
絶対にまた飛べると、絶対に見つけてみせると、ユーノは誓ってくれたのだ。

「ユーノくん、ありがとう……」

涙が出てきた。
あんな本人も約束と思っていなかった子供の我が侭を、ユーノはしっかりと覚えていたのだ。

「一旦、降りようか」

たった三十センチ、ほんの二分ほどでこの日の飛行は終えた。

「まだ、手を繋いでいなきゃいけないとか、いろいろ問題があるんだけど、とりあえずは中間報告という事で」

あまりにも喜ばれすぎて照れくさいのだろう、ユーノは少しおどけた調子で謙遜する。

「ううん、ユーノくんがいてくれるなら問題なんてないよ」

空を飛べた喜びと、ユーノが無理な約束を守ってくれた感動で、なのはは無自覚のまま大胆な告白をする。
ユーノは顔を一瞬にして赤く染め、恋に興味のある世代は皆歓声を上げる。

「そんななのはちゃんに朗報です。私エイミイお姉さんからのプレゼントは、なんとユーノくんの一週間所有権でーす」

エイミイはニヨニヨと笑いながら宣言し、綺麗に包装紙に包まれたチケットをなのはに差し出した。

「はヒ?」

ユーノが間の抜けた台詞を吐く。
そして数瞬後、なのははこの日最大のサプライズに盛大な悲鳴を上げた。

349RH:2013/08/12(月) 21:37:34 ID:TnNh7Kww
  □


なのはの誕生日から六日目、ユーノは海鳴公園を一人歩いていた。
空を飛べると知ったなら、なのはは毎日でも、それどころか寝る間も惜しんでさえ飛びたがるだろう。
そう思い、たまった有休消化もかねて久しぶりに海鳴市を訪れたユーノだったが、存外ユーノは暇をもてあましていた。

一昨日までの理由は、聖翔学園附属高校で三学期が続いていた事。
昨日からの理由は、春の特別講習とエアライフル射撃部キャプテンとしてクラブ活動に精を出している事だ。
おかげでユーノのフライトは誕生日プレゼントを含めて三回しかなのはと空を飛んでいなかった。
まぁ、それくらいの方が健全なのかもしれない。
例えるならばユーノの飛行魔法は、インストラクター付きのパラグライダーだ。免許がなくても飛べるが、免許を持つ者がいなければ飛べない。
だからかつてのように自由に飛べるからといって、それ以外が見えなくなるのは不味い。

「うん、結構僕はひどい人間だな」

誕生日の時の感動ぶりが彼の脳裏に鮮明に刻まれた所為なのか、翌日以降のなのはがあまり空を飛ぼうとしないのが不満だった。
エイミイが気を利かせて高町家で一週間世話になる約束を取り付けてくれたのだが、それがかえって、自分の知らないなのはの日常を思い知らされてつらかった。

「なに訳のわからない事口走ってんのよ、あんたは」
「お久しぶり、ユーノくん」

振り返ると、アリサとすずかがいた。

「あれ、二人とも学校は……春休みだったね」

言いさして思い出す。

「そうよ春休み。なのに毎日毎日まいにちマイニチマイニチマイニチ特別講習でイヤになるわ」
「アリサちゃん、学年総合トップなのに出てるんだよ」
「へぇ、凄いなアリサは」
「すずかだって二桁番になった事ないじゃない。
それにトップだって言っても、あんなの百点までしか点数がないからよ。
一科目百万点なら、すずかやなのはにダブルスコアで負けてるわ」

照れ隠しだろう、アリサは髪をパッと掻き上げながらそっぽを向く。普段勝ち気な彼女の、むちゃくちゃな仮定に基づく謙遜に、
ユーノは勿論、見慣れている筈のすずかまでも小さく笑う。

350RH:2013/08/12(月) 21:38:31 ID:TnNh7Kww
「因みに、アリサが逆転される科目は何?」
「数学と物理と、後まだとってないけどきっと情報もね」
「あれ? すずかは語学とかも得意じゃなかった?」

無限書庫勤務の司書長様は、文学少女の印象が強いすずかに負けないというアリサの言に疑問を持つ。

「アリサちゃんと同じくらいかな? それに私が読んでいるの、ほとんど現代小説だよ」
「特にだだ甘の恋愛小説」


……
………

しばしの沈黙。
ユーノが何となく居心地悪そうに顔を背ける。

「ア、アリサちゃんだってπ先生の小説全巻持ってるくせに!」

ユーノは知らないが魔人πと言えばほろ苦い失恋物から、
帯にリンディが、渋いお茶が飲みたくなるほど甘いです。と寄稿したほどの激甘恋愛物に至るまで、書きこなす有名作家だ。
つまりそんな恋愛小説家の本を全巻初版で揃えるアリサも、あまり人の事は言えないという事だ。

「すずかが最初に進めたんでしょ!」

弄られる相手を自分からすずかに変えようとして失敗したアリサは、その分更に顔を真っ赤に染めて言い返す。
公開するにはちょっと恥ずかしい趣味の暴露合戦、もとい口喧嘩から実際の武力行使に至るまで、それほど時間は必要なかった。

「ちょっと、二人とも……」

ただ、この場にいるすべての人々にとって不幸な事は、切って落とされた火蓋の真正面にユーノが割って入った事であった。

「邪魔よユーノ!」
「邪魔しないでユーノくん!」
「ウワラバ!」

万能の天才にしてテニス部の若きエース・アリサと大会ブレイカー・すずかの闘争に割って入って無事であるはずがない。
弾き飛ばされ、よろめき倒れたその先に生えていた太いクヌギに、ユーノはしたたかに後頭部を衝突させたのだった。

351RH:2013/08/12(月) 21:39:25 ID:TnNh7Kww
湿った土と若草のにおい。
透き通る石けんとシャンプーの香り。
甘やかな人の匂い。
遠い、遠い波音のように誰かを呼ぶ声。
誰かの声。
僕を呼ぶ声。
ユーノはゆっくりと微睡みの中から這い出るように瞼を開く。
重力の存在を思い起こしたのは、見下ろす二対の瞳を見たからか。
だが覚醒するにはまだ遠く、声の主が誰なのか未だに理解していない。

「……のは?」

何故ここにいるのか、何故眠っていたのか思い出そうとする内に、見下ろしているのが一体誰なのかようやく思い至る。

「やぁ。アリサ、すずか」
「良かった、本当に良かった……」
「ユーノ、頭大丈夫?」
「すずか、どうしたの? アリサも、突然失礼な事言わないでよ」

後頭部に鈍痛を覚えながら、ユーノは涙ぐむすずかにハンカチを差し出す。

「説明するから、まずは屋根のあるところに移動するわよ。立てる?」

言われてみれば、空を暗い雲が覆っていた。
その雲は、散歩道の脇にある東屋についてすぐに雨を降らせ始める。
そしてアリサとすずかはユーノに謝り、頭をぶつけた影響で軽い記憶喪失に陥った彼の疑問に答え、芋づる式に再度墓穴を掘った。

「いい、今言った事はすべて忘れなさい!」
「お願いだからお墓の中まで秘密を持って行ってね」
「さもないと持って行かせるわよ!」
「うん、解った、オーケー。誓って言うよ、今忘れた」

些か気圧されながらユーノは頷く。
半ば強要されて出たユーノの言葉に、二人の少女は安堵のため息をつく。

「で、何を悩んでたの。相談ぐらい乗ってやるわよ」
「それで、なのはちゃんとはどこまで進んだの? おはようのキスとかやっぱりしているの?」

ようやくユーノを呼び止めた理由を思い出し、二人は同時に問うた。
そしてこの二つの質問は、同じ解でしか答えられない問であって、同時に、ひどく人に答えづらい内容であるとユーノは考えていた。
だから口ごもる。

はやてやフェイトは勿論、なのはよりも一緒にいた時間は少ないが、アリサもすずかも大切で、仲の良い幼なじみだ。
二人の考えなんて、例えその表情を見なくとも、手に取るように解る。
アリサは、ユーノが話す気になるまで待つつもりだ。
すずかは、話す気になるまでユーノを逃がさないつもりだ。
そしてアリサは、すずかの問いに関しては一蓮托生のつもりで行動するとその瞳が語っていた。

無論ユーノは中学二年の女学生ではないから、見栄を張って嘘をつくつもりはない。
しかし、なのはに嫌われた。だなんて告白する気にもなれない。
飛行魔法を望まれたのがプレゼントを含めても三回しかないとか、
その時も手を握らずに指だけを掴むとか、
なのはの家に泊まってからずっと視線が合うと全力で逸らされるとか、
きっと、気のせいではない。

答えあぐねるユーノと、期待の眼差しで見つめるアリサとすずか。
この奇妙な沈黙は、しかし長続きしなかった。
三人の視界の真ん中を、こぶし大ほどで桃色の水滴が垂直に横切ったからだ。
水滴は飛び散る事なく広がって、表面張力であろうか、再び塊へと戻る。
何事か、と見守る三人の事など気にもせず、全く同じ場所に二度三度と桃色の水滴が落下する。
そのたびに地に落ちた桃色透明な水滴は大きくなる。
やがて三人は理解した。
これは雨だれなどではなく、地球上の生物でもなく、スライムであると。

352RH:2013/08/12(月) 21:40:31 ID:TnNh7Kww
「はぁ〜、馬鹿だ馬鹿だと思っていたけど、ホント馬鹿ね」

結局、ユーノの悩みを聞き出す事に成功したアリサは、目の前の少年と、この場にいない親友を思いきりなじった。

「そうだよね、なのはに僕なんか釣り合わないよね」

落ち込んでいるところに袈裟懸けの一撃である。ユーノにへこむ以外の選択肢はない。

「アリサちゃん、言い過ぎだよ」
「良いんだ、すずか。僕みたいな根暗フェレットは本に埋もれて死ねば良いのさ」
「もうユーノくんてば、そんなこと言わないの。それに、なのはちゃんに脈がないなら、私と付き合う、ていうのも手だよ?」
「ちょ、すずか! あんたこそ何言ってんのよ!」

ユーノの手を両手で握りしめながら妖艶に笑うすずかに、アリサは思わず立ち上がる。

「ありがとうすずか。でも、誰かの代わりに付き合うなんて、すずかに悪いよ」

苦笑しながらユーノはすずかの手をゆっくりとはがす。
すずかは、少しだけ口惜しそうにしながら、しかし抵抗はしない。
アリサはそんなすずかを冷たい目で見下ろし、への字に口を曲げながら腰を下ろす。

「私がユーノのことを馬鹿だと言ったのは、あんたが勝手に思い込んで勝手に諦めてるから言ったのよ。
こんな形で終わりにしたくないんでしょ? だったら告白の一つもしてみなさいよ」

誕生日からこっち、なのはの口からユーノの話題が上がらない日はない。詰まるところ、客観的に見て、二人は両思いなのである。

「ま、まぁ、万万が一振られたら、責任もって私が、このアリサ様が慰めてあげるわよ」

魔人πことシグナムの著書を全巻揃えている事からも解るとおり、
アリサも王子様タイプの性格の持ち主であるユーノと恋仲になるのは割と憧れだったりするのだ。

「ハハ、ありがとうアリサ。その時は優しく頼むよ」

但し朴念仁にはその辺のアピールも、ただの幼なじみのエールにしか聞こえていない。

「……勿論よ」

一瞬の逡巡は、自分に脈がないことへの後ろ髪か。

「ユーノくん、私ならユーノくんのこと手取り足取り腰を取り、しっぽり、ねっとり、じっくりと慰めてあげるよ?」
「……」
「………ねぇユーノ、すずかに渡した桃色のスライム、もしかしてアルコール入り?」

所詮スライムなど、Bランクに昇格して一年も経たない魔道士の成長物語でさえ映像化されない雑魚キャラである。
総合Aランクの無限書庫司書長様の手に掛かれば一行分の行間で事足りる相手なのだ。

「いや、ただの桃味の筈だよ」

アリサとユーノはすずかの手にしているスライムの破片を見つめながら語り合う。

「もー二人とも失礼だよ、私酔ってないよ」
「私にも桃色のやつ一つ頂戴。食べてみるわ」

本当に酒精が入っていないのか確かめるためにアリサはユーノに願い、彼はベンチに積んである高級食材を掴む。
若干暖かく、そして弾力も違っていたが、気にせず持ち上げようとして、持ち上げられなかった。
だから彼は振り返る。

「残念、それは私の水蜜桃だ」

そこには、純白の仮面とベージュのスリングショットだけを纏った一人の変態がいた。




353RH:2013/08/12(月) 21:41:33 ID:TnNh7Kww
さて、少しばかり時を遡ろう。
ユーノを好きになったあの瞬間から、なのはの日常はまるでジェットコースターのように波瀾万丈の物となった。
何しろ、その日から一つ同じ屋根の下で生活するようになったのだ。
心と環境のギャップが大きすぎて、舞い上がらずにはいられない。
彼の姿を見かけると、つい目が追ってしまう。
話しかけようにも、男の子が好む話題なんて知らないし、共通の話題に出来る友達はほとんどが同い年の美少女で、
彼女等の事を笑顔で語るユーノの姿を、きっとなのはは耐えられない。
それ以前に、恥ずかしくて彼の顔を直視できない状態だ。

大体、ユーノが悪い。
あんな、真摯な態度で何年も前の約束を果たそうとするだけで反則なのだ。
それなのに、国語や歴史の補習の宿題でアドバイスをしてくれる際に、髪を掻き上げながら問題文を覗き込むとか、顔が近過ぎる。
だから飛行魔法をおねだりする時にそっぽを向きながらでなければ出来ないのも、
差し出された両手の指しか掴めないのも、
ユーノの残り香のする風呂には入れないと強固に主張するのも仕方のない事なのだ。

嗚呼、駄目だ。ダメダメ過ぎる。
もっと普通に、素直にならなくては。
思いながら、補習を終えたなのはは玄関の扉を開こうとして、鍵が掛かっている事に気がついた。
そういえば朝食の時に、今日は市内を散策するような事を言っていたと思いだし、ホッ、と寂しいような安心したようなため息をつく。
さてどうしよう。
予定では明後日の夕方には、ユーノは本局に帰ってしまう。
つまりデートに誘うには、今日を含めて三日しかチャンスはない。
ちゃんと気持ちを伝えられるのか、伝えた気持ちに望む答えが返ってくるかなんて解らない。
それでも、気持ちを伝える前に、ユーノにこの世界から旅立て欲しくなかった。

「うん、今日と明日は、デートのコーディネートに使おう」

不屈の心の持ち主も、存外恋愛には臆病らしく、最終日まではこの曖昧な関係を維持する事に決めた。
と、その時だ。なのはの携帯が歌い出す。
急いで電話を取ると聞き慣れた声。

『あ、なのは? 私だけど今どこ〜?』
「うちに着いたとこだけど、どうしたの?」

それは翠屋で手伝いをしている美由紀からだった。

『良かった〜、ほら、空今にも降り出しそうじゃない。
だから洗濯物取り込んでおいてくれると助かるな〜、て』

言われてみれば雲がだいぶ厚くなっている。

「うん、解った。傘とか持ってかなくて大丈夫?」
『大丈夫大丈夫、通り雨っぽいから一時間もしないでやむでしょ』
「じゃあ、洗濯物だけ入れとくね」
『あっりがと〜』

電話を切るとなのはは駆け足で物干場へと向かう。

354RH:2013/08/12(月) 21:42:08 ID:TnNh7Kww
美由紀に頼まれ、洗濯かごに次々と家族の衣類を投げ込んでいくその最中に、彼女は動きを止めた。
見慣れぬ下着が彼女の目にとまったのが原因だ。
純白のブリーフ。
兄はトランクス派だし、父は越中派だ。
つまりこの見慣れぬブリーフは、客人として止まっているユーノの下着という事になる。
恋しい人の肌に密着し、その汗と体臭をたっぷり吸い込んでいるという事である。
乙女なのはにとって、この取り入れは非常にハードルが高い物であった。
何しろ好きな人の体というか腰回りというか股間を間接的にペタペタと触りまくる行為なのだから、仕方がない。
幸い、物干し竿に通したのではなく、洗濯ばさみ二カ所でつるされている形だから、
嬉し恥ずかし間接タッチをしないでも洗濯かごの中に取り入れる事が出来る。
一つ目を無事に外し、胸元に洗濯かごを抱えながら二つ目の洗濯ばさみを外す。
後はすぐ下に構えた洗濯かごに落ちるはずだった。

だがその時、一陣の風が吹いた。

舞い踊るブリーフは、

スポッと

なのはの顔に嵌まった。








「HuOoooooooooooo!」

洗濯しても落ちきらず、僅かに残ったユーノの体臭がなのはの脳髄をえぐる。
乙女心がスパークし、医者さえ見放したリンカーコアを0.1秒で修復する。
溢れんばかりの魔力。
なのはは空を飛べなくなっても尚持ち続けてきた、赤い宝玉を握りしめ叫ぶ。

風は空に

星は天に

不屈の変態はこの胸に

レイジング・ハートッ

クロス・アウッッ!!

おわり

355超硬合金:2013/08/12(月) 21:44:47 ID:TnNh7Kww
うん、注意書き通り、恋○ラボまるで関係ねぇ

では皆さん、熱中症にお気をつけて

356名無しさん@魔法少女:2013/08/12(月) 22:47:38 ID:DsNmVgNw
>>355
ちょwwwなのはさんがHKにwww

あの後三人はどうなっちまったんですかねぇ…

357名無しさん@魔法少女:2013/08/12(月) 22:48:17 ID:okl3P5SE
GJです、けど

スリング…ショット…だと?

358名無しさん@魔法少女:2013/08/13(火) 00:46:09 ID:E46SKW.U
GJ
π先生ことシグナムさん何やってんだとかともあれだだ甘で切ないなぁとかHKか!とか色々あるけれど
スライムは一体何なんだろう……

359名無しさん@魔法少女:2013/08/13(火) 07:35:48 ID:j74ueTro
GJ
ちょっぴり甘酸っぱい青春ラブ・ロマンスだと微笑ましく読んでたらオチで爆砕されたwwwwwww

360名無しさん@魔法少女:2013/08/13(火) 10:42:35 ID:9BETOa2Y
オチひでえwwwwwww
クッソ笑いましたwww
GJ!

361名無しさん@魔法少女:2013/08/13(火) 17:09:13 ID:T23qvxb6
そうか、魔導師=HKだったのか・・・って以前HKの話題出したの俺だった気がs…
ううん何でもないでウサ!!

362名無しさん@魔法少女:2013/08/16(金) 22:38:00 ID:/BpAZCoE
あああああああああああああ
あっついなもおおおおおおおおおおおお
ユーノくんのケツにいっぱつぶちこみてー!

363名無しさん@魔法少女:2013/08/16(金) 23:56:06 ID:mC4Dp8X.
クロノ「ケツと聞いて」
なのは「ユーノ君と聞いて」

ユーノ「ひぃい!?」

364名無しさん@魔法少女:2013/08/17(土) 05:58:44 ID:5AxieQ5E
みんなほんとうにユーノくんがすきだなあ(性的な意味で

365名無しさん@魔法少女:2013/08/17(土) 16:21:46 ID:Qie9V2YQ
ところでINNOCENTでダイブするときとか裸になるけど、あれがゲームの演出なら、たぶん最初のカードローダーに身長体重とか
入力してカメラでトレースする時に、それを元に裸のデータを作ってることになるよね。

この技術使えばヌード写真撮り放題じゃね?

366名無しさん@魔法少女:2013/08/17(土) 17:54:26 ID:QCbYzsGg
プレシアママンは自分でデータいじってアバターのウェストを数センチ鯖読みしてる

367名無しさん@魔法少女:2013/08/17(土) 19:16:03 ID:v.2TijHc
データベースにアクセスすれば美少女から美熟女まで、全裸データがよりどりみどり…か

368名無しさん@魔法少女:2013/08/17(土) 20:31:42 ID:NHKkDkKU
しかしアクセスするにはH&Tと八神堂とフローリアンラボ合同のプロテクトを突破する必要があるという

369名無しさん@魔法少女:2013/08/18(日) 00:57:58 ID:jScnaags
そんな事が出来る天才とか、一人しか浮かばないな

370名無しさん@魔法少女:2013/08/18(日) 01:23:54 ID:7IVnaX.I
リンディ「プレシア、新アイテムデータ作ったけどどうかしら。試してみない?いやむしろ試させて答えは聞いてない」
プレシア「頼むからMMDの付属アイテムデータ作る感覚でアダルトグッズのデータつくりはやめて…ああ、らめえー!」」

371名無しさん@魔法少女:2013/08/18(日) 17:10:54 ID:W0vJ9hdk
>>365>>367
まああれ女性限定じゃないしな……

372名無しさん@魔法少女:2013/08/18(日) 19:10:56 ID:4hso4vJM
>>369
スカリエッティさん出番ですよw




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