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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第113話☆
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身体の火照りを誤魔化すように熱いシャワーを肌に打ち付け、バスルームを出てくると、男はベッドに腰掛けて何も映っていないテレビを眺めていた。
バスタオルを巻いて胸元を押さえ、一歩ずつ、歩み寄る。
白衣は脱いだら、と促すと、男は面倒くさそうに、着込んでよれよれになった上着をシーツの上に放り投げた。
「君らしくもない」
この男には動揺という感情がないのだろうか、とヴィヴィオは思った。
夜更け、周囲の目を盗んで、クラナガン郊外のひとけのないホテル街にこうしてしけこんでいる。自分も彼も、それなりの身分があり外を歩けば窮屈さを感じている種類の人間のはずだ。
今頃、皆は大慌てで自分たちを探しているだろう。
なのはやシャッハはもちろんのこと、ディードにオットー、そしてフェイトは二重の意味で、行方をくらました自分たちの行き先に焦りを覚えているだろう。
陛下、陛下と青い顔をするディードの様子を想像すると哄笑が漏れそうだ。
背伸びしたい、大人になりたい盛りの年頃。
それだけではないんだという強い気持ちを、自分に言い聞かせるように、薄暗い路地を歩いてこのホテルに入るまで、ヴィヴィオはずっと胸に抱えていた。
「あのときもそうだった」
「何時のことを」
「私は今、すごく、歯がゆい気持ちがわきあがって、どうしていいのか、わかんなくて」
左手は空をつかむように、右手でバスタオルをぎゅっと握りしめる。
単なる欲望。いや、そんなことじゃない。
「親に反抗したい年頃なのかね」
「違う」
振り払うように否定の言葉を吐き、身体を覆っていたバスタオルを振り落とす。
あれからもう10年以上が経った。身体が大きくなっただけではなく、その内に秘めた力と、欲望がむくむくと、心の中で膨張しようとしている。
暖房の効いたベッドルームの中、見下ろすと、自分の胸の上で勃起した乳首が見える。
今にも襲い掛かりたい。だが、それは何かに負けたような気がして、踏み切れない。
スカリエッティはゆっくりとヴィヴィオを見上げ、どこか懐かしむように目元を緩めた。
「今でも私を、聖王だと思ってる?」
「むしろ聖王でなければなんだというのだね」
言葉を紡ぐ唇の動きに目が奪われた。雌豹のように飛びかかって覆いかぶさるように、肩をつかんでヴィヴィオはスカリエッティの膝の上に跨った。
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