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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第106話☆
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「ふぁぁぁっ………………ぁっ、ぅん? ああ、おはよう……………フェイト」
「おはようございます、クライドさ………………」
低血圧な家主の挨拶に答えようと振り返ったフェイトの目に、逞しい壮年の裸体が飛び込んでくる。
立ち上がりざまにハラリと落ちるブランケット。当然のことながら、その下は何も身につけておらず、
幼いフェイトの視界いっぱいに鍛え抜かれた男の筋肉と風に揺れる形容しがたい局部が映し出された。
「いっ……………」
「うん?」
視線が交差し、一拍の間が置かれる。
直後、絹を引き裂くような乙女の悲鳴が防音完備のハラオウン家を縦に揺らした。
「いやぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
「待て、フェイト。話しあおうっぐふおっ!?」
無我夢中で放たれた渾身のストレートは、違うことなく義父の鳩尾へと吸い込まれた。
□
最後の闇の書事件の後、フェイトはかねてから提案されていた養子縁組を受諾して、使い魔のアルフと共にハラオウン家の一員となったのだが、
その家の主であるクライド・ハラオウンは自分の身の回りのことにてんで手が回らないだらしのない男であった。
優しい人柄で子ども好きなのだが、横着な性格で家事も下手くそ。
12年前に闇の書事件で奥さんを亡くし、男手一つで息子を育て上げようとしたが、その息子であるクロノは余りにずさんな父親の生活に
嫌気がさして魔法の師匠のもとで居候していたのは有名な話である。
「痛…………フェイト、相変わらず良いパンチだ。まだお腹がズキズキするよ」
よれよれのスウェットに着替えたクライドが、愛娘に殴られた腹部を擦りながらわざとらしく痛がって見せる。
しかし、返ってきたのは慰めの言葉ではなく冷たい言葉の刃であった。
「それは自業自得だ」
「薄いからって食パンを4枚も食べるから……………」
「何を言う、娘が丹精込めて作ってくれた朝ごはんを残すなんて真似はできないだろう!」
「2枚目からは自分で焼いていたじゃないか」
食べ過ぎで腹痛を起こしている父親に対して、息子であるクロノは辛らつな言葉を投げかける。
いい加減な父親と15年も付き合ってきただけあって、義兄の態度は冷やかであった。
「大丈夫だ、これくらい2時間もすれば消化される」
「そう、良かったね」
「ところでクロノ、父さんが大好きなチョコレートの箱が今朝から見かけないのだが?」
「あれ」
「む? なにぃ、どうしてゴミ袋の中に? 誰が食べたんだ!?」
「あんたしか食べないだろ! 僕もアルフもチョコは嫌いだし、フェイトがつまみ食いするように見えるか?」
「はははっ、どうもすみませんでした。後、チョコレート買う金下さい」
陽気な笑みと共にクライドは椅子の上で両膝を突き、ため息が出るほど堂に入った土下座を披露する。
理想的な角度で曲げられた背骨と綺麗に揃えられた指先は美しい二等辺三角形を形作り、
頭は力強く垂れ下がり、ハッキリ言ってうっとうしい。
クロノは遠慮なく父親の体をバインドで拘束すると、背後でアルフが用意していた特大のごみ袋の中に放り込んで固く結び目を作り、
可燃ごみと一緒に玄関へ並べに行く。放っておけば、本気でごみ捨て場まで持って行きそうな勢いだ。
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