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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説第100話
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……嘘だ。
吊り下げられた腕が痛む、それでも、痛めつけられた身体の各所の上げる悲鳴の前では腕の痛みなどは些少なことだろう。
「貴方は、どうして私を失望させるの?」
お母さんがいる。プレシア・テスタロッサが。
「フェイトぉっ!」
アルフの叫びが聞こえる。
「何をぼうっとしているの? 人の話を聞いているの? それとも考え事!?」
ああ。
いっそ懐かしい想いに、フェイトは笑い出したいのを堪えた。
ここは時の庭園。そして、母親に折檻を受ける自分。
闇の書事件のさらに前。どうして、こんなところまで。
さらなる、幻覚なのだろうか。
こことて、自分の世界ではない。
否!
否!
ほら、心が叫んでいる。
ここは自分の世界ではないと。
ここは違う。
否!
否!
そして、闇の書との戦いも違う。
否!
否!
ナンバーズとの戦いは?
否!
否!
否!
否!
一体、どれが幻影なのか、何処が真実なのか。
全ての世界に、フェイトの心は否を唱えている。
戻らなければならない。
自分の世界へ。
自分の本当の世界へ。
否!
否!
否!
否!
……
否定が止まる。
ああ、ここが自分の世界。
幻影を全て失った自分の世界。
本当の自分の世界。
幻影を見せていたのは……
全てに気付いたときには、悲鳴を上げることすらできなかった
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