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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第98話☆

876ディエチが全力全開に目覚めた様です:2009/05/24(日) 18:31:30 ID:JziwV30Q
「それよ。それが悪いのよ。下手をすれば命に関わるような危険な真似をどうしてしたの!?」
「・・・自分の力を、確かめてみたかったから・・・」
「その結果、取り返しの付かない事態になっていたら!?」

常の物静かな麗貌をかなぐり捨てて、ウーノはベッドに座って項垂れているディエチを猛然と叱り飛ばした
拳骨の痛みよりも、初めて見る長女殿の凄まじい剣幕に涙を浮かべてしまう彼女である

「今回に関しては、特に障害が何も残らなかったのが不幸中の幸いだけど・・・良いこと!?もう二度と、絶対にこんな事はしでかさないように!」

“叱られた”という初めての衝撃に、言葉も無く震えるディエチの姿に、ウーノは再び盛大な溜息を吐き出した

「ごめんなさい、少し言い過ぎたわ。ともかく・・・どうしてセーフティルーチンが組み込まれているのか、その意味を良く考えなさい」
「・・・うん、ごめんなさい。ウーノ姉」
「データとしては興味深いけれど・・・この手のテストは最低限、自分の身体を壊さないだけの手立てを構築した上で行いなさい。全く・・・」
「データ・・・そうだ、あの、私の、成績は!?」
「先に言っておくけど、貴方は正規の局員ではないのだから、公式記録には残っていないわよ」

そう前置きをして、ウーノはディエチの目の前にとあるデータを投影して見せた
トップには相変わらず、高町なのは一等空尉の名が躍っている・・・そして、自分の名前は何処にもない・・・なのはの記録は『71枚』とある・・・?

「あれ?なのはさんの自己ベストは、確か63枚でトップだったんじゃ・・・?」
「さぁ?記録は71枚になってるわね」
「・・・どうして?」
「知らないわよ。自分で考えなさい」
「え?え?どういうこと・・・?」

唸りながら首を傾げているディエチを残して、ウーノは席を立った

医務室を出ると、ドアの陰に隠れるように、クアットロが佇んでいた。隠れているつもりなのか、壁にぺったり張り付いている

「・・・何をしているの?」
「あ、あぁらウーノ姉様。ち、ちょぉっとお散歩というところですわぁ?」

眼鏡の奥の視線は何やら明後日を向いており、如何にも白々しく、苦しい言い訳である

「ディエチならもう起きているわよ。見舞いなら構わないわ」
「お、お見舞いなんてそんな、私は何一つ心配していませんし、ここに居るのもただの散歩なので「わかったわ、わかったわよ。好きになさい」

何やら必死な四女を押し止めて、ウーノは足早に医務室の前から去ってゆく
しばらく、クアットロはその場をウロウロし、廊下の向こうに誰の気配も無いことを確かめ、念のため曲がり角の向こうまで確認し、ようやく医務室のドアをくぐった

「・・・あ、クアットロ」




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