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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第98話☆

874ディエチが全力全開に目覚めた様です:2009/05/24(日) 18:29:30 ID:JziwV30Q
ディエチの呼び掛けに、こっそり溜息を吐き出して、彼はコネクションケーブルを展開した
4本をイノーメスカノンの基部に、3本をディエチの首筋の辺りに押し付ける・・・そこから、サンタはディエチの基礎プログラムに侵入した

(・・・同調完了。セーフティルーチンに接触します)
「お願い」

現状で、特に自覚できる事は何もないディエチである
ただ、傍で見ているなのはと243部隊員達は、ガジェットの接続を受けるディエチの姿に、少なからぬ衝撃を受けていた
付き合いが長いカルタスやマリエルは、さほど驚きもしなかったが

基礎プログラムの深部、コマンドの全てを監視しているセーフティルーチンを迂回するコマンドラインを作り、サンタはテストプログラムを走らせる
特に問題は無いようだ
頭の中に何かノイズのような物が走ったディエチは、怪訝そうに首だけを後ろに振り向けた

「ん?・・・サンタ、今何かした?」
(バイパスにテストプログラムを流しました。実害は無い筈ですが、大丈夫ですか?)
「うん、ちょっと吃驚したけど、それだけだよ・・・それじゃ、もう、セーフティルーチンは外れてるの?」
(はい。試してみてください)
「わかった・・・IS:ヘヴィバレル。発動」

サンタのピカピカに小さく頷き、ディエチはISを発動させ、チャージを開始した
正しく一体と化したカノンに、身に宿る全てのエネルギーを注ぎ込む・・・そして、出力80%・・・
いつもならば、ここがリミットとなる数値だが、何の遅滞も無く、エネルギーゲインは順調に高まってゆく

「凄い。本当に、出力が上がってく・・・!」
(100%以上の高出力になると、機体にもかなりの負担が掛かり始めます!気を付けてください!)
「了解・・・!」

出力、100%オーバー・・・その数値はディエチにとって未知の領域だ。決して出せなかった数値を超えた時、自分の身体はどうなるのか?
痛いかも知れないし、苦しいのかも知れない・・・そんな風に思っていたが、最初に襲い掛かってきたのはどちらでも無かった

「えっ・・・!?」

出力、120%
いきなり、視界が霞み、四肢の感覚が無くなった・・・いや、一瞬の事だ。目の前のターゲットは見えているし、ちゃんとカノンを抱えている
だが、その感覚が段々希薄になってくる・・・

「これが、限界突破・・・!?こんなの、良く・・・!」
(ディエチさん!)
「・・・まだ行ける。まだ!」

出力、130%
胸の奥、身体の芯が赤熱するような熱を帯びた
灼け付く喉から、彼女は掠れた叫びを上げるが、感覚の薄い手足は氷に突っ込んでいるかの様に冷たい

「ぅぁぁぁああっ・・・!!」
(出力140%突破!ディエチさん、これ以上は危険です!)
「ぐ、うぅっ・・・・・!」

カノン本体の集束器では扱いきれないほどの膨大なエネルギーをヘヴィバレルで強引に束ね、霞む視界でターゲットを睨み付ける
頬を流れ落ちる生温い脂汗の感触だけが妙にリアルな意識の中で、我知らず、彼女の唇が言葉を紡ぎ出した

「 ――― 全力、全開・・・ッ!!」




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