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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第98話☆
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「・・・でも、教えて欲しい」
「はい・・・じゃあ、少しだけ。
私達姉妹の頭の中には、セーフティルーチンって言うプログラムがあって・・・要するに、“禁則事項”の事です。
エネルギーを戦闘運用する場合、“指揮官”の承認を経た作戦行動で無い限り、100%の出力は出せなくなってるんです」
「どうして、100%のエネルギー運用が、禁則事項に引っ掛かるの?」
「自分にダメージが返ってくるような、反動を受けるエネルギー運用が、プログラム上、自傷・自殺行為に引っ掛かるみたいで。
だから、普段は大体80%くらいのエネルギーゲインがリミット。“指揮官”の承認があれば、100%のエネルギー運用が可能、です」
ちなみに、ナンバーズ姉妹の中で“指揮官”の権限を持つのは、ウーノ、ドゥーエ、トーレ、クアットロの4名。それに創造主であるスカリエッティも指揮官権限を持っている
同時に指揮官権限持ちの姉妹にはセーフティルーチンも組み込まれていない
「聖王のゆりかごでなのはさんと撃ち合ったあの時は、勿論100%の、全開出力でした・・・それでも、勝てなかったけど・・・」
「・・・まぁ、あの時は限界突破のブラスターを使ったしね・・・使わざるを得なかったんだし。手強かったよ」
なのはは苦笑を浮かべていたが、その反動が今も彼女の身体を蝕んでいるという事実を知っているディエチとしては、少々心苦しい
「その、理論上は、100%以上のエネルギー運用をすることだって、不可能じゃ無いんです。
自己ブースト、魔力回路を通して出力を高める魔導師と違って、私達、機人のエネルギー運用は、もっと単純な仕組みですから」
「でも、セーフティルーチンのお陰で、自分の身体を壊すことはできないんだよね・・・シャマル先生が聞いたら、私にも付けてあげてって絶対言うよ。それ」
「あ、あはは・・・」
乾いた笑いを返してしまうディエチである
「でも・・・なのはさんのブラスターシステムに関しては・・・私も、理解できません。
結果的には、それが必要な事態になっちゃったけど、それでも、そんなにも自分の身体にダメージが残る手段を、どうして選んだんですか?」
セーフティルーチンで縛られている自分だから、わからないのかもしれない
それでも、悪く言えば、最悪の転び方をすれば自殺と同義であるシステムを用意しておいたなのはの思考は理解できない。正気を疑いさえした
そこまで言っておいて、怒られるかな?とディエチは思ったが・・・意外にも、なのはは笑っていた。澄んだ笑顔で
「ねぇ、ディエチ。私はね、きっと凄く単純で、貴女達の予想を遙かに上回るくらいに馬鹿なんだよ?」
「へ?」
「ブラスターを使った理由なんて、凄く簡単・・・『全力を出さずに負けたくなかったから』。ただ、それだけ」
開いた口が塞がらないディエチに、なのははクスクス笑いながらも言葉を続ける
「理論とか、打算とか、確率とか、そんな難しい事は何一つ考えて無かったの。
やらなきゃならない事があって、助けてあげたい子供が居て、それを全部やり通す為に必要な物を揃えていったら、こうなっただけなんだ」
「・・・あの子、ヴィヴィオの、事・・・ですか?」
「うん。それも大きい理由の一つ」
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