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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第98話☆

869ディエチが全力全開に目覚めた様です:2009/05/24(日) 18:24:30 ID:JziwV30Q
そんな風に、ディエチが一日教官を務める「重層防壁展開訓練」は始まり、なのはは彼女の傍で、彼女が砲撃を放つ姿をじっと眺めていた
243部隊の部隊員達が必死の形相で防壁を重ねるが、拮抗の末にディエチの砲撃が撃ち勝つ・・・
回数を重ねる内に、段々コツが掴めてきているようだが・・・合格を得るには、今しばらく掛かりそうだ

そんな姿をしばらく眺めながら、訓練室には砲声と気合の声と悲鳴が飛び交い・・・

「次、第二十三射用意。サンタ、カウントを」
(了解。しかしディエチさん、向こうがすっかりバテてしまってるようですが?)
「え?あ・・・あの、なのはさん。こういう時はどうすれば・・・?」
「・・・」
「あの、なのはさん?」
「え?あ、うん。全くだらしないね、少し休憩にしてあげよう ――― プラド二尉、15分間休憩を取ります」

隊員達に混ざって訓練を受けていたプラドから了解の返答を念話で受け、なのはもぐぐっと背伸びをした
普段ならば自分が砲手を務めている訓練だから、こうして他人に任せてしまってそれを眺めているだけというのは、身体は楽だが妙に気疲れする

「ん〜・・・はぁっ」

両腕を上げ、胸を反らした背伸びに溜息を吐き出すなのはである。内心では、教導官がこんな事で良いのかな?などと思っていたりもするが、
下手を打ってシャマル先生にでも嗅ぎ付けられようものならば、彼女はリンカーコアをぶち抜いてでもベッドに連行してゆくだろう

「・・・あの、なのはさん。妙に顔色が悪いようですが、大丈夫ですか?」
「え?あ、ううん。ダイジョブ。何でもないよ。ディエチこそ疲れてない?全力砲撃を23連発なんて、流石に私でも息が続かな

ぷっつりと、なのはの言葉が途切れた。ディエチは、表情を強張らせているなのはの顔を不思議そうに見上げる・・・


――― ディエチは、全く呼吸を乱していなかった。汗の一粒も浮かべていない ―――


「・・・どうして・・・?」
「へ?」
「あ、ご、ゴメンゴメン。ディエチが全然平気そうだったのがちょっと不思議だったんだ」

全力砲撃を、ほぼ立て続けに23連射。流石に息一つ乱さないという事は有り得ない
アグレッサーモードではジャケット能力の都合上フルポテンシャルは発揮できない為、多少は消耗を抑えられるが・・・それでも、息が上がるだろう
改めて、戦闘機人のスペックに驚くなのはだが、ディエチは少し困った顔で頭を掻いた

「全然、疲れないわけじゃないんだけど・・・ただ、通常、私達は、その・・・“全力”を出せないんです」
「え?」
「どう説明すればいいか、ちょっと難しいんだけど・・・」




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