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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第98話☆

866ディエチが全力全開に目覚めた様です:2009/05/24(日) 18:21:30 ID:JziwV30Q
「うん、よく似合ってる。強そうだよ」
「ありがとうございます・・・でも、良いんですか?お金とか・・・?」
「全然平気だよ。心配しないで。それじゃあ、みんなにも紹介しておこうかな」

整列していた243部隊の方に向き直り、ザッ!と姿勢を正すゴリラ共になのはは言った

「今日の重層防壁展開訓練の砲手を務めてくれる、ディエチ教官です。総員、敬礼!」
「「「「「よろしくお願いします!」」」」」

野太い合唱と共に敬礼を向けられたディエチは、突然の事に慌ててしまい、取りあえず真っ赤な顔を隠すようにぺこっとお辞儀をした
そんな彼女の姿に、なのはは励ますように肩を叩いて笑顔を作った

「まぁ、見ての通り、ディエチ教官はちょっと照れ屋さんなので、みんな、優しくしてあげてね」
「「「「「了解であります!!」」」」」

243部隊は全員がこんなノリなのである・・・とは言え、今日は少々いつもよりテンションが高い

――― そりゃそうである。エースオブエースの砲撃を真正面から受け止める訓練だった筈が、予定が変わって代役になり、
ましてそのリリーフが、妙に初々しくてしかも可愛らしい教官殿と来れば盛り上がらぬ筈が無い。明日の命が無いかも知れぬと覚悟を決めていただけに

弾むような駆け足で訓練位置に着く子分共を睥睨しながら、部隊長であるプラド二尉は憮然とした溜息を吐き出した
厳しく顰められた顔を見上げながら、なのはは訊ねる

「何かお悩みですか?プラド二尉」
「・・・解っているのでしょう、教導官殿。あの、ディエチ教官というのは何者なのですか?
自分とて教育隊や教導隊の隊員の顔を完全に網羅している訳ではありませんが、あんなにも自信なさげな教官は見たことがありません。それに ―――」

顔を上げたその先では、愛銃を抱えたディエチの後ろで、サンタがコネクションケーブルをイノーメスカノンの基部に接続しているところだった

「『本局訓練場にガジェットドローン襲来』・・・こんな報告を上げたら、自分は間違いなく正気を疑われるでしょうな・・・
素性に関してはおおよそ見当が付きますが、そんなことよりも「教官たるに相応しい実力があるのかどうか?ですね」

台詞を先取られたプラド二尉は、ぽりぽりと顎先を掻いて、盛大な溜息と共に言葉を吐き出した

「・・・そういう事です。教導官殿の肝いりだと言うのであれば間違いは無いのでしょうが・・・」

準備が終わったらしい。訓練のルールについて説明し終えたカルタスが励ますように背中を叩いて離れてゆく
そして、ディエチの後ろに控えているガジェット・・・サンタがカウントダウンを投影し、砲口の先では5人掛かりの重層防壁が展開された
陸士243部隊のトレードマークとも言える、身体を覆い隠すほどの大盾を構えた5人の姿に、なのはは息を呑んだ

「え?5人単位なの!?」




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