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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第98話☆

862ディエチが全力全開に目覚めた様です:2009/05/24(日) 18:17:30 ID:JziwV30Q
「二人共、お砂糖とミルクは?」

ガキッと表情を強張らせたカルタスが、シュガーポットを手にしているマリエルを慌てて制止する

「じ、自分はどちらも結構ですので!」
「あら、そう?男の人はみんな苦手なのかな?美味しいのに・・・じゃあ、ディエチは?」
「あ、その・・・私も、そのままでお願いします」
「あれ、ディエチも?」

少しだけ残念そうに首を傾げながら、自分の湯飲みに角砂糖2つとミルクを入れて掻き混ぜるマリエルである

「はい、どうぞ」
「ありがとうございます」
「いただきます」

ずずっ、と深く澄んだ色味の緑茶を啜り込む・・・適温の茶は、爽やかな苦味とまろやかな甘味のある、馥郁たる味わいである
そんな茶を啜る二人を尻目に、マリエルも自分の湯飲みに唇を付けた。こちらは半端に白く濁った、少々過剰に甘いお茶を、ずずっと啜り、

「美味しいと思うんだけど、そんなに駄目かなぁ?」
「いえ、自分は、その、どちらかと言うと、コーヒーでもブラックが好きな質なので」
「う〜ん、ディエチもお茶は何も入れない方が好き?」
「・・・その・・・どちらかと、言えば・・・」
「そっかぁ。残念。今のところ同士はリンディ提督とエイミィ先輩とギンガと・・・」

余談ながら、12姉妹の中では、

「セッテだけかぁ」

セッテがハマっていたりする。長女を筆頭に紅茶党が大勢を占めるナンバーズ12姉妹では唯一、お砂糖ミルク緑茶派である
余談ながら、ドゥーエは紅茶よりもコーヒーを愛飲しており、クアットロはブラックコーヒーの苦さに顔を顰めながらも次女殿の嗜好に合わせるべく日々努めているようだ

「――― ところで、マリーさんは今日はどうしてここに?」

空になった湯飲みを置きながら、ディエチはマリエルにそう訊ねた
今ではスカリエッティから押収した機人技術の研究主任でもある彼女が、まさか単に訓練のアシスタント。ということはあるまい

「うん。実は、なのはちゃんから今日の訓練にディエチが出てくるって聞いたから。砲撃のデータ採取と、ついでにテストして欲しい物があってね」
「テストって・・・何かの試射を?」
「正解。ずっと前に、ディエチが落としてったカノンがあったでしょ?もう1年と半年くらい前の事になるけど、覚えてない?」

思わず口元がヒクついてしまうディエチである
廃棄都市区画で初出撃した時のことは、未だに忘れられない。機動六課の隊長陣:なのは、フェイト、はやての三人を相手にしたあの一戦の事である
フェイトに追い掛け回され、はやての広域魔法を辛くも凌ぎ、そうかと思えばなのはとフェイトの砲撃が ―――




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