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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第98話☆

860ディエチが全力全開に目覚めた様です:2009/05/24(日) 18:15:30 ID:JziwV30Q
額の、『Ⅸ』と刻印されたプレートをべしべし叩きながら、ノーヴェが物騒な口調で発した台詞に、サンタはピカピカでそう返す

「よし、それじゃあそろそろ出発しよう。ギンガ、留守中よろしく頼むよ」
「了解。お気を付けて」

にっこり笑顔で敬礼するギンガに、カルタス生真面目な答礼を返してポートを起動させた
二人と一機の姿が掻き消える・・・向かった先は、遙か彼方の訓練場だ

「・・・さ、私達も戻りましょう」

ギンガに促されて、姉妹達はそれぞれ喋りながら踵を返す・・・一人だけ、クアットロだけが、誰も居ない転送ポートの前に立ち尽くしていた

「・・・?クアットロ、どうかしたの?」
「・・・ドゥーエ姉様・・・ど、どうしましょう!?」
「はぁっ?」

いきなり、狼狽しきった叫びと共に抱き付かれて、ドゥーエは目を丸くした
周囲の驚きに反して、胸に縋り付くクアットロの、涙ぐんでさえ見える瞳はどこまでもマジである

「な、何?どうしたのよいきなり?」
「ディエチちゃんが・・・あのディエチちゃんが、悪魔に毒されちゃったら!クアットロは、どうしたら・・・!!」
「あ、あくまぁ?」

言うまでもなく、クアットロ的には「悪魔=高町なのは」である

「な、なぁ、ギン姉・・・その、ディエチが言ってた“なのはさん”ってのは、クア姉があんなにビビる程、非道い奴なのか?」

“あの”クアットロの思い掛けぬ狂態に、少々腰が引けた口調でノーヴェが尋ねてきた
彼女の問い掛けに、ギンガはそんなわけないじゃないと首を振り、

「厳しい人だって言う話はスバルからも良く聞いたし、実際その通りだったけど、それ以上に優しくて強い人だったわよ?
ディエチの事は前々から気に掛けてくれていたみたいだし、決して悪い人なんかじゃないわ」
「そうなのか・・・?」

ギンガの答えに首を傾げながらも頷くノーヴェである。が、二人の会話を聞きつけたクアットロはドゥーエの胸に縋り付いたまま猛然と食って掛かる

「心根の問題じゃないのよ!あの女は性質が悪魔なのよ!!」
「いや・・・それならクア姉も他人の事言えないんじゃない?」

呆れ混じりのセインのツッコミに、クアットロは妹がいぢめるーっ!という泣き言と共にドゥーエにぎゅーっと抱き付いてくる
困り顔になりつつも、しゃくりあげる妹の頭を撫でてやれるのが嬉しい次女殿であった




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