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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第98話☆

847UNDERDOGS 第二十五話⑩:2009/05/23(土) 23:34:55 ID:AvRlB5jM
「いくよ、キャリバーズ」

《All right buddy》

《Yes sir》

二対の羽根が羽ばたき、着地と同時に水色の羽根をまき散らしながらスバルはウィングロードを駆け降りた。
時間にしてほんの一瞬。互いを隔てる距離をゼロへと縮めたスバルは、加速によって勢いがついた拳から
行使できる最後の振動エネルギーを放出する。

「4機のデバイスの、同時起動だと……………」

一拍遅れて、驚愕したスカリエッティが両腕を交差させる。
だが、立て続けに攻撃を受けて魔力を削り取られたことで、スカリエッティの絶対防御は
明滅を繰り返すまでに弱っていた。残された全ての力をそこに叩きこめば、突破することは可能なはずだ。

「一撃、必倒ッ!!」

「くっ、魔力が………」

右の拳が交差した腕を崩し、左の手刀がフィールドに亀裂を走らせる。
そして、間髪入れずに水色の球体をひび割れた魔力の壁に押し当て、スカリッティの態勢を突き崩す。
解き放たれるは何度も苦境から自分を救ってくれた水色の閃光。
憧れの魔導師を真似、思考錯誤を繰り返しながら編み出した自分だけの砲撃魔法。
大地を駆ける疾風の蒼。

「ディバイィィィンバスタァァァァァァッ!!!」

無限とも言える熱量が駆け巡り、苦悶しながらもスバルは機人エネルギーを放出する。
だが、押し切るためには僅かに足りない。明滅する不可視の力場は軋みを上げながら削り取られていくが、
それでもスカリエッティの本体にダメージはない。態勢を崩され、激痛でその身を焼かれながらも、
スカリエッティは渾身の魔力を込めたカギ爪で砲撃を切り裂きながら迫ってくる。

「私の勝ちだ、ゼロ・セカ………なっ!?」

砲撃を切り裂き、カギ爪を振り上げたスカリエッティが再度驚愕する。
何故なら、砲撃は一発だけではなかったからだ。先ほど放ったディバインバスターとは別に、
スバルの左手にはもう1つのディバインスフィアが保持されている。スバルは一発目を放ちながら、
左手に二発目の砲撃をチャージしていたのだ。

「砲撃の二連射だと!? どこにそれだけの力が!?」

「お前には、わからないだろう! これが不屈の………闘志だぁっっ!!」

両腕に装填されている全てのカートリッジを炸裂させ、不足しているエネルギーを補う。
もちろん、AMFによって魔法は無効化されてしまうが、スバルは構わず魔力をナックルスピナーで凝縮していく。
結果、溢れんばかりのエネルギーの奔流は暴風のようにスバルの左腕を蹂躙すると、
半ば暴発するかのよう肘から先を破裂させ、スバルの体を吹き飛ばした。
そして、全方位に向けて解き放たれた水色の渦は近くにあるものを手当たり次第に破壊していき、
視界を青く焼いていく。
全ての力を出し切って第一射を耐え切ったスカリエッティは、今度こそ防御も回避もできず、
魔砲の直撃を受けて爆炎に呑み込まれていった。








                                                         to be continued




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