したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第98話☆

844UNDERDOGS 第二十五話⑦:2009/05/23(土) 23:29:34 ID:AvRlB5jM
「波は波で消える。自身の内部で振動エネルギーを拡散、相殺させることで放出するエネルギーを調節したのか!?
私を傷つけず、絶対防御のみを砕けるように。そんなことをすれば、君自身の体に途轍もない負荷がかかるはずだ。
体内で爆発が起きているようなものなのだよ? 立っているのも辛いはずだ。そこまでして不殺を貫くのは何故だい?
君の言う、管理局の魔導師の誇りとやらかい?」

「それもある。けど、それ以上に大切なことを思い出せたんだ、あたしが何をしたかったのかを。
この力は誰かを傷つけるためのものじゃなくて、守る力。何かを守れる自分になりたくて、あたしは魔導師になったんだ。
だから、あたしはお前を殺さない。叩きのめして、捕まえて、そして全て終わらせる。あたしの、機動六課の、
いや時空管理局とお前の因縁を、ここで終わらせる! でないと、あたしは前に進めない。あたしは1人じゃないから、
力を貸してくれているみんなの因果をここで断ち切らないと、新しい自分を始められない! この戦いは、あたし達の戦いだから。
あたし達が明日を取り戻すための戦いだから!」

「そして、君は何を得る? 私を倒したたところで、君が多くの命を奪ってきたテロリストであるということは変わらない。
そして、罪は正当化されることはあっても消えることはないのだよ。例え君が正義を成したとしても、
君を憎む者は存在し続けるだろう。どれほどの命を救ったところで、君に家族を殺された者は君を恨むだろう。
この私が、世界を変えて見せたこの私がその証明だ。それでも君は戦うと言うのかい? 取り戻した世界は、
果たして君の存在を許してくれると思うかい?」

「もしも世界があたしを拒絶するなら、それでも良い。あたしは法の裁きを受ける。
八つ裂きにされるのならそれも構わない。けれど、それはこの戦いが終わってからだ。
お前を倒して、あの懐かしかった日々を…………もう戻らないあの時間を、
みんなが取り戻した後のことだ。だから、みんなの魂をこの拳で預かる」

再び振動エネルギーが流し込まれ、フィールド魔法が歪む。
だが、冷静さを取り戻したスカリエッティは防御を抜かれる前に彼女の目が利かない左側へと回り込み、
右腕のカギ爪を振るう。スバルは横っ飛びに避けようとしたが、左足のデバイスが破損していたために
ジャンプのタイミングが崩れ、頬に一文字の傷が走る。




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板