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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第98話☆

832こっちのがよっぽど厳罰だわ 4 ◆6BmcNJgox2:2009/05/23(土) 18:16:18 ID:j74/SNOs
「それじゃあ今日の刑罰はここでお終い。しばらくの間はこの軌道拘置所で大人しくしててねジェイル。
脱獄とかその他…変な事しちゃったら…子供の顔…見せてあげないからね!」
「ま…まさか………本当に……本当に私の子供を産むつもりか!?」

 スカリエッティはそこがまだ信じられなかった。管理局のエースともあろうお方が
時空犯罪者の子供を産む等…正気の沙汰では無い。ましてやなのは程の美人なら
男の方から寄って来てもおかしくないと言うのに……。

「私ね…こう見えてもあんまり男の人に縁が無いの。表向きは皆エース・オブ・エースって呼んで
持ち上げたりするけど…裏じゃ悪魔だの何だの酷い言い様…。おかげで私に寄って来る男の人なんて
いやしない。むしろ避けられてる位だよ。頼みの綱だったユーノ君も無限書庫の女性司書Aさんと
さっさと結婚しちゃったし……。私…嫌だよ! このまま相手も無くて…子供も作れなくて……
一人身のままシワクチャのお婆ちゃんになっちゃうなんて……嫌! そんなの絶対に嫌!」

 先程まで笑っていたと言うのに…突然泣き出すなのはに秘められた悲しみ…
それはスカリエッティも思わず黙り込む程であったが…なのはは続けた。

「でもそんな時に私はある事を知ったの。ねぇジェイル…アマゾネスって女性だけの部族…知ってる?
そのアマゾネスが子孫を残す際には、他所の部族から男の人をさらって来て、それで子供を
作らせたりしたんだって。もう相手がいないからいっそその手で行こうって思ったの。で、丁度良い具合に
貴方がここに転がり込んで来て………ならもうジェイルの子供産むしか無いじゃない!」
「何だ…何がお前をそこまで必死にさせるのだ…。」

 なのはの必死さはスカリエッティも唖然とさせる物だったが…そこでなのはは脱いだ衣服を
着ながらスカリエッティの疑問に答えた。

「クローンって、確かに近代的で先進的なイメージがあるけど…クローンでしか種の保存の出来ない様な
社会って…それは凄く悲しい事だと思う。クローンで増やしても個性が無くなるし、何より一つ一つの
『命』の価値が軽くなってしまうと思うの。どんなに科学技術が発達しても…人間もまたその根底は
動物と一緒なんだから…やっぱり自然の摂理に則って男女が身体を重ね合わせた共同作業で
種の保存を行って行く事も…大事だと思う。私はジェイルの子供を産む事でその事を貴方に伝えたい。」
「………………………。」

 なのはがスカリエッティの子を産もうとする行為は正気の沙汰では無いが………
それも全てはなのはなりの考えがあっての事かも…しれない……

「それにクローンでしか種の保存をやらなくなったりしよう物ならそれこそジェイル、貴方の
勝利みたいになっちゃうじゃない? だから私は貴方の子供を産む事でそれを否定したいの。
クローンやその他生命操作の権威なジェイルが…ただの人間の女性と子供を成すなんて………
様にならなくなると思わない?」
「くそ! お前の狙いはそれか!? それなのか!? その為だけにお前は我が身を犠牲にしようと
言うのか!? 狂ってる! 絶対に狂っている! お前の方がよっぽどおかしいぞ!!」

 なおもスカリエッティはなのはの正気を疑うが…なのはは構わず出口のドアを開いて外へ出ていた。

「じゃ、私はもう行くから。良い子にしてないとダメだよジェイル。」
「ふんっ…それもこれも全部私を脅す為のポーズで…時空犯罪者の子供なんて産んでたまるか
ってのが本音だろうに…………。」




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