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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第98話☆
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窓の向こうにミッドチルダの夜景が煌く。
環境問題の殆どを解決したミッドチルダの明かりは、真に清らかな人の営みの灯火だ。
だが、そんなものには脇目を向ける程の価値すら無い。
艶めき温もりが伝う最高の女の裸体が、膝の上で全身を震わているのだから。
「んっ、グリフィス、さんっ―――」
既に、共に三度果てた。
だが、求めども求めども女の体に限りなく、男が求めれば求めるほど、女はそれに応えて男を求める。
欲望を吐き出す肉として、それだけでも極上の部類。
しかし、その真価はそんな安いものではない。
この女の瞳。快楽に喘ぎながらも、じっと自分の瞳を覗き込む女の瞳。
男―――グリフィスは、性感とは違う快感が、背筋を駆け上るを実感していた。
この女、この僕に挑んでやがる―――。
面白い! 女を堕とし服従させるのも、いささか飽きてきたところだ。
解き方を覚えたパズルを幾度も繰り返しているような、そんな倦怠感を打ち破る、とびっきりハイになれる刺激が欲しかったのだ。
この女を貶めることが出来たら、それはどれ程の快楽だろう……?
「グリフィスさん、グリフィスさん―――」
対面座位で突き上げられ、涙目になりながらも、その瞳の奥の理性の灯火は決して揺らがない。
快楽に耐えかねるように、幾度もグリフィスの胸板に唇を付け、紅いキスマークを残す。
「―――っ、クアットロさん……」
一際強くグリフィスが突き上げると、小さな悲鳴と共に、肩口に小さくその歯を立てた。
男の勲章たる、ラブヴァイトの痕。小さな歯型。そこから、一筋の血が流れ落ちる。
「……ぁ、ごめんなさい、私」
それを拭うように、クアットロは下でちろりと首筋を舐め上げる。
母犬が子犬を愛でるような優しげな仕草だったが、その瞳が告げていた。
“このまま、この喉笛を食いちぎってやろうか?”
望む所。その前に、このまま胎まで貫いてやろうかとばかり、更に激しくグリフィスは腰を突き上げる。
二匹の毒蛇が互いの尾を喰らうような交合は、いつ果てるともなく捻れ続いた。
「もう、嘘つき。優しくして下さるって言ったのに」
全てが終わり、クアットロはそう言って童女のように屈託なく笑った。
ただ、それだけ。
ただ、それだけのことが、グリフィスの絶対の自信に小さな罅を入れた。
過去に彼が指で溺めて目で堕とし、その肉を貪った女達。
その誰もが、過去一度たりと、情交のあとに己より先に身を起こす事は無かったのだ。
腰砕けた女どもは、言葉すらなく己の性技の余韻に震えるか、熱の篭った瞳でこちらをじっと見つめるだけだった。
しかし、この女は軽飄な仕草で体を起こし、あたかも己と対等であるかのように微笑んで見せたのだ。
思えば、この女を抱いている最中、ずっと小さな違和感があった。
女については百洗練磨のグリフィスは、クアットロが自分の技によって快楽に溺れていることを確信していた。
表情、嬌声、ナカの蠕動まで、間違いなく本気で感じている女のそれだった。
だのに、どこか霞でも抱いているような、妙な違和感を拭いきれなかったのだ。
そして、この女はあれほどの痴態を見せながらも、ついにその地金を見せることなく、情交を済ませた。
―――ついに、グリフィスは、この女を堕とすことが出来なかったのだ。
小さな屈辱。そして、それを押し流す歓喜。
「すみません、貴女があんまり魅力的だったので、止まらなくなってしまいました」
「まぁ、私が悪いって言うの?」
「ええ、罪つくりな方ですよ、貴女は」
この女、絶対屈服させて服従させて、堕とす所まで堕してやる。
この僕無しでは、生きていけない体にしてやる―――。
グリフィスは一晩かけて六度果てたというのに、総身に精気を漲らせて爽やかに微笑んだ。
―――掛かった。
クアットロは、体中に付いた穢れを払うべく、鼻歌交じりにシャワーへと向かった。
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