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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第98話☆
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機動六課の男達 ファミレス編
そこには、一つの賑わいがあった。
硬質な陶器や金属が織り成す音と、活気に受け答えをする澄んだ女性らの声。
女性、総じて皆が皆若く美しい少女らは、短いスカートから見えるすらりと伸びた足であわただしく駆け回る。
ここはクラナガンでも有名なファミリーレストラン、ジョアンナミラーズのチェーン店の一店舗。
時刻は昼時、店内では多くのウェイトレスが注文を受けそしてまた受けた注文の品を運び、忙しいランチタイムを駆け抜けている。
と、そんな時だった、一人のウェイトレスの少女の目が店の入り口に向く。
そこには新しく入店してきた四人組の、容姿も年代もバラバラの客の姿。
少女はこれに、思わず手にした用済み食器をトレーから落としてしまいそうな勢いで駆け、店の厨房に飛び込んだ。
そんな彼女に、厨房に同僚が驚き、問う。
「どうしたの?」
「き、来た!」
「何が?」
「ろ、六課の人たち!」
答えるや、その場にいたウェイトレスの少女らは一斉に厨房入り口に詰め寄り、件の客が座った席を見る。
そこには案の定、四人の男、機動六課の男たちがいた。
これに、少女らは歓喜の声をあげる。
「ああん、今日はヴァイスさんも一緒よ!?」
「グリフィスさんもいるじゃない!」
「きゃー! ザフィーラさん人間形態だわ! 素敵ぃ!」
「エリオ君カワイー!」
と、ウェイトレスの少女らは口々に四人の男性客に、嬉しげにそして姦しく喜ぶ。
彼女らにとって、機動六課のお客さん、といえばそれは決してなのはやフェイト達のような美女・美少女ではない。
それは、ヴァイス、グリフィス、エリオ、ザフィーラの四人の、機動六課では数少ない男性陣の事だ。
明るく気さくな兄貴分、少し悪っぽい雰囲気がある大人の男であるヴァイス。
眼鏡の似合う理知的な美貌を持つ、クールな美青年グリフィス。
あどけない笑顔が堪らなく愛らしい、幼い美少年エリオ。
褐色の肌に逞しい長身をした守護獣の偉丈夫、ザフィーラ。
それはもう、美男・美少年の宝庫である。
ショタから屈強な美男子まで、おおよそあらゆる女性のニーズに応えるであろう男のチョイス。
これに、ここジョアンナミラーズで働くウェイトレスの少女らが惹かれぬ訳がない。
ヴァイスの気さくな微笑に心奪われる者、グリフィスの眼鏡を掛け直す仕草に狂喜する者、ザフィーラの剥き出しの肩の筋肉に興奮する者、エリオに萌え狂う者。
好みは様々だが、皆自分の好きなタイプの男性に潤んだ瞳を投げ掛けている。
中にはヴァイ×グリやザフィ×エリというBLネタに走る者すらいた。
熱視線を送りながら、少女らのが言った。
「あー、いつものくだけた感じも良いけど、真面目な顔のヴァイスさんも素敵ねぇ」
「ほんとねぇ」
「グリフィスさんは相変わらず知的なところが堪んないわぁ」
「エリオくんも可愛い〜♪」
「ザフィーラさんも寡黙なところが素敵だわぁ」
「みんな何を話してるのかしら?」
少女らは語る、憧れの男達への想いを。
そして想う、自分らの知らぬ彼らの事を。
きっと彼らの事だ、何か素敵な話でもしているんじゃないか。
四人掛けのテーブル席で食後のコーヒーを飲みながら語らう美男の集団を見つめながら、少女らはそんな事を想った。
それがどれだけ現実からかけ離れているか知らずに。
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