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【世界一初恋】小野寺律にハァハァするスレ

1ピュアな名無しさん:2009/05/20(水) 21:45:46
律ちゃん可愛いよ律ちゃん

27迷惑な隣人 3/6:2011/06/12(日) 13:39:03
「こ、コーヒー淹れてきますっ!インスタントですけどいいですよね!」
唇が触れ合う直前、俺は金縛りが解けたように高野さんを突き放していた。
立ち上がってキッチンへ逃げ込み、電気ポットでお湯を沸かし始める。
…心臓が、痛いほど、激しく、脈打ってる。
俺を見ていた高野さんの目を思い出すだけで、体が震えてくる気がした。
仕事の話が済んだのなら帰ってもらわないと。コーヒーなんか勧めて寛がせてどうすんだ…。
そうだよ。今からでも遅くない。コーヒーを切らしてるとでも言って……。
「小野寺」
「……!」
振り向くと高野さんがキッチンの入口に立って俺を見詰め……いや、睨み付けていた。
「あ、ええと今……」
『コーヒーを切らしてて』
「……お前、やっぱりそうやって逃げるわけか」
高野さんが近付いてくる。思わず後退りしたけどすぐ背中が壁に当たってしまった。
「に、逃げるって…なんですか…」
『話が終わったならもう帰ってください』──そう言えったら!
射竦められたように言葉が出てこない。
高野さんの手が肩を掴み、俺の、もうほんの僅かだった逃げる意志を奪い去った。
「……ん、…っ」
唇が重なる。思わず零した吐息に開かれた唇の隙間から高野さんの舌が侵入してくる。
服の裾がめくり上げられて、背中に直に触れてきた掌は背筋をなぞるようにゆっくりと動く。
「…んっ……、ふ……」
その手の動きが擽ったくて、溺れそうな深いキスに力が抜けて、俺は高野さんに縋り付いてしまった。
「腕、上げろ」
高野さんの服の脱がせ方はいつも性急で強引だ。
それは俺に逃げる隙を与えないようにするためなんだろうか。
脱ぎ捨てた服を敷いた床にへたり込むと、床の冷たさが火照る身体に染みてくる。
覆い被さってくる高野さんの体温を酷く熱く感じて、俺は詰めていた息をそっと逃がした。
「あっ、……や、高野さ……」
高野さんの手が触れてくる。両手で胸の尖りを捏ね回されると、じんわり広がる快感に声が洩れた。
「……色、白いな」
耳に触れた唇が甘く囁く。耳朶を優しく噛まれ、舌を入れられて震えが走った。
キッチンの明るい照明に照らされた、一糸纏わぬ俺と高野さんの体。
舐めるようにじっくりと注がれる視線が恥ずかしい。
下肢の間にそそり立つ高野さんのそれが見えてしまい、俺は固く目を瞑る。
「目開けろよ。俺を見ろ」
「や…や、です…、ん……、あ!」
「お前のだってもうこんなになってる。…なあ小野寺。どうしたら気持ちいい?」
どうしたら、なんて聞きながら、高野さんの指は俺の感じやすいところを的確になぞる。
お前のことは知り尽くしてるんだと、思い知らせるように強引に快感を刻み付けてくる動き。
「……っ、く…んっ、…ぅ…あぁ…」
握られたものをゆっくりと扱かれて、そこが張り詰めていくほど体の力が抜けていく。

28迷惑な隣人 4/6:2011/06/12(日) 13:40:36
「すごい濡れてるぞ」
いちいち言うな!
わざと濡れた音を立てるように擦られ、敏感な先端を包み込むように撫でられる。
意地でも目を開けるものかと歯を食い縛り、床に爪を立てると、急に腰を引き寄せられた。
まさか何の準備もなく──!?思わず目を見開くと、高野さんの腿の上に俺の腰が乗り上げている。
「なっ、なにす…うぁっ!」
高野さんのそれと重ねて擦り上げられる。直に触れ合う弾力のある感触に声が上擦った。
「やめ、あぁ…あ…たか……」
「…はっ…、やばいな……これ…」
二人分の先走りで高野さんの手も濡れ光っている。眉を寄せた表情が色っぽい。俺もすぐ出そう。
「あ、あ…、高野さ…離して、あっん…っ!」
乱暴なくらい容赦なく愛撫されて意識が攫われそうになる。理性を保とうとして俺は必死で頭を振った。
どくん、と自身が脈打って温かい体液が体に掛かる。高野さんのそれもびくびく震えているのがわかる。
「はぁ…っ、…あ…」
暫くの間、俺と高野さんの荒い息遣いが響いていた。
体液に濡れた手が俺の後ろへ忍んできて、閉じた入口に触れた。俺はまた目を瞑ってしまう。
「目開けろっつってんだろ」
微かに笑いを含んだ声にますます瞼に力を籠めた。
だって知られてしまう。期待してるのが。欲しがる体が熱くて堪らないのが。
「…あ!」
指を押し込まれて、覚悟していたのに声が洩れる。いきなり2本も入れられて苦しさに涙が滲んできた。
きつく締まっている内壁を押し開いて高野さんの指がゆっくりと往復する。
「…っあぁ……んっ、ぁ……っ」
「きついな。あんまり物欲しそうにすんなよ。どうされたい…?」
むかつくほど余裕綽々な態度。
でも言えるはずがない。早く欲しいなんて。何も考えられないくらい滅茶苦茶にされたいなんて。
アンタのせいだ。ちゃんと自分と向き合って気持ちの整理を付けたいのに、いつも強引に迫って振り回して。
こんなに簡単に流されてしまうのも、誰に対しても中途半端な自分も嫌になる。
仕事してても余計なことばかり考えて、気が付けばアンタのことを見ていたり。
腕の中がこんなに心地好くて、抱かれるたびにあの頃の想いが甦ってしまうのも、全部アンタの──。
「……ふ…」
不意に唇を覆われ、高野さんの髪が頬を掠めた。
ざらりと舌が絡まったかと思うと、痛いくらいに強く吸い上げられる。
キスに気が逸れた瞬間、2本の指が体内を大きく掻き回した。
「んんっ…!ぅん、ん……」
唇を塞がれたまま中を解されてくぐもった声で喘ぐ。指が引き抜かれるとすぐに熱いものが宛がわれた。

29迷惑な隣人 5/6:2011/06/12(日) 13:43:09
体にめりこむように押し入ってくる感覚に思わず爪を立てて高野さんに縋り付いた。
受け入れる時はやっぱり苦しくて、無意識に体が強張ってしまう。
でもキスに酔ってると、少しだけ体の力が抜けて、少しだけ楽になる。
高野さんはそれを分かっててこんなに激しくキスしてくるんだろうか…。
「……ぁ…、あ…」
「…いつも苦しそうな顔、するんだな」
ようやく一番深いところで繋がると、目を開いて霞む視界の向こうに高野さんの顔を見る。
高野さんの掌が頬に触れて、額に短く、まるでご褒美のような優しいキスが降ってくる。
…ああまた、そうやって。そんな顔で俺を見る。
「あっ、…は、うぁ…、んっ…」
ゆっくりと高野さんが動き出した。硬い床に当たる背中や尾てい骨が痛みに軋む。
「背中痛い?…じゃあこっちに」
抱き起こされて胡座をかいた高野さんの腰に跨る体勢になる。
俺の戸惑いなんかお構いなしのくせに、強引なくせに、抱き締める腕はどうして優しい。
「っあ!」
半ばまで抜けたものを突き入れられて俺は喉を仰け反らせた。
その喉にぬるりと這う高野さんの舌の感触。
内側から圧迫される違和感と、奥深くまで満たされる快感に俺は我を忘れて喘いだ。
「や、ああ…、た、かのさ……あっ、待っ…」
「…っ、…吸い付いてくる…お前の……」
「あぁっ…、そこ、や…っ、あ…!」
一番感じるところを思い切り突き上げられる。強すぎる刺激を拒もうとして更にそこを締め付けてしまう。
すごい、気持ちいい……。
苦しさは麻痺して、灼けつくような快感が後から後から押し寄せてくる。
すぐ間近に息を乱す高野さんの顔がある。
高野さんの視線と絡み合う。
傍にいるだけで嬉しくて、声を聞くだけでドキドキして、──。
先輩が好きで好きで、顔を見ただけで真っ赤になってた高校生の頃とは違うんだ。
この十年で、顔も体つきも、考え方も受け止め方も何もかも変わってしまったのに。
なのにどうして、アンタは真っ直ぐに俺を見て何の迷いも無く。
「好きだ……」
──そんなことが言えるんだ。
俺はその目をまともに見ることすらできないのに。
目を閉じて、腕を回して、高野さんに口付けた。
甘く震える声も、零れてしまいそうな言葉も、全部飲み込まれてしまえばいい。
心の中も体の中も高野さんの存在が膨れ上がって押し潰されそう。
俺は。
俺も高野さんが──。
「んっ、んぅ…っ」
舌を絡ませながら自分から擦り付けるようにして腰を揺らす。
絶頂に達する瞬間、律、と呼ぶ声が聞こえた気がした。

30迷惑な隣人 6/6:2011/06/12(日) 13:45:05
「──部屋、今日は片付いてるんだな」
コーヒーを持ってくると、広げたネームを片付けていた高野さんが部屋を見回して言った。
「だからこの前言ったじゃないですか。普段は綺麗にしてるって!」
「へー、俺がいつ来てもいいように片付けたのかと思った」
「は!?なんで俺がそんなことするんですか!」
「なんでって……俺のことが好きだから、だろ」
事も無げに言われた一言に、俺は手にしたマグカップをテーブルに叩き付けるように置いた。
「与太もいい加減にしてください。俺の部屋は誰がいつ来ようと、365日完璧なんですよ!」
「じゃ、今度は修羅場中に来てやる。その時は3日間煮込んだビーフシチューで頼むな」
「断固拒否します。迷惑です!」
…そうか。もう今更なのかもしれない。
好きになったあの日から、離れている間もずっと、先輩は俺の胸の奥に住み着いていたのだから。
俺の心の隣に──。
………ってなんじゃそりゃーーーっ!少女漫画読みすぎだろ!
「…と、とにかくとっとと帰ってくださいよ」
「帰れって言いながらコーヒー出すお前の行動は矛盾してねーの?」
「だからそれ飲んだら帰ってください!」
自分のコーヒーを飲みながら、また流されてしまったことへの後悔が頭の中でぐるぐる渦巻く。
一応仕事の話だったはずなのに…。
「……あ、あの。そのネーム、高野さんはどう思うんですか」
「ん?ああ、俺もお前と同じ。描きたいように描かせるつもりだ」
「いいんですか?」
「作品は作家の中から生まれてくる。作家が自信持って描いた方がいい物が出来るのは当然だろ。
 俺達の仕事は客観的に見ること、それを正しく伝えること、迷いがある時には背中を押してやること」
「…はい」
客観的に感情を交えず冷静に……、俺にもいつかできるだろうか。
「…ま、実のところこれはただの口実。お前、仕事でもなきゃ俺を素直に部屋に入れねーだろ」
「………はい?こ…こうじつ…?」
「忙しくなる前にお前と飯くらい食いたいなと思って」
それが何か?と言わんばかりの憎たらしい顔。
頭に血が上っていく。握り締めたマグカップがかたかた揺れる。人が真剣に考えたのに口実だって!?
ああ…俺には今、この顔にコーヒーをぶちまける権利があるんじゃないか?
それをやらないのはここが俺の部屋だから。零れたコーヒーを掃除するのが大変だからだ!
「あーもう帰んのめんどくせ。今日泊まっていい?」
「いいわけあるか!隣でしょう!5秒で帰れます!」
「俺シャワー浴びてくるわ。タオル貸して。あと着替えも」
「ちょっと高野さん!話聞いてるんですか!」
──最終的に折れたのがどっちだったかは、まあ言うまでもないかもしれない。

END

アニメ終わる前に書けてよかったー。またこの板が賑わいますように!

31ピュアな名無しさん:2011/06/13(月) 10:36:37
素敵話GJです!!!
律ちゃんまじ天使や‥

32ピュアな名無しさん:2011/06/20(月) 04:42:44
>>25-30うぁぁ、久々新作キタ!!
GJですっっ!!!
律ちゃん、カワイイっっ
素敵話ありがとうございます

33ピュアな名無しさん:2012/01/05(木) 18:52:01
律の下着は俺の物だ

クンカクンカ・・・


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