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ゆっくりを可愛がるスレ

111花咲く旅路:2014/11/19(水) 01:31:22 ID:cJRcnS.YO




「「「いつもゆぅっくぅりさせてくれてありがと〜う…」」」




「「「おかぁーさぁん!!ゆぅっくりしていぃ〜ってね!!!」」」




『お母さん』子供たちは確かにそうまりさを呼びました。

子供たちはもう一度力いっぱいその大きな大きな花の冠を持ち上げて
えいっ、とドスの頭の上へ投げた。

大きな大きな花の冠は弧を描き ふぁさっ、とドスの頭に綺麗にのっかった。

「れぃむたち、ドスをずっとおかぁさぁんってよびたかったの!」「うー!」
「おーきぃくて」「ぽかぁぽかー」「はなまるっ!」
「ゆぅっくり〜」「うにゅ〜♪」「むきゅ♪」

「おかぁ〜さぁん…?」

まりさはもう何もかもに驚いた、
驚いて…、嬉しかった。

子供たちがもう一度この思い出の場所につれてきてくれた事―、

みんなでこんな素敵な冠を作ってプレゼントしてくれた事―、

それに思い出の花を使ってくれた事―、

ずっと憧れていた『お母さん』と呼んでくれた事―、


《ざざ…ざ……ざ》

そよ風がまりさの頬と髪を撫でた、
まるでお母さんたちがまりさに『おめでとう』を言ってくれたみたいだった。

花の冠のパンジーの匂いがした、
思い出の中だけだったお母さんたちがそばに居てくれるみたいだった。

まりさは心の中がゆっくりでいっぱいで、自然と溢れてしまった

「ゆぅっくりしていってぇ〜ね〜!!」

そのまりさの想いに元気をもらったみたいに
花の冠の萎れていたり枯れていた部分が緑を取り戻して
生まれ変わるように再び花が咲いて、冠はより綺麗なものになりました。



「ゆぅっくりしていってぇ〜ね〜」
「「「ゆぅっくいしてい〜ってぇ〜ね〜!」」」






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