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コスプレショー
1
:
PON
:2013/08/14(水) 00:50:51 ID:OSpPCQuY
『それでは、こちらが美香さんのお部屋になりますので・・・』
美里は、菜穂・大和・春佳の三人を美香の部屋へと案内した。
扉を開ける前から、若い女性たちの賑やかな声が聞こえてくる。そこへノックの音が聞こえると、一瞬だけ静まった。
だが、扉を開ければ、明るい声が全員を迎える。
『菜穂ちゃん、いらっしゃい!』
待ちかねていたとばかりに、美香が菜穂の手を取って引き摺り込む。
『あ〜、菜穂ちゃん。久しぶりぃ〜!』
菜穂のことを知った顔ぶれが出迎え、春佳と大和も、居づらそうにしながら、後をついて入室する。そして、美里までもが美香に連れ込まれてしまった。
『あ、あの・・・美香さん?私は・・・』
『亜衣に付き合ったんだから、私にも付き合ってくれるよね?』
『え・・・はい・・・』
達也の所へ戻って話の続きを、と思っていたのだが、そう言われてしまっては断ることもできなかった。だが、何もせずに座って話をするのは気が済まないのか、せかせかと給仕に勤しんだ。
『ありがとうございます♪』
明るく礼を言う赤石美緒を見て、先程の怪盗の変装を思い出す。それは、同席している菜穂たちも同じだ。
果たして、美香を含めて6人も居るメンバーの中に怪盗が潜んでいるのかどうか・・・それが全員の頭に過る。だが、春佳から渡された機械は反応しておらず、本当に怪盗が紛れていないのか、それとも受信器を持たずして潜入しているのか、考えを巡らせながら注視するのだった。
43
:
PON
:2013/09/15(日) 00:07:55 ID:OSpPCQuY
美里は、クルリと背を向けると、亜衣の机の方へと歩き出した。
そして、ヒップを動かしてゆっくりと歩きながらも、既に作り出した背中の裂け目から脱皮行為に入っている。
悔しい思いを露わにする春佳は、背中を向けている今こそそんな怪盗に一矢報いてやりたい思いだ。
すると、歩くたびに揺れる長い黒髪が向こうに消え、茶色掛かった長い髪が現れた。それから、後姿でもユサユサと見えていた横乳は脱げ落ち、双丘が見えなくなった。股間をモゾモゾと弄りながら腰を動かしているのは、男根を抜き取ろうとしてのことらしい。
『んんっ、上手く抜けないな・・・あふぅ・・・』
時折喘ぎ声を混じらせつつで、やっと美里のスキンスーツを脱ぎ去った。
『亜衣先輩、ちょっとお借りしますね?』
怪盗は、眠っている亜衣にそう尋ね、ハサミを手にしてクルリとこちらを向いた。
『今さら、私に化けたのには・・・何か意味が・・・』
後姿を見た時点で、春佳はすぐに自分に変装したのかと気付き、大和に間接的に裸を見られてしまうかと心配した。だが、横を見れば、もう大和は起きているかどうかも分からない状態だった。
『あーぁ♪春佳も、もうちょっとで眠っちゃいそうだね〜?せっかく、怪盗レオン様が平井春佳にも変装してあげたのに』
ハサミを胸に当てて乳首の突起をプニプニと弄るのと同時に、股間のモノをグイィィと引っ張り上げている。そのせいでワレ目まで持ち上がり、その内部が見えてしまう。
『あれだけ強がっていたけど、大和くんが眠る寸前で内心ホッとしているんじゃない?84−56−86のスリーサイズ、Dカップ美巨乳・・・怪盗が認めるほどの名器の襞を覗かせながら、勃起した男のモノを生やしているのを見られずに済んだんだから』
春佳の気持ちなど、すっかりお見通しのようだが、見透かされたことに驚くだけの余裕すら無いのが現状だ。
もはや、怪盗が引き伸ばしている男のモノすらボヤけて見えにくくなっている。
『ねぇ、大和くんが見ていない今こそ、おチンチンを生やした春佳の姿を瞼に焼き付けておきなよ。こうして、ゴムみたいに伸ばしているだけでも、ムクムク勃起している感覚はちゃんと伝わるんだよ?その証拠に、アソコは濡れてきてるし、乳首だってこのとおりピンピンでさっ♪』
再びテーブルを挟んだ反対側に来ると、正座をして春佳の顔を自分に向かせた。
44
:
PON
:2013/09/15(日) 00:08:47 ID:OSpPCQuY
『ほらぁ、ちゃんと私のことも見てくれない?夏穂に変装するくらいなら、私に変装しろって言うから、ちゃんと要望に応えてあげたんだよ?』
自分と同じ顔をした怪盗が、自分に向けてニヤリと不敵に笑う。
『そんなに眠たがってるなら、ショック療法で目が覚めるようにしてあげようか?安心していいよ、春佳は少しも痛い目に遭ったりしないから』
すると、怪盗は乳首を摘まんで、股間のモノと同じように人間業ではありえないほど、長く引っ張る。そして、ハサミで伸びた乳首の根元を挟んだ。
そして、指を動かして躊躇無く乳首を切ってしまう。
『あれっ、思ってたより反応が薄いのね?春佳の乳首が切り取られる寸前だっていうのに』
僅かに切り口を残したことで、切れた乳首はプラプラとぶら下がっている。そして、その下からはムクムクと女性の乳首が勃起して現れた。
正気であれば、自分の身体が痛めつけられた思いがして、とてつもない不快感に駆られるはずなのだが、今はそれどころではなかった。
『それなら、コレはどう?大和くんならまだしも、春佳には、どうやっても知り得ない痛みだよ』
怪盗は、テーブルの下に隠れていた男性器を再び引っ張った。そして、膝立ちになって、モノの付け根に切れ目を入れた。
『今度は寸止めしないから、しっかり見ててよ?イタッ!』
ハサミを入れると、肉棒がジョキッ・・と、完全に切り取られてしまった。
『イっ、イタぁ〜い!私の男根が切れちゃったよぉ。ヒダヒダで挟んでおいたヤツが無くなって、すごく変な感じがするわ』
身体の一部が切れたにしては、全く痛そうに映らない。
『ほらっ、見て見て?くぱぁ・・・って糸を引いて開いてるアソコの中に、もう何も生えてないでしょう?』
ワレ目に指を当て、二本の指でパックリと開けば、それまで肉棒のせいで自然と開いていた箇所には、無数の赤や桃色の襞が膣奥に向かって広がる姿があるのみだ。
『あと、何人分の女のアソコが折り重なっているのかな。もう一度、彼女たちのアソコに挿入することだってできるのよ?こうやって・・・って、眠っちゃったの?』
手首を秘部に入れ、男根を引き出そうとしている途中だが、春佳はテーブルに蹲ったまま動かなくなっていた。
『ククッ、もう少し我慢していれば良かったのにね』
怪盗は、再び男性器をズルリと抜き出した。怒張しているソレは、今度こそ本物の怪盗レオンの分身だ。
『さっき、美里が机に向かった時に、一旦アソコ深くにしまい込んでいたなんて、知りもしなかっただろうね。外見からは、男のモノを重ね穿きしてるなんて思えないもの』
ハサミを手にしてから、ずっと中身の抜けた男根を引っ張っていたのは、そういう理由があったようだ。そして、今度は本物の自分の分身が、春佳たちの膣襞に挿入した感触を受けており、そそり立ち具合もさらに激しくなっている。
『コレが現れたってことは、本当に正体に近付いてたのよ?』
そう言いながら春佳から菜穂へと脱皮する。膣襞が絡み付くだけで、さらに怒張が激しくなっていた。
『菜穂を脱いだら、美里、春佳、菜穂の順序で2セット残してあるだけだったんだから。あなたたちの名器を備えた内襞が擦れ続けて、パンパンになっているのが何よりの証拠よね』
ワレ目の奥の奥に指を掛け、肉棒を埋もれさせては膣襞をズリズリと擦り当てる。それを数回繰り返すうちに、すっかり果てる寸前になっていた。
『女のアソコになんて、飽きるほど挿入している百戦錬磨の怪盗レオンも、私たち三人の名器に掛かれば、こんなものよ。六人の女と同時にセックスしているようなものだからね。ククククク・・・』
指で優しく扱く菜穂の顔には、大和が起きていたらどんな顔をするだろうという期待を滲ませる笑いが浮かぶ。
そして、亜衣が眠るベッドに腰を掛けて脚をM字に開いた。
『亜衣センパイ、怪盗レオンのコレをフェラでヌイてあげたいんで、ちょっとベッドをお借りしますね?大和の居る所で、他の男のモノを咥えるなんて、すっごく倒錯的だわ♪』
開いた両脚の中心でそそり立つ肉棒を、髪を押さえながら口に含んでいった。そして、そこから一着ずつ脱ぐたびに、美里や春佳も同じように勃起させたモノを口や胸を使って絶頂に導き、四人の高校生がいる中で堂々と正体を現したのだった。
45
:
PON
:2013/09/15(日) 00:09:32 ID:OSpPCQuY
『部外者がこの豪邸に潜り込んで、これだけの皮を着ようとしているなんてな・・・』
用意したスキンスーツは、これまでに脱いだ数よりも多い。もちろん、先程は出現しなかった女性たちの姿もある。そして、着衣も多く用意したということは、次々に裸の女性が・・という仕組みでは無さそうだ。
『まずは手始めに美人女子高生を着ていくとするか。俺様のモノだけは、しばらく出させてもらうが、悪く思わないでくれよな』
そして、男性の身体を一人の女性の皮が脚から腰へと呑み込んでいき、股間に刻み込まれたクレバスから、ニュルッ・・と膣襞に擦れながら萎み切った肉棒が生え出る。
『名器を備えた三人の女が、フェラとセックスで何度もヌイたんだ。この程度なら、簡単に勃起もしてこないさ』
首から下は、美巨乳を備えた女性の身体となった。その細い指で優しく摩ろうとも、反応は見られない。そうして、卑しく笑う怪盗の顔まで覆って微調整を施せば、その表情を写し取ったように卑しく笑う宮川静音の変装が完成した。
『ねぇ、平井さん。顔と胸の一部を見せるだけじゃなくて、こうして全てを晒しているんだから、目を覚ましてもらえない?河原さんも、いつも制服の下に隠れたクラスメイトの裸を見てほしいわ』
腕を組みながら、春佳の顔を覗き込む。長い髪が寄せ上げられた胸をくすぐって、その隙間から乳首の突起が覗けている。
『このFカップ巨乳に、86−57−84のスタイルなら誰だって目を奪われるわ。三浦一樹君が、私に靡いたのも仕方ないよね・・・ククククッ』
この変装術をもってすれば、一樹に限らず誰だって靡かせられると誇示する。
『そうだわ、記念撮影だけでもしましょうよ。静音と春佳のツーショットなんて、もう一生無いかもしれないもの。もちろん、あなたの携帯を使って・・ね♪』
春佳の携帯を取り出し、ディスプレイ画面を眺める。すると、静音の顔が明らかに曇った。
『・・・チッ、春佳ってば本当に小賢しい娘ね。眠りに落ちる前に、録音しようとしてたなんて。あっ、大和まで同じことしようとしてたの?こっちは、録音前に眠りに落ちたようだけど・・・』
二人とも怪盗が机にハサミを取りに行った隙を狙って、ボイスレコーダー機能を作動させていたようで、画面にはその名残が表示されていた。
『こんな物は、さっさと片付けてしまわないとね〜♪』
静音は、すぐさま録音内容を消去すると、マスクとスキンスーツを一着重ね、平井春佳へと変装した。
46
:
PON
:2013/09/15(日) 00:10:48 ID:OSpPCQuY
『あーぁ・・・花音が睡眠薬を盛っていたとも知らずに、もうすっかり眠っちゃって♪春佳たちは、私の偽物のおチンチンを見てどう思ったかしら?私も、本物の男のヤツが勃起した気分を味わえて楽しかったけどね』
春佳の声で独り言を零し、その途中で録音を開始する。そして、ゆっくりとマスクとスキンスーツを捲り、わざと音をメリメリと立てさせた。
『ふぅ〜・・・涼しい♪何十着もコスプレをして、さらにその下にも何十人もの女の皮の重ね着だもの。さすがに息苦しい気がするわね。あーぁ、全身が汗で湿ってる・・・今すぐにでもシャワーを浴びたいくらいだわ』
春佳から静音へと脱皮をし、あたかも正体を露わにしたようなことを喋る。そのソプラノ掛かった声は、静音のものではなく、思いつきで操った声質だ。
『でも、さすがにシャワーは無理だし、ウェットシートで我慢するしかないようね』
実際にウェットシートを持ち出し、胸や股間を拭いていく。その僅かな音も、拾わせようという魂胆だ。
『うふぅ・・・こんな極太バイブを咥えながら喰い込みをさせたせいで、アソコもすっかりヌレヌレだよ。オッパイはウェットシートで済ませられるけど、こっちはティッシュで拭くしかないかぁ〜・・・んあぅ、ヤバッ・・・マジでイキそう・・・ふぁぁ、あんんっ!』
画像までは録画できないとあって、静音の胸や股間のモノとワレ目も念入りに拭きつつ、艶めかしく弄り回した。
『ふぅぅ・・・んんっ!んん・・・さぁ、さっさと私の正体を隠れ蓑に入れなきゃ。いくらこの娘たちが眠っているとはいえ、油断はできないからね』
静音のワレ目と胸を一頻り弄った後、説明的な口調で、言葉通りにスキンスーツに身体を忍ばせる。ズニュッ・・と何人もの女性たちの膣襞に絡み付く感覚を堪能しては、その顔に卑しい笑みが浮かんだ。
『裸の重ね着は春佳の所までで良いかな。ここからは、バイブと睡眠薬のスプレーを咥えて・・・と。うぅ・・・ん、春佳の喘ぎ声を聞きながらアソコとお尻の穴に二本ずつ挿入させるのも楽しいものだね♪』
春佳を目の前にして、極太バイブを前後の穴に、続けてスプレー缶を狭い穴に埋め込んでいく。
『もぉっ、春佳の変態っ♪こんなにガバガバになってるのに、絡み付いたまま離しやしないんだから。あまり押し込めると、怪盗レオンのアソコにまで届いちゃうわよ?さっきだって、咥え込むギリギリだったんでしょ?このあと、前バリとかストッキングで蓋をしちゃうし、無理したらマジでヤバいからね』
前バリを膣奥に埋もれるほどペッタリと貼り付け、ストッキングとインナーを重ね穿いていく。ナイロンなどの布地が擦れ合う音も録音され、その上を違う女性の皮が覆った。
47
:
PON
:2013/09/15(日) 00:11:20 ID:OSpPCQuY
『ククッ、私ってば本当に性悪女だわ♪綾部はるかが、こんなハイレグワンピースにストッキングなんて着るはず無いのに。水着の上から横から胸が零れる寸前だし、アソコにも喰い込みまくりだよ。でも、私の本当の裸ではないし、誰も見ていないからやりたい放題なのよね〜。次は中川菜穂ちゃんでも着てみようかな?菜穂ちゃんは、これで5着目だったっけね・・・って、もう録音が終わってるじゃない』
見れば、録音可能時間を終えていたようで、いつの間にか停止していた。
『まっ、いいか。はるかの変装まで録れていなくても、私ははるかのFカップ巨乳もアソコも自分のモノにできてるんだし』
すると、手にしていた菜穂の皮を一旦手放して、菜穂の抜け殻の上に戻す。そして、その隣に並べた何着もの抜け殻からマスクと皮を手に取って、ストッキング脚を忍ばせていった。
『“ハルカ”の重ね着とはいっても、全然顔もスタイルも違っちゃうのよね。どっちでも、俺様のお気に入りであることに変わりはないがな。ククククク・・・』
綾部はるかの上に、平井春佳の皮を重ねると、春佳の携帯を自分に向けた。
『盗聴なんて、怪盗レオンみたいなことをしたお仕置きよ?春佳のアソコとか、恥ずかしい格好を残しておいてあげるから。怪盗の携帯にも送っておくし、削除したって無駄だからね』
指でパックリと開いた秘部を撮り、バイブを挿入を咥え込んだ状態、そして裸を晒したままマスクを脱いで、綾部はるかの口元を覗かせた瞬間など、思いつく限りの痴態を収めていった。
『ふぅ〜・・・こんなものかな』
あれほど脱ぎ散らかしたスキンスーツもコスプレ衣装も、全てが片付いて元通りの綺麗な部屋に戻した怪盗は、ミディアムショートの髪の似合う河原亜衣へと変装を済ませていた。
『二人とも、もう少しゆっくり休んでてよね。私は、この後の準備をしてこなくちゃ。部屋の中の様子は、ちゃんと盗聴しているからご心配なく♪』
パーカーのファスナーを下ろすと、何も着ていない亜衣の胸があり、両乳首からは肌色コードが伸びて、それぞれの耳へと達していた。
そうして、プリーツスカートから伸びるナチュラルベージュのストッキング脚を擦らせつつ、ファスナーを戻して部屋を出た。
48
:
PON
:2013/09/16(月) 13:09:01 ID:OSpPCQuY
『・・・ん』
菜穂、大和、春佳の三人が揃って目を覚ました。
そこは、亜衣の部屋であり、散らかされた跡もなく整然と片付いている。
『中川さん!?』
『菜穂ちゃん!?』
大和と春佳が、声を揃える。クローゼットに眠らされていたはずの菜穂が、自分たちの間に座っていたからだ。
『えっ、どうして・・・私、眠らされたはずじゃ・・・』
まだ、微睡が残っている中ではあるが、菜穂は見回して現状を把握しようとする。
『中川さん、無事なの?』
大和は、手をギュッと握りながら尋ねる。
大和にしては積極的な行為に、菜穂は混乱しながらも照れた様子だ。
『や、大和!何してんのよ・・・ところで、怪盗は!?』
それを聞いて、大和はハッと気付いた。そして、菜穂も自分の言った言葉が疑念を与えたことに気付く。
『わ、私は本物だからね!』
すかさず、菜穂は怪盗の変装ではないと主張する。三人は、互いに顔を見詰め合いながら黙ってしまった。怪盗ほどの変装術を持ってすれば、この中に紛れ込むなど造作も無いし、何を言っても主張が通らないことを解っているからだ。
『中川さんを眠らせた怪盗は、中川さんに成りすまして、コスプレを何着も披露してたんだ。亜衣先輩は、中川さんの七変化ぶりに上機嫌で、それに乗じてさらにコスプレを重ねてたよ』
『一頻りコスプレしたその後に、亜衣先輩を眠らせて、それから私たちも眠らされたのよね・・・まさか、メイドさんを利用して睡眠薬を飲ませるとは思わなかったわ』
大和と春佳は、その時のことを無念そうに振り返った。
『つまりは、自身の潔白を証明できる人はいないってことなの?』
『結局、三人とも眠らされてしまったわけだからね・・・』
『私たちの様子からして、起きたのも同時だったみたい。だから、怪盗が誰に変装したのかなんて判り得ないわね』
『もしかしたら、僕らが同時に目を覚ますように催眠術でも施したのかも。扉の閉まる音とかを合図にして・・・』
『へぇ〜・・・大和にしては冴えてるじゃない』
『ちょっと待ってよ、それって僕を疑ってるってこと!?』
『別に、そういうつもりじゃないわよ!ただ、素直にそう感じただけ!』
次第に疑心暗鬼に陥りつつあるが、怪盗の変装スキルからいって、顔を抓っただけで見破れないように準備を施してあるかもしれない。
それを解っているからこそ、誰もそれ以上のことをして変装を暴こうとはしなかった。
49
:
PON
:2013/09/16(月) 13:12:45 ID:OSpPCQuY
『そういえば、亜衣センパイは?私たちと一緒に眠らされたなら、ここに居るはずじゃないの?』
『起きた時には居なかったわね・・・』
『亜衣先輩に変装して、部屋を出て行った時に僕らが目を覚ました・・・ってことも考えられるね』
そんな仮説を立てた大和は、そこであることに気付く。
『もし、亜衣先輩が怪盗に入れ替わられたなら、クローゼットに本物の亜衣先輩が居るのかも?』
『まさか・・・私と入れ替わった時に使った隠し場所を、また利用したっていうの?二番煎じなんて、単純すぎない?』
『でも、少しでも可能性があるなら、確かめて見ても良いと思うんだけど・・・』
『菜穂ちゃん、ここに居る私たちが本物かどうかも判らないのに、あまり否定的なことを言ってると、疑われても仕方ないと思う・・・』
春佳は、バツが悪そうにしながらも助言する。
『そ、そういうつもりで言ってるわけじゃ・・・だったら、言い出したの大和が開けてみてよ!』
『いや、それは・・・人の家の中を物色するなんてできないよ・・・それも、女性のクローゼットなんて・・・』
『んもぉ、何よそれ!自分から意見出しておいて、私にやれっていうの?』
『でもさ・・・中川さんが、自分の部屋のクローゼットを僕に開けられたらどう思う?もちろん、僕じゃなくても異性が物色していたとしたら・・・怪盗が証拠を残しているかも、って理由が言えば許してくれる?』
『う・・・そ、それは幻滅するわね。大和が、何の許可も無くそんなことするようなヤツなら、絶交しちゃうかも』
『じゃあ、ここで僕が亜衣先輩の部屋を物色するのを黙って見てるのは・・・』
『そ・・・それも無理・・・大和がそんなことできるようなヤツじゃないって分かってるけど、もしそうだとしたら、もっと幻滅する・・・』
冷静に優しく問い掛けられた菜穂は、トーンを落としてシュンとしてしまった。
『な、菜穂ちゃん?まだ、大和くんは何もしてないよ?』
『もしかして・・・本当に、僕が部屋を荒らしたってことで片付けられてるの!?僕は、そんなこと絶対にしないってば!』
『あ、当たり前でしょ!そんなことしたら、本当に絶交!絶交だからね!』
フォローを入れられ、すっかり自分の世界に入ってしまったことを恥ずかしく思った菜穂。
『とにかく、私が確認すれば良いんでしょ!わかったわよ!』
『・・・っ!』
開き直ったようにそう言って立ち上がった瞬間、菜穂がそのままフリーズしてしまった。
『中川さん!?』
『・・・アイツ、また仕込んだみたい・・・』
それ以上を言わなくとも、大和にも伝わった。菜穂の股間には、電動バイブが挿入され、しかも前バリで蓋をしてあった。
『菜穂ちゃん、もしかして・・・?』
『えぇ・・・春佳センパイは、何ともないんですか?』
『私・・・?どうやら、何もされていないみたいだわ』
春佳は、自分の身体を撫でているが、特に違和感などは無いようだ。
『あと、大和くん・・・気付いてないの?』
『えっ?』
そう言うと、春佳は大和の胸元に手を伸ばしてきた。
『うぇっ!?』
手を当てられた大和は、素っ頓狂な声を上げる。
だが、そんな声を出すのも無理はない。男性の胸板があるはずのそこには、柔らかな胸の曲線と感触があったのだ。
50
:
PON
:2013/09/16(月) 13:13:28 ID:OSpPCQuY
『胸に妙な膨らみが見えるから、変だとは思ったけど、やっぱりね・・・』
『ま・・・まさか、そんなこと・・・!』
咄嗟にボタンを外して、シャツを開いてみる。するとそこには、間違いなく女性の双丘が備わっていた。首に掛かったネクタイは、その谷間に自然と挟まっている。
通常の状態ならば、女性の胸を見るのさえ目を泳がせてしまう大和だが、この状況下では胸を見て狼狽えるどころではない。
そして、自然と股間に手を伸ばしてみれば、ズボン越しに伝わってくるのは、のっぺりとした何の膨らみも無い曲線だった。
『な、無い・・・やられた・・・』
『ちょっと!もしかして、大和が怪盗の変装なんじゃないの!?』
『だ、断じてそんなことあるわけが無いよ!』
『だって、そうやってボタンを外して胸を見たり、下半身を摩るのなんて、怪盗が自分の変装を誇示する時にやりそうなことじゃない』
『そんなの、男だったら誰だってこうやって確かめるよ!だいたい、怪盗が僕に変装したケース、中川さんや他の女性たちと比べて、どれだけ少ないと思うの!?』
『そ、それはそうだけど・・・でも、きっとその顔だってマスクを被ってるんでしょ!?』
『そうだ・・・前にも何度もやられたパターンなら、きっと・・・』
大和は恐る恐る首元に手を当ててみる。すると、首の皮がピラッと捲れる感触があった。正面で見ていた菜穂も、それを見てすぐに予想通りだったと感じた。
メリメリとゆっくりマスクを脱いでいけば、大和の顔の造形が崩れながら捲れ、パサッと剥がれたその下から、呆然とした表情の女性が現れた。
51
:
PON
:2013/09/16(月) 13:15:01 ID:OSpPCQuY
『ねぇ、中川さん・・・僕、誰になってるの?』
そう尋ねる大和の声は、すっかり今ある姿の女性のものへと変換されている。もちろん、露わになったEカップの胸も顔に似合ったものだ。
『秋山さんに・・・って言っても分からないよね。私と同じバスケ部で、隣のクラスの秋山古都っていう子になってるわ』
『秋山、古都・・・さん?』
キョトンと、うわ言のように名前を呼ぶのが古都本人とあって、菜穂は何とも不思議な気にさせられる。
『アイツが、秋山さんにも変装できるってことは知っていたけど、大和が秋山さんになっちゃうとはね』
大和が古都へと姿を変えてしまったが、懸命に弁明する様子を見ているうちに、菜穂は目の前にいる古都が大和であると信じるようになっていた。
『あのさ・・・呆然とするのは仕方ないと思うけど、そろそろ胸しまってくれない?』
『え?・・・わわっ!』
大和は、肌蹴ていた胸を見て、慌ててシャツのボタンを留めようとする。
『待って!もしかしたら、その秋山さんの皮の下に大和くんの姿が・・・って可能性もあるかもしれないわ』
大和がそうするのを、春佳が制してきた。だが、いつまでも露わにしているのも憚られるため、ボタンだけは留めずにシャツで隠す。しかし、そうしようとも、形の整った巨乳は隙間からそのボリューム感をしっかりアピールしていた。
『でも、これまでの怪盗の手口からして、そんなに簡単にはいかないと思いますが。僕も、これが初めての経験ではないので・・・』
『確かにね。でも、そのまま秋山さんていう娘の姿で顔だけ戻しても、胸が目立ってしまいそうよ?これまでの例を挙げるなら、もう少し目立たないようにって、その下に胸の小さめな女性を準備していたこともあるわ』
『そういえば、そんなこともありましたが・・・』
この場で、秋山古都の皮を脱げるか試すのに難色を示すも、人目に付くようなスタイルでいるのにも心配がある。
『じゃあ、脱がしてみる・・・?接着液なんてモノを塗ってあるかもしれないし、脱げると決まったわけじゃないけどさ』
菜穂も、このまま古都の姿で居られるのも困るとあって、春佳の提案に同調する姿勢を見せた。
『もし、同じようなスタイルの女性だったらと思うと不安だけど・・・試さないわけにもいかないし』
『大和は何もしないでよ?私がやってあげるから。顔と身体が一緒になったやつだったら、ハサミでも借りて切れ目を作るわ』
『お願いします・・・』
『菜穂ちゃん、私も手伝おうか?』
『いえ、気持ちは有難いですけど、私一人でやらせてください』
春佳の申し出を断った菜穂は、大和の首元に手を伸ばした。
52
:
PON
:2013/09/16(月) 13:15:53 ID:OSpPCQuY
『あっ、伸びるわ・・・』
『ってことは、まだ違う姿が隠れているのかな・・・』
『そうね。見たところ、喉仏が出ていないから、期待通りとはいかなそうだわ』
それを聞いて、大和はため息をつく。しかし、マスクを脱ぐ途中とあって、その息は中に籠るだけだ。
パサッ・・と脱げた顔の下から、菜穂のことを見つめるミディアムボブの女性の顔が現れた。
『柴原さんが隠れていたのね・・・』
『何だか、前に怪盗が見せた顔の中にあった覚えがあるけど・・・春佳先輩の知り合いですか?』
『一年の時のクラスメイトよ。柴原亜矢っていう名前でね』
『柴原亜矢さん・・・聞き覚えがあります。学校に居る時に、怪盗がその人に変装して現れたはずです。まさか、今度は僕がその女性になるなんて・・・』
古都から亜矢へと声が変わり、すがるような眼差しでいる見知らぬ女性に、菜穂は中身が大和と判っていつつも困惑してしまった。
『と、とりあえずこっちも脱がしてみるわ』
服を脱ぐよう促し、上半身裸の大和はスッと目を瞑った。
『あ、あのさ・・・』
『うん?・・・なに?』
部活仲間からキスをせがまれているように思えて、菜穂は目を開けるよう言いたかったが、古都の胸を見ないようにとしている行為なのだから、それ以上は何も言えなくなった。
『な、何でも無いわ』
首の辺りを摩ると、指に皮が引っ掛かって捲れ上がる感覚があった。そこを起点にして、肩から腕、胸を抜き取っていくと、柔肌を備えたラインと、古都よりは小さ目な胸の膨らみが揺れながら現れた。
こうして、自らの手でスキンスーツを脱がせるのはこれまでにも経験しているため、皮が大きく伸びて別のスタイルが出て来る光景にも、菜穂は怯みもしない。
『今、脱がそうとした時に、その顔も捲れそうだったんだけど・・・どうする?』
『どうする?って、柴原さんのマスクも脱ぐかどうかってこと?』
『そう。大和の意思次第だけどね』
『そりゃあ、脱げる所まで脱がして欲しいよ』
『シッ!ちょっと待って』
二人の会話の最中に、春佳が扉を見ながらそう囁く。どうやら、扉の向こうに誰かが居るらしいのだが、春佳は会話を続けるようジェスチャーを送った。
『じゃあ、続けていくわよ?期待はしないで欲しいけどね』
『あの人のすることだから、覚悟はできてるよ・・・』
きっと、扉を開けるつもりなのだろう。そう察知した菜穂は、仕方なく脱がせ掛けの古都のスキンスーツをそのままにして大和にシャツを着せる。元々、皮一枚程度のペラペラなものとあって、シャツを着た所で胸の膨らみほども目立たない。その胸の膨らみよりも目立つのが、乳首の突起であった。薄手のワイシャツにノーブラとあっては、さすがに隠しようもない。
『何で、Tシャツとか着て来なかったのよ・・・』
『初めは着てあったんだけど、体育の授業で汗かいたんだ。替えのシャツを忘れたのが、こんな形で影響するとは思わなかったよ・・・』
ヒソヒソと会話をする間にも、手際よくネクタイを結んだ。そして、古都マスクを飛ばして、自分の顔マスクを被る。そうして、速やかに着るために腕を動かせば、その分だけ乳首が擦れ続けた。
『ん?んっ・・・』
『どうしたの?』
『え、っと・・・何でもないよ』
大和は何もないはずの股間がムズムズするのを感じ、僅かに声を漏らす。だが、今は早く制服を着なければならず、マスクを装着してすぐ、ブレザーを羽織ってボタンを留める。亜矢ほどの胸であれば、谷間にネクタイが挟まる心配もなく、乳首の存在も厚手の生地に隠れた。
53
:
PON
:2013/09/16(月) 13:17:39 ID:OSpPCQuY
『・・・いくわよ』
ドアノブに手を掛けた春佳が、合図と共に扉を開けた。
『ふぁえっ!?』
扉の真ん前で聞き耳を立てていたのは、美里だった。
突然のことに、目を丸くしていたと思うと、カーッと顔を赤らめて後ろを向いてしまった。
『し、失礼しました!そろそろ、飲み物が切れる頃かと思いまして、おかわりを・・・』
『おかわり?手ぶらで・・・ですか?』
『あわわっ!いえ、その・・・そうそう!中川さんたちが、コスプレショーをやっていると聞いて、興味が湧いてしまって!』
『そうだったんですか?でも、もう終わっちゃいました。そもそも、コスプレをしたのは怪盗レオンですが・・・』
『アイツってば、私の姿でやりたい放題したみたいで』
『み、皆さん!その名前を出したら・・・』
『あの・・・亜衣先輩なら、居ませんよ?』
『はえっ!?・・・そうなんですか?』
目を丸くしたと思えば、今度は目が点になっている。
しっかり者のイメージで見ていた菜穂たちにしてみれば、美里にこんな一面があるとは驚きだ。そして、それと同時にある疑念が浮かんでいた。
『本当ですね・・・亜衣さん、どちらに行かれたんですか?』
中の様子を窺いつつ尋ねてくる美里だが、自分を見る目がさっきよりも警戒心を帯びていると知り、慌てた表情になる。
『わ、私は本物ですよ!』
『・・・そう言われても、アイツの変装は全然区別がつけられないしね。なにしろ、亜衣先輩が居なくて、怪盗も姿を晦ませたタイミングでは、あまりにタイミングが良すぎるわ』
『で、でも私は正真正銘の本物なんですから、それ以上はどうしようもありませんよぉ!』
春佳に冷たくあしらわれてしまうも、何とかして認めてもらうべく、強く主張をする。
『実は、ですね・・・僕たちも、お互いのことを本物だと証明できていなくて・・・』
『だからと言って、私は本物の深浦美里であることに変わりは・・・はい?』
大和の言葉に被せ、手振りを交えながら、とにかく自分の主張を訴えようとする美里だったのだが、その途中でガソリンが切れたかと思えるほど、トーンが下がった。どうやら、大和の話が耳に届いたようだ。
『先程も言いましたけど、私のコスプレショーというのは怪盗が仕組んだもので、私に化けた怪盗が皆の前で様々なコスチュームを着るってイベントだったんです』
『中川さんに変装した怪盗は、一頻りコスプレをしていたんですが、途中で亜衣先輩を眠らせて・・・春佳先輩と僕も、予め準備された睡眠薬入りの飲み物を飲んでいたで、その直後に眠ってしまった・・というわけです』
『私が目を覚ましたら、菜穂ちゃんと大和くんも同時に目を覚ましたので、もう怪盗がどこに居るのか、誰に変装しているのか、さっぱり分からなくなってて』
『平井さんが持ってきてくださった、盗聴器に反応するペン型の機械はどうですか?』
『それが、全く反応が無くて』
『ここには怪盗が居ないということなのかもしれないですが、怪盗がその対策を講じたうえで紛れ込んでいるなら、無反応になって当然ですからね』
美里に手渡したペン型の物は、今は達也が持っているとあって、春佳と菜穂が所持している物が頼りであった。
『そんなわけで、亜衣先輩もいつの間にか居なくなっているし、僕は女性に変装させられてしまうし・・・もう何が何やらですよ』
『鹿島さんが女性に・・・ですか?』
『このとおりです』
ブレザーのボタンを外し、胸の膨らみを見せる。そこには、しっかりと女性の胸の曲線と小さな突起があった。
『それって、達也さんも同じ目に遭わされたやつだわ』
大和の姿を見て、達也が綾乃に変えられた苦い思いが甦った。
54
:
PON
:2013/09/16(月) 13:18:41 ID:OSpPCQuY
『そういえば、眠ってしまう前に、那須野さんに部屋に飲み物を運ぶように段取りをしたと言っていたわね。私たちが美香さんの部屋に行っている間に、美里さんに変装した怪盗は、那須野さんに“飲み物を私たちに出すように“と・・・』
『そんな根回しをしてきたんですか!?怪盗レオンという人間は、どこまで人を翻弄させれば・・・ごめんなさい、皆さんに迷惑を掛けてしまって』
『そんな、謝らないでください。美里さんも那須野さんも悪くないですから』
『そうですよ!悪いのは、全てアイツなんだから』
春佳と菜穂が、美里にフォローを入れる。
『すみません、気を遣って頂いて・・・』
『気を遣うと言ったら、僕たちこそ申し訳ないですよ。こうして、わざわざ様子を見に来てくださっているんですから』
姿を変えられてしまったというのに、自分のことを気にしてくれる大和に対し、相手を思い遣れる優しい子なんだなと実感する美里。
『あれっ、どうしたの?美里さん』
しかし、そのしみじみとした思いも、背後から亜衣が出現したことですぐさま掻き消されてしまった。
そして、大和の方も慌ててブレザーのボタンを留めた。
55
:
PON
:2013/09/16(月) 13:19:26 ID:OSpPCQuY
『手が空いてるなら、美里さんもコスプレショーを見て行かない?なんなら、美里さんも一緒にコスプレ・・・』
『いえ、私は結構です!何かお困りのことは無いかとお邪魔しただけですので。・・・それより、まだコスプレをされるんですか?』
『うん。もうちょっとご飯まで時間掛かるみたいだから・・・って言っても、コスプレするのは私じゃないけどね』
亜衣の手には、衣装を詰め込んだバッグがあった。
果たしてこの亜衣は怪盗の変装なのか、美里が本物かどうかも断定できていないうちに次の候補が現れてしまっては、もう収拾がつけられなくなっていた。
『亜衣センパイ!私、もうコスプレは・・・』
菜穂自身は一着も着ていないのだが、懸命に断ろうとした。もしかしたら、怪盗が要求しているのではと思えば、尚更に拒みたくなるものだ。
『くふふっ、菜穂ちゃんのはもうお腹いっぱいだよぉ。デジカメにもたくさん撮らせてもらったしね♪』
『じゃあ、誰が・・・』
『春佳ちゃんに決まってるじゃん。美香姉ちゃんから、宣材写真代わりに撮ってくれって頼まれたんだよね〜』
『わ、私!?』
『全部を着てっていうわけじゃないよ。菜穂ちゃんみたいに、適当に選んでくれていいからさ』
『で、でも、私は菜穂ちゃんみたいにスタイルもルックスも良くないですから・・・』
『何言ってるの、どうせ謙遜してるだけでしょ?胸だって大きいし脚だって綺麗だし・・・謙遜ばっかりしてると、ただの嫌味になるよ?』
ジトッとした目で春佳を見つめる亜衣。何とも言えない威圧感が漂う。
『う、うぅ・・・』
『とにかく、着てみようよ。ねっ!ねっ!』
『・・・わかりました』
春佳は、チラチラと菜穂たちの方を見ながら頷き、荷物を受け取った。
56
:
PON
:2013/09/16(月) 13:20:40 ID:OSpPCQuY
クローゼットに春佳が消えた。
『亜衣さん、ほどほどにしてあげてくださいね?』
『分かってるってば。ご飯までの間だけだから』
『お二人とも、気を付けてくださいね』
『美里さんてば、ヒドいなぁ〜♪』
そう言って釘を差すが、その言葉には怪盗の策略にも気を付けてという意味も含まれている。だが、もし亜衣が怪盗であれば、それには何の意味も無いことだ。とにかく、互いに気を付けていようとアイコンタクトを交わし、美里は部屋を出た。
『そういえば、写真を撮ってあるんですよね。見せてもらっても良いですか?』
『うん、もしNGなやつがあったら言ってね』
亜衣からデジカメを受け取ると、画像を一枚ずつチェックし始める。
『う・・・なに、これ・・・』
菜穂は、大和だけに聞こえる声で囁いた。その手は、わなわなと震えている。ハイレグ衣装など、派手で際どい格好を何着も着こなし、はにかみながらポーズを取っている姿が何枚もあるのだから、腹が立つのも当然だった。
『こんなの、全部NGにしたいくらいよ・・・』
今すぐにカメラを叩きつけて壊してやりたい思いだ。だが、怪盗の周到さを考えれば、既に手元に同じ画像をコピーして持っているかもしれない。それに、そもそもが亜衣の持ち物を壊すなど、もっての外だ。
『大和は、こんな格好をした怪盗を全部見届けたってことよね?』
『それは・・・中川さんが知ったら、全力でぶん殴ってくると思ったけど、この場を離れるなんてできなかったもの』
『ぶん殴るって・・・アンタ、私のことをどういう目で見てるのよ。大和が理不尽なことしたわけでもないじゃない』
画像を眺めながら、菜穂は口を尖らせている。
『それで・・・どうだった?』
『どう、って?』
『間接的にとはいえ、こんな姿をした私を見たわけでしょ?』
感想を求められ、大和は何というべきか迷ってしまった。興奮するほど見惚れてしまったと正直に話すのが良いのか、嘘をつくべきなのか、どちらが菜穂を傷つけないで済むのか判断がつかなかったのだ。
『そ、それは・・・』
『菜穂ちゃん!NGなやつはあった?』
大和が答えようとしたところへ、亜衣がそう尋ねてきたため、会話が遮られてしまった。
『いえ、オモテに出さないでもらえるなら・・・』
『オモテに?タレントさんの肖像権のことくらい、私だって理解してるよ〜♪』
どれを消してくれと指示したところで、消すのは勿体ないと反対意見を言ってくるのは、亜衣の性格からも想像がつく。そのため、外部に持ち出さないでくれと言うだけに留めた。
『亜衣先輩、終わったんですけれど・・・出ても良いですか?』
『うん。こっちはいつでもOKだよ』
春佳が着替えに入ってから、2〜3分経っていた。扉が開き、春佳が着込んだコスチュームを見た瞬間、全員が感嘆の声を漏らしていた。
57
:
PON
:2013/09/17(火) 18:54:53 ID:OSpPCQuY
『うわぁ〜・・・すごく清楚なカンジ』
『春佳センパイ、似合ってますね・・・』
『そうかな・・・ありがとう』
亜衣のテンションは、菜穂の時と比べれば多少は落ちているが、それでも春佳の魅力に惚れ込みつつあるようだ。
菜穂との違いにも春佳は気にしていないらしく、頬に手を添えて恥ずかしそうにする。
『コスプレなんて初めてだから、なんか緊張するな』
黒の修道服を身に纏い、まさしくシスターといった印象だ。
『じゃあ、軽くポーズ取ってみて?』
『ポーズですか?えっと・・・こうかな・・・?』
両手を組んで、胸にぽふっと当てる。
『いいじゃん、いいじゃん♪いかにもって感じだよ』
『そうですか?嬉しいな』
はにかんだ笑みを見せる春佳を、亜衣はカメラに収めた。
『それでは、次の衣装にチェンジしますね』
クローゼットに戻って着替えると思っていた三人だが、春佳はその場で黒いワンピースのファスナーを下ろし始めた。
『えっ、春佳ちゃんまで重ね着してきたの?』
『食事まであまり時間が残ってないって話だったので、それならロスが短い方が良いと思って』
『そりゃあ、多くのコスを撮りたいし、こっちも助かるけど。でも、あんな短い時間で何着も着たってこと!?』
『元々、早着替えなので。着るのも脱ぐのも、これくらいの時間なら大したことも無いですよ』
シレッと話しながら、ストンと修道服を下ろした。中からは、花の刺繍が入った真っ赤なチャイナドレスが現れ、被っていた聖帽も外すと、髪はサイドアップに施されていた。
58
:
PON
:2013/09/17(火) 18:55:44 ID:OSpPCQuY
『うん?・・・そういえば、ロングスカートのチャイナなんて入ってた?』
『えっ、入ってましたけど?』
『そうだっけ?ミニのチャイナは入れたのを覚えてるんだけど・・・まぁ、いっか』
春佳が歩を進めるたびに、スリットから黒いニーハイソックスと、肌色の太腿が覗く。
『はい、撮るよ〜♪』
『え・・・っと。こうですか?』
『うん、可愛い可愛い♪』
亜衣がカメラを構えると、春佳は戸惑いながら軽くポーズを取った。スリットから見えた太腿は、目を凝らせばメローベージュに包まれて光沢を放っていた。
『中川さん・・・』
『うん、分かってる。あんなヤツのことを褒めるだなんて、余計なことを口走ったものだわ・・・』
『思うんだけど、最初から怪盗は春佳先輩に変装して紛れ込んでいたんじゃないかな?』
『そうね・・・美里さんが来た時とかを考えてみたら、春佳センパイらしくない言動だったかもね。怪盗が絡んでいるのに、自発的に喋っていなかったし』
二人でコソコソと話し合っていると、春佳は早々とコスチュームを脱ごうとしていた。
これほどの短時間でコスプレを重ね着し、ストッキング脚をチラつかせているとあっては、もはや怪盗は初めから春佳に変装していたと証明しているようなものだった。
59
:
PON
:2013/09/17(火) 18:57:35 ID:OSpPCQuY
『菜穂ちゃん、こうしてコスプレの重ね着するのも楽しいね。皆の驚く顔を見られるのが快感になってくるよ♪』
二人に向かってウィンクをすると、ドレスを足元に脱ぎ下ろしてしまう。だが、その下にもまたチャイナドレスを着てあった。これこそ、亜衣が用意した水色のチャイナミニドレスだ。
『まだ、この下にも用意してあるからね♪』
裾をヒラヒラと軽く持ち上げれば、メローベージュの範囲が広くなる。
『まさか、チャイナドレスを重ねてくるとはね〜・・・大人っぽいチャイナから、キュートなチャイナへの早変わりっていうのも面白いね』
『まさか、私の早着替えがこんな形で役に立つとは思いませんでしたよ♪』
本物の春佳の特技では無いが、あたかもそうであるように胸を張ってみせれば、
彼女の身体のラインが、よりハッキリと映った。
『わざわざ、髪型までチャイナに合わせて、シスター服で隠しておくなんて凝ってるよね〜。初めは抵抗してたけど、案外まんざらでもないんじゃない?』
『そ、そんなことないですよ!ただ、着るだけだと時間が余ったので、髪も纏めてみようかなって思っただけです。ほんの、ついでですから!』
『時間余ったの!?本当に早着替えなんだね〜』
感心する亜衣とは対照的に、後ろに座る大和と菜穂は冷めた様子だ。そんな二人に向けてクスッと笑った春佳は、纏めていた髪を解いて手櫛で梳いた。
トレードマークのポニーテールから、ストレートに下ろした髪型へと変化した春佳の顔が、二人には新鮮に映った。
柔軟な身体を駆使して、前屈姿勢のままニーハイソックスを脱ぐと、メローベージュのストッキング脚が現れた。さらに続けて、チャイナドレスの裾から手を入れて、ドレスと同色の水色インナーを下ろしていく。だが、メローベージュのストッキングを脱いでも、生脚が現れることはなかった。
『ストッキングとかインナーまで!?』
『菜穂ちゃんが亜衣先輩の言いつけを守っていたなら、年上の私が守らない訳にはいきませんからね』
メローベージュを手際よく下ろしてから、これみよがしにチャイナドレスを脱ぐ。今度は、それまで覆われていた首回りが一気にスッキリとしたように見えた。それどころか、オフホワイトと水色のスパンコールの衣装は肝心な部分しか覆っていない。
一瞬、何を着ているのかと衝撃を受けてしまうが、良く見れば肌が露わになったと思われた首元はボディファンデーションに覆われ、下半身はフレアを施したレオタードになっている。この派手さは、フィギュアスケートのコスチュームだったのかと気付く。
『どうでしょうか?美香さんは喜んでくれますかね?』
『まさか、フィギュアスケートを着るとは思っていないだろうから驚くんじゃないかな?でも、春佳ちゃんの色んな面を知りたいと思ってるはずだし、きっと喜んでくれるよ』
肌の露出は、未だ顔と腕だけという状態ながら、コスチュームに浮かぶ胸の曲線に、摘まみ上げた裾から覗くハイレグ気味のレオタード、そこから伸びる脚線は、もっと激しく露出していると錯覚してしまう。
『ん?!』
『どうしたの、大和?』
『い、いや。なんでも・・・』
秘部にバイブを仕込まれた菜穂は、ただ座っているだけなら問題も無さそうだ。だが、首から腰は柴原亜矢に、腰から下は秋山古都に変えられてしまった大和の方はといえば、女性器を模った股間の奥で自分のモノがモゾモゾと刺激を受ける感触に困惑するのだった。
60
:
PON
:2013/09/17(火) 19:07:44 ID:OSpPCQuY
春佳は、三人からの視線を浴びながらボディファンデーションのファスナーを下ろし、背中から衣装を脱いでいく。
すると、スパンコールで煌めくヘソ出しの青いタンクトップに白いショートパンツのコスチュームへと変化した。襟ぐりはタンクトップに再び覆われ、脚は光沢の強いダルスキンに彩られている。
『健康的なのも良いかなと思って、選んでみたんですけど・・・さっきのコスチュームから見えないように持ち上げておいたら、喰い込んじゃった』
予めメローベージュの下で捲っておいたショートパンツは、ヒップの谷間に少しばかり埋もれていた。その皺の出来具合と、パンツと太腿が密着している様子からして、素材の伸縮性も推し測れるというものだ。
『ところで、コレは何のコスチュームなんですか?』
『えっと・・・何だったっけ?』
亜衣自身、何の衣装かを把握していなかった。そもそも、亜衣ではなく怪盗が用意したコスチュームなのだから知らないのも当然だ。
『白々しいこと言ってるわ・・・私に変装した時に、持ち主とスタイルが違うから胸が窮屈だとかぬかしてたクセに。それに、さっきみたいにしっかりボディファンデーションだって着てるじゃない』
確かに、ヘソ出しになっているかと思われたが、全て肌色の布地で隠されている。
『あっ、菜穂ちゃん。思い当たるのがあるの?』
春佳から、菜穂への質問が飛んできた。厚顔無恥なやり方は、さらに白々しいこと、この上ない。
『菜穂ちゃんは知ってるんだ?自分で用意したのに、全然覚えてないんだよね。だから、私も教えて欲しいな』
怪盗だけでなく、亜衣も知りたいと言ってくる。さすがに、亜衣のことまでは無視できず、
『安藤麻姫が、フィギュアのコスチュームで着ていたやつだと思いますけど・・・』
と、気乗りしない口調で答えた。
『あ〜、そういえば見たことあるねぇ!』
『私も見た覚えあります!エキシビジョンでチアガールのポンポンを持って踊ってましたよね』
菜穂の情報をきっかけに、春佳と亜衣がコスチュームのことで盛り上がった。
『前からあの衣装、可愛いって思っていたんです。それを着ることができるなんて、亜衣先輩に感謝ですよ〜♪』
いつも落ち着いている春佳と違った、高いテンションで感激している。その流れで、服を身体のラインに沿って撫でていく。
『ホントに、テレビで見た衣装とそっくりですね』
『まさか、そんなに喜んでもらえるとはね〜』
胸元を浮かせてファンデーションに隠れた胸を覗いたり、パンツの股間のラインまでさり気なく撫で、喜びを怪盗なりに表現する。
そもそも、本物の安藤麻姫が着用していたコスチュームではあるが、それを亜衣が知ったならば、どうやって入手したのかを必死に思い出そうとすることだろう。
『(菜穂の時は胸を押し潰して苦しかったが、Dカップ巨乳の春佳ならジャストフィットだな。安藤麻姫に化けてリンクを滑ったのを思い出すぜ・・・)ククククッ・・・』
この衣装には身に覚えがないとはいえ、感謝された亜衣はすっかりご機嫌になっている。
一方の大和は、身体にピッタリと密着する春佳のコスチューム姿を見た後から、頻りに自分の下半身を気にしていた。
『っ・・・(絶対に、何かを仕組んだな・・・この感覚からして、きっと・・・)』
身体を小刻みに動かしてみても、違和感が消えることは無い。むしろ、春佳を視界に収めるだけで勃起した自分のモノが膣襞に擦れ、その感覚は増幅するばかりだった。
61
:
PON
:2013/09/17(火) 19:08:43 ID:9cSorL8U
『あのさぁ、私の時もあんな感じで写真撮られたの?』
『う、うん・・・』
『マジで?・・・亜衣センパイが卒業するまで、ずっと着せ替え人形だわ・・・』
頭を抱える菜穂の横で、大和はそっと自分の股間を摩ってみる。
始めはシンボルの消えた女子の股間があるのみだったが、今では秘裂から僅かに勃起した分身が現れてきていた。
『(こうなったら、もう止められないよ・・・かといって、怪盗から目を離すわけにもいかないし。参ったな・・・)』
春佳は、首までを覆う煌びやかなタンクトップを脱ぐ。その下には、同じく首までを覆うボディファンデーションが隠れていた。続けてショートパンツに手を掛けて、そちらを脱ぎ下ろしていく。肌の露出面積は少ないが、ダルスキンとの組み合わせのせいで、一見すれば何も着ていないように映る。
しかも、ファンデーションにしては股間への切れ込みは深くなって、ダルスキンのゴムまで覗く。
『パッと見だと裸みたいだから、ウブな大和くんには目の毒なんじゃない?』
『えっ!大和くん、私の格好を見てギンギンに興奮してくれてるの?』
二人が揃って大和の方を向く。亜衣は、大和の反応に興味津々だが、後ろに立つ春佳は、その隙にマスクを捲り始めていた。
『クッ・・・(亜衣センパイが見ていないからって、何を仕出かしてるのよ!)』
大和にすれば、怪盗が菜穂に化けていた以来の二度目だが、菜穂はそうではない。こんな場面で堂々とマスクを捲り、さらにファンデーションと首の皮まで引っ張りだす。それは、春佳の皮と同じ素材と思えるほど、首を覆う着衣までがゴムのように伸びた。
春佳から脱皮した時の姿を見せ付けようというのか、身体を倒して内側を覗かせれば、春佳の胸にどうやって収まっていたのかと思うほど、締め付けから解放された巨乳がたわわに揺れている。
ニヤリと口角を上げる口元、春佳よりも一回り以上大きな乳房、そのパーツを見ただけで、菜穂にはそれが誰なのかすぐ判明していた。
『(菜穂の前で、中川友香菜に変装してみせるのは何日ぶりだったかな)クククッ・・・』
『(こんな時にお姉ちゃんに化けて、どうするつもりよ・・・)っ!』
亜衣が見ている前で、苦々しい思いを表情に出すわけにはいかず、ただグッと噛み殺す。
『(菜穂も、あの時の春佳と同じ顔をしてやがるぜ。まぁ、その春佳も今は挑発する側に回ってるんだがな)』
怪盗は、宮川静音や上村美沙子の顔と胸パーツを覗かせてやった時のことを思い出し、友香菜と春佳の二人の顔に不敵な笑いを浮かべていた。
62
:
PON
:2013/09/17(火) 19:50:42 ID:OSpPCQuY
『ファンデーションには、何かを着ているような線が浮いたりしてなかったのにねぇ・・・』
脱いだ肌色の着衣を手に、しみじみと振り返る亜衣。素材や手触りには何の珍しさも無く、強いて言えば伸縮性に富んでいるくらいだ。
そんな亜衣をよそに、春佳はダルスキンのストッキングを下ろし、サイドの切れ上がったコスチュームにスキニーベージュの脚を現していた。
それまで胸を完全に隠していたが、今度は一転して谷間を強調するほど胸元とサイドが開いた黒のワンピースの水着を着ている。当然ながら、脱ぐだけでも胸の谷間がハッキリと見ることができ、大和の股間のモノはムクムクと反応を強くした。
『(くっ・・・これだと、延々と・・)』
少しでも動けば、古都や亜矢の膣襞が擦れ当たる。その感触から、たかが女性二人の女性器だけでは済まないのだろうと実感する。もちろん、大和の予想通りで名器を備えた女性の秘部も、しっかりとモノを挟み込んで刺激を与えていた。
そして、それに連動するように、亜矢の乳首が勃起してワイシャツに擦れるものだから、股間と胸の両方からの悪循環も増す一方だった。
『さすがに、これを着るのは勇気がいりましたね。これまでの可愛いコスチュームとは、全くパターンの違うものですから』
『でも、こういうのが初めてって言うワリには、チャレンジしてくれるじゃん♪前だけじゃなくて、後ろもザックリ開いてるし。しかもTバックだよ?』
『滅多にないことなら、少しでも冒険しなくちゃ損じゃないですか♪でも、ストッキングがなければ、Tバックなんて恥ずかしくて穿けませんでしたよ。喰い込みすぎて痛そうだし』
わざわざ、両手を上げて横から上から胸を見せつつ、クルリと反転して背中を見せる。すると、水着はスキニーベージュごとヒップの谷間に喰い込んで、その部分だけ見えなくなっていた。さらに、少しばかり身体を屈めれば、ピッチリと身体に貼り付く水着がさらに喰い込み、開かれたヒップにギッチリと水着の喰い込むさまが見えた。
『喰い込みすぎてどうだとか言ってたけど、今の春佳ちゃんも十分に喰い込んでるよぉ・・・』
『ストッキングのおかげで、そうでもないですよ♪一着だけだったら無理だったかもしれないけど、亜衣先輩の指示通り、インナーと一緒に重ね穿きしたおかげですね☆』
『これで!?全然、重ね穿きしてるようには見えないな。それ脱いだら、春佳ちゃんの生脚があるかと思っちゃうよ』
『本当に穿いてますよ。ほら、このとおり♪』
向き直った春佳は、太腿を覆うナイロンを摘まみ上げてみせる。その下にあるストッキングもつられて浮き上がる様があるが、目を凝らさなければ判らないほどだ。
『どう、菜穂ちゃんたちにも見えるかな?』
胸、股間、脚線と、水着になってからは存分にそのスタイルを強調してくる。大和は為す術も無く、ただただ早く終わって欲しい、食事の呼びが掛かって欲しいと願うばかりだった。
63
:
PON
:2013/09/17(火) 21:34:15 ID:OSpPCQuY
『最後も水着なんですけど、菜穂ちゃんみたいにインパクトも残したいので張り切っちゃいました♪』
このハイレグワンピースの下に隠れるワンピース水着となると、さらに際どくなるのは言わずもがなだ。
どのような物を着ているのか、期待を寄せる亜衣の視線を受けながら、春佳は肩を抜き取った。すると、その内側から黒いレザーが現れたのだが、その幅は胸のサイズほどしかないため、少し動けば横から零れ出てしまいそうだ。
『ん・・・っと』
これならば、ハイレグワンピースを着ても隠れるはずだと感心してしまうが、やはりそんなことよりも、身体を倒して脱ぎ下ろすうちに、いつ零れ出るかという心配と、その下はどうなっているのかという興味の方が先に立つ。
『春佳ちゃん・・・あんまり動いたらヤバくない?』
スキニーベージュの下には肌色のインナーと、ペールシナモンの肌色があった。ストッキングを摘まんだ際に、つられていたナイロンはコレだったとばかりに太腿を摩っている。
『ノープロブレムですよ♪ちゃんと、ニプレスを貼ってありますから』
『そういう問題でも無いと思うんだけどね・・・』
『そうですか?』
インナーを下ろす途中ながら、水着を浮かせて中を眺め見る。前方に向かって揺れる膨らみは傍からも覗けていて、ニプレスまで見えそうだ。
そのギリギリのラインを保ちつつ、春佳は水着から手を離してペールシナモンも脱いだ。しかし、まだ水着の全容は拝めない。
『どうです?これだけガードしていたら、Tバックワンピースが喰い込んでもツラくないと思いませんか?紐インナーとはいっても、所詮は大事なトコロを覆うくらいのモノだから、喰い込んでいる感覚もありませんしね』
もはや、紐というほどのインナーからは、中に穿いたリードベージュストッキングのシームが見えてしまっている。それを太腿まで下ろしても、肌色インナーとサンドベージュ、ライトベージュのストッキングが現れるだけだった。
『ふぅ・・・少しは楽になったかな。レースクイーン用のサポート圧が強いのばかり穿いているから、ハイレグTバックよりストッキングの方が窮屈だったかも♪』
春佳らしからぬ言動だが、亜衣にしてみれば、コスプレでよほどテンションが上がっているのだろうとしか映らない。
『でも、見掛けにはわからないけど、まだまだ穿いてあるんだよね?』
『もちろん、ちゃんと穿いてありますよ♪さっきの水着より、もっとセクシーになってますからね』
そう話しながら、またも太腿を覆うヌーディーベージュストッキングを摘まみ上げる。
『この水着は、さすがにグラビアタレントくらいしか着ないだろうね。美香姉ちゃんならではのチョイスだと思うよ?』
『新鮮な体験をさせてくれた美香さんに、感謝しないといけませんね♪』
ワンピース水着であることに変わりはないが、黒のレザーが覆う胸はギリギリの状態だ。ストッキングで隠れていた下半身は、先程のハイレグワンピースよりさらに際どいハイレグTバックとなっており、ストッキングとインナーの準備が無ければ恥肉の膨らみと縦スジがクッキリと浮かんでいたことだろう。
大和は、春佳のどこを見れば良いのか戸惑うばかりだ。
『(これで最後とは言うけど・・・それが嘘でないことを願うばかりだよ・・・)』
『美香姉ちゃんも、こういうのがあるなら教えてくれれば良かったのに。どうせなら、菜穂ちゃんにも着せたかったなぁ〜』
『わ、私がソレを着るんですか!?さすがに、そこまでは・・・』
『何言ってるの?さっき、菜穂ちゃんだってセクシーなレオタードとかボンテージ着てくれたじゃん』
『いえ、あれは・・・その・・・』
『私も思い切ってこの水着を着てみたけど、菜穂ちゃんが着たら私なんてとても敵わないな〜』
肩紐を引っ張って自分の胸を覗かせようとする春佳。
『ぐっ・・・』
菜穂は、お前の姿でこの水着を着てやろうかと言われた気分になり、そのまま口籠ってしまう。
その隣りで大和は、怪盗が菜穂の変装でハイレグボンテージを着てポーズを取っていた姿を鮮明に思い出し、さらに勃起をさせてしまうのだった。
64
:
PON
:2013/09/17(火) 21:35:43 ID:OSpPCQuY
『亜衣さん、お食事ができましたよ?』
ノックの後、顔を覗かせたのは美里だった。美里は、中を見るなり目を丸くして驚く。
『あら・・・』
『あっ、ビックリした?こんなにセクシーな水着まで着てもらっちゃったんだ♪』
ニンマリと笑う亜衣の後ろで、春佳もニヤリと笑っていた。その不敵な表情に悪寒を覚えたところへ、春佳は自分の首に手を潜らせてマスクエッジが何枚も重なっているのをピラピラと捲っている。
そして、目当ての一枚を掴み、その上に被ったマスクを纏めて上げれば、二人の間に立つ亜衣と同じ顔が現れた。スキンスーツのエッジを浮かせながら身体を倒すと、ささやかな胸の膨らみがあり乳首が今にも見えそうだ。
しかし、厳しい表情をするわけにもいかず、亜衣の話を聞く素振りをする。その間に、もう一枚マスクとスキンスーツを捲った怪盗は、深浦亜樹の顔と巨乳を見せ付けた。
『くっ・・・』
『フフフッ・・・』
目を見張る美里が見られて満足いったのか、春佳は捲り上げていたマスクに表情を宿し、亜樹の巨乳も亜衣の美乳も、全て水着の下に隠した。
『美里さんまで、そんなに驚いてくれるなんて、私も思い切ってこの水着を選んだ甲斐がありましたよ』
『菜穂ちゃんに張り合っただけの収穫はあったってことかな。きっと、お姉ちゃんも驚いてくれるんじゃない?』
ニッコリと微笑み合う亜衣と春佳。今度は、亜衣の視界から外れた美里と菜穂たちが目を合わせ、怪盗は初めから春佳に変装していたんだとアイコンタクトを交わした。
65
:
PON
:2013/09/17(火) 21:36:25 ID:OSpPCQuY
『それじゃ、早くご飯食べに行こうよ。春佳ちゃんも、早く着替えちゃって♪』
『はい。このまま制服を着ちゃいますから、ちょっと待っててください』
着替えるまでも無いと、春佳はハイレグ水着のままシャツとスカートを穿き上げる。
『うわぁ〜、春佳ちゃんてば本当に早着替えだねぇ』
『ワイシャツとスカートとソックスだけなら、朝飯前ってヤツですよ♪』
股間への突き上げがとても痛々しく映るも、その手際は怪盗ならではの早さだ。ハイレグの喰い込みはスカートの中に隠れ、左右から零れそう胸も部分も見えなくなった。シャツに透ける黒いレザーも、ブレザーを羽織れば何の違和感もない。そして、最後に黒のソックスにヌーディーベージュの脚を入れていく。ミニ丈の制服から、水着を喰い込ませる股間がチラチラと覗くのも怪盗の計算のうちであり、図らずもそれを見てしまった大和は女性器の絡み付きに苦しめられた。
『ふぅ・・・っ、このまま僕らと一緒に食事をするつもりみたいだよ・・・?』
『まったく・・・春佳センパイは、いつ解放する気なのかしら』
『もし、本当にこのまま食事を摂るようであれば、私の方で平井さんの分を用意しますので・・・ところで、中川さん。立ち上がれますか?』
『あ、すみません・・・アイツ、すぐに取り出せないようにしてるから・・・』
美里は、菜穂の股間に異物を仕込まれたのを見た目で察知していた。これも、自身が同じ目に遭った経験があるからこそ通じ合うものだ。
そうして、三人はヒソヒソと言葉を交わし合いながら今後の対策を練った。
66
:
PON
:2013/09/18(水) 10:34:17 ID:OSpPCQuY
『あの・・・亜衣先輩?』
『ん?』
部屋を出たのも束の間、春佳が聞えよがしに話を切り出した。
『歩きだした途端、水着が喰い込んできちゃって、すっごくキツいんですよね・・・』
『やっぱり?あんなに際どいの着てるんだから、そうならない方がおかしいよ』
それを聞いて、モジモジとし始めたのは春佳ではなく大和のほうだった。歩くだけで膣襞が擦れる快感に苛まれているところへ、春佳がスカートに手を入れて喰い込みを直す仕草を見せたからだ。
『一旦、脱いできて良いですか?』
『クスッ、しょうがないなぁ〜♪早くしないと、先に食べちゃうからね』
亜衣の了承を得て、春佳は部屋に戻っていく。
怪盗が別行動を起こしたとなれば、春佳を解放するつもりなのかどうか、その後の展開が気になるところだ。
『それじゃあ、私たちは春佳センパイが戻るまで待ってますね』
『えっ、別にいいじゃん。待ってなくても』
『え・・・っと、コスプレした後の感想とか、個人的に聞いてみたいのもありますんで・・・』
その場凌ぎにと、思いついたことを言ってみたが、怪盗が勝手にやった恥知らずな行為を理由にするのは、虫唾が走る思いだった。
『大和くんまで一緒なの?』
『男目線での感想も聞いてみたいなぁ〜って・・・』
『どっちにしろ、後でその話をしようと思ってたけど〜・・・まぁ、いっか。コスプレした者同士でしか解らない楽しさってのもあるだろうしね』
無理強いまでして連れて行こうとは思わないようで、亜衣はすぐに納得した。
『じゃあ、美里さんは菜穂ちゃんたちが迷子にならないように残ってあげててよ。美里さんもコスプレに興味があるなら、二人に感想を聞いてみたら?』
『亜衣さん!私は、そういうつもりは・・・』
慌てて反論しようとするも、ついさっき部屋の様子を見に来た際、咄嗟に言った言い訳が仇となって、それ以上は強く言えなかった。
『話し込んで遅くなったりしないでよ?ご飯冷めちゃうから』
『それは、私にお任せください』
美里がそう伝えると、亜衣は一足先に居間に向かった。
67
:
PON
:2013/09/18(水) 10:35:11 ID:OSpPCQuY
『初めから、平井さんに化けて紛れ込んでいたんですか?』
『ええ。今思えば、春佳先輩にしては妙だなと思うこともあったんですが・・・すっかり騙されてしまいました・・・』
『ずっと、クローゼットの中に閉じ込めてあったみたいです。被害者の面したヤツが私たちを起こしたんだから、同時に目を覚ましたのも頷けるわ』
亜衣の姿が見えなくなったところで、すぐさま三人は亜衣の部屋に戻りだした。だが、菜穂は衝撃を受ければ股間のバイブが擦れてしまうとあって、気持ちは急いても足並みは慎重だった。
『目が覚めた?春佳のおかげで、私もコスプレショーを楽しめたよ。このとおり・・・ね☆』
クローゼットに閉じ込められた春佳の目の前には、春佳と同じ顔、スタイルをした怪盗がしゃがんで目を合わせていた。
『コスプレショーって・・・今度は、私に化けて変態行為をしてくれたわけね』
『語弊がある言い方だね。コスプレする娘はみんな変態だって言ってるみたいじゃない』
『それなら、訂正するわ。変態怪盗が、私に化けて変態行為をしてくれたようね』
『口が減らないなぁ。こんなハイレグTバックを着てたのは、紛れも無く平井春佳だっていうのに。クククッ・・・』
『口が減らないのは、どっちなのかしら?』
『どっちも平井春佳なんだから、春佳ってことで良いんじゃない?』
スッと立ち、その場でクルリと反転すると、開いた両脚の間から髪を逆立てる春佳の顔が覗いた。胸や両脇もさることながら、股間の切れ込みの激しい様が眼前で見せ付けられる。
『早着替えが得意だって適当な理由つけて、何着もコスプレの重ね着をしたのよ?菜穂ちゃんに張り合ったって体でね。どんなコスプレを披露したのかは、自分の携帯で確かめてみるといいわ。一着ずつ、亜衣先輩に撮ってもらってあるから』
その携帯の在り処はココだとばかりに、股間を眼前に見せながらのっぺりとした曲線を水着の上から摩った。
『ククッ・・・そんなに睨みつけなくても、ちゃんと返してあげるよ。その代わり、自分の手で取り返してよね。最後の一着を見せるのに、良い機会だわ♪』
水着がヒップの間に埋もれたと思うと、向き直ってしゃがみ込んだ。
水着が痛々しく身体に喰い込んでいても、平然として肩から抜き取っていく。その下には、水着に隠れるほどしかないオレンジの布が春佳の胸に掛かっていて、水着と一緒にストッキングも下ろすと、生脚と共に布を喰い込ませた下半身が見えだした。
『クスッ、さすがに衝撃的かな?Vフロントの水着を見ることなんて、滅多に無いだろうからね。しかも、その水着を自分が着ているのを見るなんて尚更にな。ククククク・・・』
水着以外の全てを脱ぎ、脚を開いてみせる。レザーの水着とは比べものにならないほど股間を突き上げている水着に指を忍ばせ、モゾモゾと秘部を弄り始めた。水着越しに見える指が根元まで入り込み、クチュクチュと粘着質のある音が聞こえてくる。
『薬の効き目も抜けた頃でしょ?早く取り返しちゃいなよ。ご飯に遅れないようにさ』
水着の上から、もう一度股間をスリスリと摩って手を離す。その余韻を楽しむように手と股間を眺めるうちに、女性にはあるまじき歪な膨らみが浮かんできた。
『春佳センパイ!』
勢いよく扉が開く。やって来たのは、菜穂たち三人だった。
68
:
PON
:2013/09/18(水) 10:36:12 ID:OSpPCQuY
『あれ、戻って来ちゃったの?せっかく用意してもらったご飯が冷めちゃうんじゃない?』
『どうせ最初から知ってたクセに、白々しいわね!』
そう言いながら入って来た菜穂たちは、怪盗の姿を見てフリーズしてしまう。怪盗が、グラビアアイドルしか着ないような水着すらも脱ぎ去り、ほぼ裸と言って良いほどの水着で辛うじて胸と股間だけを隠して立っていたからだ。
『ブッ!』
大和は、あられもない格好をする怪盗を見て鼻を覆う。
『春佳のVフロント水着を見ただけで鼻血出しそうになるなんて、相変わらず純情だね。でも、今押さえるべきは鼻じゃなくて股間の方なんじゃない?ククッ』
そう言って水着の横から指を潜らせ、春佳に見せ付けたような行為を見せてくる。股間に僅かに浮かぶ膨らみは、押されるがままに引っ込んではまた膨らんだ。ワレ目の中に仕込んだ携帯を、大和のモノに見立てているのだ。
『大和くんをからかう暇があったら、早く携帯を返してくれない?』
『おっと、そうだったね。思わぬ来客があったから、そっちに気を取られちゃったよ』
春佳の要求に素直に従う怪盗は、春佳に向き直ってしゃがみ込んでやった。脚を開き、いつでも手を伸ばすよう促す。
『また睡眠薬を・・・とでも思ってる?安心していいよ。亜衣先輩の指示通りに貼り物を付けたせいで、そんなの噴き掛けようがないから』
胸の先端をギリギリで隠すだけの水着を横に開けば、ニプレスを貼った春佳の乳房が露わになった。それを見ても、もはや今さらと思うだけで驚きもしない。それよりも、さっさと取り返してしまおうと、水着の中に手を伸ばした。
『んっ・・・後ろに居るお仲間たちは、妙なことをしないようにね』
『言われなくてもそのつもりです』
『どうせ、アンタのことだから後が怖いぞ。とか脅し掛けるんでしょ!』
『ククッ、そうね。この顔にでもなって変態行為に及ぶぞ?って言うつもりだったけど。逆に物分かりが良すぎて張り合いがないくらいね』
顔を後ろに向けてマスクを捲れば、鹿島碧の顔が現れる。何枚かのマスクが碧の顔の上にあるが、果たしてさっき見せてきた中川友香菜と河原亜衣の顔はどこに位置しているのか、全く判別できない。
『春佳さん、いくらアソコの上を摩っても剥がしてくれないと何も出て来ませんよ?』
春佳の指に触れるのは、自分と同じ膣襞を模った偽物の女性器の温もりであるが、その行く手を遮る物があった。
『言ったでしょ?亜衣先輩の指示通りに、貼り物を用意しているって。ピッタリ貼いた前バリを剥がしてから、進入させてよね』
恥肉に指は埋もれたのだが、テープが阻むせいで第一関節ほどしか挿入できなかった。ならばと、テープの端を探して摘まもうとする。
『くっ・・・全然剥がれないじゃない!』
『ククククククク・・・』
怪盗は、股間を触らせるがままのうちに、捲ったマスクを全て被り直していた。
『剥がしにくいなら、水着をズラしてあげるわ。ほらっ、これなら剥がし易いでしょ?』
前バリを貼っただけの股間には、その内側に刻み込まれた襞の赤い色が映し出されている。
だが、爪を立てて剥がそうにも、上手く捲れない。怪盗が特別に誂えた物なのに加え、貼ってある場所は柔らかな恥肉の部分とあって、爪を立てても肉の弾力に埋もれるばかりだった。それでも、秘裂の中には携帯と思しき異物の感触があり、何とかして取り出そうと試みる。
『なーに、私のアソコをくすぐって愛撫しようとしてるの?そんなことしたらご飯に遅れちゃうし、携帯も春佳の愛液塗れになって壊れるかもよ?ククククク・・・』
これがスキンスーツを被っただけの質感かと思えるほど、怪盗は前バリを貼った股間だけでなく、全てが平井春佳という一人の女子高生の物となっている。そして、本物の春佳を挑発するような卑しい笑いをしつこく漏らしていた。
69
:
PON
:2013/09/18(水) 10:36:50 ID:OSpPCQuY
『まったく、簡単に指を忍ばせてると思ったら、こんな細工を施してるなんて・・・どこまでも抜け目が無いヤツだわ』
『文句なら、亜衣先輩にも言ってよね。前バリとニプレスの準備を、っていうのを忠実に守っただけなんだから』
『そうするよう仕組んだのは誰かしらね』
『そうね・・・私じゃないってことだけは確かね。春佳がそんな遠回しなことしても意味ないし。あっ、やっと剥がれてきたようね?』
恥肉が痛々しく引っ張られながら剥がれだす。まるで、自分の身体を自分で痛めつけている錯覚すら覚えるのだが、襞にまで貼り付いた様を見て躊躇するわけにもいかない。
『剥がすのにコツがあるんだから、乱暴に剥がさないでよ?大和クンのを咥える時に、私の血が付いちゃうかもしれないわ』
『な、何よそれ!』
菜穂と春佳が声を揃えて反論したが、反射的に熱くなってしまったと春佳はすぐに冷静になろうとする。
『と、とにかく剥がしてしまえば・・・』
ベリベリと乾いた音が大きく聞こえると共に、自分の性器を模った秘部が見えてきた。しかし、伸び切った膣襞の中に携帯の存在は無く、剥がし終えれば赤色の襞も無毛のクレバスの内側に隠れて見えなくなった。
そのクレバスに手を伸ばし、指を挿入していく。それを後ろから見ている菜穂は、自らも菜穂に変装した怪盗の秘部に手を挿入したことを思い出し、苦々しい表情をした。
『そう簡単に返すつもりはないってことね・・・』
『何のこと?そんなに指を入れられちゃうと、さすがに感じて来ちゃう・・・あんまり指で弄り回されると春佳の愛液が溢れ続けて滑り易くなるから、早く抜き取ったほうが良いかも。あふぅ・・・ねぇ、春佳もヤバくなってるんじゃない?んんっ・・・』
怪盗が、春佳の股間に手を伸ばそうとしたのをすぐに払い除ける。
『あ、そっか。もう既に準備万端なんだっけ?私みたいに、前バリをしてバイブを咥えてあるんだもんね。早く剥がさないと、自分のエッチな液で溢れちゃうかも』
『・・・・・』
まだ身体を動かしていないが、怪盗が異物を仕込んでいることは股間にある違和感から感付いていた。
だが、それに構うつもりは無いと、指を第二関節まで挿入する。だが、まだ携帯に触れる感触はない。さっきまで前バリを隔てたすぐ側にあったはずだが、膣奥まで咥え込んでしまったらしい。
ならばと滑る膣内に根元まで入れても、まだ見付からず、次第に怪盗は顔を赤らめつつ甘い吐息を漏らしていた。
『ふぁぁん・・・そんなに指をクチュクチュ動かしたりしてぇ・・・ワザとやってるんじゃない?』
『アンタが大人しくしていれば、こんな面倒なことしなくてすんだのにね!』
指を動かしても、携帯には当たらない。だからといって諦めるわけにいかず、果敢に手を動かす。
『んあっ・・・手の甲だけでは飽き足らないの?私のアソコ、どこまで広がるのか心配になっちゃうよ♪』
止む無くさらに膣奥深くに手を入れることになり、今では手首まで挿入してしまった。すると、春佳の手全体をグニュグニュとくすぐるような感覚が支配する。
『だから、おかしなことしないでって言ってるでしょ!』
春佳が何故声を荒げたのか、身体の内部まで見られないために大和はビクッと反応する。
『んもぉ・・・っ、何を訳の分からないことを言ってるの?』
シラを切りながらも、怪盗は春佳の手をキュッと締め付けた。鬱血させるほどの圧力ではないが、明らかにこれまでのくすぐってくる感触とは異なる。入口がガバガバになるほど開き、自分の秘部が自在に動いているのかと想像するだけで、吐き気を催しそうな気分に陥る。
だが、その代償に指に何かが触れた。それは、ゴムのような何かだった。
70
:
PON
:2013/09/18(水) 10:37:22 ID:OSpPCQuY
『あっ、見付けられたようだね。その中に包んであるから抜き取ってみなよ』
その言葉を信用して良いと思っていないが、出来るものなら早く自分の身体を模ったという膣内から手を抜き出してしまいたい。その思いから、ズリズリと指で摘まんだモノを引き抜き始めた。
『ふぁぁ・・・やっぱり、春佳のアソコも後ろの人たちに負けず劣らずの名器だね♪カズキくんとか、大和くんのをココに咥えたら・・・って想像するだけで、もっと濡れてきちゃうよ☆』
自分の手に、愛液を滴らせる膣襞の絡み付きがリアルに伝わってくる。そして、その締め付けはさらに強くなってきた。
『勢いよく引っ張ったら、指から滑り抜けるから慎重にね?でも、あまりゆっくりだと、さらに滑り易くなるし、こうして引き摺られるうちに膣圧が強くなって携帯を放さなくなっちゃうから、遅すぎるのも良くないわ』
『わざわざアドバイスしてくれてどうも!さっさと吐き出してくれたら、こんな面倒なことにならずに済んだのにね』
『んくっ・・・そうそう、その調子その調子・・くふぅ、ん♪』
喘ぎ顔を春佳に見せつけるうちに、手の甲まで現れてきた。そして、指を抜き取れば開き切ったワレ目が閉じてくる。だが、一旦は閉じたものの指で摘まんだ物が残っており、クレバスから吐き出される薄いその物体がフェイスマスクだったと気付いたと同時に秘裂が再びパックリと開きだした。
『クスッ、やっと取り戻せたわね。おめでとう♪』
ゴトッと床に落ちた愛液に塗れたマスクの中から、携帯を取り出す。よくぞこれほどの大きなモノを咥え込めたものだと感心もするが、今はそれに構うつもりもない。そして、取り出した携帯は確かに自分の物だと確認した。
『まったく!こんなモノなんかに入れて・・・』
『こうでもしておかないと、濡れて壊れちゃうかもしれないでしょ?春佳ってばアソコの中が性感帯だから、手を突っ込まれた時に春佳マスクだけだと心配だったのよね』
携帯を包み込んでいたのは、それまで使用していた春佳のマスクだった。同じマスクを二枚重ねて被っていたらしいが、そんなことよりもコンドームに入れて固く結ばれていたことにショックがあった。
『クッ・・・どうせ、取り返せたんだから文句言うなとでも言うんでしょうね?いいわ、今はさっさとアンタの前から消えてやるから、亜衣先輩が帰って来る前にこの気持ち悪いモノを片付けておきなさい!』
『あっ、そんなふうに立ったら・・・』
そう捨て台詞を残し、春佳はその場を立った。勢いに任せて立ったせいで、股間のバイブがゴリゴリと膣内を刺激する。
『くぅ・・・っ!』
『ほらぁ、言わんこっちゃない。春佳は私みたいに鍛えていないんだから、せいぜい気を付けなよね。菜穂ちゃんと大和くんともども・・・ね♪』
肩をポンポンと叩きながら、怪盗はスッと立ち上がった。Vフロントのワンピースでギリギリ隠れた前後の穴には、ハッキリと太い膨らみがあった。これ以上ひり出せば、水着が浮き上がって横から見えてしまいそうだ。
『おいしいご飯を食べておいでよ。私も顔を出すけど、あまり警戒しているとせっかくの味もわからなくなるし、亜衣先輩も気にしちゃうから気を付けてね』
それに対する返事はせず、春佳は怪盗の横を通り過ぎた。
71
:
PON
:2013/09/18(水) 10:38:33 ID:OSpPCQuY
『・・・ったくもう!』
廊下に出るなり、癇癪を起こしたのは菜穂だった。
『菜穂ちゃん、気にしてもしょうがないよ。むしろ、感情的になればなるほど向こうは調子に乗るだけだから』
『それは理解してますけど・・・っ』
そう宥められても、そう簡単に収まるものでもない。
『あーっ、もおっ!』
『イテッ!何で僕が・・・』
『大和が一番オイシイ思いしてるんだから、それくらいされて当然でしょ!』
菜穂は、やり場のない怒りを大和にぶつけた。蹴られたとはいえ、軽い程度のもので、飛ばされるほどではない。もし、強く蹴ろうものならば、菜穂自身とてバイブの刺激に苦しむのを承知しているからだ。
『そ、それは否定しないけどさ・・・』
『な、何でそこで素直に受け入れてるのよ!逆に、こっちが恥ずかしくなるでしょ!』
『だって、本当のことだし・・・』
『うるさい!大和のくせに!』
さらに、ゲシッゲシッと蹴りを入れる。
『そ、そんなに動いたらスカートの中が見えちゃうよ?』
『アンタは、そんなのよりもっと激しいのを見たんでしょ!もぉーっ!』
されるがままの大和は、まさしく菜穂のサンドバッグになってしまった。
『あの・・・平井さん』
『あぁ、そのままで良いですよ。いつものじゃれ合いみたいなものですから』
『これが・・・ですか?』
『菜穂ちゃんなりの愛情表現と思ってください』
『・・・随分と熱烈な愛情表現なんですね。かなり歪んでいるようにも見えますが・・・』
『最上級のツンデレ属性ですか・・・ら』
そう話す途中で、菜穂がジロリと睨んできた。その目は、余計なことを言うなと威嚇しているようだ。
『ま、まぁ・・・そういうことなので』
『は、はい。わかりました』
『中川さん、それ以上はダメだよ』
『うるさいっ!そんなの、大和に言われなくてもわかって・・・る、わよ』
最後にもう一発、と脚を上げたところだったが、正面から亜衣が現れた。
『もおっ、遅くならないでって言ったでしょ!・・・あれ、菜穂ちゃんてばどうしたの?』
『あ・・・っと、いえ、どうもしないですよ?』
菜穂は、サッと脚を下ろして猫を被った。
『平井さんが、着替えに戻ったのを私たちが待っていたということになっていますので気を付けて』
『なるほど・・・だから、皆が後ろから現れたんですね』
美里と春佳で、話の帳尻を合わせる。すると、菜穂が後ろを振り返って視線を送ってきた。その目つきは、明らかに疑念を帯びている。
『(ちがう、ちがう!)』
完全に誤解されたと思った春佳たちは、慌てて手を横にブンブンと振った。
72
:
PON
:2013/09/25(水) 13:56:27 ID:qEbwYQQA
『機転を利かせてくれたメイドさんたちに感謝してよね』
テーブルには、冷めても問題の無い料理だけが並んでいた。温かいものは、この後に運んでくるようだ。
『さぁ、座って座って♪早く、ご飯食べようよ』
促されて腰を落とす三人だが、菜穂と春佳は衝撃が来ないように慎重に座った。しかし、それでもハイレグボンテージに浮かぶ膨らみが押し戻される。その膣奥を突き上げる衝撃に、二人同時に声を詰まらせた。
『ふぅぅ・・・っ!』
辛そうに映る表情に、大和も思わず心配になる。しかし、人目につく広間では、なかなか気を遣うこともできない。
それでも、じっと座っていれば何とか耐えられると、二人ともこれ以上表情を崩さずに食事をすることができた。
『どこの高級レストラン?って感じだよね・・・』
『いつも、こんなにリッチな食事をされているんですか?』
『だとしたら、住む世界が全然違うよねぇ〜』
三人が口々に感想を漏らす。
『アハハッ!そんなわけないじゃん!今日はお客さんがあるからって、美里さんたちが張り切ってくれたんだよ』
『これ、メイドさんたちが腕を振るってくれたものなんですか!?』
『琴海と新人さん以外は、一通りできるからね』
『へぇ・・・まさに、スーパーメイドって感じ・・・』
羨望の眼差しを向けられ、美里たちは恥ずかしそうだ。その横で、琴海だけが膨れっ面なのは、余計なことを言うなという亜衣へのアピールなのだろう。
『いただきま〜す♪』
亜衣は、琴海の視線に気付いていないのか、真っ先に食べ始める。そして、菜穂たちも続いて料理を口に運んだ。
73
:
PON
:2013/09/25(水) 14:00:39 ID:qEbwYQQA
『はぁ・・・』
『あれ、どうしたの?口に合わなかった?』
三人の反応を見て、美里たちも表情を曇らせる。
『まさか、そんなわけないですよ・・・』
『お店開いた方が良いんじゃないかと・・・』
『スーパーメイドって言ったのを、ハイパーメイドに訂正しなくちゃね』
揃って舌を巻いていると解り、美里たちも胸を撫で下ろした。
『もぉ、紛らわしいなぁ。美里さんたちの安心ぶり、見てみなよ』
いきなり振られ、慌てて平静を装うも、完全に見られてしまっていた。
『ごめんなさい、そういうつもりでは・・・』
『本当に美味しいです。お世辞とか、一切抜きで』
『良かったね、みんな♪』
『ズルいなぁ〜、亜衣センパイは。いっつもこんなに美味しいご飯が食べられるんだから』
『だったら、毎日食べに来る?ウチは大歓迎だよ♪普段は、皆して揃わないから誰かが居てくれるとご飯も楽しく食べられるよ』
『え?いっつも、一人で食べてるんですか?こんな広い所で!?』
『さすがに、一人でここは使わないよ。部屋で食べることの方が多いかな』
『へ、へぇ・・・それは、意外・・・でした』
『そうでしょ?こう見えて、案外寂しんぼうなんだから。小学生の頃なんてさ・・・』
亜衣が話を続けるが、それを聞いている菜穂と春佳の持つ食器が小さく震えていた。唇を噛みしめながら、何とかして耐えている・・・その姿を見た、大和と美里は目を合わせた。
よく耳を澄ませば、彼女らの方から微かな音が聞こえてくる。バイブが振動を始めたのかと察知し、さり気なく辺りを見回す二人だったが、普通に立っているだけでは全く判別がつかない。
『く、ぅ・・・』
隣りから、刺激に耐える菜穂の声が聞こえる。向かいに座る春佳は、隣の亜衣に気付かれないようにと、さらに苦心して見える。
だが、収まらない振動に耐えられず、二人同時に持っていた食器を床に落としてしまった。
『あ・・・』
『うん?』
乾いた金属音が聞こえ、亜衣が話を止める。そして、異物の動きもそれに合わせるように止まった。
『すみません・・・落としちゃいまして』
座ったまま拾おうと思うも、股間の異物がさらに突き上げてくる不安もあり、わざわざ立ち上がるしかない。だが、しゃがんだりしようものなら、やはりバイブが刺激を与えてくるのではないかと、不安が過る。
『私が拾いますね。那須野さん、お二人に代わりのをお願いします』
そう言って菜穂の背後に接近したのは、星野千鶴だった。
『亜衣ちゃん、話続けてて良いよ』
『うん、ありがとう』
振動が収まった菜穂と春佳は、余韻を感じつつも何とか食事を続けられるようになり、亜衣の話にも耳を傾けた。
千鶴は、テーブルクロスを捲ると、汚れる心配すら構わず膝をついてテーブル下にスッと潜った。
『あれっ、ドコに行ったのかな?』
千鶴の声が聞こえたと思うと、大和の身体に掛かるクロスが持ち上がった。
嫌な予感がした大和だったが、ここで驚けば自分の身体のことまでバレてしまいそうで、何も起こっていないよう装うしかできなかった。
74
:
PON
:2013/09/25(水) 14:01:22 ID:qEbwYQQA
『ククッ、み〜つけた♪』
テーブルの下から、千鶴の顔と胸の膨らみが僅かに覗く。脚には、明らかに服の上からではなく、胸が直接当たって潰れる柔らかな感覚がある。それだけで、小康状態にあった肉棒が暴発寸前にまで怒張するが、千鶴はその膨らみを優しく撫でてきた。
『んぐ・・・っ』
菜穂たちが我慢していたように、大和も声を出さぬよう耐える。だが、その手は大和のズボンのベルトへと伸びてきた。
『(な、何を・・・)』
早着替えはお手の物な怪盗レオンだが、それは自分以外の相手に対しても同じことだ。大和が無抵抗なのを良いことに、ベルトを外してズボンと下着を纏めて下ろしてしまう。
まさか、このような場所で下半身を露出させられるとは思いもせず、周りが気になったが、そこは抜かりなく準備を整えていたようだ。とはいえ、自分の居る側に誰かが立とうものなら、体毛など一本も生えていない、女子高生の柔肌が覗いていると気付かれてしまうだろう。
『大和くんてば、女の子のアソコからこんなに立派なモノを生やしてるんだね?コレも、フタナリって言うのかな』
『ふぁっ・・・』
反射的に声を漏らしてしまうのも無理は無い。テーブルクロスで隠れた自分のモノが、温かな口中にカポッと咥え込まれた感触があったからだ。
胸が当てられている質感と、既に絶頂準備も整っていたことも手伝って、ものの十秒ほどで液が迸った。
『クスッ、随分と早いんだね。まさか、その若さで早漏ってことないよね?』
まさか、菜穂が座る隣りでこのようなことになろうとは相当怒りを買うと思われた。しかし、菜穂と春佳はといえば、またもバイブが振動を始めたせいで、それに気付く余裕すら無いとみえた。
もちろん、それは千鶴が胸に仕込んだリモコンを操作したせいだ。そして、足の甲に異物が震えている感覚があるが、きっと股間を押し当てて菜穂たちと同じようにバイブを咥えているぞというアピールなのだろう。
足に伝わる振動が止んだ時、菜穂にバレてしまう危険がある・・・だからといって、菜穂が苦しむのをいつまでも許すわけにもいかない。そんな葛藤に苛まれるうちに、腰を弄られる。ハッとしたところへ、脱ぎ掛けになっていた秋山古都のスキンスーツが下ろされ、今度は柴原亜矢の柔肌が現れた。
『萎んだ今なら、すぐに脱げるでしょ?でも、秋山古都のアソコから抜き取るうちに、また勃起しちゃうかもね♪』
『ん・・・』
怪しまれないようにと料理を口に運んではみるものの、もはや下半身に来る刺激のせいで味などわからない。
古都の膣襞の絡み付きから解放されるも、今度は亜矢の膣襞が直に咥え込んでいる構図となった。グッタリとしていたはずの分身が、また反応をみせる。そこへ、さらに勃起を促そうと、亜矢のワレ目に指を掛けてズリズリと襞を擦らせてきた。
『ククッ、あとはオートで勃起するはずだね♪バレないように、せいぜい気を付けてね』
古都の抜け殻を回収した千鶴は、大和に衣服を穿かせてきた。ズボンを穿かせているのかと思ったが、脚に密着する感覚は、すぐにストッキングであると判った。
『サポートタイプとサテン生地のインナーを穿いていれば、ズボン越しにモッコリしないはずだよ。千鶴の温もりを感じながら、菜穂ちゃんたちとは違った刺激を味わっててよね♪』
穿いていた着衣を脱ぎ、それを大和に穿かせるという難しい行為も、難なくこなしてしまう。そしてズボンと靴下を穿かせれば、何の違和感も無い服装に元通りとなった。
75
:
PON
:2013/09/25(水) 14:02:07 ID:qEbwYQQA
千鶴の身体が脚から離れたと思うと、テーブルクロスが持ち上がった。
そこから姿を見せた怪盗は、千鶴マスクを捲り上げて、深浦美里の顔で現れていた。
『なっ・・・』
ニヤリと笑う美里を見て、まさか美里の顔で自分のモノを咥えたのかと罪悪感を覚える。それを煽るように、美里は口を開けて糸を引く口中を見せた。
『ククッ・・・』
頭の上に乗せていたマスクを引き下げ、美里から千鶴の顔へと変装を戻すと、
上体も現してきた。片膝をついた千鶴は、インナーとストッキング越しに膨らむ異物を大和に見せる。しかも、胸のボタンまで外し、胸の膨らみを露出していた。その谷間に出来た裂け目から覗くモノは、おそらく大和から脱がし取った秋山古都のスキンスーツだろう。
『千鶴のFカップ巨乳とアソコを見ただけで、また勃起しちゃうかな?』
コソッと囁くと、ずり下げていたベアトップボンテージを引き上げて胸を隠した。バイブの振動が収まった直後に、菜穂がそれを目撃する。
『あ、アンタってヤツは・・・うぐっ!』
菜穂が気付いたのを受け、胸の突起を中心にグニュグニュと弄ると菜穂が再び身体を硬直させる。そんな菜穂に対し、千鶴は極太の異物が激しく振動していようとそそくさと肌蹴ていた着衣を肩口まで戻し、おもむろに立ち上がった。
『やっと見つかった?千鶴ちゃん』
『どこに行ったのか分からなくなっちゃって。そうしたら、彼の足元に隠れてたよ。灯台下暗しってヤツだね〜』
食器を持った手をひらひらと動かし、呆れたような表情だ。
口に精液を残し、その顔の下で美里も同じモノを含んでいるだけでなく、見慣れたメイド服の下でハイレグボンテージとバイブを咥えた股間があるなど、とても想像がつかない。
そして、千鶴がそれまで立っていた大和たちの背後に戻ると、菜穂たちを苦しめる振動も止まった。
『あなた・・・千鶴さんではないわね』
横に並び立った千鶴に、美里が容疑を掛けた。
『ククッ・・・さすがにバレちゃいました?』
正体を隠すこともなく、アッサリと白状する怪盗。
『菜穂ちゃんと春佳ちゃんの動かなっぷりってば、面白いったらないですよね〜♪』
さりげなく胸に手を当てた千鶴は、服の上から指を埋もれさせた。千鶴の股間から強い振動音が聞こえ、菜穂たちを見れば、彼女らは俯くようにしていた。
『ほら・・・ね♪』
そして、千鶴の股間の音が止まれば、菜穂がこちらを見遣りながら再び食事を始める。胸に仕込んだリコモンのせいで、二人とも怪盗のオモチャとなっていた。
『あなたという人は・・・っ!』
もう我慢できないと、美里は千鶴の手を引いて広間を出て行った。
76
:
PON
:2013/09/25(水) 14:05:02 ID:qEbwYQQA
『(美里さん!?)』
美里が千鶴と出て行ったのを見て、大和が真っ先に動き出した。菜穂たちは、もはや股間のモノに苦しめられて、思うように動けないのを知っていたからだ。
『すいません、携帯が鳴っちゃって』
胸ポケットを気にしたフリをするが、結果として柴原亜矢の胸を見てしまうこととなり、股間が疼きだす。それでも、快感を堪えて美里の後を追うように扉を開けた。
『衝動に任せて連れ出したのは良いけど、私と二人きりになって良いんですか?外見は頭から爪先まで星野千鶴ですけど、中身は警察ですら手を焼くような、千の顔を持つ変幻自在の怪盗なんですよ?』
『そ・・・そんなことよりも、あの娘たちを!』
広間を出た廊下で、美里と千鶴は対峙していた。
『そんなに声を上げたら、誰かに見られちゃいますけどね』
『見られて困るのは、私だけではないはずでしょう!』
『それはそうですけどね。でも、美里さんを眠らせて入れ替わるだけなら、大した時間も必要ないですよ?』
肩口に掛かるブラウスを広げると、胸下までそれを引き下げた。さらには、ベアトップボンテージもずり下げる。リモコンを仕込んだ左胸ではなく、右胸を摩りながら乳首を美里の顔に向けた。
『このとおり、美里さんに変装する準備は万端だからね』
空いた手でマスクを捲れば、美里の顔が現れる。
卑しい顔で嗤う自分を見て、このまま眠らされてしまうかと思ったところへ、誰かが広間から出て来た。
しかし、千鶴はそれに慌てることなく、胸を露出させたままでそちらを向いた。
『あっ・・・!』
『誰が出て来たかと思えば、大和くんだったのね』
顔は美里、身体は千鶴の状態だが、大和にしてみればスタイルの違いに区別がつくはずもない。美里の裸を見てしまったような気がして、目のやり場に困ってしまった。もちろん、美里も自分の裸を見られた気がして、同じように困ってしまったのだが。
『初めから、知っていたでしょう?どうせ、盗聴していたんだから』
『あいにく、私のオッパイからは何も生えていないけど?』
『だから盗聴しているという証には、ならないことくらい・・・僕だって・・・』
胸を張って話す美里の姿に、どう立ち向かって良いかと思うばかりで、言葉に勢いが無い。しかも、心なしか前傾姿勢になりつつある。
『ククッ、そうね。さすがに大和クンにはバレてるか。この下のオッパイからコードが生えていることくらいは・・・ね♪』
すると、千鶴は首の皮を引き伸ばして前傾姿勢になった。首の後ろに回していたコードと、たわわな胸から生えているコードが繋がっているのが覗ける。
『でも、良く見抜いたわね。こうして、イヤホンをしながら千鶴さんの顔を被っておいたんですけどね』
イヤホンを装着した上からマスクを重ねたことなど、大和が見抜けたはずがない。どういう仕組みであれ、怪盗が盗聴するのはもはや当然だと判っているから言ったまでだ。
『そんなに目を逸らさなくても良いのに・・・あぁ、でも美里にしてみれば私の完璧な変装のせいで、間接的に達也以外の男にGカップ巨乳を見られるのは耐えられないかしら?だったら、顔だけでも変えて気分を逸らしてあげなくてはね』
脱いでいた千鶴マスクを被り直し、今度は顔と身体の持ち主を逆転させた。
『ひ、卑怯だぞ・・・美里さんの身体を使って、そんなこと・・・』
『卑怯だなんて、今さら何を言ってるのかな?怪盗レオンに会ったら、しょっちゅうこんな目に遭ってるのに』
美里の胸を見てみろとばかりに、大和に接近してくる。
『あらら、もう完全に勃起しちゃったかな♪せっかく美里さんを助けに来たのに、これだと全く役に立たないんじゃない?菜穂ちゃんか春佳ちゃんを助けによこせば、まだどうにかなったかもね』
千鶴の胸に仕込んだリモコンと睡眠薬は、こうして浮かせたままでは思うように扱え無さそうではあるが、美里の胸にも同じように仕込んであると思えば、迂闊な反撃は逆効果だ。
『い、いい加減にしなさい!』
純情な大和をからかうのを見かねた美里は、果敢にも怪盗の手をもう一度掴んだ。だが、千鶴の手がグニュッ・・・と抜けるような不気味な感触があり、このまま脱皮するかと警戒を強める。
『んもぉ、自分から脱がせに来るなんてね・・・そんなに、美里さんに変装して欲しいんですか?』
怪盗は、美里にも今の状態を見せようと向き直った。そして、スキンスーツを引き下げれば、そこには確かに自分の胸と同じ形状、質感をした大きな膨らみがコードを生やしたまま覗けた。もう一度、マスクを脱ごうと指をエッジに引っ掛ける。
だが、今度は大和が美里を助けるべく、咄嗟に間合いを詰めて来た。
77
:
PON
:2013/09/25(水) 14:06:12 ID:qEbwYQQA
『あっ・・・』
『僕は、役立たずなんかじゃ・・・ないっ!』
そうして、怪盗が身構えるより早く、片腕を取って懐に入った。その瞬間、美里の胸に触れ、さらに背中にその柔らかな感触が潰れながら伝わる。もはや、全身凶器ともいえる怪盗レオンだが、その質感に惑わされることなく身体を跳ね上げた。
すると、胸に隠しておいたリモコンがスルリと抜け落ち、美里の足元へと転がる。予定外の出来事ではあったが、そこは抜群の身体能力を誇る怪盗レオンだ。その柔軟さを駆使しながら、叩きつけられるより先に身体を翻して着地した。
『ブッ!・・・』
身を躱されたのにショックを受けた大和だったが、余韻で弾む胸を露わにしつつ、スカートを捲り上げた状態の美里を正面から見てしまい、すぐさま掴んでいた手を離して鼻を押さえた。
『ちょっと、先に仕掛けておきながら随分と失礼なのね?これも、あなたの自業自得ってこと、解ってますか?』
『す、すみません、美里さん!こ、これは不可抗力!不可抗力ですから!』
脱ぎ掛けだったマスクが投げられた拍子に完全に脱げていて、怪盗の上半身は完全に美里の顔と乳房を備えている。間接的とはいえ、すぐ側にいる美里の美巨乳を見てしまったことに、大和はすっかり取り乱していた。
『あのねぇ、私のこと無視しないでくれません?それも、この91センチのGカップ美巨乳とアソコの膨らみをこんな近くで見ておきながら・・・』
弱味に付けこもうというのか、すかさず大和と密着せんと近付く怪盗。
『この美貌に似合う抜群のスタイルを見て、勃起していないはずがないですよね?きっと、その制服の下では、千鶴ちゃんが穿いていたサポートストッキングとインナーのせいで、ギチギチに締め付けられているんじゃないかしら♪Cカップオッパイに備わった亜矢の乳首も、ピンピンになっていたりして・・・』
大和の身体に起こる異変を確かめようと、手を伸ばしてきた。
『鹿島さん、危ないですよ!』
しかし、美里が大和の手を掴んで、怪盗との距離を置いた。
『ククッ、バイブリモコンを奪い取るし、私の色仕掛けからも逃げるしで、なかなか良いコンビネーションじゃない?』
大和が自分を直視できなくしようと、晒け出した胸はそのままで、スカートを捲って異物を、コードを生やした乳首と同じようにグリグリと弄っている。
もちろん、大和は怪盗の思惑通りになって、顔を背けてしまっていた。
『どこまでも卑怯な・・・』
自分の身体を弄ばれても、大和が居る分だけ美里は冷静に対処できた。だが、この状況をどう脱するかと考えていたところへ、タイミング良く助け舟が現れた。
78
:
PON
:2013/09/25(水) 14:14:05 ID:qEbwYQQA
『ねぇ、美里さ・・・』
美里を見掛けて声を掛けてきた人物がいた。もちろん、盗聴している怪盗は、いきなりの場面にも動揺一つ見せはしない。それが、達也だからと知っているからだ。
『どうされました?ただ今、少々立て込んでいて、達也さんに構っていられないんですが』
『クッ、お前というヤツはどこまで美里さんを辱めれば・・・』
二人の美里のうち、どちらが怪盗レオンの変装かなど、一目瞭然だ。裸で屋敷をうろつくなど、美里がするはずがないのだ。
そんな行為を目にし、達也はわなわなと拳を震わせた。
『あらあら・・・さすがに分が悪いかしら?このまま深浦美里の裸でいたら、簡単に形勢逆転ではあるが・・・な。ククククク・・・』
美里の声で、彼女らしからぬ口調で挑発しているが、これ以上は荒立てるつもりは無いらしく、脱ぎ掛けの千鶴の身体とボンテージはそのままに大人しく着衣を直し始めた。
『あぁ〜、大和さんが強引に投げ飛ばすものだから、上のゴム部分が伸びてしまったみたいね。これだと肩からずり落ちそうだし、このままオッパイだけは露出しておこうかしら』
伸び切ったブラウスの胸元に指を入れ、パタパタと動かす。
『心配しなくとも、誰かとすれ違いそうになったら上手く隠しておくわ。乳首からこんなモノを生やしているとなったら、私が偽者とバレる恐れもあるからね』
そうして、美里の胸がプルプルと気持ち良さそうに震えるのを見せながら、怪盗は達也の横をすり抜けて行った。
79
:
PON
:2013/09/25(水) 14:24:19 ID:qEbwYQQA
『美里さん、無事だった?』
『はい、おかげ様で・・・鹿島さんも守ってくださいましたし』
『そっか・・・』
それを聞いて安心するも、美里の胸を見られたのではと思い、心中は穏やかでない。だが、自分もあれほど堂々と胸を晒しているのを直視してしまったのだから、美里の前で問い詰めることができなかった。
『あの・・・達也さん?鹿島さんのこと、責めたりしないでくださいね?』
『まぁ、全て悪いのはアイツだからね。他人の姿で妙なことをするのも、もはや当たり前みたいなものだけど・・・』
『ぼ、僕・・・すぐに忘れるようにしますから!』
真摯なその言葉に、達也も納得することにした。だいたい、自分とて大和の彼女である菜穂の裸体や痴態を見せられた経験がある。大和だけを責めるのは、アンフェアーだ。
『そうしてもらえれば、こっちは安心だけど・・・そもそも、美里さんが一番の被害者だからね。美里さんは、それで良い?』
『えぇ、もちろんです』
『じゃあ、そういうことでいっか・・・でも、必ず忘れてくれよ?』
大和の両肩に手を添え、目線を合わせて来る。その目は真剣だ。
『美里さんて、スタイルもルックスも抜群だから、簡単に忘れることはできないだろうけどな』
『も、もおっ!達也さん!』
美里はそう言って顔を赤らめるが、達也の言うとおりそう簡単に忘れられるわけがない。あれほどの美巨乳はもちろん、これまでに何度も美里の一糸纏わぬ裸体をこの目に拝んでいて、瞼にすっかり焼き付いているのだ。
『必ず約束します・・・もし、中川さんにこんな所でそのような目に遭っていたと知れたら、後が怖いですし・・・』
大和は、この後のことを想像して顔を俯かせる。
『クスッ・・・そうですね。後先を考えたら、迂闊なことは言えませんね』
美里も、大和が抱く不安に同情した。既に、菜穂に睨まれた経験があるからこそだ。
『おいおい、菜穂ちゃんて子は、可愛い顔してそんなに気性が激しいのか?怪盗が変装した時の印象では、全くそうは見えなかったけどな』
『怪盗は、変装した女性のポテンシャルを本人以上に発揮するからだと思います。もっと魅力的なのをアピールするなら、機嫌なんて必要ありませんから・・・』
『あぁ、それは言えてるな・・・』
『お二人とも・・・何を納得し合っているんですか?』
互いの苦労を語り合っていると、美里がすぐ現実に引き戻した。
『それよりも、そろそろ戻らないと。余計な心配を掛けてしまうことになりますよ』
『そうですよ。菜穂ちゃんたちだけならまだしも、亜衣さんとか綾乃さんたちも居るんですからね』
達也の後ろから女性の声が掛かり、全員がすぐさまそちらへ振り返った。
80
:
PON
:2013/09/25(水) 14:25:42 ID:qEbwYQQA
『もう、違う姿に化け直してきたのか』
達也の持っていたペン型の機器が、ブルブルと震えていた。
『達也さんてば、何を仰って・・・な〜んて♪さすがにシラを切るのは苦しいでしょうかね?Eカップ巨乳を露出したままですもんね』
着衣を乱したまま現れた怪盗レオンは、神宮寺霧乃へと変装を遂げていた。
『ちょうど、美里さんから脱皮している最中に通り掛かってくれたから、霧乃に変装させてもらったんですよ。美里さんがGカップの美巨乳から睡眠薬を噴き掛けたのには驚きましたけど、記憶は消されちゃいましたのでご心配なく♪』
左の乳首を摘まみ、その時の出来事を再現してみせる。達也の顔に向けられた乳首から液体が噴き出たが、達也には命中しなかった。
『あれれ?上手く仕込めていなかったようですね』
胸をグニュッと掴み、横へと引き裂く。中にあった乳房がプルンと零れるが、美里よりは小さな膨らみだ。この短い時間のうちとはいえ、単純に美里の皮の上に霧乃の変装を重ねたわけではないと証明しているのだろう。
そして、乳首からコードを生やした胸に触れながら、霧乃の胸を内側から弄っているのは、ズレた噴射方向を微調整しているらしい。霧乃の胸がボコボコと形を変えて蠢く様は、奇妙というほかない。
しかし、達也はそれに見惚れるより先に、怪盗との距離を取って美里の側に立った。
『ククッ、こんな場所で眠らせたりしませんよ。か弱い女の子一人で、成人男性を運ぶなんてできませんからね。それに、下半身に力を入れて持ち上げられたとしても、バイブが擦れて立っていられなくなっちゃいそうだし♪』
スカートを捲って、白いハイレグインナーとカフェブラウンのストッキングずり下ろせば、その下にも紐ビキニとベビーベージュのストッキングが重ね穿いてあった。いわゆる怪盗レオン恒例の格好に、一目で極太双頭バイブと判る膨らみは、開かされたワレ目よりもビキニの方が幅が小さいと思われる。
『うわぁ〜・・・直に見られないから分からなかったけれど、もう壊れてると言っても良いくらいパックリいっちゃってますね♪スカートから覗けたらヤバイし、押し込めておかなくちゃ』
股間の膨らみに手を添えると、膨らみをズブズブと押し込めた。
『こんな極太バイブだとグロテスクすぎて、勃起した大和さんのも萎んじゃうかな?』
そして、右胸をふにゅっ・・と握ると、指を乳首に押し当ててグリグリと動かす。それに反応したのは、僅かに膨らみを残す股間のモノだ。ウィンウィン・・・とビキニの上からでもハッキリわかるほど大きくうねっている。
『見掛けだけでコレだから、霧乃のアソコの中ってどんな具合になっているんでしょうね?あ、菜穂さんたちとは違うリモコンなので、心配は無用ですからね。美里さんが持っているヤツを返してくれたら、私と同じ目に遭えるんだけどな〜』
膨らみを掴んで出し入れすれば、異物の音も大きく小さく変化した。
『おっと・・・千鶴さんが戻って来そうね。これくらいにしておくか』
胸のリモコンを操作して動きを止める。股間に添えていた手を離してみれば、その膨らみは消えずに残っていた。
『じゃあ、私は先に広間でお給仕してますね。皆さんも、千鶴さんがここを通る前に戻った方が良いと思いますよ♪ククッ、ククククク・・・』
不敵な笑いを見せながら、霧乃は裂け目の消えた胸にずり上げていたビキニを被せ、開いていた服を直した。そして、普段の霧乃の表情を取り戻そうとでもいうのか、マスクエッジを掴んでゴムのように伸ばした。
手を離した直後に扉を開ける暴挙に出たが、マスクはまるで自ら意思を持っているかのようにひとりでに戻り、中に入った瞬間には完全に神宮寺霧乃の顔が復元されていた。
81
:
PON
:2013/09/25(水) 14:50:37 ID:qEbwYQQA
『ぷはぁ〜・・・お腹いっぱい♪』
『私も、お腹いっぱいです。ごちそうさまでした〜』
メインのローストビーフまで平らげた四人は、すっかり満足感に満たされていた。
初めはバイブの振動に苦しめられていた菜穂と春佳だが、大和たちがリモコンを回収してくれたおかげで、異物感はあっても食事と歓談に集中することができていた。
『何言ってるの、菜穂ちゃん。まだ、食後のデザートが残ってるよ』
『デザートですか?入るかな・・・』
『別腹なんだから、ペロリと食べられちゃうよ。この日のために、超プレミアなケーキを取り寄せたんだからね♪』
『超プレミア!?なんですか、それ?』
『まさか、金箔が乗ってるやつとか!?』
『えへへ〜♪それは来てからのお楽しみ☆』
バイブを咥えされている不安はどこへやら、菜穂と春佳は完全にデザートの正体に食いついていた。
その最中に、テーブルの食器を下げてもらう。
大和の横に立った倉田綾乃と目が合ったが、彼女のブラウスのボタンだけが外れていて、服の中でたわわに揺れながら谷間を作る胸の光景が大和の下半身を刺激した。
『イツッ・・・』
『あら、綾乃のHカップ巨乳で勃起してくれました?ギンギンになればなるほど痛さも伴ってしまうなんて、不便な身体になったものですね。ククククク・・・』
大和だけに聞こえるよう囁く綾乃は、いたって穏やかな笑みを浮かべている。
『いつまでも、神宮寺霧乃に変装していると思ったら大間違いってことですよ♪今では、ガーターストッキングにストッキングの重ね穿きをした別人なんですからね』
胸にそっと手を触れれば、仕込んだリモコンによってスカートの中に隠れたバイブの音が聞こえてくる。霧乃が咥えていたあのサイズのモノが、きっと綾乃のワレ目に無理矢理に挿入されているのだろう。
そんなやり取りをしているうちに、菜穂たちも怪盗が誰に化けたのかに気付き始めたようだ。ただ給仕をするだけならまだしも、大和の顔に今にもぶつかりそうになるほど胸を接近させ、動くたびに腕をぶつけて揺さぶっているのだから、むしろこちらに注目しろと言っているようなものだ。
そしてとうとう、菜穂たちと視線を合わせながら、顔や肩に胸を押し当てるまでにエスカレートしてきた。綾乃の身体から甘い匂いが漂ってきて、どうしてよいか分からなくなってくる。
『や、やめろ・・・』
『露骨に避けたりしたら、皆さんに怪しまれてしまいますよ?まぁ、勃起する程度なら菜穂たちにすら気付かれないかな』
ケーキを大和の目の前に置くも、ボタンの外れた服の隙間からは、胸の膨らみどころか、茶色い突起まで見えるようになっていた。
『大和さんに見られていると思ったら、私の乳首まで立ってきてしまいましたよ♪もちろん、バイブの影響も大きいんですけどね』
大和の視覚、聴覚、触覚、そして嗅覚にまで綾乃の痴態が及ぶのだから、ストッキングとインナーに押し潰された自分のモノは余計に窮屈な目に遭っていた。
『クスッ、すっかり強張らせて・・・あっ、すみませぇ〜ん。落としてしまいましたぁ♪』
無抵抗でいる大和に対し、綾乃は座っている大和の上にフォークを落としてしまったふりをした。
『あれぇ?どこに落ちたのでしょうか・・・』
すぐに拾うかと思いきや、その手を直穿きしたストッキングの中にサッと忍ばせ、大和の肉棒を巧みな指遣いで扱き、さらに亜矢の膣襞を弄る。刺激された女性器は収縮するように締まりながら粘液を流し、その刺激で男性器がさらに怒張した。
『うぁ・・・』
小さく呻いたのも束の間、すぐに絶頂に導かれてしまった。ズボンに手を突っ込まれて10秒ほどだが、絶頂寸前のモノならそれくらいの時間で充分だった。
82
:
PON
:2013/09/25(水) 14:58:37 ID:qEbwYQQA
『ククッ、皆さんがまだ食事を終えていない場所でイッてしまったんですか?女性しか居ないからといって、性欲撒き散らすなんて下品な方なんですねぇ〜♪辺りに、精液の臭いが漂ってますよ?ククククク・・・』
抜き取った綾乃の手には、ベットリと白濁した液が付着していた。
『ストッキングが大和さんのでベトベトに濡れてますけど、肉棒以外は柴原亜矢の身体ですから気になりませんよね?』
そう尋ねる綾乃の胸は、未だに覗けている。もちろん、それを知っているからこそ勃起を促そうと乳首まで見えるような体勢をさり気なく取った。
わざわざ胸を覗かせなくとも、ただでさえ大きな綾乃の胸が白い服に密着しているのだから、乳首が見えているのと同じであるのだが。
『綾乃さん、これで終わりだよね』
『えぇ。皆さんのお口に合いましたでしょうか?』
『それはもう!』
食後の一杯を飲みながら、その余韻に浸る四人。・・・なのだが、大和は最後まで挿入感覚を与えられたままとあって、じっくりと味わえなかったというのが正直なところだ。菜穂たちとて、途中までは同じ状況であった。
美里もそれを解っているからこそ、満足に食べたうえでの感想がもらえたら良かったのにと残念に思っていた。
すると、美里の前をスッと通った那須野花音が、彼女に向けてニヤリと笑いを浮かべる。
『それでは、お下げしてきますね』
『わ、私がやりますから』
『これくらい、私にやらせてくださいよ。新人をもっと使ってもらわないと、私たちも覚えられませんから』
花音の表情を見て、すぐに怪盗の変装と判別できたが、そう言われては引き下がらずを得ない。
そして、花音は大和の側へと立ち、食器を引き下げた。美里の位置からでも、花音の胸の膨らみやスカートの奥がチラチラと見えているのは、そうなるよう立ち位置や所作を考えてのことだろう。
それに対して、大和が身じろぎひとつできず硬直しているが、その横では菜穂が殺気立った視線を向けていて、美里はそちらの様子も気になっていた。
『まさか、フォークを使って刺しに・・・なんて思わないわよね・・・?』
無意識のうちに、そんな独り言を零してしまう。
それを近くで聞いて、ビクッと驚いたのが九条ひかるだ。
『(そ、空耳・・・だよね?)』
まさか、美里に限ってそんな物騒な行為に及ぶはずがないと、頭をブルブルと振って忘れようとした。
すると、今度はひかるの不思議な行動に気付いた美里が、彼女のことを首を傾げて見ていた。
83
:
PON
:2013/09/25(水) 14:59:11 ID:qEbwYQQA
『皆さん、お気をつけて』
『これに懲りずに、またいつでも遊びに来てよね』
亜衣と美里の二人が、屋敷の門の所まで見送りに出ている。怪盗はといえば、那須野花音に化けていたのを最後に、正体を現しに来ていない。
亜衣、美里と菜穂らは、食事を終えてから行動を共にしていたため、誰かが怪盗の変装という線は無いだろう。
『本日は、豪邸にお招きしてくださいまして・・・』
『堅苦しいな、大和は・・・亜衣センパイ、美里さん。本当にごちそうさまでした』
『皆さんにもよろしくお伝えください』
ペコリとお辞儀をする菜穂たち。
美里と達也とは、この後に連絡を取り合うことになっている。ひとまずは別行動となるが、携帯番号とアドレスを交換してあるため、互いに不安が増すこともなかった。
そうして、さり気なく美里とアイコンタクトを交わしつつ、三人は河原邸を後にした。
84
:
PON
:2013/09/27(金) 01:00:43 ID:qEbwYQQA
『ふぁぁ〜・・・疲れたぁ・・・』
真っ先にそう零したのは菜穂だった。
『そうだよね・・・邪魔者が現れなければ、こんなに気疲れしないで済んだのに』
『あれっ、大和くんが愚痴るなんて珍しいわね』
『怪盗との接触だけなら飽きるほど受けているので、まだ割り切れなくも無いですが、ああやって所構わずにやりたい放題されると、周りにまで注意を張り巡らしますから・・・』
『それはそうね。怪盗よりも私たちが怪しまれそうになったくらいだもの』
『怪盗からの悪戯から早く解放されたいですよ』
『えっ?大和くんも何かされてるの!?』
バイブを咥えさせられ、さらに前バリで蓋までされている自身の状況を今の言葉で間接的に伝えてしまったが、言わなくとも二人の仕草から大和もとっくに知っている。
『そういえば・・・言っていませんでしたっけ?』
『大和ってば、ウチの女子生徒に変装させられちゃったんですよ』
『怪盗が、中川さんのコスプレを終えてから、春佳先輩に変装してコスプレを始めるまでの間に・・・』
辺りに誰も居ないのを見計らい、菜穂がマスクを捲ってみせる。
『ちょっ・・・僕がやるから・・・』
大和がそう言うより早く捲られた偽物の顔の下から、柴原亜矢の顔が現れた。
『春佳先輩の知っている人なんですよね?』
『うん、一年の時のクラスメイトよ。柴原亜矢っていう名前でね』
『あ・・・その言い方、春佳先輩に変装していた怪盗と全く同じです』
『アハハッ、そんな所まで完璧に真似られちゃってたの?』
まさか、そこまで似せられていたとは思わず、反射的に笑ってしまう。
『春佳センパイが言いそうな言葉選びまでされたんじゃ、余計に見破れないわ・・・』
『思えば、僕に女性の胸が備わっているのを指摘したのも、中川さんがクローゼットの中を確認しようとしたのを止めたのも、春佳先輩だったんだよね。怪盗の思惑通りに話が展開していると気付けたら、ここまで踊らされずに済んだかも』
大和の声は、マスクを取ったせいで柴原亜矢に変化している。他人と話しているようで、遠慮してしまいそうになる菜穂だが、それを気にしないよう意識する。
『そ・・・そんなのが出来るなら、もっと早く対策取れてるわ。だいたい、秋山さんに変装させられたと知った時点で、すっかり慌ててたじゃない』
『初めから柴原さんじゃなかったんだ?じゃあ、脱がしてみた結果が今の姿ってことね』
『胸が目立ちすぎるってことで、何とか脱げないかとチャレンジした結果が今の姿なんです』
『大和ってば、秋山さんの胸に見惚れてずっとポロリしていたのよね』
『み、見惚れていたわけじゃないことくらい解ってるでしょ!』
『ま、まぁね・・・』
意識しないようにとは思うが、やはり亜矢がムキになって怒っている気がしてしまい、これ以上は憎まれ口も叩けなくなった。
85
:
PON
:2013/09/27(金) 01:02:56 ID:qEbwYQQA
『それはそうと、どうするの?マスクが残っているなら家には帰れるとして、柴原さんの姿で過ごすつもり?』
『できることなら助けてもらいたいけど、今の時間から僕の家に来てもらって脱がそう、っていうのはさすがに申し訳ないよ。家族だって、顔見知りが来るとは言っても納得しないだろうし』
時間はすっかり遅くなっている。ただでさえ制服姿なのだから、どこを出歩いていても警察などの人目に付く心配がある。
『秋山さんのは?脱ぎ掛けのままだよね?』
『それは・・・もうとっくに回収されたよ。夕食の、中川さんたちが怪盗に苦しめられている最中に・・・』
『あ、アンタってば、あの場所でそんな目に遭ってたの!?じゃあ、今は完全に柴原さんになっちゃってるんだ・・・』
まさか、食事中にズボンを脱がされていたとは・・・と菜穂も春佳も呆れ気味になった。
『あーぁ・・・あのご馳走にありつきながら、充分に堪能できていたのは一人も居なかったってわけか〜』
『亜衣先輩のお言葉に甘えて、もう一度お邪魔するしかないですよね。また、同じように怪盗が出没するかもしれないけど』
春佳も大和も、自嘲気味にそう零す。
『正直、女性のまま夜を過ごすのは抵抗ありすぎるけど、明日また助けてくれるかな?剥離液を今村警部にもらいに行かないとだし』
『ほ、ホントに大和はそれで良いの!?』
『少しも良いわけないよ・・・』
『カラオケボックスとか、探そうと思えばいくらでも場所はあるのよ!?』
『もう10時近くだよ?入店規制だってあるんだし、本当に補導されちゃうよ』
真面目な性格の大和は、それを冒してまで何とかしようという気にはなれない。補導という言葉が出るだけで、万引きをして実際に補導された苦い経験まで二人の頭を過る。
このスキンスーツを脱ぐのに協力してほしい、と言ってくるのを待っていた菜穂だが、大和がそう思っているのではこれ以上は強要できなかった。
『まぁ、たった半日程度と思うしかないわね。大和くんの性格からして、おかしなことをするなんて無いだろうから、ここは我慢するしかない・・・わ』
見れば、菜穂は目に涙を浮かべていた。
これには、春佳もさすがに驚いてしまう。それと共に、ここまで大和への感情が強かったのかと思い知らされた。
『・・・朝イチよ』
『えっ、何が?』
『朝一番に集合って言ってるの!大和が、他の女の姿で過ごすなんて有り得ないんだから!』
菜穂なりに出した妥協案は、夜が明けるまでというものだった。学校で会うまでの間すら待てないというのだ。
『それは有難いけど・・・これまでだって、中川さんにさせられたりで一日以上過ごしたことあるから、そこまで急がなくても我慢できるよ?』
『私が我慢できないのよ!ただでさえ、今日は今日で寝不足なのに、二日連続で安眠でき無さそうだわ』
前日は、大和が怪盗に弄ばされて連絡が不通になり、殆ど眠れなかったという。それが二日続くというのには、さすがに大和も罪悪感が芽生えた。社会のルールを守るのを優先するという主張にも揺らぎが生じ始める。
『あなたたち、こんな遅くに何をしているの?』
すっかり話が熱くなっていたせいで、人が接近しているのすら誰も気付けなかった。
『マジ!?言ってたことが本当になっちゃったわ・・・』
春佳も、完全に惹き込まれて警戒を怠っていた。後悔しても、既にライトを向けられた状況とあってはもう遅い。
その凛とした女性の声と、毅然とした口調に観念して振り向く。そこには、想像した通り、紺の上下の制服を着た婦人警官が二人並んで立っていた。
86
:
PON
:2013/09/28(土) 15:22:24 ID:LDj1TjBg
『すみません、もう帰る途中なので・・・』
話が中断してしまったが、もはやそれを続けられるどころではない。
その場凌ぎの言葉を繋いで、逃れようとする。別に奇妙な行為をしているわけではないし、即補導とまではいかないはずだ。
『あれっ、平井さん?』
ライトの光を手で遮ると、婦人警官たちの顔が見えてくる。
『そっちは、中川さんと鹿島君じゃない?』
『あ・・・羽月さんと・・・』
『紺野!紺野涼香巡査よ!』
名前がすぐに出て来ないとみると、自分から名前を言ってきた。確かに、そこに立っているのは羽月裕美と紺野涼香の二人の婦人警官だ。
『どうしたの?こんな時間に出歩いてるなんて』
『じつは、怪盗レオンにまた出くわしちゃいまして・・・』
『また、何かされたのね?』
怪盗レオンを知っている相手とあって、話は早かった。
『そうね、鹿島君のを脱がすためとはいえ、どこかで・・・っていうのは警察としても了承しかねる話ね』
『でも、さすがに一夜をそのままでいるのも、彼にとって不便だろうし・・・ここは、車内で脱いでもらうっていうのはどうかしら?』
『えっ、パトカーの中ですか?』
『署に行くのでも良いけれど、ここからだと離れているからね』
『ちょうど、そこのパーキングが空いているから、一番奥に停めるわ。あそこならば人目にもつきにくいでしょ?』
裕美が向こうに停めていた車両を運転し、スムーズなハンドル捌きで停める。
『さぁ、行くわよ!大和っ』
裕美が下りてくるなり、すぐさま後部座席に引き込んだ。
『あ・・・すみません、暫くの間お邪魔します・・・』
『そうだ、菜穂ちゃん!このカッター使って』
『ありがとうございます』
本当ならば、春佳も助手席に・・と思ったのだが、居づらさもあって、裕美たちと外で見張り役となった。
87
:
PON
:2013/09/28(土) 15:23:42 ID:LDj1TjBg
『のんびりしていられないからね、私に任せるのよ』
『じゃあ、目つむっておくよ・・・』
服を脱がし、少女の柔肌が現れてくる。
胸の膨らみを覆うものは何もなかったが、ズボンを脱いだその下にはインナーとストッキングが穿かされていた。しかも、その布地には大和の分身と一目で判る膨らみがある。
『・・・・・』
何も言わないのは、その痛々しく潰された様に閉口しているからだ。その締め付けから解放してやると、亜矢のワレ目から逞しくそそり立ったモノが菜穂の眼前に現れた。
『いくら僕の身体は見えていないとはいっても、これは恥ずかしいな・・・』
柴原亜矢の姿と声で、大和がそう漏らす。
『し、自然の摂理・・・ってヤツなのよね?』
『そりゃあ、そうだよ・・・羽月さんたちに見られてないよね?』
『背中を向けてくれているから、見えていないと思うわ』
『付き合ってる彼女に見られるのだって、恥ずかしいっていうのに・・・何だか、情けなくなってくるよ』
『わ、私だけで済んでる分、まだマシって思っておくことね』
スキンスーツの胸の谷間を摘まみ上げると、薄手の皮が浮き上がる。接着液は使用していなかったと安心し、浮かせた箇所にカッターを突き立てた。
『まぁ、コレで終わるなんて期待していなかったけど・・・』
亜矢の胸の下から零れ出たのは、菜穂と同じほどの美巨乳だ。ポロリと現れた胸の重さに、大和もどれほどのサイズだろうかと、つい想像してしまいそうになる。
『あの時、柴原さんのを脱がせなくて大正解だったわ。この胸は、どうにも隠しようがないもの』
『きっと、また恩着せがましいことを言われるんだろうね。柴原さんのを脱がそうとするのを止めたのは、春佳先輩に変装した怪盗レオンだったわけだし』
マスクから顔を抜き取って全てを下ろすと、桐原桃美の全身が見られるようになった。亜矢の膣襞が剥がれて、今度は名器を備えた桃美のワレ目が咥えてくるとあって、大和も声を押し殺すのにはとても苦心した。
『達也さんの写メに居た女性だわ・・・どうせ、この後の伏線にでもなっているんでしょうよ』
『別に、そんな予告しなくても良いのにな。はぁ・・・』
ため息をつけば、それだけで胸がプルプルッ・・と弾む。わざとやっているわけではない、扱い慣れないからこそ、こうなってしまうと理解はしているものの、桃美の顔と声でそのスタイルを眼前にするのは、菜穂にとっては面白くないものだ。
『あと何着あるのか分からないけど、接着液が使われていないことを祈るばかりね』
それはもちろん大和とて同じだ。脱がされるごとに女性器は大和のモノに快感を与え、残された女性たちの身体は勃起したモノを咥えて締め付ける。
まさか、菜穂の見ている前で精液を飛ばすなど、絶対にしたくないという思いが、並々ならぬ根性を与える源となった。
88
:
PON
:2013/09/28(土) 15:25:59 ID:LDj1TjBg
『なかなか、脱げ切らないみたいね』
『そうですね。私たちにはわからない辛さっていうのかな?ああいう被害に遭ってしまうのは、男性ばかりのようだから。それに引き替え、私たち女性は顔も性別も分からない謎の怪盗に、自分の何から何までを盗まれてしまうのね・・・』
『眠らされているうちに、というのが殆どのケースなのが、せめてもの救いと思うべきなのかしら』
パトカーに身体を凭れ掛けた裕美と涼香が、それぞれ腕組みをしながらそんな会話を交わしている。パーキングを照らす街灯は僅かしか届かない分、彼女らの肌色ストッキング脚も鈍く光る。それは、春佳の足元も同じで、春佳の制服はミニに裾上げされている分だけ、その範囲は広くわたっていた。
『あっ、“眠らされる”って言えば・・・』
『どうしたの?携帯なんて取り出して』
『眠らされる直前に、携帯の録音機能を入れておいたんです。もしかしたら、何か重要な事でも喋るんじゃないかと思って』
『タダでは引き下がらないってこと・・・何だか、警察じみてるわね』
『羽月さんてば、自分が警察官なのに他人事ね』
『い、いえ・・そういうつもりじゃなくて!本当に良く頭が回るなぁ〜って思ったので』
怪盗の性格も熟知している春佳ならではの機転に、裕美も舌を巻く。
『別に、今村警部から教えてもらったことを実践したまでですよ』
春佳は、しれっと話しながら携帯を操作した。
“・・・春佳たちは、私の偽物のおチンチンを見てどう思ったかしら?私も、本物の男のヤツが勃起した気分を味わえて楽しかったけどね・・・”
聞こえてきたのは、自分と同じ声だ。あの時、怪盗は眠りに落ちる直前になって春佳に変装してみせたのだから、自分の声が聞こえるのも当然なのだが、卑猥な言葉を発しているのには虫唾が走った。
“ふぅ〜・・・涼しい♪何十着もコスプレをして、さらにその下にも何十人もの女の皮の重ね着だもの。さすがに息苦しい気がするわね”
メリメリと微かな音が聞こえると、怪盗の声も変化した。その声に耳を凝らすが、聞き覚えがないように感じる。
“でも、さすがにシャワーは無理だし、ウェットシートで我慢するしかないようね”
『怪盗レオンって、本当に女性なの・・・?』
『ちょっと、静かにしてもらえますか?』
『あっ、ゴメンなさい・・・』
“さぁ、さっさと私の正体を隠れ蓑に入れなきゃ”
続けて聞いているうちに、春佳は気難しい表情になっていた。
“うぅ・・・ん、春佳の喘ぎ声を聞きながらアソコとお尻の穴に二本ずつ挿入させるのも楽しいものだね。もぉっ、春佳の変態っ♪こんなにガバガバに・・・”
まだ再生の途中ではあったが、春佳は止めてしまった。
『さすがに、これは我慢できないわ・・・』
涼香が、春佳に同情して言葉を掛ける。
『いえ、それは慣れっこですからそれほど気にしないんですけど』
確かに、春佳は怒りに震えた様子も無く、クールな反応だ。携帯をさらに操作して、画像フォルダを確かめる。そこには、春佳に変装した怪盗が痴態を晒して写り込んでいるのが何枚も表示されていた。それを知っていながら、わざわざ拡大するはずもない。
『おそらく、録音内容は捏造した物ですね。私が眠らされた時間と、録音した時間がズレてますし』
『そうなの・・・では、怪盗レオンの正体を掴む証拠とはなり得ないのね?』
『そうですね。羽月さん、この音声と画像は残しておいた方が良いでしょうか?』
『えっと・・・本物の証拠でないなら、消しても良いのかしら?・・・紺野さんはどう思いますか?』
『残しておくべきよ。本物であろうとなかろうと、まずは今村警部に知らせないと』
『・・・そうですよね。では、改めて今村警部に報告します』
『私たちからも伝えておきましょうか』
『いえ、それには及びません。早いうちに今日の出来事も伝えないといけないと思っていましたし・・・』
そこまで話したところで、車の扉が開いた。
89
:
PON
:2013/09/28(土) 15:28:18 ID:LDj1TjBg
菜穂が先に出て、後から大和も続いた。見掛けは、これまでと何ら変わりは無い。
『菜穂ちゃん、どうだった?』
『脱がすには脱がしたんですけど・・・最後の一つだけ接着液を使われてました』
『全部はダメだったんだ・・・あれっ、どうして最後だってわかるわけ?』
『いえ、厳密に言うと最後かどうかは分からないんですけど・・・身体は脱げたのに、マスクだけは接着液が使われていて・・・』
『なにそれ?随分と不完全なやり方をしてくれたわね』
『まったくですよ!始めから、ぬか喜びさせるつもりだったんでしょうけど』
『どういうわけか、残りのマスクというのが中川さんの顔マスクで・・・』
大和はマスクを捲り上げ、菜穂の顔を現す。
あるべき制服姿の菜穂と、男子の制服を着た菜穂が居るようで何とも奇妙だ。
『ただ、それでもここまでできた上での結果なら、私も諦めがつきます。後は、明日になったら今村警部に・・・あっ、そうだ!紺野さんと羽月さんからも、伝えておいてもらえると・・・』
『そのことなら心配いらないよ。私も今村警部とお話ししたいから、この後に連絡しておくね』
菜穂の申し出を春佳が遮った。
『あっ、そうですか?では、春佳センパイにお願いしちゃいます。すみません、今の話は無かったことにしておいてください』
『えぇ、それは構いませんよ』
涼香と裕美が、にこやかに微笑む。
『ところで、車内に忘れ物はありませんか?怪盗レオンの証拠品なら、いくらでも置いていって構わないですけどね』
『そうですね〜♪預かってもらえるのなら、それが一番有難いんですが、後で怪盗レオンが回収に来たりすると、また言い掛かりをつけられるかもしれないんで』
本音を打ち明けながら、互いにクスリと笑い合う。
『それじゃあ、やれるだけのことはやれたし、もう帰ろうか』
『はい。これ以上遅くなると、本当に家族に心配掛けちゃいますしね』
大和は、手にした自分の顔マスクを菜穂マスクの上に被せた。
『鹿島君も、すっかり慣れてしまったようね?怪盗のマスクの脱着するのは、結構難しいって聞いたわよ?』
『こんなことを褒められても嬉しくないんですけどね・・・中川さんなんて、スキンスーツの脱着まで慣れてしまったんですよ』
『好きで慣れたわけじゃないのにね。それだけ、アイツらのお遊びに付き合わされている証拠だわ』
『二人とも、早く帰るんでしょ。電車の数が少なくなるから、急がないと』
春佳にそう急かされて、菜穂たちは荷物を抱えた。
『それでは、失礼します』
『パトカーを使わせてもらって、ありがとうございました』
三人は、裕美たちにお辞儀をすると、急いで駅に向かって駆け出した。
90
:
PON
:2013/09/28(土) 15:28:41 ID:k2fKzKyk
『それで、明日はどうするの?』
『明日って?』
『朝イチで集まるかどうか、に決まってるじゃない』
菜穂たちは、ホームで電車を待つ間、翌日のことを話し合っていた。
『羽月さんたちが現れるまで、朝イチで集まるってさんざん訴えてたのは、中川さんなのに・・・』
『そ、それは大和のことを思って言ってあげてたのよ!きっと、お風呂にだって入れないし、着替えだって不便でしょ?でも、今ではこうして顔を残すだけになったから、もう放課後で良いんじゃない?』
『春佳先輩は、それで良いですか?』
別のことを思案していた春佳は、返事のタイミングが遅れる。
『あ・・・うん。放課後で良いよ』
『じゃあ、そういうことで』
春佳の様子が気になった二人だが、それ以上は詮索しなかった。
91
:
PON
:2013/09/28(土) 15:29:12 ID:LDj1TjBg
『・・・ぬかったかもな』
『えっ、何がです?』
ハンドルを握る羽月裕美が、助手席の紺野涼香に尋ねる。
涼香は、座席を深めに倒して手を頭の後ろに組んでいた。上体を反らしているせいで、大きな胸のラインがとても艶めかしい。
そして、肌色のストッキング脚が伸びるスカートは、既に太腿丈にまでずり上げてあり、その奥まで見えそうな姿は、もはや婦人警官らしからぬ大胆な格好だ。
一方、羽月裕美も、胸のボタンを外してスカートをずり上げている。夜中の運転とあって人目にはつかないが、やはり婦人警官としてはあるまじき姿だ。
『前からそうだが、あの平井春佳って女子高生はかなりのキレ者だってことだよ。・・・羽月巡査の軽はずみな答えのせいで、すっかり怪しまれてしまったわ』
『あぁ〜・・・やっぱり、ですか?会った瞬間はそうでもなかったのに、少し話しただけで一気に探られてる感じになりましたよね』
『よっ・・・と。わざわざ、今村警部に相談することを羽月巡査に尋ねた所なんて、もう疑ってますって言ってるようなものだったわ・・・』
身体を起こした涼香は、スカートをずり上げたまま後部座席に移動する。裕美は、涼香のタイトスカートから覗くピンクのハイレグ衣装の切れ込みに目を奪われた。
『余所見するのは構わないけど、事故ったりしないでくれよな。婦人警官コレクションタイムは始まったばかりなんだから。私は、紺野涼香の次は誰だったかしら・・・』
男性口調と女性の口調を混じらせながら、涼香は制服を脱ぎだした。
そして、その数分後には、それまで車内に存在していなかったはずの篠宮あかねが運転をする。その後ろでは、裸になった裕美が脱皮をし、小早川夏美へと姿を変えていた。
『ふぅ・・・やっと楽になったわ』
『一気にGカップ巨乳にまでサイズアップしちゃったね。でも、あまり弄り回してないでよ?今度は、あかねが脱皮する番なんだから』
ハンドルを握りながらではあるが、制服のボタンを外して胸を露出し、スカートもずり上げている。
『じゃあ、私はちょっと婦警から寄り道して、平井春佳にでも変装しようかな。将来の婦人警官候補だから、先取りって具合にね』
『私、平井春佳の方が好みかな〜って思うんですよ。中川菜穂も悪くは無いんですけど、胸が大きすぎるのがね・・・』
『何よそれ。小早川夏美と中川菜穂は同じGカップなのよ?』
路地に車を停めたあかねは、マスクと上半身を脱いで春佳の裸体を晒しながら後ろを振り返った。
『私の巨乳も悪くないけど、やっぱりDカップくらいの巨乳が一番落ち着くんでしょうね。ルックスも、春佳の方が好みだし』
ふにゅっ・・・と胸に手を触れた夏美の手を、春佳は軽く叩く。
『贅沢言ってるわ・・・私の仲間になった途端、女の身体にも免疫できたってトコロかしら?』
『そうですね〜♪人生が一気に変わりましたよ。スキンスーツが手放せなくなるほど、男から女モードに・・・ね☆』
『それじゃあ、早く完璧な変装術を身につけて欲しいものね。私にあっさり正体を見抜かれるようじゃ、まだまだ未熟だわ。私の立っている横で胸を摩っていたのだって、簡単に見抜かれていたわよ。それだと、憎き怪盗レオンを欺くのなんて、何年も先の話ね』
『は〜い。わかりましたよ、春佳センパイ♪』
制服を着ることなく続けて脱皮をした夏美は、中川菜穂の裸体を惜しげも無く晒し、バイブを咥えたワレ目を指でパックリと開いていた。
『まったく・・・菜穂のGカップ美巨乳を揺らしておいて、どこが春佳の巨乳が好みなんだか♪』
呆れたような素振りで胸を摩っていた春佳も、暗がりの車内で脱皮を試み、婦警コレクションの再開とばかりに江口咲子へと変装を遂げていた。
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