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1
:
PON
:2013/07/18(木) 16:25:11 ID:/iRaz9lk
『深浦さんは、いつから亜衣センパイのお屋敷に勤め始めたんですか?』
『そうですね・・・もう、2年くらいになるでしょうか』
『違うでしょ、美里さん。私が中学生の時に来たんだから、もう3年目に突入してるよ』
『あれっ、そうでしたか?』
亜衣の指摘を受け、申し訳なさそうな様子を見せるのは、琴海たちが捜している張本人、深浦美里だ。
琴海たちが美里を捜しに出て間もなく、美里がこちらへと顔を出した。そのまま、亜衣に引き止められて今に至る・・・そのような状況だ。
『先任の方から引き継いで、もう3年にもなるんですね・・・』
『今では、一番の古株だからね』
『深浦さんが一番古いんですか?まだ、全然お若く見えますけど・・・実は、アラサーとか?』
『し、失礼なこと言わないでください!まだ、年は22です!』
『あ・・・ですよね〜!』
美里が強い調子で言うのを見て、慌ててフォローをする春佳だった。
5
:
PON
:2013/07/18(木) 16:44:18 ID:/iRaz9lk
『そういえば、菜穂ちゃんの言うとおりだね。早く、皆を呼び戻して美里さんのコイバナを・・・』
『あ、亜衣さん!お願いしたそばから・・・』
美里は、思わず声を荒げてしまう。
『アハハッ、冗談に決まってるじゃん♪』
亜衣は、そう言って軽く笑い飛ばすが、本当に冗談で済ます気があったのだろうかと全員が感じていた。
『ねぇ、琴海!とにかく、千鶴ちゃんたちを呼び戻して・・・』
『あの・・・琴海先輩は、亜衣センパイが・・・』
『あ、そうだった・・・』
当てにしていた琴海は、亜衣が自分で美里捜しに向かわせていた。ということは、ここに残っているメイドは美里だけである。
『では、私が皆を呼び戻して来ますね!』
これぞ渡りに船、と美里がスクッと立ち上がる。
『だから、美里さんはここから動いちゃダメだってば!』
亜衣が、この機に乗じて逃げ出そうとした美里の手を再び掴んで座らせる。
『あの・・・でも、私が行かないと皆を呼び戻せませんが』
『うーん、せっかく盛り上がってきた所だけど・・・しょうがないから私が行ってくるよ。それまでは、4人で話してて!菜穂ちゃんたちも、それで良いよね?』
『え?私たちは、全く構いませんが・・・』
『じゃあ、急いで捜してくるからよろしく!』
そう告げると、亜衣は居間を出て行った。
6
:
PON
:2013/07/18(木) 17:14:28 ID:/iRaz9lk
『えっと・・・何を話しましょうか?』
美里は、この面子で何を話すべきかと困っている。
『じゃあ、深浦さんのコイバナ・・・』
『だから、ダメですってば!・・・失礼しました・・・』
菜穂の提案に言葉を被せる美里だが、またも取り乱してしまったことに恐縮し、シュンとなってしまった。
『あの・・・この際だし、亜衣先輩も居ないからハッキリさせておきたいことが一つだけあるんだけど』
そう切り出した春佳は、それまでの明るい表情から真剣な面持ちに変わっていた。どうやら、冗談を言うつもりでは無さそうだ・・・そう感じた3人は、春佳のことを見つめ、コクリと頷く。
『まぁ、ハッキリさせておきたいというか・・・深浦さんに聞いておきたいことがあるんです』
『私のことで・・・ですか?何をでしょう?』
特に、何の心当たりも無い美里は、キョトンとして尋ねる。菜穂と大和も、似たような表情で聞き入った。
『単刀直入に言います。ただ、菜穂ちゃんたちも含めてだけど、大きなリアクションは避けてくださいね?』
一応、念を押すだけの前置きをしてから、春佳は、
『“怪盗66号”、もしくは“怪盗レオン”という呼び名に心当たりはありませんか?』
と、まさに単刀直入に尋ねた。
『ぇっ!?』
自分たちと関係の無い美里の居る前で、いきなり何を言い出すのかと、菜穂と大和は揃って春佳に呼び掛けそうになった。だが、大きなリアクションは取るまいと、咄嗟に言葉を呑み込む。
『皮みたいなペラペラな肌色の物を使って、主に若い女性に変装する変質者なんですけど・・・』
菜穂たちの驚きをよそに、春佳は話を続けていたが、そこで話を止めた。
美里が、口に手を当てて唖然とする様子が、もはや全てを物語っていたからだ。
『やっぱり・・・ね』
『やっぱり、ってことは・・・深浦さんが、怪盗レオンの変装なんですか?』
『違います!私は、本物の深浦美里・・・』
『そのとおり、この深浦さんは本物だよ』
美里の主張をフォローするように、春佳が言葉を被せる。
『では、“やっぱり”というのは・・・』
『深浦さんも、既に私たちと同じ目に遭っている・・・ってことよ』
『そ、そうなんですか!?』
衝撃のまま尋ねると、美里は戸惑いながらコクンと頷いた。
7
:
PON
:2013/08/12(月) 01:02:45 ID:OSpPCQuY
『それで、いつ頃からアイツが?』
『もう、何ヵ月も前からです。初めての接触で、いきなり拉致されてしまいました。ご覧の通り、河原家はこの近辺では一番の邸宅ですから、金品目当ての泥棒が出没したのかと思っていたんですが』
美里は、真剣な眼差しで切々と語り始めた。
『ただ、泥棒と大きく違うのは、達也さんと私にだけは早々に正体を明かして来たんです。もちろん、正体を明かすと言っても、本当の姿を見せるのではなく、皆さんもご存じのように、私たちに近しい誰かに変装しつつ、自分は怪盗であることを知らしめるといった形で、ですが』
『生活環境の違いのせいか、私たちとは違ったパターンですね・・・』
『中川さんは、どのようにして被害に・・・?』
今度は、美里がこれまでの経緯を菜穂に尋ねて来た。
『えっと、私の場合は・・・』
そもそもは、大和に万引きをけしかけたが、失敗をしたため警察に菜穂ともども補導され、そこで怪盗の目に留まったことが発端である。
だが、それを正直に言えるはずがなく、口籠ってしまたところへ、大和がすかさずフォローを入れてきた。
『僕と中川さんが一緒に居たところ、たまたま怪盗66号に見つかってしまったんです。ただ、その時は僕たちも小説に出て来るような変装名人の怪盗が実際に存在するとは思っていなかったので、まんまと罠に嵌ってしまって・・・』
『ということは、怪盗は初めからお二人のことが目当てだったと・・・あらっ、ちょっと待ってください?先程、平井さんも言われていた、怪盗66号というのは・・・?私が被害に遭ったのは、怪盗レオンという名前ですよ?』
変装怪盗からの被害者の立場という点では同じだが、微妙に話が違っている点に美里は疑問を抱く。
『あ・・・っと、そうですね。話がややこしくなるので、私の方で掻い摘んで説明しますね』
『はい、よろしくお願いします・・』
『話を聞いた感じでは、美里さんの周りで怪盗からの接触を受けているのは、ごく限られた方だけのようですが、私たちの場合は警察も含めた多くの人が絡んでいるんです』
『け・・・警察!?』
『そんなに驚くことでもないですよ。それよりもっと驚くことがあって、実は変装の名人とも言うべき怪盗は、最低でも二人は存在しているんです。これは、このエリアを管轄する警察署の警部さんたちも認めてます』
『はぁ・・・』
『ただ、警察署内では名前も知れていますけど、この界隈で大きな騒ぎになっていないのは、変装術を駆使して誰かを騙し回るだけの愉快犯だから・・・ってことなんです。しかも、催眠術を使うので、被害に遭ってもその記憶は操作されてしまいますから、この近辺も見掛けは平穏ってことになっています』
『・・・と言うと、河原家のように貴重品を盗まれたというケースは稀なことになるわけですか?』
『はい。盗みを働いたのが怪盗66号なのか、怪盗レオンなのかまでは分かりませんけど・・・』
『つまりは、私たちも二人の怪盗からの接触を受けている可能性があると・・・』
変幻自在に姿を変える変装名人が一人ではないと言われても、まだいまいちピンと来ていないようだ。だいたい、そのような人物が一人いるだけでも衝撃なのだから、それが増えても大きな変わりは無いといったところだろうか。
『あと、ここからは私の推測ですけど、怪盗66号に比べて、怪盗レオンの方がほんの少しだけ愉快犯度が高い気がしているんです』
『愉快犯度?あの・・・どう高いんでしょうか?』
『泥棒するために変装を利用するのが怪盗66号で、変装を駆使して周りを騙したり、変装された本人を侮辱する行為に及びまくるのが、怪盗レオン・・・というのかな・・ただ、怪盗66号だって完璧な変装を誇示しようと、淫らな行為に及んだりしてるんですけどね』
『はぁ・・・?』
春佳の直感や洞察力は、美里に限らず菜穂たちだって舌を巻く。それが伝わらないのは、言わば仕方のないことだった。
8
:
PON
:2013/08/12(月) 01:03:16 ID:OSpPCQuY
『はぁ・・・まさか、私たちも平井さんたちと同じように、複数の怪盗と対峙していたなんて、信じられません・・・』
『言っておきますが、怪盗の性格分析に関しては、あくまで推測上の話です。でも、単体であろうと複数であろうと、大きな違いは無いですよ』
『あの変装のせいで、さんざん嫌な目に遭わされてますもんね。深浦さんだって、相当嫌なことされたんじゃないですか?』
まさか、自分や知人の姿でバイブを咥えた痴態や、破廉恥な格好を晒されたなどと説明できるはずも無く、ただ無念そうに頷く。
『それで、深浦さん以外は・・・』
『あの、話を逸らしてすみませんが・・・私のことは、名前の方で呼んで頂いてよろしいでしょうか?』
『えっ、名前で?』
『・・・良いんですか?』
『いつも、皆さんからもそう呼ばれていますので、その方がしっくり来るんです』
『そういうことでしたら、遠慮なく・・・』
そう頼まれたことで、菜穂たちも、この短い間で距離が縮まったように感じた。
『それでは続きですけど・・・美里さんの周りで、怪盗のことを知っている方は他にいらっしゃるんですか?』
『えぇ。達也さん・・・亜衣さんのお兄さんが』
『あぁ〜!美里さんの・・・』
菜穂がそこまで言い掛けたところで、珍しく大和の方から小突いて来る。
『あ・・・っと、すみません』
バツが悪そうに謝るのを見て、美里も悪気があったわけではないようだと受け流した。
『達也さんは、私よりも先に怪盗の接触を受けていたそうです。私に変装して現れた怪盗は、達也さんを拉致して、アジトらしき場所へ運び込んだらしく・・・私も、その後に罠に落ちて同じ場所へ運ばれてしまいました』
『アジト!?それって、かなり広い場所でしたか?』
アジトに運ばれた経験のある春佳と大和は、思わず声を揃えてその話に飛びつく。
『それは何とも・・・運ばれた時も運び出された時も、眠らされていましたので。ただ、達也さんは何か覚えているかもしれません。それに、他にも被害に遭われた方もおられますので、その人も知っているかも・・・』
『・・・他にも、怪盗の存在を知っている人が居るんですね』
『はい。ご存知ないとは思いますが、達也さんと同じ大学に通っている、秋村麗那さんと桐原桃美さんという方です。先日、ミレーズにいらしてたのなら、本人であれ怪盗の変装であれ、きっと見掛けるくらいの機会はあったかと。お二人とも、そのお店でアルバイトされていますから』
警察ともコンタクトを取っている春佳たちなら、麗那と桃美のことも明かしても良いだろうと美里は判断した。
『麗那さんと、桃美さん・・・その名前に、なんか聞き覚えがあるような気もするなぁ。ね、大和?』
『ミレーズでなくとも、怪盗の変装を介して見たことあるんじゃないかと思うなぁ・・・』
『大和くんの言うとおり、顔と名前が一致していないだけで、きっと私たちも知っている人だと思います。・・・実は、私が美里さんに怪盗のことを尋ねた理由も、そこにあったんです』
『“そこ”・・・とは?』
『怪盗の拘りというか・・・ルックスとかスタイルが気に入った女性に化けて、自分の好きな格好や行為を、誰彼かまわずに見せ付けるのが好きらしいんです。だから、私たちも美里さんのことは怪盗の変装で知っていました。美里さんも、菜穂ちゃんに見覚えがあったんじゃないですか?菜穂ちゃん、怪盗に大いに気に入られてますから』
『えぇ、仰る通りです。きっと、達也さんも中川さんのことは知って・・』
そう語る途中、突如居間の扉が開いた。そのため、美里たちはサッと会話を中断するのだった。
9
:
PON
:2013/08/12(月) 01:04:02 ID:OSpPCQuY
『ねぇ、亜衣〜!美里さん、どこにも・・・』
入って来たのは、捜しに行っていた西浦琴海だった。
『あれっ、美里さん!どこに居たんですか?皆して、捜し回ってたのに』
『ごめんなさい、今、それで亜衣さんが皆さんを呼び戻しに行っているんですが、会いませんでしたか?』
琴海を迎えようと立ち上がる素振りを起こす美里。だが、隣に座る春佳が彼女の手を握っていた。
『美里さんが戻って来たなら、私もここで待ってよぉ〜っと♪』
琴海は、大和の隣に座ると、飲みかけになっていた紅茶をコクリと口に含む。
『ふぅ〜・・・走り回って疲れちゃった♪』
フリルのついたブラウスの胸元を浮かせ、パタパタと空気を仰ぎ入れる琴海。首に付けたリボンのせいで胸の谷間が全開とまではならないが、トップスに包まれた琴海の巨乳が、隣に座る大和にはチラチラと見えている。
『こ、琴海さん!お客様の居る前で、はしたない・・・』
『漸く、お出ましになったわね』
注意をしようとする美里の横から、春佳が口を挟んできた。
『えっ?平井さん・・・?』
『おおかた、満足のいく収穫を得たから姿を見せた・・・ってところなんでしょ?』
大和は、隣に居る琴海を見遣る。すると、チラリと目を合わせ、さらに胸元を開いて見せた。
『ククククク・・・』
いつもの明るい声ではあるが、琴海らしからぬ禍々しい笑いを見せている。そして、春佳からの指摘を否定せずに、スカートを捲って股間にあるモノを大和に触れさせた。
10
:
PON
:2013/08/12(月) 01:05:00 ID:OSpPCQuY
琴海の下半身を覆うのは、超ハイレグTバックのビキニだ。その白い布地のサイド部分は紐になっていて、股間に触れる布には男性器の形が浮かぶ。
『これまでに大和くんが見た、どの男のモノよりも大きいんじゃない?』
手に感じたサイズは、確かにこれまでに見たことの無い太さ、大きさだ。
『あまり擦り過ぎないでね?ペニスサック越しとはいえ、刺激は伝わり易くできてるから』
ペニスサックと聞いても、この場に居る誰もが、何のことかハッキリと解らない顔をしている。
『ペニスサックって言うのは、こういう物だよ♪』
大和の手を退け、琴海はスッと立ち上がる。捲り上げたスカートの下にあるビキニには、大和の手が触れていた男性器の形状が浮かんだままだ。
ビキニに押し込められた状態がとても痛々しいが、ビキニの紐をスルリと解けば、男性器を模った半透明の物が、ストッキングの穴からブルン!と弾けるように飛び出た。
『どう?立派なモノでしょ♪琴海のアソコから生えているヤツに、被せてみたんだ☆』
被せた容器には、男性器を思わせる肌色と、ソレを咥えてパックリと開く紅色の女性器が透けて見える。
だが、そんな光景を直視したくないと、全員が視線を逸らす。しかし、ここに居る全員が、怪盗を視界から消してしまった後の怖さを知っているため、完全に目を逸らすことはできない。
『ククッ・・・でも、こうしたせいで、ストッキングをダメにしちゃったんだよね。このスキニーベージュに、パールベージュ、直穿きしたシナモンベージュも、全部私のお気に入りだったんだけどな〜』
一回り大きい男性器のサイズピッタリに開けられた丸い穴は、重ね穿いた全てのストッキングに作られている。
『それで、これから何をするつもりなの?』
『目的がなきゃ、現れちゃいけない?』
『・・・確かに、変態愉快犯には愚問だったかもしれないわね』
琴海と春佳が、喧嘩腰に会話しているように見えてか、美里も心配そうだ。
『変態愉快犯ね・・・もう少し、私の変装術を認めるような呼び方をして欲しいものだけど』
すると、琴海は捲っていたスカートの裾を戻した。ペニスバンドを装着した股間のモノが隠れれば、外見上は完璧なまでに西浦琴海となった。
11
:
PON
:2013/08/12(月) 01:05:40 ID:9cSorL8U
『そういえば、私が来るまで何の話をしてたんです?怪盗レオンと、怪盗66号の二人が、どうのこうの・・・って辺りから受信器の具合が悪くなっちゃったんですよね』
座り直した琴海は、胸のボタンを外しながらそう尋ねる。会話の一部を知っているということは、確かに盗聴はされていたようだ。
『接触不良でも起こしちゃったのかな〜?』
誰からも返答は無いが、初めから期待していないとばかりに、琴海はベアトップビキニを身に着けただけの胸を露わにしていた。
水着にはコードが浮かんで、それは耳にまで届いている。
そのコードをグイグイと引っ張れば、ビキニの内側ではニプレスを貼った乳首が痛々しく引き摺られているのだろうと想像できた。
『ほらぁ、大和くん。私の受信器、さっきからノイズしか聞こえないのよ?』
外したイヤホンを大和の耳に差してくるのを、慌てて躱そうとする。しかし、その手を掴むと、ビキニの中に誘って胸に触れさせ、大和の身体が硬直したところで、易々とイヤホンを入れてしまった。
『それくらいのディフェンスじゃ、私には勝てないよ♪これ以上嫌な目に遭いたくなかったら、このまま私のビキニの中に入れておくことね。ちゃんと、聞こえるようになったら、手を離しても良いからさっ』
脅しにも似た口ぶりで、大和の動きを封じた琴海。ビキニから零れ出る大和の手には、琴海の美巨乳の感触と、ニプレスの内側から伸びるコードの存在がしっかりと伝わっていた。しかし、このままでは終わらせないとばかりに、大和の手と胸の間に手をねじ込んで、ニプレスまでも剥がし取ってしまった。
『まだ、ノイズが入るなぁ〜・・・大和くんの方は聞こえるようになった?』
琴海は、左右の乳首から伸びるコードをクイックイッと引っ張り、感度を直そうとしている。琴海の乳首が、悲鳴を上げるかのようにして引っ張られるのを、その手に直に感じてしまい、どうしたらよいものかと大和はドギマギするばかりだ。そのうち、胸の内側から固い何かが盛り上がってくる感触があった。それが、受信器本体であるらしい。
『ねぇ、聞こえてる?琴海の85センチのFカップ巨乳の触り心地に酔いしれてるだけじゃダメなんだよ?』
大和の顔を覗き込みながら、ビキニの上から大和の手を握る。余計に、琴海の胸の質感がふにゅふにゅと感じられ、顔全体が真っ赤になった。
『ちゃ、ちゃんと聞こえてますから・・』
『ほんとにぃ〜?じゃあ、左のオッパイの方だけが調子悪いのかな?』
コードを抜き取って、またコードを突起にグリグリと差し直す。ビキニの中での行為とはいえ、ビキニを浮かせて大和に見えるよう仕組んでいる。
『うーん、やっぱりダメみたいだな。新しいのと交換しなきゃ』
『まさか、今ここでやるつもりですか?』
大和は、嫌な予感を口にする。
『当たり前でしょ♪すぐにでも盗聴できるようにしたいんだから』
すると、琴海は胸に触れさせた大和の手を抜き取ってやった。もっと苦しめられると思っていただけに、やや拍子抜けだと感じつつも、大和は無意識にズボンで手を拭いていた。
『アンタがここに居るのに、盗聴する意味なんてどこにあるんだか・・・』
『チッチッ、解ってないなぁ〜♪盗聴するのは、何も菜穂ちゃんたちに限ってないってことだよ』
ニコッと琴海らしい微笑みを返しつつも、彼女の手は自分の胸を力強く握り潰していた。それを見た瞬間、全員が何が起こるかを想像する。
そして、想像に違わない、琴海の皮がブチブチッ!と引き裂かれる音がした。
12
:
PON
:2013/08/12(月) 01:06:33 ID:OSpPCQuY
『みんな行動が早いね〜♪こんなに魅力的な美巨乳が零れ出たのに、一斉に目を逸らしちゃうんだからさ☆』
胸の谷間に裂け目を作って、新たな女性の胸を晒け出す行為は、嫌というほど見せられている。だからこそ、拒否反応も早くなるというものだ。
『でも、瞬間的に目を逸らしても意味は無いよね。私のことを注視していないと、このあと・・・』
みなまで言わなくとも分かっているとばかりに、全員が渋々注目をする。
『そうそう。私のオッパイを見ないなんて、もったいないよ?しかも、私のEカップの下から一気に4人分だからね』
谷間に作った裂け目は深く、胸を捲ってもまだ傷は残っている。胸をピラッと捲れば、琴海のよりも小さなサイズの膨らみがあった。
だが、その裂け目を広げれば、胸を押し開くようにしてたわわな胸が現れてくる。
『琴海のオッパイの下にあるのが、79センチBカップの平井夏穂でしょ。それから、これが深浦亜樹の86センチFカップ巨乳で、あとは中川美菜の97センチHカップ巨乳と、中川友香菜の101センチIカップ爆乳が隠れてるわ♪』
夏穂に続いて、亜樹の乳房、美菜の乳房・・と、次々に胸を開いて見せる。
『受信器は、隠す容量が一番多い友香菜の中・・ってね♪それで、ビキニを着ている巨乳の女の子が、中川菜穂って順序になってるの』
友香菜の胸だと説明するその下は、ストラップの無い、四角い布地を纏っただけの巨乳がある。
『さっきの雑談が真実だって証明、私が代わりにしてあげた格好だね。美里さんと菜穂ちゃんの家系って、本当に巨乳揃いなのが判るでしょ?』
一着ずつ胸を浮かせれば、コードに貫かれた乳首までが見える。友香菜の胸の内側に手を忍ばせれば、コードのソケットの備わった黒い受信器が取り出された。その代わりを取り出そうと、琴海は少しだけ腰を浮かせて直穿きしたストッキングの中に手を忍ばせた。捲れあがったスカートの中が見えようと、構わずに肛門の中をグリグリと弄り、同じ形式の物を取り出している。
胸を見せ付け、下半身を弄るといった、琴海の姿で痴態を晒されるのに我慢できなくなった春佳は、言葉で挑発した。
『果たして、アンタの言っている女性たちが本当に隠れているのかしらね?実際には別の女性の変装なのに、そう言うことで、私たちの動揺を誘っているだけなんじゃないの?』
『あっ、信じてくれないの?この夏穂の小さなオッパイや、ペニスバンドを装着したモノに貫かれているアソコだって、この前に入手したばかりの最新のモノなのにな』
怪盗は、夏穂の声を操りながら友香菜の胸に手を入れて受信器を交換した。その出来栄えを確かめようというのか、コードに貫かれた夏穂の乳首をコリコリと弄ってみせる。
『だいたい、用意周到で常に誰かの姿を借りていないと何もできない臆病者が、この場で実用性の無い変装を用意するとも思えないわ』
『ふぅーん・・・そこまで言うなら、お姉ちゃんに吠え面をかかせてあげようか?私にもプライドがあるから、夏穂だけじゃなくて、亜樹や友香菜たちがペニスバンドを装着した姿を見せないと気が済まないわよ?あなたたちの姉妹が、見ず知らずの他人に裸を晒すけど、責めるなら軽口を叩いた春佳を責めてよね』
琴海の顔で、先に挙げた4人の女性たちの声を自在に操る。
本当は春佳も、琴海の下に隠れた変装が、怪盗の言った通りであるとは判っていた。ただ、菜穂と美里に動揺を与えないためにと気を巡らせようにと配慮したが故のことだ。それが、怪盗の怒りを買ってしまう結果となり、後悔の念に駆られることとなった。
13
:
PON
:2013/08/12(月) 01:07:26 ID:OSpPCQuY
怪盗と春佳の会話が、時間差でイヤホンからも聞こえてくる奇妙な現象に耳を傾けていた大和だったが、突然違う音声が混じり込んできた。
『あれっ・・・声が聞こえる』
『琴海以外の娘には、着付け薬を嗅がせてきたからね。漸く、目が覚めたんじゃない?』
すると、友香菜の下に用意していた菜穂の胸を隠すビキニから、小さなリモコンをスルリと取り出した。ボタンをカチカチと押せば、自分たちの声が聞こえなくなり、扉の閉まる音や足音、誰かが会話する音だけが聞こえるようになった。
『あーぁ、これから4人の美女と美少女のお披露目だったのに残念だな。ねっ、春佳ちゃん?』
春佳の内心を読み取っているのか、琴海の顔に勝ち誇った笑みが覗く。
だが、このままで何層にも捲れた胸の皮を戻すのは納得がいかないのだろう、左右の口角に指を掛けて無理矢理に引っ張った。口に指を入れたように見えたが、実際は琴海の口の内側に指を掛けただけであり、中からはニヤリと口元を上げる女性の顔がある。
『琴海ちゃんの可愛いお顔、すっかりひしゃげちゃったね。ククククク・・・』
春佳にだけは、その顔が平井夏穂の一部であると瞬時に判る。それをさらに印象付けるように、夏穂の声が春佳の気持ちを逆撫でした。
『あっ、そうそう。お姉ちゃん、皆にアレを渡しておかなくて良いの?』
『“アレ”・・・?』
菜穂たちが、何のことかと春佳のことを見遣る。
『美沙警部から、受け取った物があるんだよね♪』
夏穂の顔が琴海マスクに呑み込まれ、すぐさま琴海の顔が皺一つ残さずに復元される。そして、捲れていた胸も全て元に戻し、ボタンを留め終えた頃には、裂け目はすっかり閉じていた。
14
:
PON
:2013/08/12(月) 01:08:38 ID:OSpPCQuY
『あの、春佳センパイ?“アレ”って・・・』
怪盗は、琴海の変装に戻った後、居間を出て行った。その隙にと、気になっていたことを菜穂が尋ねるのだが、そこへ星野千鶴と潮村麻美が戻って来た。
『あ、美里さん!』
『戻って来られていたんですね』
眠らされていたとは露にも思わないのか、二人とも美里が見つかって安心した様子だ。
『あ〜!美里さん、どこに行ってたんですか?』
そして、続けざまに琴海が戻って来る。さらには、九条ひかる、那須野花音、神宮寺霧乃、木村佳美らも入って来た。
出て行った扉とは反対側から、琴海が戻って来たが、果たしてこの琴海は本物なのだろうか。出て戻って来るのに、1分ほどしか経過していないことを思えば、移動する最中で平井夏穂から中川菜穂に至る変装を全て脱ぐか、ここに居るメイドの皮を着て、さらに制服などの身なりを整えなければならないはずだ・・・そう考えれば、やはり琴海のことを疑って掛かるべきだろう。春佳はそう判断し、他の3人に合図するように、琴海を凝視した。
『あーっ!みんな、戻って来てんじゃん!』
『遅いよ、亜衣お嬢様っ♪』
春佳たちの警戒心を掻き消さんばかりに、亜衣が大声を上げて入って来た。それを、琴海が茶化して迎える。もちろん、亜衣とて怪盗に眠らされた内の一人だ。
こうして、怪盗のお膳立て通りに事は進んでいった。
15
:
PON
:2013/08/12(月) 01:09:46 ID:OSpPCQuY
『うあっ・・と』
サービスワゴンで、おかわりの用意をしていた琴海だったが、カランカラン!と何かを落としてしまった。見れば、床にはマドラーとスプーンが転がっている。
琴海は、柔軟な身体を使い、それを軽々と前屈で拾った。
『やっぱり・・・』
菜穂は、小さくそう零した。美里、大和、春佳たちも心の中で同じことを思う。
周りの女性たちは気付いていないようだが、スキニーベージュの上に穿いた白いハイレグ衣装は、横にずらされていた。そればかりか、穴の開いたストッキングから琴海のワレ目が露出され、その秘裂からは肌色の男性器がそそり立った様までが見えている。しかも、さっきまで肉棒を覆っていた半透明のサックは外してあった。
『(ククッ、怪盗レオンの正体を知る唯一の手掛かりが、すっかり元気な状態でお披露目されてるんだよ?どうせ、肌色の双頭バイブを咥えているだろうとでも思ってるだろうがな・・・)』
これまでの経験から、琴海のワレ目を押し開いているのも所詮は作り物と思っているのは、怪盗の想定通りだった。
だが、そうと思っていても、琴海の痴態やリアルな男根まで凝視するなど、菜穂たちにできるはずもない。
『(スカートの中で、この暴れん坊が早く膣襞に埋もれたいってドクドク動いてるぜ。ククククク・・・)』
拾い上げる動作の間だけでも、肉棒はブルンブルンと動いている。
星野千鶴を始めとするメイドたちの変装であれほどの絶頂を味わったにも関わらず、今では完全な勃起状態だ。
それをスカートがすぐに隠すも、一度その存在を知り、怪盗が琴海に化けたままと分かれば、嫌でもその箇所が気になってしまう。
そんな菜穂たちの動揺を気にもせず、琴海は菜穂、春佳、大和に次々と紅茶のおかわりを持ってきた。
『睡眠薬とか利尿薬なんて入れて無いから、安心して飲んでね♪』
それぞれの横に立ってそう囁く琴海のスカートには、勃起したモノの触れる部分だけが異様に盛り上がっていた。その膨らみは、手を触れずともスリスリと裏地に擦れながら動き、警戒する視線を嘲笑った。
『あっ、そろそろ違う物も飲みたいんじゃないですか?ジャスミンティーなんてどうでしょう?』
美里は、そう気を利かせて、自らテーブルワゴンにある飲み物を新たに淹れてくれた。
『ちょっと、マドラー落としちゃったから洗ってくるね』
すると、美里が給仕をしている最中に、琴海が席を立つ。
『あれっ?琴海にしては、やけに真面目な働きぶりじゃない?』
『ちょっとぉ、それどういうイミよ!?私だって、やる時はやるんだからね!』
両脚をきつく閉じて、身体を倒し気味に抗議する琴海。
だが、それも勃起した自分のモノを挟んで隠すためのポーズだ。スキニーベージュに挟まれた怪盗の分身は、ナイロンが擦れる感覚のせいでさらに怒張していた。
『じゃあ、あとは琴海ちゃんにお任せしよっか?』
『うん。それ、良い提案ですね』
『えぇ〜?!皆してソレは無いですよぉ〜!』
琴海の慌てぶりに、居間が笑いに包まれる。しかし、それも所詮は演技であり、琴海、夏穂、亜樹、美菜、友香菜、菜穂と続いた変装の下では、ここに居る亜衣やメイドたちと全く同じ顔とスタイルを用意して、次なる出番を待ち構えている。
この琴海が怪盗の変装だと知っていなければ、美里とて確実に騙されたであろう。
16
:
PON
:2013/08/12(月) 01:10:19 ID:OSpPCQuY
『中川さん♪』
『あっ、ひかるさん!』
菜穂に声を掛けて来たのは、九条ひかるだ。
『そういえば、菜穂ちゃんとひかるちゃんはアイドル経験者だったよね』
『えぇ、まぁ・・・』
怪盗に仕組まれたアイドル活動だったせいもあって、菜穂は冴えない反応だ。だが、たった今、怪盗が出て行ったばかりで、ひかるの正体を疑う必要が無くなった分だけ、まだ晴れやかさが残っているだろうか。
『今日は、ゆっくりしていってくださいね』
『ちょっとぉ、ひかるちゃん。それは私のセリフでしょ?』
『い、いえ、そういうつもりじゃなくて!少しでも寛いで頂きたいという意味で・・・あぁ、それも同じ意味ですね・・えっと、えぇと・・・』
亜衣の言葉に、アワアワしてしまうひかる。その姿が、何とも微笑ましくコミカルだ。
『・・・亜衣先輩、ここのメイドさんは天然さんの宝庫ですか?』
『アハハッ、それは否定できないなぁ〜♪』
『あの・・・それって、私も含めてのことでしょうか?』
『クスッ、それも否定できないなぁ〜♪』
春佳と美里からの問い掛けに、全く同じ答えをする。それを聞いたメイドたちも、明るく笑っていた。
『ククッ、賑やかなものだね。女もこれだけ揃えば姦しい・・か。私みたいに、男でありながら女に化けられない大和クンが可哀そうになってくるよ』
耳に掛かる髪を上げ、イヤホンを通して聞こえる声にそんな感想を零す琴海。誰とすれ違うこともないと、そそり立つ股間のモノをあるがままに開放しているせいで、スカートは自然とずり上がる。
『歩くたびに弾むのは、Fカップ巨乳だけじゃない・・・ってね♪』
ボタンを外して、胸をオープンにする。上下に弾む胸の動きに合わせ、ワレ目から生え出る竿も大きく弾む。しかも、スカートの裏地に擦れる感触と、乳首から生えるコードをズリズリと動かすうちに、さらに固さを増した。
そして、目当ての部屋へ堂々と侵入すると、そこでは本物の琴海に寄り添うようにして倉田綾乃が眠っていた。
『スキンスーツを量産させてくれて、ありがとね♪』
裸の琴海の皮膚を摘まみ、際限なく伸びそうなそこに切れ目を入れる。剥いでも剥いでも同じ人間が現れ、それを琴海と同じ顔の人間が行っている。跨りながら、たわわな胸を本物の琴海の胸に当てて押し潰し、股間のモノを琴海のワレ目に擦り当てるうちに、興奮はさらに高まって膣襞にも擦れ、手も触れないままに股間のモノが律動した。
『なぁ〜に?まだ、脱がせてる途中なのに勝手にイッたりしないで欲しいなぁ〜』
先端から少しだけ出て来た粘液を指で掬い、舌で舐め取る。
『怪盗レオンの子種を出すのは、私の口の中だけにしないとね。精液で正体バレただなんて、とんでもない赤っ恥だし』
萎んだモノと琴海のワレ目を口に含んで、液という液を残らず吸い上げる。
すると、今度は衣服を脱いで琴海から脱皮を図り、平井夏穂の裸体を露わにした。
『本当に、夏穂の変装だったのに、見せられなかったのが惜しいよな〜』
股間から生える男根と、ささやかな胸の膨らみを摩る。
『未開発でキツキツのアソコから怪盗レオンさんのモノを生やしているのを見せたら、どれだけ・・・そうだ!琴海ちゃんの抜け殻をバックにして、記念撮影しようか♪正体を探る証拠とされないように、ペニスサックを付けて・・・と』
良からぬことを思い浮かんだ怪盗は、早速、乳首にコードを繋ぎ直して春佳を悔しがらせる画像を撮った。だが、それだけでは飽き足らないのか、平井夏穂から深浦亜樹へ、深浦亜樹から中川美菜へと一着ずつ脱皮するたびにコードを乳首に差し、亜樹の背後に夏穂の皮を、美菜が亜樹の皮を腕に掛けた様を写し入れた。
17
:
PON
:2013/08/12(月) 01:11:02 ID:OSpPCQuY
『フフフッ、これで巨乳三姉妹の揃い踏みってね♪』
ストッキングを直穿きし、ワレ目から生えるモノにペニスサックを装着した中川菜穂が、これまでに夏穂や亜樹たちが見せていたような挑発的な半笑いを浮かべながら自分を写している。それは、外見が全く異なる女性であっても、正体は同じ一人の人間であるというアピールだ。
『あと、もう一枚だけ撮っておくか』
乳首に隙間なく埋もれたコードもそのままに胸を引き裂き、菜穂の胸よりもさらに大きな胸を覗かせた。そして、同じように美菜と友香菜のスキンスーツを腕に掛けて自分を撮る。
『乳首が左右に引っ張られるのは、何度味わってもヘンなカンジだな』
そんなことを言いつつ、コードを外して胸から頭、ストッキングを穿いたままの下半身へと脱皮を進めていく。
爆乳と呼ぶに相応しい膨らみを大きく揺らしながら、菜穂の秘部からモノを抜き取ろうとする。
『んあっ・・・菜穂さんのアソコ、絡み付きすぎですよぉ〜。すぐに抜き取れなくなっちゃうじゃないですかぁ』
ズリュッ、ズリュッ・・・と菜穂のスキンスーツを繰り返し動かし、挿入感覚を堪能する。大きな胸はさらに大きく弾み、倉田綾乃は嬌声と共に快感に耐える切なさげな表情へと変わった。
『さっき琴海さんが咥えてくれて、すっかり萎びたと思ったのに・・・菜穂さんの名器は尋常じゃ・・はぅっ、ぅ・・』
強制的に勃起を促され、綾乃のワレ目も少しずつ開いていく。その快感に誘われるようにして、もう片方の手は悩ましく弾む胸の突起に触れていた。
『菜穂さんのおかげで、すっかり元気になってしまいましたね』
股間のモノをスリスリと扱きながら、綾乃はもう一人の綾乃からスキンスーツを脱がし取っていく。
Hカップを誇る103センチもの胸が綾乃の顔に触れたり、互いに潰れ合ったりしていようとも、目を覚ます様子は無い。だからこそ、怪盗レオンの分身も綾乃の秘部に擦り放題だ。
『せっかくだから、スキンスーツを纏った綾乃同士で貝合わせもしてみたいですが・・・さすがに、怪盗レオンさんのコレが邪魔になってしまいますね♪』
自分の分身を綾乃の指で優しく摩るも、先程まで綾乃の姿でもさんざん勃起させて精液まで口で受け止めたとあって、挿入するつもりまでは無いようだ。
だからこそ、少しずつ興奮が高まってさらに膨れ上がってくる。そうして、何度も脱がせては、身体の一部を擦り当てるうちに、期待通りの反応が甦っていた。
18
:
PON
:2013/08/12(月) 01:12:10 ID:OSpPCQuY
『お二人からは、さらに10着ずつ作らせてもらっちゃいましたね。これで、ここで働く娘たちは、一人につき10着以上献上してくれたことになるな。私がコピーしているのも含めたら、さらに増えるがな・・・ククククッ』
綾乃の声ながら、そこに怪盗レオンの口調が混じっている。
背中から脱皮をすると、またもHカップもの乳房を揺らしながら倉田綾乃が現れた。ついさっき、綾乃からスキンスーツを脱がし取ったが、今度は怪盗自身が同じ行為を繰り返し、何度も胸を重たそうに揺らしながら綾乃が綾乃の皮から脱皮する姿があった。
『んむぅ・・・ぷふぅ〜』
ショートボブの髪が一枚のマスクに呑み込まれ、パーツを重ね合せれば、倉田綾乃の胸も気持ち良さそうに震えた。
『受信器の感度も良好ですね。綾乃の大事な所には睡眠薬入り双頭バイブも仕込みましたけど、怪盗さんのアレがすぐ隣でぶつかって妙な感覚がしますよ♪くぅ・・・んっ』
耳に差したイヤホンを長い髪で隠す。
それから、ワレ目に隙間なく埋め込まれたバイブにペニスサックを装着して、さらに太さを増すと、それをズリュッ・・と押し込む。だが、綾乃やさらにその下に重ねた女性たちの膣奥では、彼女らの襞の間に挟まった分身が痛々しく潰れている。とはいえ、綾乃の外見からでは内部までは見えないため、綾乃マスクに浮かんだ苦悶の表情でしかそれを窺うことができない。
『勃起なんてしようものなら、それこそ苦しくなってしまいますけど、綾乃がこれほどの極太バイブをぶら下げて出歩くなんてできませんよ?だから、しっかりストッキングとインナーで押し込めて・・・と。くふぁっ!痛いけど、ヒダヒダに擦れて気持ちいい・・』
痛くて仕方ないはずだが、これも演技なのか、ストッキングとインナー、ストッキングとビキニと、交互に何着も重ね穿き、躊躇無くバイブを埋め込んでしまった。
そして、ストッキングに手を忍ばせてモゾモゾと動かすと、バイブのポジションも思うとおりに調整した。二の腕に挟まれた胸は、ブルンブルン・・とゴムマリの如く弾んでいる。その胸を、穿いた物と揃いのビキニで隠せば、あとはコスチュームを着るばかりとなった。
『ボタンも留めたし、ストッキングの皺や伝線も無し・・・あと、マスクにも皺は無し・・と♪』
姿見でマスクの微調整を施した綾乃は、取り出した携帯を操作する。
『美里さんには亜樹が、菜穂さんには美菜と友香菜が、春佳さんには夏穂がスキンスーツを脱いだ直後の画像を添付すれば良いんですよね?あと、大和さんには、菜穂さんがお姉さんたちのスキンスーツを脱いだ画像を送ってあげましょうか♪』
扱い慣れた携帯を難なく操作し、一斉送信する。
『みんな、怪盗さんの大きなアレを生やしているから激しく動揺するでしょうね。ククククク・・・』
そして、後ろに手を回して直穿きしたアーモンドブラウンのストッキングに手を入れると、肛門に指を入れて強引に狭い穴を広げた。そこへ、携帯を無理矢理に押し込んでしまう。
『んふぅ・・・ゴツゴツしてすごい違和感・・・』
所詮、これも演技ではあるが、綾乃が苦しそうにしている様が見られてか、口元だけはニヤリと動いている。
肛門に突き立てた携帯も、完全にその奥に押し込まれ、指を挟んで離さないほどの狭さに戻った。
『ビキニの喰い込みと、Hカップのオッパイが揺れるのと、お尻からもゴリゴリ当たる感覚のせいで、歩いているだけでも勃起してしまうかも・・・余計に苦しくなったらごめんなさいね♪』
股間の膨らみを撫で、奥にしまわれた自分のモノを宥めるように話す。まるで他人事だが、その痛みに苛まれるのは怪盗レオン自身だ。しかし、綾乃の身体で受ける快感にも、一切の不安も無いかのように胸を抱えて揺すりつつ、膨らみを押し込めた。
19
:
PON
:2013/08/12(月) 01:13:13 ID:OSpPCQuY
『あらっ、琴海さん。どうされたんですか?』
『マドラーを落としちゃったので、洗いに来たんです。綾乃さんも手が空いたなら、一緒におしゃべりしましょうよ』
『そうですね。せっかくですから、お仲間に入れてもらいましょうか♪』
明るく答えた倉田綾乃は、西浦琴海の後について居間に入って行った。
『あっ、綾乃さん!遅いよぉ〜』
『えっと・・・皆さん、お酒でも飲まれてますか?』
『そんなわけないでしょ!半分以上が未成年なんだから』
亜衣を始めとして、メイド仲間たちに賑やかに迎え入れられ、綾乃は少々戸惑い気味だ。だが、そんな綾乃に冷ややかな視線を送るのは奥で座る春佳だ。
そして、春佳の様子を窺っていた菜穂や美里たちも、怪盗が綾乃に変装して現れたと確信する。
美里は仕事中に携帯を所持できないが、他の三人は怪盗からのメールを受信していた。その中でも、大和の携帯には、菜穂の胸の裂け目から、彼女よりも大きな胸を持つ女性の変装を写した画像が届いた。
一目で判るほど、菜穂よりも大きな胸を備えた女性など限られた数しか居ない。そのうちの一人が、今こうして現れ、しかも春佳が警戒心を強めたのならば、もはや怪盗が倉田綾乃に変装して現れたのは確実だ。
あまりに予想通り過ぎて、拍子抜けするくらいでもある。
『綾乃さん、私の隣に来て!皆にもちゃんと紹介するから』
亜衣は、綾乃を呼び寄せて側に立たせた。既に、本物の綾乃と会っており、今さら偽者の綾乃と挨拶を交わすのは、とても嫌な思いではある。だが、亜衣はそんなことは知りもしないのだから、仕方なく綾乃に注目をした。
『さっき来た時に軽く紹介したけど、倉田綾乃さんだよ。美里さんと同い年なんだよね』
『はい♪でも、美里さんよりは半年遅れで勤めさせて頂いてますので、キャリアでは少しだけ後輩になります。改めまして、よろしくお願いしますね』
シレッと綾乃のプロフィールを交え、手を合わせてお辞儀をする。
長い髪に隠れているものの、その向こうにはブラウスから覗く胸の谷間があり、それを二の腕で挟んでさらに迫力を持たせている。
『綾乃さん、そのまま!』
『はえっ!?』
亜衣の呼び掛けに、素っ頓狂な声を上げながらも素直に従って停止する綾乃。
すると、亜衣が綾乃の胸元をグイッと引っ張り下げた。
『ひゃぅん!』
『みんな〜、これが綾乃ちゃん自慢のHカップ爆乳だよ♪』
『ブッ!!』
髪を避けつつ、腕で寄せていた胸の谷間が眼前に現れ、大和は思わず口元を覆いながら噴いてしまった。
『バストが103センチもある女の子なんて、そうそう見れるものじゃないからね。ほらぁ、スゴい迫力でしょ?』
『あ、亜衣さぁ〜ん・・・やめてくださいぃ〜』
身体を倒さずとも存在感を放っていた綾乃の乳房が、亜衣の悪戯のせいでさらに強い印象を与える。
綾乃が身を捩って抵抗しようと、構わずに綾乃の胸をモニュモニュと摩っている。その手は、綾乃の胸に直に触れており、そのうち胸元から零れ出てしまうのではとすら思わせた。
『もぉ〜、恥ずかしいですよぉ。お客様のいる前で・・・』
胸を弄られても、綾乃はお辞儀のポーズを崩さずにいたのだが、漸く手を添えて胸を隠した。一斉に胸元に注目を浴びていたが、ここで皆の視線もそこから外れる。その間、ずり上がったスカートの裾から、双頭バイブの膨らみが見えていたものの、そちらの異変を見る者は一人としていなかった。
しかし、春佳だけは綾乃の股間から時折微動する音に気付き、綾乃がスカートの中でどのようなことを仕組んでいるのかを予感していた。
20
:
PON
:2013/08/12(月) 01:13:49 ID:OSpPCQuY
『大和、いつまで鼻押さえてるの?』
零れ落ちんばかりの綾乃の胸の谷間を真正面から見てしまった大和。菜穂は、所詮は偽物の胸に興奮させられた大和のことを白い目で見ていた。
『そんなこと言ったって、いきなりあんなことされたら・・・』
『フン、女の胸なら誰のでも良いんだ?』
『そういう意味じゃなくて、あれは完全な不意打ちで・・・』
『菜穂ちゃん、痴話喧嘩なんて格好悪いよ〜♪』
菜穂と大和の囁き合いをしっかりと盗み聞いていた亜衣が、二人を冷やかす。
『べ、別にそんなんじゃありませんから!』
『大和くんも、ツンデレな彼女を持つと大変だね〜』
『わ、私はツンデレなんかじゃありません!』
頑なに否定をする菜穂だが、それに同調する人は誰も居ない。それどころか、大和を除く全員が白けた目を向けた。綾乃に変装した怪盗を警戒している春佳ですら・・・だ。
『ちょ、ちょっと・・・何で、皆して黙っちゃうんですか!?』
『だって、菜穂ちゃんほど典型的なツンデレはそう居ないでしょ・・・』
『私も、そう思ってましたが』
『琴海先輩、ひかるさんまで・・・』
菜穂にしてみれば、これまでツンデレと言われたことはあったが、面白半分に冷やかされていると誤解していたようで、少なからずショックを受けた。
『菜穂さん、ツンデレでもヤンデレでも、全然恥ずかしいことじゃないと思いますよ?』
落胆気味の菜穂と大和の間に立った綾乃が、ミルクのお代わりを用意してきた。
ハッとした菜穂と大和が様子を窺うが、それに対してもニコリと優しげに微笑むだけだ。不穏な行為に及ぶような片鱗など、少しも見られない。
『ちょっと、失礼しますね?』
すると、綾乃が二人の間でスッとしゃがみ込んだ。
『恥ずかしいっていうのは、むしろこういうことを言うのかもしれませんね。・・・どうせ、このHカップ巨乳を携えたこの身体も、本当の身体ではないので、私は少しも恥ずかしくないですけど♪』
最初から正体を隠すつもりはないようで、周りの目が届いていないのを見計らい、スカートを捲り上げた。
『お二人とも、私がオッパイを触られた時、不安になったんじゃないですか?“亜衣先輩の手に、イヤホンコードが絡み付いたら大騒ぎになっちゃう!”・・・なんて♪』
菜穂の心中を読み取っていたようで、綾乃の顔で菜穂の声を操る。そうして、耳に掛かる髪を上げれば、両耳には盗聴用のイヤホンが差してあったのだが、そのコードは胸元ではなく僅かに捲れた首のエッジ部分から突如生え出ていた。
21
:
PON
:2013/08/12(月) 01:14:36 ID:OSpPCQuY
『ちゃんと見てくれないと・・・なんて、言わなくても分かってますよね♪』
捲ったスカートの中は、ガーターストッキングを穿き、ハイレグビキニを喰い込ませた股間があった。もちろん、ガーターストッキングの下にも、カシミヤベージュのストッキングなどが重ね穿いてあるのは光沢の具合からも一目瞭然だ。しかし、それらを纏めて激しく喰い込ませる着衣の中心だけは、グチュグチュと卑猥な音を立てている異物の膨らみが見える。
膨らみと言えば、自分たちの近くにある綾乃の胸の大きさも、どうしても気になってしまうところだ。
すると、綾乃は今はこちらを見ていろとでも言わんばかりに、股間の膨らみを少し押し込めてから、ビキニをスルリとずらした。
『ふんっ・・・クスッ♪』
既にストッキングには穴が開いており、綾乃の秘部からニュルッ・・と現れたバイブの威容は、琴海に化けていた時の再現そのものだ。影になって見にくいが、半透明のペニスサックから見える膣襞の色と、異物が暗色になっていることが数少ない違いだろう。
『・・ったく、同じことばっかりして飽きないヤツ・・・』
『えっ、何か仰いましたか?菜穂さん』
ボソッと囁いても、相手にはしっかり聞こえてしまったようだ。
小首を傾げ、穏やかに微笑む綾乃だが、スカートの中はとても穏やかではない。おかしなことを言うなと警告するかの如く、綾乃は秘部に挟まった異物をズルリと抜き取った。
細かくうねっていた黒い双頭バイブの振動が止むが、まだ膣内から離れるのを嫌がっているように粘液を引いている。そして、異物を抜き取られた綾乃のワレ目の方は、閉じ掛けながらヒクついているのがストッキングの穴から覗けている。
『コレ、しばらく預かっていてもらいましょうか♪』
それをスカートの裏地で拭き取ると、拒否などさせない圧力を掛けて菜穂に手渡した。
『なっ・・・こんなモノ、どこに隠せって言うのよ?!』
『あんまり大きな声を出すと、菜穂さんがそんな如何わしいモノを持つような変態さんだと疑われてしまいますが?』
至って、綾乃らしい雰囲気を醸しながら、えげつない手口で追い詰める。
『むっ・・・』
菜穂は、止む無くスカートの中にそっと忍ばせた。
『そうそう♪上手く隠し通してくださいね。私のように、女ならではの隠し場所を使えば簡単ですよ?・・・ふぁぅぅ、綾乃のヒダヒダがすごい擦れてきちゃいました☆』
捲ったままのスカートからは、穴の開いたストッキングから綾乃の秘所だけが露出されている。異物が抜けてのっぺりとした股間のラインがあったが、綾乃の喘ぎ声が出るのに合わせて、閉じたワレ目が再び開き、ズリュッ・・とペニスサックを装着した男根が現れ出た。
『・・・っ!』
綾乃のワレ目から出たモノは、半透明のサックに肌色の存在を覗かせる。
『こんなふうに、菜穂さんも自分からやってくれたら嬉しいですけど。さすがに、そのサイズは無理でしょうか?それなら、私が菜穂さんに化けてやるまでですね♪』
股間から生えたモノをブルブルと指で弾く綾乃。すると、その光景を目の当たりにしたことで動揺したのか、スカートの中に隠したバイブを落としてしまった。
22
:
PON
:2013/08/12(月) 01:15:24 ID:OSpPCQuY
『!!』
その物音に身を強張らせた菜穂。慌てて拾おうとするが、テーブルの下に転がって見えなくなる。
『あらら・・・そんなことをしたら、目立ってしまうと言ったばかりなのに』
誰かが気付くより早く、綾乃はすぐにテーブルの下に潜ってバイブを拾う。綾乃の胸は、さらにボリューム感を増して、まさに絶景なのだが、その様は綾乃の胸元だけではない。こうすることで、ここに居る女性たちのスカートの中が見えているからだ。綾乃がテーブルの下に入った所で、騒がれることも無く、春佳、美里、菜穂以外のスカートの奥は覗き放題となっている。
『ククッ、いつまでもテーブルの下に潜んでいるのはマズいけど、少しくらいは見せ付けておきたいですよね。怪盗レオンさんの、立派にそそり立ったアレを・・・ね♪』
そう呟くも、怪盗は彼女らの足元を見ていることだけが目的ではなかった。菜穂と大和からは、捲れた綾乃のスカートの中・・・すなわち、勃起状態にある自らの男根を、しかもいつの間にかペニスサックを外した状態で、指を使って震わせつつ、女性器の方もグチュグチュと弄っているのだ。
『今度は、肌色の双頭バイブをひり出したとでも思っているかしら?コレが、怪盗レオンの正体の一部とも知らないでな・・・クククククッ』
綾乃の桃色の秘裂から、怪盗レオンの分身が出て、グロテスクな性器がさらにグロテスクな光景を作り出している。
とはいえ、ずっと見せ付けていては本物とバレる恐れもあってか、スカートを直してからペニスサックを装着した。
『はいっ♪今度は落としたりしないでくださいね?』
ニッコリと微笑み掛けながら、コッソリとテーブルの下で手渡す。
元から自分のモノなどではないのに、何故こんな思いをしなくてはならないのか・・・菜穂は、そう抗議したい思いで一杯だ。
『クスッ・・・あとで、菜穂さんがソレを咥えている画像、プレゼントしますからね♪』
その思いを嘲笑うように、綾乃のスカートには勃起したモノがどこにあるのかを示す膨らみが、スリスリと動いている。
すると、ワゴンの陰に隠れながら、ずらしていたビキニを直して勃起状態にあるモノを押し込めた。
『コレで、スカートが浮き上がったりしませんからね〜』
だが、これで満足するわけがなく、今度は美里と春佳の間に移動して、同じようにバイブを想像させるモノを露わにした。ペニスサックを装着した自分のモノと気付かれる以前に、二人とも嫌悪感を示して相手にしなかったこともあり、綾乃のワレ目を弄りながらサックごと扱いたり、と自由に綾乃の身体で挑発を行っていた。
23
:
PON
:2013/08/12(月) 01:27:29 ID:OSpPCQuY
綾乃は、他のメイドに何かを告げて居間を出て行った。
怪盗がこの場から居なくなり、肩の荷が下りた4人は一斉にホッと息をつく。
『美里さん、他にメイドさんて居ましたっけ?』
『いえ、綾乃さん以外は全員ここに集まっていますね』
コソッと春佳と美里が会話をする。
『なに〜?まだ、女子会メンバーが欲しいの?それなら、私の友達とかも呼んじゃおうかな〜♪』
『いえいえいえ!もう、これ以上呼ばなくて良いです!』
亜衣が盗み聞いていたようで驚いたが、春佳はすかさず全力で拒否した。さらにメンバーを増やされようものなら、それこそ怪盗の思う壺になるからだ。
『そう?別に、遠慮しなくてもいいのに。それなら、美香姉ちゃんと達也兄ちゃんを・・・』
『あ、亜衣さん!?』
達也の名前に、過敏な反応を示したのは隣に座る美里だ。
『え?なに?』
ただ名前を言っただけだよ?そう言っているかのような反応だが、ニマッと笑う様は、明らかに面白がっていると見える。
『いえ・・・達也さんはまだ大学ですし、美香さんはお友達を呼んでいると言ってましたので、お忙しいのではないかと・・・』
『あぁ、そういえばさっきそんなこと言ってたっけ♪じゃあ、また頃合いを見てからだね』
何やら白々しい反応ではあるが、美里の弱みを握ったことでホクホク顔だ。
『はぁ・・・』
弱った表情と、にこやかな表情と、対照的の二人だが、亜衣はそんな様子が見られただけで満足したようだ。何事も無かったように、他のメイドたちと話に花を咲かせる。
『アイツが居なくなったのに、まだまだ大変そうですね・・・』
美里は、力無くただ頷く。
『こうなってしまうと、もう覚悟を決めておいた方が良さそうです・・・』
『そ、そんな深刻にならなくても、亜衣先輩だってきっと力になってくれますよ!私たちも、できることがあれば協力しますから』
何とかして励まそうとする春佳だが、やはり美里のことばかり心配もしていられない。次は誰に変装して現れるのかと、ここにいるメイドたちの動向を探っていた。
24
:
PON
:2013/08/12(月) 01:40:51 ID:OSpPCQuY
『あっ、北野さんですね?お待ちしておりました』
『うわっ、お出迎えまでしてくれるとは思わなかったな〜』
『美香さんから、そうするよう申し付けられておりましたので』
深くお辞儀をするメイドに驚きながらも、北野知夏は導かれるまま門をくぐった。そのまま、先導する綾乃の後ろを歩く。
『美香ってば、そういう演出が好きだからな〜』
『そういえば、以前にもこうしてお出迎えするよう言われたことがありましたよ♪』
『あ、やっぱり?・・・ところで、あなたは倉田さんてお名前ですか?』
『えっ?よくご存知ですね!?もしかして、お会いしたことありましたでしょうか・・・』
『あぁ、そうじゃなくて。メイドさんの中に、とてつもなく爆乳の人が居るって話を聞いてたんで』
『爆乳・・・クスッ、私のことですね。きっと♪』
ブラウスを浮かせ、歩くだけで大きく弾む胸をしげしげと眺める。自分のことなのに他人事とは、何とものんびりした女性だなと思っていると、
『あ〜!だから、私が出向くよう指示をされたんですね』
と、突然大きな声を上げて話すものだから、ビクッと驚いてしまう。
『あらっ、どうされましたか?』
『いえ、ちょっとビックリしちゃって・・・』
キョトンとしている綾乃だったが、ハッとした表情になる。
『あっ、私が大声を上げたからですね!失礼いたしましたぁ』
ワンテンポもツーテンポも遅れ、漸く理解したらしく、慌てて頭を下げる。
『あぁ、別に気にしないで良いですから・・・』
『そうですか?ありがとうございます』
コロコロと変化を見せる綾乃が、前で合わせていた手を解いて面を上げる。その瞬間、綾乃のスカートの一部が盛り上がっているのが見えたような気がした。
『キャッ!』
前を向いて歩き出そうとした綾乃だが、今度は躓いて前に倒れてしまう。
スカートがふわりと舞って、ガーターストッキングにTバックビキニを穿いた綾乃の下半身が完全に見えたのだが、今度はしっかりと女性にあるはずのないモノがブルン!と動いているのが判った。
『!!?』
またも驚いてしまうが、今度は衝撃が強すぎて開いた口が塞がらない。その間に、スカートは元に戻り、綾乃はパタパタと草を掃って立ち上がった。
『あーん、ストッキングが伝線してしまいましたぁ・・・』
『(な、何かの見間違い・・・だよね?)』
太腿から足首にまで達した伝線を気にして、ストッキングを摘まむ綾乃。シナモンベージュのガーターストッキングの下にも、カシミヤベージュを穿いてあり、幾重にも続くナイロンの層が一緒に摘み上げられている。
『あとで、穿き替えないといけませんね・・・』
残念そうに呟く綾乃。その綾乃が穿くカシミヤベージュのストッキングに作られた穴からは、一瞬ではあるものの、本来女性が持っているべき女性器の存在が見え、その秘裂から男のモノが生えていた。だが、そんなこと常識から考えてもあるはずがないと頭を振った。
混乱する知夏をよそに、綾乃は彼女が穿くショートパンツから伸びる脚線美と魅力的な胸の膨らみを舐めるように見て、ニヤリと不敵に笑っていた。
25
:
PON
:2013/08/12(月) 01:41:52 ID:OSpPCQuY
『どうぞ、こちらからお上がり下さい』
綾乃は、片膝をついてスリッパを差し出した。
ブラウスから零れんばかりのHカップ巨乳に目を奪われそうになるも、気になるのは、捲れそうなスカートの裾の奥だ。だが、ガーターストッキングを吊っているベルトまでしか見えない。
『(ハッ!何で、私が女の人のスカートを覗かなきゃならないのよ?そんな趣味なんてあるわけないのに・・・)』
我に返って自分を戒めるも、それを嘲笑うように綾乃のスカートには不自然な膨らみがクッキリと浮かんでいた。
『では、こちらへどうぞ』
『あれっ、美香は居ないんですか?』
通された部屋には、美香の姿は無い。
『こちらで、皆さんをお迎えしたいとのことでしたので』
『あぁ、そういうことですか』
『とりあえずは、ここでお寛ぎ下さい。ただいま、お茶をご用意しますね』
知夏を部屋に残し、綾乃は一旦外に出た。
26
:
PON
:2013/08/12(月) 01:42:37 ID:OSpPCQuY
『それにしても、あの倉田さんって人・・・』
一人取り残され、知夏はボソッと呟いた。考えるのは、綾乃のことだ。脳裏には、綾乃が躓いた時の光景がしっかりと焼き付いている。
『アレって、どういう・・・あっ!もしかして、美香の演出!?倉田さんを巻き込んで私をビックリさせようってことかも・・・』
あの時の記憶を呼び起こせば、当然ながら綾乃のワレ目から生える男性器のことまでリアルに思い出される。
『そうだよ!きっと、特殊メイクか何かを使ってドッキリを仕組んだんだわ!』
一つの結論を行き着いた所で、扉のノック音が鳴る。
『お待たせいたしましたぁ〜』
『倉田さん!?早っ!!』
出て行って間もなく、飲み物を持った綾乃が入って来た。
『えっ、そうですかぁ?』
『いえ・・・まぁ、良いんですけどね』
これほどのんびりした様子なのに、あまりに手際が良すぎる。だが、これも仕組まれたこと考えれば、ひとまずここは話を合わせようと思う知夏。
『はい、どうぞ〜』
片膝をついてカップを置く綾乃。玄関で見た時のポーズだが、今回の方がスカートが捲れて、胸の谷間もより眼前で見えている。それを気にしつつも、カップの飲み物をゴクリと一口飲んだ。
『あれっ!?』
『はい?どうかされましたか?』
『い、いえ・・・』
零れんばかりの胸は何も変わりないが、スカートから覗けた奥には、桃色の下着が切れ込む股間の具合があった。さっきまでは、横にズレてワレ目から勃起したモノがあったはずなのに、どうして消えてしまったのかと混乱して声を上げてしまったのだ。
『あの・・・倉田さん、ストッキング替えたんですか?』
『はい。伝線したままのを穿いているのはみっともないので』
『それもそっか・・・でも、お茶を用意するまでの間に変えちゃったんですか?』
『はい♪』
短時間で穿き替えられるとは、どれだけ早着替えなのだろうと思ってしまうが、実際にシナモンベージュのガーターストッキングは、シェリーベージュに変わっている。それどころか、その下にあったカシミヤベージュもハニーベージュに変わっていて、桃色の下着に浮かぶシームのラインからして、秘部を覗かせていた穴の存在も消えているようだ。
『キャッ!もしかして、ずっと見えていたんですか?』
『気付くの、おそっ!』
知夏の視線が下半身に注がれているのにやっと気付いたのか、手でサッと股間を覆う。どれほど強く押し当てても、スカートに奇妙な膨らみが浮かぶこともない。
『ところで、見えちゃったから聞きますけど、水着か何か穿いてます?』
『・・・えぇ、この服って丈が短いので、いわゆる見せパン代わりに』
『だから、その下にストッキングを穿いてるのが見えてたんですね。まるで、私たちの仕事着みたい』
『そういえば、北野さんも美香さんと同じチームに所属されていると聞きました♪私のコレも、お二人の真似事みたいなものですよね』
開き直りでもしたのか、綾乃はスカートを捲って、Tバックのハイレグビキニを見せ始めた。やはり、不自然な物の影も形も無く、綾乃の股間のラインをピッタリと覆っていた。
27
:
PON
:2013/08/12(月) 01:43:25 ID:OSpPCQuY
『倉田さん、意外と際どいの穿いてるんですね・・・Tバックになってるのなんて、私たちだって滅多に穿かないですよ?』
股間にギッチリと喰い込んだビキニは、ヒップにも埋もれている。
『そうですか?美香さんからは、これくらいならご自分もよく穿いていると仰っていたので、普通だと思っていましたが・・・それならば、こちらのなんてもっと際どい部類でしょうか?』
綾乃は、平然とした様子で桃色のビキニとハニーベージュのストッキングをスルリと太腿まで下ろした。
『倉田さん!?何して・・・』
突飛な行動に慌てるも、綾乃はビキニの下にまだ紐ビキニを穿いていた。水色の布地は、ピンクのビキニよりも布地は少なく、切れ込みもさらに際どい。
『どうでしょう?これも美香さんから勧めて頂いたものなのですが』
ギュッと股間に喰い込んだビキニの下にも、アイボリーベージュのストッキングがあった。このストッキングが、喰い込みを防いでいると言えなくもない。
『美香が、勧めたの?それを・・・?』
『はい♪スカートが短いので、ガードを固くするために必要だと』
『・・で、キツくないんですか?見るからに痛そうなんですけど』
『この水色のやつは、そうでもないですよ。この下にもまだインナーを穿いてますから。さすがに、インナーをお見せするのはみっともないので、この程度なら・・・』
アイボリーベージュの中に手を忍ばせると、紐同然の肌色インナーを引き出した。その下にも、ストッキングの存在が見えている。直接でなくとも、マイクロサイズのインナーは、こうして引き上げられるだけでワレ目に喰い込んでいると想像できる。もはや、秘部の露出と共に男根が見えていたことなど、微塵も感じられない。
『た、確かにガードは厳重すぎるくらい十分にできていると思いますけど、やり過ぎなんじゃないかな・・・』
『そうですか?これはこれで、良いと思っているんですけどね♪』
これほど重ね穿きをして喰い込ませていても、痛くも痒くもないといった素振りで、インナーを元に戻す。インナーを浮かせたりシームの位置を調整したりと、股間の辺りをモゾモゾと動く手の具合が、着衣越しにでもよく見える。
だが、見えない所では、インナーの喰い込む恥肉に指を埋もれさせて、スリスリと擦りつけていた。とはいえ、その刺激にも綾乃は穏やかな笑みを浮かべているのみだ。
『はしたない所をお見せしてしまいましたね。すぐに、美香さんをお呼びしますので、今一度お待ちください』
ストッキング、ビキニに浮いた皺を直し、捲っていたスカートも戻すと、綾乃は踵を返して扉に向かった。
勢いよく舞い上がったスカートは、隠れたばかりの綾乃の股間を覗かせてしまう。
『えっ!!?』
綾乃は気付いていないようだが、知夏はハッキリとスカートの中を見てしまった。
桃色のハイレグビキニとストッキングを喰い込ませていたはずのそこには、女性の曲線にあるまじき、ボコッと浮き上がる歪な膨らみがある。しかも、ワレ目だけでなく後ろの穴にまで太く大きな膨らみがあった。
『く、倉田さん?』
呼び掛けるものの、綾乃はそのまま部屋を出てしまい、知夏はすぐさま扉を開けて外へ出る。しかし、辺りに綾乃の姿は無かった。
『ど、どういうこと・・・?』
狐につままれた思いで、知夏は部屋に戻った。
28
:
PON
:2013/08/12(月) 01:44:31 ID:OSpPCQuY
『いらっしゃい、知夏』
『美香ぁ〜!』
『どうだった?爆乳メイドさんのおもてなしは♪』
ニットワンピースを着た美香が、にこやかに入って来た。
『言ってたとおり、すごい迫力だった〜・・・って、そんなことよりさぁ!』
『どうしたの?そんなに、いきり立っちゃって』
美香は、知夏の正面に座って顔を覗き込んでくる。肩からずり落ちそうなワンピースは、胸元をセクシーに見せている。簡単に谷間を拝めるものの、綾乃の後とあってはこのインパクトも霞んでしまう。それを補うように、光沢を伴ったダルスキンのストッキングが美香の脚線を彩っていた。
『美香ってば、倉田さんのことオモチャみたいに扱ってるんじゃない?』
『オモチャだなんて、人聞き悪いなぁ。綾乃ちゃんのことを思ってやってるのに』
どこまでが彼女のことを思ってのことなのか、疑問を抱きつつも、言いなりになってしまう綾乃の性格を考えれば、助けが必要なのは確かだ。
『で、でも、倉田さんを巻き込んでまで、私にドッキリを仕掛けるのはやり過ぎじゃない!?』
テーブルに手をつき、身体を起こす知夏。
『えっ?ドッキリって、何のこと?』
『何のこと?・・・って、本当に知らないで言ってるの?倉田さんが、股の間から・・ぶ、ぶら下げてさぁ・・・』
目の当たりにした光景を伝えようとするも、さすがにワレ目から勃起した男根が生えていたと直球で言うのは憚られて口籠る。
『なに?綾乃ちゃんが、何を下げてたって?』
『いや、だからさぁ・・・』
『ヘンな知夏ね・・・それより、今年のコスチュームの合わせするんでしょ?』
話しが見えないと思ったのか、美香は話題を変えた。
『あ、あれっ?』
そう促されて渋々と座ろうとした瞬間、視界がボヤけて、ソファーに身体を預ける格好となった。
『ちょっと、何のおふざけ?早く着替えなよ。私は、先に準備してあるからさ』
ワンピースを肩からスルリと下ろすと、ニプレスを貼っただけの胸がプルン!と露わになった。そして、服はそのまま足元まで落ちる。
『み、美香?』
『うん?どうかした?』
知夏が見た美香の下半身は、ライトグリーンのハイレグビキニを横にずらし、穴のストッキングから自らの秘部を露出していた。パックリと開かれた膣口からは、勃起しそうになった男性器が揺れており、その肉棒をブルブルと指で弾いている。
『やっぱり、美香のイタズラ・・・』
抗議しようと思うものの、知夏には強烈な睡魔が襲い掛かっていて、喋る途中で瞼が落ちてきた。
『ククッ、ククククク・・・』
知夏の異変にも、美香は自分の異変を見てみろとばかりに、股間のモノを扱いて笑うばかりだった。
29
:
PON
:2013/08/12(月) 01:45:14 ID:OSpPCQuY
『おぉ〜、揺れてる揺れてる♪美香のよりも大きなGカップ巨乳だから、見応えも抜群ね』
部屋を出た北野知夏は、花柄のブラウスの胸元を浮かせ、歩くだけで弾む胸を眺めている。
『上から、93−59−88と・・・レースクイーンともなれば、スタイルの維持には人一倍気を配っているだろうから、これも当然ね』
胸から、くびれた腰、マイクロショートパンツ、スキニーベージュの光沢に包まれた太腿と、自らのボディラインを艶めかしく撫でる。そのスタイルを堪能する知夏の独り言は何とも他人事だ。
『ショートパンツなんて穿いていなければ、私も美香や綾乃さんみたいに怪盗レオンのアレをワレ目から生やしていられたのにね』
ショートパンツの固い生地は、知夏の股間を激しく突き上げている。中に穿いたストッキングやビキニなどが、知夏の秘部に強く擦れているわけだが、さらに刺激を与えているのは、ワレ目を目一杯に押し開きながら埋もれる極太バイブの存在だ。その奥に、怪盗レオンの分身が潜んでいる。
だが、外見上は完璧に北野知夏を形成しており、奇妙な点は少しも見当たらない。
『まっ、この皮の下にもコレと同じ変装を用意してあるから、知夏もしっかりと俺様の肉棒を咥えているんだがな。ククククッ・・・』
コードの生えた乳首を服の上から摘まみ、さらには鼻や口、ワレ目にまで触れてはグイッと引き伸ばす。顔も身体も、摘まんだ箇所はゴムのように形を歪めて伸びるばかりだ。
『早く、美香にも見せてやりたいぜ。北野知夏に化けた俺様の姿を・・な』
見破れるはずもない変装を誇示したい思いを胸に、怪盗は美香の部屋の前に立ち、顔や身体に浮かんだ皺を全て直す。そして、手にしたニプレスを乳首に貼り付けつつ、扉をノックして美香を呼び出した。
30
:
PON
:2013/08/12(月) 01:45:45 ID:OSpPCQuY
『あれっ、綾乃ちゃんの声・・・ってことは、来たのかな』
美香は、扉の外からの声を聞いて立ち上がった。そして、ノック音がした直後に扉を開ける。
『うわっ、ビックリした!』
『どうしたの?胸なんて触って』
胸元から手を抜く直前だった知夏は、驚いた様子であった。
『ちょっと、最後の身だしなみチェックだよ!美香が出て来るの早すぎなんだってば』
『ちょうど、綾乃ちゃんと知夏の話し声が聞こえたからさ。・・・それで、綾乃ちゃんは?』
『メイドさんなら、帰ってもらったよ。ここで良いからって私の方から言ったんだけど』
『そっか。お茶でも用意してもらおうと思ったんだけどな』
『あぁ、それなら後で持って来るようなこと話してたよ』
ついさっきまで綾乃の声が聞こえていたのに、もう姿が見えないことに疑問を抱いた美香だったが、知夏の話を聞いてそれもすぐに払拭されたようだ。
しかし、元から綾乃が引率してきたわけではなく、知夏は一人でここまでやってきた。綾乃の声を知夏が操って、いかにも会話をしていたように演技していたなど思うはずもなく、易々と部屋に導いてしまう美香。
してやったりとでも言うように、知夏はニヤリと口角を上げながら、さらに自分の胸をグニュグニュと弄っては強力な粘着力で貼り付けたニプレスを摘まんでいた。
『それで、さっきのメイドさんはどうだった?』
『うん、すごかった〜。103センチHカップだっけ?あれは、さすがに重くて大変なんじゃない?』
入るなり、まずは綾乃の話題に盛り上がった。すると、そこへノックと共に綾乃が入ってくる。
『失礼してよろしいですか?』
『どうぞどうぞ♪噂をすれば、ちょうど来てくれたわね』
『えっ、何がですか?』
綾乃は、手際よくカップを置いていく。
『ちょうど、綾乃ちゃんのことを話してた所だったの。話題の、巨乳メイドさんのことをね』
『あっ、やめてくださいよぉ〜』
隠そうにも、食器を持っているためにブラウスから覗く胸の谷間は見たい放題の状態だ。そして、置いた直後にブラウスを引き上げて胸を隠す。だが、服に浮き上がるボディラインは、その程度でどうにかなるものでもない。
『やっぱり、肩とか凝ったりするんですよね?私ですら、肩凝りとかで疲れやすいんですから・・・』
知夏は、自分の胸をペタペタと摩り、両手でその重さと質感をアピールするように揺すった。
『知夏もGカップで巨乳の部類だけど、綾乃ちゃんのHカップには敵わないよね。私は、手ごろに収まって良かったよ』
『そうですねぇ・・・私も、美香さんのサイズくらいが良かったと思ってます。もはや、北野さんと私では数字ほど大きな違いは無いですよね』
既に、自己紹介を済ませているふうだが、それも全て怪盗レオンの策略のうちだ。知夏本人からスキンスーツを作り上げ、変装を済ませた後に、綾乃に術を施して、あたかもそうしたように仕組んでいるのである。
『この後にお見えになる方たちも、モデルのお仲間なんですよね?』
『そうね、その都度で申し訳ないけど、お茶の準備をよろしくね。ちゃんと、綾乃ちゃんのことは話のタネにしてあるから、皆して綾乃ちゃんの胸を凝視すると思うわ』
『えっ、そんなぁ〜!?』
『同じ、巨乳の悩みを持つ者同士、ココに注がれる視線に耐えましょうね♪』
知夏は、綾乃に張り合うかのように胸元をクイッと下げて、片腕で抱えて作った胸の谷間を覗かせた。
『(この乳の下では、お前と同じ顔をした女が、同じHカップの乳を揺らしてるなんて思いもしないだろうがな)ククッ・・・』
僅かな嘲笑に、美香と綾乃は全く気付いていない。
そうして、次々に残りの仲間たちも美香の部屋にやってきて、イベントコンパニオンに囲まれた知夏の視線は、完全に一人の男のものと化していた。
31
:
PON
:2013/08/14(水) 00:23:50 ID:OSpPCQuY
『・・・今日は姉さんか亜衣か、どっちが集めてるんだ?』
玄関に並んだ靴を見て、達也はそう呟く。
『あっ、達也くん。お帰りなさい』
『ただいま戻りました』
木村佳美が迎え、その後ろから神宮寺霧乃と那須野花音もお辞儀をする。
『え・・と、お勤めご苦労様でした』
『・・・さまでした』
『二人とも、こういう時は“お帰りなさい”とか“お疲れ様でした”って言うのよ。しっかりと言葉にしてね』
言葉遣いをたしなめる佳美の姿は、しっかり者のお姉さんといった風情だ。
『お帰りなさい・・ませ』
『お疲れ様です・・・』
『アハハッ、まだまだ初々しいですね』
『見ててよ、一週間後にはちゃんとこなせるようにみっちり教え込んでおくから』
力こぶを作る佳美。後ろの二人は委縮している様子だ。
『ここぞ、若奥様の腕の見せ所ってヤツですかね?』
『えっ!?木村さん、結婚してたんですか?』
『あれっ、言ってなかったっけ?』
『佳美さん、うちで働く人の中で唯一の既婚者だよ』
『子供は、まだだけどね』
『えぇ〜!?』
霧乃と花音は、それまで大人しくしていたのを忘れたかのように、揃って大きな声を上げた。
『二人とも・・・そんなに驚くことないんじゃないの?』
『いえ・・・だって、ものすごく意外だったから・・・』
『指輪もしてないし・・・あの、冗談じゃないんですよね?』
達也に、真面目な顔をして尋ねる花音。
『なんで、僕らがウソつかなきゃならないの』
『あとで、旦那さんの写メ見せてあげようか?』
『はぁ〜・・・』
あまりの衝撃だったのか、二人して開いた口が塞がらなくなっている。
『たまに、亜衣とか西浦さんたちは“佳美母さん”て呼んでたりするよね』
『最近は呼ばせてないわよ。新人の教育にも良くないから』
『ねぇ、佳美さん。二人とも、もう耳に入ってないみたい・・・』
『えぇ〜?そこまで衝撃を受けられると、複雑な気分になってくるなぁ・・・』
霧乃と花音が無言になったのに対し、達也と佳美は笑い合った。
『ところで、この靴は?』
『亜衣ちゃんと、美香ちゃんが呼んだ友達よ。私たちも、さっきまで亜衣ちゃんのお友達とガールズトークしてたところなの』
ガールズトークという言葉に、突っ込みを入れようかとも思ったが、咄嗟にそれを呑み込む。
『・・・何を言いたいのかな?』
『えっ・・・何のことですか?』
心の内を読まれてしまったが、それを悟られないようシラを切る達也。
『まぁ、いいけど。今日は、初めて来た子たちばっかりだったわね』
『その中に、一人だけ男の子が交じってましたよね』
『そうそう、借りて来た猫みたいに大人しくしてたけど、いかにも菜穂ちゃんの尻に敷かれてる感じで・・・あっ、言いすぎました。ごめんなさい・・・』
霧乃が、思わず普段のノリで喋ってしまい、シュンとなる。
佳美も、二人の言葉遣いには気を張っているようで、少しだけ呆れたような仕草を見せた。
だが、達也というと、神宮寺霧乃と那須野花音に直接会う前に、怪盗レオンが変装した霧乃、花音に会っており、あの時に見た口調や性格、もちろん顔やスタイルまで完璧に化けていたんだと、こうして彼女らと触れ合うことで実感されていた。
32
:
PON
:2013/08/14(水) 00:25:01 ID:OSpPCQuY
『あっ、達也さん。お帰りなさ〜い!』
西浦琴海も顔を出したと思うと、居間に戻っていった。
『みんな、達也さんが帰ってきたよ〜♪』
そう伝える声は、玄関どころかフロアの隅々まで筒抜けだ。
『霧乃ちゃん、花音ちゃん・・・先輩のああいう所は見習わなくて良いからね』
『年下だから、ってことで大目に見てもらえると助かるよね・・・』
達也もフォローを入れるが、それほどフォローにはなっていない。それを解ってか、どこか遠い目をしている。
片付けを始めているメイドたちをよそに、依然として亜衣たちは話し込んでいたのだが、琴海の報告にその会話がピタッと止まる。
片付けをしていた美里も、身体をピクッと反応させるも、そのまま作業を続けた。
『・・・・・(とても、熱い視線を感じるわ)』
横をチラッと見遣ると、亜衣が目を爛々とさせて美里を見ていた。
達也の帰宅を知るなり騒いだりしなかったのが、亜衣なりの気遣いなのだろう。だが、その目は何かを期待する視線に他ならない。
『やっぱり・・・』
仕方ないなと思いながら、美里は亜衣の側へと近づいた。
『美里さん♪お兄ちゃん帰って来たってよ?』
『えぇ、そのようですね』
『つれない返事だなぁ〜。お出迎えしてきなよぉ♪』
『あまり目立つ行動は・・・』
『なんで?いつもしてることじゃん♪そうやって色々と考えてると、逆に不自然に思われちゃうよ?』
亜衣の言うのももっともだ。腫れ物に触るようにしていれば、余計に目立ってしまう可能性もある。
『いつも通り、自然な感じでさっ☆』
ウィンクをして、美里に迎えに行くよう促す。
『そうですね・・・では、河原家で働く者として行って参りますね。ちょうど、お客様もいらしていることですので、達也さんにご紹介してきます』
『えぇ〜、何それぇ?』
『いつものように、と仰ったのは亜衣さんですよ?』
『だって、それじゃあ・・・』
二人きりで、今後についてを話し合えないじゃないかと言い掛けて、すぐに口籠る。
『むぅ・・・わかったよぉ!じゃあ、話が終わったら戻って来てよね。私は部屋で待ってるから。美里さんが逃げたりしないように、菜穂ちゃんたちがちゃんと引き連れくるんだよ!』
膨れっ面なのは、明らかに納得がいっていないことの表れだ。
だが、ここでコソコソ話しているのも、不自然さを煽る心配もあり、仕方なく美里の提案を受け入れる格好となった。
33
:
PON
:2013/08/14(水) 00:25:55 ID:OSpPCQuY
『美里さん、ありがとうございました』
『ええっ!?どうしてです?むしろ、皆さんを巻き込んでしまったくらいなんですよ?』
『私も、同じ怪盗レオンの被害者として、亜衣先輩のお兄さんにお会いしておきたいと思ってましたから』
『私と大和は、それに加えて、秘密を暴露してしまったお詫びもしないと』
『いえ!あれは、私たちの不注意でもありますから・・・』
『でも、口を挟んで亜衣先輩に教えてしまったのは事実なので』
『そう・・・ですか?』
玄関まで出向こうとすると、木村佳美ら何人かのメイドたちが達也と話をしていた。
『あっ、美里さん』
『今日もお疲れ様でした』
そう迎える美里の後ろに、制服を着た3人を見て少しだけ驚いたような表情になった。
『あれっ?』
『はい?どうされました?』
『いや・・・何でも無いよ』
達也は何かを言い掛けたが、話を逸らした。
『じゃあ、後は美里さんに任せて、私たちは他の所を回ろうか』
『はい』
『では、失礼します』
神宮寺霧乃と那須野花音は、深々とお辞儀をしてから佳美の後をついていった。
『紹介しますね。こちらが、亜衣さんのお兄さんの達也さんです』
紹介された達也は、ペコリと軽く挨拶する。
『それで、達也さん。ちょっとだけお話し良いですか?』
『それは構わないけど・・・彼女たちも一緒で?』
美里は、コクリと頷く。
『こっちも、美里さんに話があったからちょうど良かったけど・・・様子からして、真面目な話のようだね』
『えぇ。では、どちらから話をしようかしら・・・』
『どっちから話しても、結局もう一つの方に繋がるので変わりは無いと思います。でも、重要なのは美里さんからの話になるので、先に私たちからが良いかもしれませんね』
『では・・・そうさせてもらいますね』
『ちょっと、待って。そんな重要そうな話なら、僕の部屋でしようよ』
二人きりでとなれば、余計な詮索もさせてしまうかもしれないが、菜穂たちも一緒とあれば安心して入ることができた美里だった。
34
:
PON
:2013/08/14(水) 00:26:54 ID:OSpPCQuY
『椅子とか無くて悪いけど、代わりにこのクッションでも下に敷いちゃってよ』
ローテーブルを囲うようにして全員が座った。
『先に状況だけ伝えておくと、私たちはこの後に亜衣さんの部屋に結果報告しないとならないので、落ち着いて話をすることができないんです』
『結果報告・・・何を?』
『まぁ、それはおいおいとしてですね・・・』
中身の見えない話を問い詰めようとする達也。それを、菜穂が宥めながら、
『まずは、簡単に自己紹介させてください』
と、切り出して3人がそれぞれに名乗った。その間、達也は菜穂の素振りを頻りに気に掛けていた。
『さっき美里さんに紹介してもらったけど、僕は河原達也。気軽に、名前で呼んでもらって構わないよ』
何と呼んで良いかと思ってたところへ、フランクに呼んでもらって良いと言われ、話もしやすくなると安心した3人。
『それでは、不躾を承知の上で失礼しますが・・・』
『気にしないで良いよ』
『達也さんは、“怪盗レオン”という名前をご存知ですよね?』
『えっ!?』
何の話かと思えば、目の前の女子高生が開口一番に予想もしない呼称を口にしたものだから、ドギマギしてしまった。
『きっと、玄関で私を見た瞬間に目を見開いていたのも、今まで私のことを警戒していたのも、怪盗レオンのせいだと思うんですが』
心の内を看破され、思わず美里の方をチラリと見遣る。すると、美里は何も言わず頷いた。
『うん・・・怪盗の変装には、ほとほと迷惑を掛けられているよ。これまでにも、美里さんに限らず中川さんにも化けているのを、さんざん見せられてる』
『本物の美里さんと直接お会いするのは、私たちも今回が初めてで・・・だから、同じ被害者だと分かりあえたのも、ついさっきでした』
『これも、亜衣先輩がお家に招いてくれたのが、きっかけだったんです』
『中川さんたちが、私たちと同じ目に遭っていると聞かされた時は、正直驚きました。平井さんが問い掛けてくれなかったら、きっとこの秘密は共有できなかったでしょう・・・』
深刻な話の中、大和も黙って話に耳を傾けていた。
『僕らと同じってことは、鹿島君も相当・・・』
『えぇ・・・まぁ・・・でも、男性で被害仲間ができたのは心強い限りです』
言葉にはしないまでも、互いに交際している相手に限らず様々な美女に変装されて、性的行為を要求される苦しさが共有できるとあって、二人とも少しばかり嬉しく思うのだった。
35
:
PON
:2013/08/14(水) 00:27:34 ID:OSpPCQuY
『それで、達也さんと美里さんが怪盗と接触していることは、警察の方に報告しても良いでしょうか?』
『け、警察っ!?』
『事前に美里さんにはお話ししてありますが、私たちの場合は警察が絡んでいるんです』
『元々は、私たちや警察もそれぞれが別々の場所で被害に遭ったんですが、次第に点と点が線で結びつくようになって、今では春佳センパイが警察に一目置かれるくらいになって・・・って、悪い意味じゃないですよ』
『僕たちだけじゃなくて、警察側も春佳先輩の洞察力とか観察眼を必要としているってことです』
『へぇー・・・』
達也にはまじまじと見つめられ、菜穂たちからは称賛されて、春佳はモジモジと照れ臭そうにしている。
『ま、まぁ・・・そういうわけで、お互いに協力し合えたらと思うわけです。どうせ、この会話も盗聴されているでしょうから、防衛対策を施すまでには至らないでしょうが・・・』
『盗聴ね・・・それはもう重々理解しているよ。今もきっとどこかで・・・』
『さっき、メイドさんや亜衣センパイたちに化けて、一頻り私たちのことを弄んでいきましたから、すぐ近くにでも潜んでいると思います』
菜穂は、西浦琴海や倉田綾乃に変装した怪盗が、痴態を晒していたことを話す。『あっ!ここに居る私たちはあれから一度も離れ離れになっていないので、お互いが本物と断言できますよ』
続けて、疑心暗鬼にならないようフォローを入れる。
『・・・そのことなんだけど、怪盗かどうかを見分ける物があるの』
『えっ、そんな物があるんですか!?』
『うん、まぁね・・・』
春佳は、一見ボールペンに見える物を胸ポケットから取り出した。
36
:
PON
:2013/08/14(水) 00:28:06 ID:OSpPCQuY
『コレは、怪盗の持っている盗聴受信器に反応して振動する、いわば感知器みたいな物よ』
『へぇ〜・・・』
『今村警部が、とりあえず5つだけ持たせてくれたの。今日、怪盗の被害に遭っている美里さんたちに出会うと思っていなかったから、菜穂ちゃんと大和くんの分の3つしか持っていないけど・・・』
鞄の中から残りの二つを取り出し、三つをテーブルに並べる。菜穂と達也が、何の変哲も無いと思われる物を手に取った。
『さっき、春佳センパイが怪盗の変装かどうかを見分けられたのは、これのおかげってことですか?』
『あっ!怪盗が去り際に言っていた、“渡さなくて良いのか?”って言っていたのは・・・』
『まぁ、そういうことね』
『でも、そんな便利な物があるのに盗聴させてしまって良いんですか?』
『警察でそういった物を作っている情報は、既に入手していたみたいですからね。どうせ、婦警さんに変装して署内に潜り込んだ時に・・・って所じゃないかと』
『こういう物を作っていると知りながら、泳がせていたってわけね・・・自分もその計画に参加するほどの余裕が、アイツらしいったらないわ』
その行為が、全員の頭に手に取るように思い浮かべられる。どうせ、一人だけではなく、何人もの婦警や女性来署者を捕えては、変装を繰り返していたのだろう。
『ただ、今村警部から釘を差されていることなんだけど、くれぐれもこれに頼り切らないで欲しいって』
『性能を知られているなら、それもそうでしょうけど・・・別の理由もありそうですね?』
『怪盗が常に受信器を持っているとは限らないし、感知されない物を作っているかもしれないからです』
『つまりは、イタチごっこになるってことか・・・』
『そういうことですね。だから、あくまでその場凌ぎ程度の物と考えてください。今村警部の方でも、色々と対策を考えていくとのことでした』
怪盗に目をつけられた以上、簡単には平安は訪れないということだ。
『あの・・・ところで、先程から挙がっている“今村警部”という方は?』
『あまり大きな声では言えないんですが、警察内に居られる怪盗の被害仲間と申しますか・・・』
警察が、変装怪盗に翻弄されているということは、さすがに言いづらいものだ。
『警察が絡んでいながら大きなニュースになっていないのは、まさしくそこにあるんですよね。負け続けているのが大沙汰になるのは、沽券に係わるらしくて』
『なるほど・・・』
『それに、誰にでも変装してしまう怪盗という存在を明らかにしても、気が触れたとでも言われるのが目に見えてますから』
『被害に遭った自覚のある人たちで、協力し合うしかないってことか・・・』
『今村さんという方も大変な思いをされているんですね』
『部下の婦警さんのフォローも必要ですし、色々とあるそうですよ』
春佳だけでなく、面識の無い美里までもが美沙の苦労を偲んでいた。
37
:
PON
:2013/08/14(水) 00:29:21 ID:OSpPCQuY
『あのさ、被害者つながりでなんだけど、友達で同じ目に遭っている人が居るんだ』
『あっ、さっき美里さんが言っていた方たちのことですか?』
『何だ、もう話しておいてくれたんだ?そう、大学の仲間で秋村麗那と桐原桃美って人なんだけど』
『しっかりとした面識は無いと思いますが、私たちも怪盗の変装を介して知っていると思います』
『ミレーズでバイトをしているなら、尚更に・・・先週の土曜日にも行ってましたし、そこで店員さんに化けた怪盗にも接触されましたので』
菜穂は少々言いづらそうにしながら、美里が話を振りやすいように打ち明けた。
『えっ!先週の土曜日?』
『どうやら私たち、セレストの生徒さんたちに見つかっていたらしいんです。その中に、中川さんと鹿島さんがいらしたそうで・・・』
『そっか、僕らはその時にニアミスしてたのか・・・』
気まずそうにする美里に比べ、達也はサバサバした反応だ。
『実は、そのことで達也さんにも謝らなければならないことがあるんです』
『こうして亜衣先輩の家に呼ばれて、美里さんに遭遇した時に、真っ先に怪盗の変装と疑ってしまったんです。なにしろ、面識を持つ以前から怪盗は何度となく美里さんの変装をしてきたので・・・それで、怪盗の変装を見破るために揺さぶりを掛けてやろうと、先日の一件を話してしまったんです』
『“話す”って、ミレーズに僕らが行っていたことを?』
『はい。それも、亜衣先輩の居る前で・・・』
『ブッ!!亜衣の居る所でか!?』
『すみません・・・』
それまで落ち着いて話を聞いていた達也が、思い切り噴いてしまった。そんな動揺ぶりを見た二人とも、ただ平謝りするばかりだった。
38
:
PON
:2013/08/14(水) 00:29:55 ID:OSpPCQuY
『うわぁ〜、亜衣も知ってるのか・・・何を詮索されるか・・・』
『それなんですが、話の成り行きで私たちがお付き合いしていることまで・・・』
『げげっ!!』
『本当に、すみませんでした!』
『あっ、いや・・・ゴメン。君たちが悪いわけじゃないから、気にしないで。ただ、思っていたよりも話が詳細な状態で広まったことに驚いたんだ』
『“思っていたより”というのは、どういう意味です?』
『今日、秋村さんに会った時に謝られたんだよ。僕たちに、言い忘れてたことがあるって。それで、美里さんにも伝えておいて欲しいって』
『伝え忘れとは?』
『ミレーズで、僕が奥の席から様子を窺っていたんだけど、実は、中川さんたちと一緒に居た子にはバレバレになっているってことを秋村さんが聞いていてね。それを報告しようとしたんだけど、ゴタゴタしてたせいで言い忘れてしまったらしいんだ。だから、教えてあげられなくて申し訳ない、また改めてお詫びするって言ってたよ』
『なるほど・・・そういうことでしたか。別に、それほどまで気にしなくても良いのに・・・』
美里は、逆に気を遣わせてしまったことを詫びたくなっていた。
『とりあえず、彼女には、あとで電話してあげたら良いんじゃないかな?』
『そうですね。落ち着いたところで、連絡してみます』
『あの・・・新聞部の人たちがその会話をしている時に、そこに居た店員さんが秋村さんという方なんですか?』
『そうだね、話からしてそういうことになるよ』
『それだったら、大和!』
『うん。これで、僕らの中でも秋村さんの顔と名前が一致しました。やっぱり、ご本人にはミレーズで何度も見掛けていますし、怪盗の変装越しにも見ています』
『一応、写メがあるから見せるよ。もしかしたら、平井さんも見覚えあるかもしれないからね』
携帯に画像を表示し、ズームアップさせる。
『この女性が秋村さん、その隣りがさっき挙げた桐原さんだよ』
『秋村さんも桐原さんも、やっぱり知ってます。ミレーズに行ったとき、怪盗が胸を見せ付けて・・・あっ!』
思わず喋り過ぎてしまったと、菜穂は口を手で覆う。
『まぁ・・・ね、本人が居ない所で言うのもどうかと思うけど、仕方のないことなのかな・・・』
『怪盗のやり口といえば、いつもそのパターンですから・・・』
そう話す達也と美里の言葉の裏には、菜穂に化けた怪盗が同じような行為をしていたことが隠れている。言い換えれば、美里やメイドたちの痴態が大和たちに晒されていても、どうすることもできないのだから承知するしかないという意味でもある。
『では、近いうちに秋村さんや桐原さんともお会いすることはできますか?』
『そうだね。コンタクトが必要となれば、僕の方から連絡取るよ』
『画期的な防衛策があるという期待は持てないですが、私を介して警察が入ることで少しは気持ちを解してもらえるかもしれません』
『私も、大和だけじゃなくて春佳センパイや今村警部たちと連携が取れることで、とても心強くなりました。だから、達也さんや美里さんもそう思ってもらいたいんです』
菜穂と春佳は、協力を強く訴えた。
『それは、こちらとしても願ったり叶ったりだよ。ね、美里さん?』
『はい、ぜひお願いします』
力強い協力者が得られたと、互いに微笑み合う。
すると、そこへ突然部屋の扉が開いた。
39
:
PON
:2013/08/14(水) 00:30:44 ID:OSpPCQuY
『ねぇ、いつまで話し込んでるのよぉ!』
亜衣の怒った声がしたと同時に、五人が一斉にそちらを向く。
『・・・なーんてね♪』
そこに現れたのは、美里のメイド服を盗み着た今村美沙だった。
『やっぱり、盗聴していたのね』
テーブルに置いたペン型の機械が、三本とも振動している。
『そりゃあ、もちろんよ。このとおり、乳首から引っ張ったコードで・・ね』
胸のボタンを外し、ベアトップのビキニで隠した乳房を見せる。
『ふぅ・・・美里さんの制服に私のHカップ巨乳を押し込めるのは苦しかったわ♪』
布地には、コードの存在もハッキリと浮かび、引っ張られたコードと一緒に受信器がその内側で動いているとわかる。この胸の裏に、機器を仕込んであるようだ。
『私を呼んでくれれば、麗那でも桃美でも、ご希望の女に変装して協力してあげたのに』
『そんなお節介なんて、誰も望んでいないわ』
『ククッ、強がっちゃって♪これで、今村美沙警部だって達也クンたちに知ってもらえたのよ?警察官にしておくには勿体ないくらいの美巨乳を誇ったクールビューティーだ、ってことがね』
『それが余計なお世話だって言ってるのよ』
『でも、菜穂ちゃんが知っている美沙警部は、またスタイルが変わっているの。上から95−57−87って具合にね。髪もこのとおり、10センチくらい短く切ったのよ?』
髪を揺らしながら、堂々とメイド服を脱いでビキニにストッキングを穿いた恒例の姿を見せ付ける。
『平井さんは昨日会ったばかりだから、私の細かな変化も知っているわよね?その直後に、私の手に堕ちてこの姿を盗まれたって経緯よ♪そのまま今村美沙として、署内の婦警もリニューアルしたり、新たな婦警を加えたり・・・ね』
『あっ、そ』
『余計なことまで話さないで結構だわ』
だが、話題の変装怪盗を目の前にしても、春佳と菜穂は全く怯む様子を見せない。まだ高校生でしかない彼女らを見て、達也と美里はその勇敢さに舌を巻いていた。
『相変わらず、つれないお返事ね。私だって、あなたたちの手助けをしてあげたのよ?』
コードを引き抜き、ビキニ姿のまま美沙から脱皮を図る。胸も股間も隠しながら脱げた美沙の皮から現れたのは、レースクイーン用ハイレグレオタードに光沢あるストッキングを纏った河原美香の姿だ。
『これからリニューアルする、チームのコスチュームを披露するフリをして、亜衣を眠らせておいたんだから』
クルリとその場で回り、わざとヒップに埋もれさせたTバック状態のコスチュームをアピールする。正面の切れ込みもさることながら、ざっくりと開いた谷間に、両脇や背後の具合からしても、かなりの露出になっている。
その開いた谷間に手を忍ばせ、両胸に仕込んだパッドを取り出して見せるのだが、これが亜衣を眠らせるのに使用した睡眠薬入りの武器だということのようだ。
『だいたい、いくら達也と美里ちゃんの交際について話し合いをするにしても、時間掛け過ぎだと思わない?案の定、亜衣ってば機嫌悪くなってたわよ?』
『へぇ〜、頼んでもいないのに、お節介してくれてありがと』
『機嫌の悪い所へ、お姉さんのそんな姿をして現れたなら、さらに機嫌悪くなったことだろうね』
『うーん、そうでもないよ。機嫌損ねるより先に眠らされちゃったからね♪』
美香の顔で、亜衣の声を発したかと思うと、顎に手を掛けてその顔を一気に歪ませる。すると、いつもの明るい表情を讃える亜衣の顔が現れた。
顔は亜衣、身体は美香という姉妹が組み合わさった姿には、やはり違和感がある。それを解消するかのように、ハイレグレオタードを下ろしてニプレスを貼っただけの胸を揺らしながら、スキンスーツとストッキングを纏めて脱ぎ去った。
『でも、私が眠っているからって安心しないようにね。時間は着実に過ぎているんだから』
美香の身体の下から現れるのは、胸を強調するような、いわば亜衣の顔には不似合いなコスチュームで、外されたボタンからは美香よりも大きな美乳が覗いている。そのコスチュームからして、誰の顔が見られるのか凡その想像がつく。そして、亜衣マスクがひしゃげながら捲れていけば、想像通りの顔が現れたのだった。
40
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PON
:2013/08/14(水) 00:31:58 ID:OSpPCQuY
『写メで見るよりも、こっちの方が確実でしょ?』
ニヤリと笑うのは、ピンクのミレーズコスチュームを着た秋村麗那だ。
『だいたい、携帯のディスプレイくらいで、私の美しさなんて伝わらないと思うのよね。Hカップのたわわな胸に、メコスジを浮かばせるアソコのなだらかなライン、ブラウンのストッキングに映える脚線なんて、生で見て初めて実感できるものだからね』
スカートをスルリと落とせば、話していた通りの激しい喰い込みをさせたビキニがシームのラインを浮かばせているのがわかる。秘所の部分だけはシームが埋もれ、縦スジがハッキリと出ている。
『どうしたの?せっかく、麗那の変装をしてきてあげたっていうのに苦い顔をしちゃって』
ボタンを外し、トップスをずらし上げる。そして、突起を隠しただけの胸がユラユラと動くのを眺めながらビキニとストッキングを下ろしていった。それでも、インナーと肌色ストッキングで辛うじて股間を隠している。
『麗那と会った時には、服の中に96−59−85のスタイルをしてHカップ巨乳を揺らしているって思い出してよね?その時に会った麗那が、本物の麗那かどうかは分からないけど。ククククク・・・』
長い髪をかき上げながら、クルリと背中を向けて下半身を覆う着衣も脱ぎ始める。ワレ目すらも見えてしまうかと思われたが、半透明の前バリがそれを隠していた。とはいえ、膣襞にまでピッタリと貼り付けてあるせいで、テープはクレバスに埋もれ、その色もテープの向こうに見えてしまっている。
そうして、背中を向けたまま脱皮を図っていくと、オレンジのミレーズのコスチュームが広がった裂け目から覗き始め、麗那マスクから頭を抜き取れば、ハラリと落ちた生身の女性の身体から衣服を着た女性がまたも出現した。
41
:
PON
:2013/08/14(水) 00:34:15 ID:OSpPCQuY
『私のことも、覚えているでしょう?桐原桃美って言われたら、この顔とスタイルを思い出してよね☆』
ウィンクをしてみせる怪盗は、すっかり麗那から桃美への変装を遂げ、麗那の時と同じように胸のボタンだけを外した格好を晒している。
『ちなみに、桃美は86センチのGカップ巨乳だよ。菜穂ちゃんや美里さんも、同じGカップなんだってね?でも、バストの数字だけなら私が一番小さいかな♪』
ミレーズのコスチュームの上から身体を撫でつつ、唯一開かれた胸をぽよんぽよん・・と揺する。桃美の顔、スタイル、声と、全てを我が物にしたとあって、弄りたい放題だ。そんな怪盗の欲望が、桃美マスクの上に滲み出ている。
『ククッ、私も色々と怪盗レオンに辱めを受けたから、体験談を話せるのが楽しみで仕方ないよ。あいにく、トレイで胸を隠しながら接客したり、バイブを咥えて接客したり、店内のトイレで裸になったのも、全部怪盗レオンが私に変装しての痴態だから、本物の私から打ち明けられることはないだろうけど♪』
そう話しながら、トップスをずらし上げ、そこにある突起を腕でサッと隠した。そして、スカートを捲っていけば、麗那とは違って、異物の形に合わせた膨らみを浮かべるビキニの存在がある。
スカートの裾を押さえ、愛液でじんわりと染みているハイレグビキニを横にずらせば、さらに液を染み込ませたサンダルベージュのストッキングと、肌色のインナーが、同様にバイブの膨らみを浮かばせている。まさしく、話していた痴態そのものだ。
『ねぇ・・・あの時のこと、懐かしく思い出してくれた?』
何も言わずに注視するだけの全員を、優越感たっぷりの表情で聞いてくるも、誰も返答などしない。
だからといって苛立つわけでもなく、抱えた胸にグニュグニュと手を押し当てている。すると、桃美の股間にある膨らみがゆっくりとうねり始めた。
『ふぁぁ・・・んっ、バイブオナニーしていた所まで披露するなんて、怪盗レオンさんてばやり過ぎよぉ・・・』
内股になって、懸命に立っているように装う桃美。
その股の中心では、腿に擦れながらバイブが動いていて、我慢しきれなくなったように膨らみを押さえる。すると、抱えていた胸が二の腕に挟まれながらユラユラと動いた。
『やだぁ〜・・・私のオッパイが見えちゃったじゃない♪』
蠢く股間のモノを無理矢理に押し込めていく。膣襞を掻き回す具合が重ね穿いたナイロンの奥で広がっているが、快感に耐えていたのが芝居だったと印象付けるように平然と胸の方を気にする。
『なーんて♪ニプレスの上に付け乳首を貼って、頑丈にガードしてあるんだけどね☆』
本物の乳首と思えた物は、乳輪と乳首を実物そっくりに再現した偽物だった。
『桃美のアソコにあるのがバイブなら、きっと乳首から催眠薬を噴射させて襲撃する準備があるんじゃないか?って警戒していただろうけど、杞憂だったね?』
両手で胸を持ち上げる桃美は、全員の警戒を嘲笑った。そして、付け乳首をパカッと外す。
『まぁ、全然準備をしていなかったってわけでも無いんだけどね♪』
乳首の下にあったニプレスを剥がし、白いプラスチックを見せたと思うと、乳首の辺りを摘まんだ。すると、プラスチックが持ち上がりだすも、それが落ちることはない。
『コレを外せば、いつでもお薬を発射させることができるからね』
内側に針を仕込んだ蓋は、桃美の乳首に刺さったままだ。そのため、桃美の視線からは乳首も乳輪も丸見えだが、五人の視点からは蓋で遮っている。
その構造を知っている者からすれば、少しの驚きも無い。むしろ、さんざん見せられている行為に辟易ムードだった。
42
:
PON
:2013/08/14(水) 00:34:53 ID:OSpPCQuY
『・・・で?一通り、変装シーンが見せられて楽しめた?』
『自己満足に浸っているところ悪いんだけど、私たちにも用事ってものがあるのよね』
相手にするつもりも無いと、桃美の姿をした怪盗をあしらう菜穂と春佳。
まだ現時点では本人たちと知り合っていないこともあって、至ってクールにやり過ごせている。
『もぉ〜、そんなに邪険にしないで欲しいな。これから、お友達になろうって関係なのに。本物の桃美にまでそんな態度で来るつもり?』
『変態怪盗が変装しているんじゃなければ、ごく普通の対応をするからご心配なく!』
『そっか、それなら優しく微笑んでくれるように、何食わぬ顔で接触を試みてみようかな。受信器を持っていなければ、私の変装だってバレる可能性は低くなるものね。乳首まで見られることはないだろうから安心だし、バイブは動かないように膣圧で大人しくさせておくよ。こんなふうに・・・ね♪』
動き続けるバイブを、ヌヌヌ・・・と膣内に収めると、電源を切ったわけでもないのに静かになった。膨らみも僅かに先端を覗かせているのがインナー越しにわかる。
『まだ、あなたたちに見せていない顔もたくさんあるわよ?こんな娘が話し掛けてきても、面と向かって怪しむなんてできないだろうね』
蓋を刺したままの胸の膨らみに手を掛け、引き裂いた中から新たな女性の胸がプルンと現れる。今度は、偽物の乳首やニプレスなどの細工をしていない、あるがままの双丘が見えた。その裂け目を上に辿り、桃美マスクの中に手を潜らせて歪んだ顔がズルリと脱げれば、これまでに見せられたことのない、童顔なロングヘアの女性の変装へと変わった。
『私も、菜穂ちゃんたちと同い年なんだよ?女子高生巨乳グラビアアイドルの保科柚紀って言うんだけど・・・雑誌の表紙とかCMにも出始めたばかりだし、まだ知らないかな〜』
若々しくも、成長著しく思わせる胸の存在感があるかと思えば、ヘアすら生えていないワレ目がバイブによって裂けんばかりに開き切っている。桃美の皮と着衣は足元で踏みつけられ、すっかりルックスもスタイルも申し分の無いアイドルの出来上がりだ。
『きっと、これからメディアにもどんどん露出していくと思うよ♪90−59−86のプロポーションにHカップ巨乳を備えた柚紀のこと、オトコ共が放っておくはずないからね☆』
長い髪の間から見え隠れする胸を抱え、前屈みにポーズを取ってみせる。時折、ワレ目にギッチリと咥えたバイブがうねったり止まったりを繰り返すが、これもわざとやっているようだ。それにしても、柚紀の胸のハリや形といい、谷間に吸い込まれそうなほどの迫力は、高校生離れしていると言っても過言ではない。
『この巨乳に催眠薬を仕込んだものだから、桃美の胸を貫いた針がこの乳首に深く刺さってて、それはそれは痛々しかったんだぜ?クククククッ』
ふにゅっ・・と柔らかさを感じさせる手応えそのままに胸を掴み、摘まんだ乳首に蓋を突き刺していく。
ズズズッ、と引き摺る音がするような様は、注射器でも刺しているかとすら思える。しかし、その感覚にも柚紀はニヤニヤと笑うだけだ。
『ねぇ。保科柚紀って名前を知らなければ、きっとスタイル抜群の可愛い女子高生と思って普通に接してくれるよね?この顔もオッパイもアソコも、全てが作り物と疑いもしないで・・・な』
ニヤついたその顔に手を翳すと、顔全体をクシャッと握りつぶした。
造形を無くした顔は、もはや男性とも女性とも区別がつかず、可愛らしい顔立ちはどこへやらだ。身体とて、乳首には蓋が刺さり、ワレ目にはバイブが挿入されたまま・・と、女子高生どうこうでなく一人の人間としてあるまじき異形さとなっていた。
43
:
PON
:2013/08/14(水) 00:35:26 ID:OSpPCQuY
『あっ、見えなくなったら菜穂ちゃんたちに何されるか分からないや。すぐに直さないと・・・』
マスクの中から柚紀の声が聞こえると、歪んだマスクが再び生気を戻して顔が貼り付く。
『ククッ、盗み取ったばかりのスキンスーツだけど、具合は文句なしだね。もし興味があったら、本物の保科柚紀に会いに来てよ。美香に呼ばれた私が、彼女の部屋にいるからさ♪』
『なっ・・・姉さんの知り合いなのか?』
『えぇ、そうですよ♪今度、河原美香たちと一緒にレースクイーンのお仕事をすることになったので、ハイレグレオタードとかTバックビキニのインナーと合わせになったコスチュームの衣装チェックに来た・・・ってわけです』
腰に手を当て、得意気にポーズを取る。胸も秘部も露出しているが、そこには少しの羞恥心も感じられない。むしろ、このボディをもっと見てみろと言っているようだ。
『美香の部屋には、私の他にも北野知夏とか赤石美緒とか、菜穂ちゃんや大和クンにも馴染みだったり初対面の女だったりが揃っているよ。だから、私がこれから誰に変装しようとしているか、偵察の意味も兼ねて顔を出しに来た方が良いと思いますけどね〜☆』
にこやかに話しながら背中を向け、前屈をしたまま足元にあったスキンスーツを漁りだす。開いた両脚の間からは、胸が顔にぶつかりながら揺れていた。
『クスッ・・・』
柚紀の股間はさらに見え易くなり、バイブによって膣襞の捲れ上がったワレ目に加え、肛門からもスプレーの噴射口が覗いていた。どちらの狭い穴にも、深くギッチリと咥え込まれ、その奥にさらに太い本体があるのだが、よく裂けたり悲鳴を上げたりしないものだと思えてしまう。
『よそ見なんかしていたら、噴き掛けちゃいますからね♪』
肛門に手をあてがうと、スプレーを挿入したままプシュッ!と噴き出す。誰を目がけた訳でもないため、無駄に噴射させただけだ。
すると、脱いだ物の中から秋村麗那の皮を選び、ストッキングなどを抜き取った。それから、どの皮に隠してあったのか、半透明のテープを取り出して前後の穴にある異物を埋もれさせながらピッタリと貼り付ける。
『アソコとお尻の穴と、少しも見えないように埋もれさせちゃうよ。ほらぁ・・・中の色まで見えるでしょ?麗那さんのアソコとは、こんなに色も形も違ってるんですよ♪』
両手で尻を広げ、両方の穴を見えるようにする。バイブも容器も奥深くに挿入されたようで、赤い襞の色がテープ越しに見えていた。その光景は、本当に何かを仕込んでいるのかと疑ってしまうほどだ。
そして、フレッシュベージュのストッキングに脚を収めていく。すると、股間に仕込んだ異物が、密着するのを邪魔するようにモッコリと膨らみを見せ始めた。その上に、インナーとストッキングを何着も重ねても、まだ存在を主張しているのだが、ピッチリと身体に密着しようとするインナーが徐々にそれを押し込めていた。
『どうです?麗那が着ていたビキニは、今度美香のチームが着るコスチュームの一部だったんですよ?』
オレンジのハイレグビキニが、これまでに穿いた着衣もろとも股間に喰い込んで、グラビアさながらの格好とも言える。
僅かな股間の膨らみに手を当て、摩っていたその手を離した時には、Tバックはヒップに埋もれ、ワレ目にも深い縦ジワが浮かんでいた。
『あとは、こっちの方か。左のオッパイには、これを付けていても意味ないんだけどね。だって、左の乳は盗聴用だから・・・な』
右胸の乳首に刺さった蓋を胸に埋め込み、ニプレスと付け乳首を貼り付ける。一方、蓋を抜いた左胸の乳首には、針付きの蓋の代わりとばかりにイヤホンを刺してグリグリと動かして耳に差し込んだ。細い針をした蓋であろうと、数ミリサイズの金属とコードであろうと、やはり乳首を痛めつける痛々しさはどちらも同じだ。
『ねぇ、皆さん。今、ここで襲い掛かれば私を倒すことができるかもしれませんよ?お尻とオッパイに仕込んだ睡眠薬、どちらにも蓋をしてしまいましたからね』
確かに、今の怪盗は丸腰に近い。それも、保科柚紀という、一人のか弱いグラビアアイドルにしか見えないとあれば、打ち勝つこともできそうだ。
しかし、いくら非力に見えるとはいえ、女子高生離れしたボディスタイルと目を見張るルックス自体が武器にもなっている。
『ククッ、倒しに来ないんですか〜?こんなに弱そうなのに』
力こぶを作って見せても、強さなど微塵も感じられない。
だからといって、身体の中には暗器を仕込み、外見ではたわわな胸や激しい喰い込みを晒す、いわば全身凶器の柚紀に襲い掛かろうと思う者など一人とていない。全て、怪盗レオンの怖さを思い知っているからこその判断だった。
44
:
PON
:2013/08/14(水) 00:36:00 ID:OSpPCQuY
『さーて、私はそろそろ美香の部屋に戻ろうかな』
左胸から伸びるコードに違和感を残すものの、それ以外はコスチューム合わせに来た保科柚紀として疑うべきものはない。とはいえ、そのコードの在り処が人間業ではないのだが。
『おいおい、その脱いだやつはどうするつもりだ?』
『そうですね・・・しばらく預かっておいてもらえません?』
足元には、今村美沙から桐原桃美に至るまで、脱皮をした彼女らの皮がそのまま置いてある。もちろん、桃美の愛液で濡れたビキニやストッキングなど、穿き切らなかった物も残っていた。
『怪盗レオンさん、もうこれ以上の脱皮はしないつもりらしいですよ?柚紀のHカップ巨乳の内側を使えばこれくらい朝飯前なんですけど、睡眠薬とか美女たちのスキンスーツとか、既にタップリと入れてあるから無理なんですよね♪』
胸をプルプルと揺すれば、コードもそれに合わせて揺れる。
その膨らみの中に、それらを本当に仕込んであるのかもしれないが、怪盗の性格からして、本当に満杯になるほど隠してなどいないだろう。そもそも、隠し場所は柚紀の胸の内側に限った話ではないことだって判っている。間違いなく、柚紀の皮の下にだって何人もの美巨乳を讃えた女性の変装が隠れているはずだし、バイブの奥に広がる膣内や肛門にだって挿入できるのだ。
『そんな気持ち悪いモノ、すぐにでも持ち去ってもらいたいんだがな』
『そうだわ!こっちは、見るだけで吐き気をもよおしそうなんだから!』
『失礼なこと言わないでくださいよぉ。千の顔を持つ怪盗レオンにとっては、ここにいる中川菜穂とか深浦美里とか平井春佳のような美巨乳な女だけじゃなくて、グラビアアイドルの保科柚紀や今村美沙警部にだって化けられる大切な大切な商売道具なんですから』
わざわざ、菜穂たちを名指しで呼んだのは、断った時のことを暗示するためだ。それを感じ取ってしまっては、もう拒むことなどできない。
『ちゃんと、後で引き取りに戻ってきますよ。ここのメイドか姉妹に変装した私が・・・ね♪』
身体を前に倒し、高校生離れした印象的な胸の膨らみをアピールしたと思うと、踵を返して部屋を出て行こうとする。
『早く、亜衣の所へ行ってあげてね。ノックと同時に目が覚めるようにしてあるから』
最後にそう言い残すと、レースクイーン衣装で胸からコードを生やした格好のまま出て行ってしまった。
45
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PON
:2013/08/14(水) 00:36:46 ID:OSpPCQuY
『ホント、相変わらずの変態ぶりなんだから・・・』
菜穂は、呆れた口調でそう零した。
『ひとまずは、こんな気味の悪いモノをどこかに片付けるかな』
達也は、雑多になった衣装やスキンスーツをビニール袋に押し込めて部屋の隅に置いた。
『これなら、アイツだってすぐに見付けられるだろ・・・で、これからだけど』
『怪盗レオンとの係わりは話し合えましたし、あとはお二人の問題かと・・・』
『私たちは、先に亜衣センパイの部屋へ行きますね』
『あっ、でも美里さんも一緒に連れて来いって言ってなかったっけ?』
『バカ!二人の話し合いに、私たちが居たら邪魔になるでしょ!大和ってば、そういう所はとことん鈍いんだから!』
『う・・・すみませんでした』
菜穂に叱られた大和は、達也たちに向き直って謝る。
『いえ、お気になさらずに・・・』
『話し合うも何も、することは決まっているから。まずは、亜衣に現状を話しにいって、その後に父さんに美里さんとのことを打ち明ける。ただ、それだけのことだよ』
達也の考えには、美里も同調して頷く。多くを語り合う必要はないと、初めから決まっていたことだった。
『スゴいなぁ〜・・・何も話し合っていないのに』
『シンパシーってやつだね。私も、お二人みたいに通じ合える彼氏、早く作らなきゃ』
『そんなの、褒めすぎだよ。事実、他にするべきことも思い当たらないんだから』
『隠し通して大ごとになるよりは、先んじて進めておくってことですね・・・』
三人は、達也たちの考えに感心するばかりだった。
46
:
PON
:2013/08/14(水) 00:37:49 ID:OSpPCQuY
『では、念のためにこれは持っておいてください』
春佳は、達也と大和にペン型の機械を手渡した。そして、意を決して部屋を出た。
『春佳センパイ、すっごく険しい顔になってますよ?』
『え・・・そんなに恐い?』
『まるで、戦にでも向かうみたいだったな』
達也も、冷やかし気味に菜穂に同調する。
『ウソっ!?』
春佳は、顔に手を当てて筋肉を解そうと動かした。
『ハハハ・・・冗談だよ』
『達也さん、意地悪しちゃダメですよ!』
『もぉーっ!』
重苦しい緊張感が緩和され、五人に笑顔が戻った。
『あれっ?』
美里に導かれ、亜衣の部屋に向かう途中、ボンテージ服を着た女性を見掛けた。胸の谷間がハッキリと拝めるベアトップの黒のレザー生地に、超ミニスカート、ガーターベルトで黒のストッキングを吊ったデザイン、手には肘までの黒いグローブを嵌め、アニメかゲームのコスプレといった具合だ。
そして、それを難なく着こなす女性とは、大和と菜穂にとって面識があり、他の三人ですらも見覚えのある顔だった。
『そういえば、赤石美緒も美香さんの部屋に来ているって話だったけど・・・』
『だからって、早速とばかりに赤石美緒に遭遇するなんて出来過ぎじゃないか?』
『そうですね。しかも、あんなコスプレをしているなんて、明らかに不自然だと思います』
『でも、震えてないぞ?』
『それを知って、受信器を持っていないんでしょうね』
『なるほどな、早速対策を講じて来たってことか』
美緒は、達也たちに気付いていないのか、そのまま歩き出した。
『だとしたら、あの部屋に美緒さんが・・・?』
『でも、助けに行こうものなら、また良からぬことをするかも・・・』
歩きながらも、彼女は服を浮かせて胸の具合を眺めたり、スカートの中に手を入れている。そうして、何度もスカートの中に手を入れて股布の喰い込みを直すのを見るうちに、ハイレグボンテージの上にレザースカートを穿いていると判った。ガーターストッキングの下に、光沢の強い肌色ストッキングが穿いてあるために、いくら直しても股間に激しく喰い込んでしまうようだ。
そして、喰い込みを浮かせて直せば今度はボンテージの胸元がずり下がって谷間が零れそうになり、それを戻せばまた喰い込むという、いわばどうにもならない悪循環だ。
もはや、この行為が、単にポジションに不具合を感じているせいなどではなく、怪盗レオンが美緒の身体を堪能するための仕草なのであろうと想像していた。
すると、亜衣の部屋を通り過ぎようという所で、美緒は扉をコンコン!とノックした。
『あっ!』
その声に反応した美緒は、扉の前でニヤリと笑う。だが、それでも菜穂たちとは一度も目を合わせることは無く歩き出した。
47
:
PON
:2013/08/14(水) 00:38:38 ID:OSpPCQuY
『もぉ、待ってたよ!・・・って、なんでお兄ちゃんまでいるの?』
『居ちゃあ、悪いか』
『彼氏としては、来ない訳にはいかないってこと?だったら歓迎だよ。入って入って♪』
促されて、達也から順に入っていく。
それを見届けようというのか、美緒は足を止めて前屈みに何かを拾う素振りをしていた。そのせいで、ハイレグボンテージの喰い込みは、より酷く感じられる。そして、その股間の中央には円形の膨らみがあり、開いた両脚の間からは髪を逆立てた美緒の顔と、左右の乳首から肌色コードを揺らしている胸が揺れていた。
『(盗聴器を持っていないくせに、あんな準備して何の意味があるんだか・・・)』
だが、それに構っていたら亜衣に見つかってしまうとあって、菜穂たちは何事も無かったように装いながら扉を閉めた。
48
:
PON
:2013/08/14(水) 00:39:10 ID:OSpPCQuY
『えぇ〜!喋っちゃダメなのぉ!?』
『当たり前だろ、ただ単に男女が付き合うって話とは違うんだから』
達也の決断には、明らかに納得いっていないようで、亜衣は不満の表情を露わにしていた。
『じゃあ、二人とも人目を忍んで黙って付き合うの?』
『あの、ここにはお客様もいらっしゃいますので・・・』
『美里さんは、それでも良いの?』
『えっ?私は、達也さんに・・・』
『おいおい、美里さんまで困らせるなよ』
『それは、私のせいじゃないでしょ!』
達也と亜衣、そして美里を加えた三人でのやり取りに、菜穂は自分が場違いな気がして困惑するばかりだ。
『(い、居づらい・・・)』
チラリと大和を見れば、大和も同じ思いでいるようだ。春佳は、そんな二人に我慢するようアイコンタクトで指示した。
『まぁ、亜衣の後輩たちが居る前で揉めてもしょうがないから、詳しいことなら後で聞いてくれよ』
『それは分かるけどさぁ〜・・・でも、菜穂ちゃんたちも巻き込んでるんだから、最低限の説明義務はあるんじゃない?』
『いえ、私たちは・・・』
いきなり引き合いに出されても、どう言って良いのかわからず言葉に詰まる。
『・・・とりあえずは、父さんに話をするつもりだ。あとは、その指示に委ねる』
『あの・・・さきほど居間でもお話ししましたが、このまま続けても周りの人たちに影響を及ぼす懸念は十分にあります。その点を旦那様から指摘されたならば、お仕事を辞めさせて頂く覚悟はできています』
『えっ!ちょっと待ってよ、美里さんが辞めちゃうだなんて私イヤだよ?』
『亜衣が嫌だと言っても、こうして話が広まりかけている以上は、仕方のないことでもあるんだ』
『私、他の子には絶対話したりしないからさ!』
『亜衣さんの言葉には感謝しますが、こればかりはあとは旦那様のご決断次第かと・・・』
『うぅー・・・でも、まだ辞めると決まった訳じゃないんだよね?』
『くれぐれも申し上げておきますけど、亜衣さんから直談判されるようなことは無いようお願いしますね』
『・・・・・』
考えを読まれてしまったのか、亜衣は何も言わず黙ってしまった。
『あーぁ、こんなことになるなら二人の関係を弄るんじゃなかったよ』
『すみません、僕らが余計な報告をしてしまったばっかりに・・・』
『ううん、そういう意味じゃなくてね〜・・・それにしたって、二人とも隠れるのが下手すぎるんじゃない?佳菜ちゃんたちに、アッサリ見付かってるともしらないでさ』
亜衣は、ジトッとした目で二人を見る。それには、返す言葉も無いようだ。
ただ、それもこれもきっかけを作ったのは、怪盗レオンの暗躍によるものだけに歯がゆい思いではあった。
49
:
PON
:2013/08/14(水) 00:39:40 ID:OSpPCQuY
『ふーん・・・まぁ、そういう決断にもなるわね。悪いことしちゃったかな?』
マスクエッジから伸びるイヤホンの音に耳を傾けているのは、潮村麻美だ。
『怪盗レオンさんのせいなんだから、穴埋めをしないといけませんね。あなただって、深浦美里がこの家から出て行くのは望ましくないのでは?』
『それもそうだな。あれほどの女はなかなか出くわすことも無いからな』
メイド服を脱ぎ、ハイレグレオタードに光沢あるチョコリーストッキングの格好となった麻美が、怪盗の声を使って笑う。
『クククッ、美里が人知れずに怪盗レオンのモノを生やして働くっていう楽しみは、簡単に奪われたくないでしょうね。今の私のような痴態・・・美里の変装ならさらに興奮するものね』
麻美のレオタードには、怪盗のモノを勃起させた膨らみがある。その膨らみを、シームラインをなぞりながら優しく撫でる。
ヒップに埋もれたレオタードを脱ぎ、ストッキングとインナーも下ろす。イヤホンを外し、首にあるマスクとスキンスーツの境目を掴み、同時に引き伸ばせば、捲れた麻美の顔の下から長い髪を舞い上がらせ女性の顔が、そして標準的なサイズをした美乳の下からは魅力的な巨乳の造形が零れ出た。
『この楽しみを奪われたくない私の思い、怪盗レオンにも理解してもらえて嬉しいわ♪』
麻美のスキンスーツから男根を抜き取れば、膣襞に擦れる感触が自分の分身を刺激する。その快感にも、深浦美里に化けた怪盗は卑しく笑うばかりだ。
『ククッ、私のアソコに挿入した感覚を味わいながら何食わぬ顔で仕事に励むなんて、これほどの楽しみは滅多に得られないですからね』
乳首からコードが生えていても、それに構わず胸を掴んで引き裂く。そこにできた裂け目から覗くのは、男性の薄い胸板だ。つまりは、美里から脱皮すれば怪盗の本体が現れる所まで来ている。
『盗聴器が無かったら、ハラハラドキドキでしたね。でも、まだ戻って来る様子は無さそうだから、外してしまいましょうか?ついでに、美里スーツも脱いで新しい私に着替えたりして・・・ね☆』
胸の谷間を開いたままで、部屋の隅にある袋と予め達也の部屋に隠しておいたスキンスーツを取り出す。
そして、準備を整え終えたところで、怪盗は美里の皮から身体を抜き取り、自分のモノが美里の膣襞に擦れる快感を自らの顔に表した。
50
:
PON
:2013/08/14(水) 00:40:57 ID:OSpPCQuY
『この部屋で本体を現したのは、どれくらいぶりだったかな』
そんなことを呟くが、実際には一か月も経っていない。最近とて、深浦美里や深浦亜樹、妹の亜衣に変装して達也とセックスを強要し、眠らせた後に堂々とこの部屋で正体を現したばかりだ。
その時と同じように、自らの裸を姿見に映しながら手にしたマスクを被っていった。キュッキュッ・・と皺を伸ばしながら密着させていけば、怪盗レオンの身体をした中川菜穂が笑う。
『ククッ、いつ見ても綺麗な顔してるぜ。コレを隠しちまうのが惜しいよな』
菜穂の顔を名残惜しく摩っていたが、その上に美香や亜衣の顔で覆ってしまえば、手際よくスキンスーツの方に身体を通していった。すると、閉じていたワレ目がムズムズとひとりでに動き、怪盗のモノがニュルッと生え出た。
『ふぁぁ・・・ん♪やっぱり、名器に擦れるのは何度味わっても慣れるものではないわね』
薄い胸板に迫力ある巨乳を備えれば、それは今の顔に合った深浦美里の身体としてしっかりと成立した。
『一体型ばかりでなく、こうしてマスクと分離した物も使用しないとね。いざという時は、こちらの方が簡単に顔を変えられて便利なんですから』
胸を抱え、鏡に写る自分にそう話し掛ける。そして、床に並べたスキンスーツを手に取ろうとした時、部屋の扉が開いた。
『あら、達也さん。こんなに早く戻ってくるとは思っていませんでしたよ』
『・・・・・チッ』
達也は、小さく舌打ちをする。
付き合っている彼女が、ワレ目から生えた男根を弄りながら振り返ったのを見たのだから、気分が悪くなるのも当然だ。
『私を見るなり、そんな顔をするなんて失礼ですよ?美里の顔でなかったら機嫌も良くなってくれるのかしら?』
エッジを掴んでマスクを捲ると、妹の亜樹の顔が現れる。
『ゆくゆくは、お姉ちゃんと同じくらいの巨乳になる見込みがあるからね。この身体でも、違和感は無いと思うんですけど♪』
美里のマスクを手に、腰や胸を撫で上げるも、女性器を刻み込んだ股間には依然として勃起した男根が揺れている。
『遠慮しないでも、私のこともっと見てもらって構わないですよ☆』
達也のことを好きな亜樹ならば、いかにも言いそうなことだ。もちろん、そう言われたからとて達也が喜ぶはずもない。
『ダメですか?・・・だったら、元の顔に戻るとするか』
マスクを被り、引き伸ばしながら生気を宿らせれば、ニヤリと不敵に微笑む美里の顔が復元されていく。腕の動きに合わせて震える美里の胸は、まるであるべき顔に戻って喜んでいるかのようだ。
『ククッ・・・達也さんのお好みに合わせてあげましたよ。コレを隠したら、機嫌も良くなってくれるかしら?でも、達也さんに襲われないようにするには、コレで邪魔をしておかないといけないのよね・・・』
亜樹を思わせる物は全て消え、美里の声で美里の姿で股間に触れる。そして、ワレ目を押し開きながら勃起するモノにペニスサックを装着させ、太さを増した怪盗のモノを美里の手でブルンブルンと弾いた。
51
:
PON
:2013/08/14(水) 00:42:27 ID:OSpPCQuY
『さっきから、何も言ってくれないんですね?美里のGカップ巨乳とか、アソコのビラビラまで見せているのに・・・』
こうして裸体を晒す美里のスキンスーツの下は、怪盗レオンの本体があるのみだ。この顔の下に亜樹や菜穂たちのマスクを重ねてあろうと、身体を脱皮してしまったら正体が暴かれるという不安は拭えない。しかも、名器を備える美里のワレ目を捲らせながら自分のモノを扱き、さらに勃起を促しているのだ。
それでありながら、危うさ一つ滲ませず挑発をする神経の図太さは、さすが無数の姿を持つ怪盗の自信といったところだろう。
『そんなことしてないで、片付けが終わったらサッサと出て行ってくれ』
『勿体ないことをするんですね。こんなチャンス、滅多に無いことなのに』
含みを持たせた言い方だが、達也は怪盗の真意をまで読み取れないため、さらに一体型スキンスーツを背中の裂け目から着ていこうとする美里のことを睨むばかりだ。
『せっかくなので、このまま私の重ね着を見ておくと良いかもしれませんよ?変装の順番とか誰の顔が隠れているか・・・とか、後々重要な情報になりそうですからね』
そうやって、重ねていったスキンスーツは萎れて中身の抜けた状態ながらも、深浦美里の巨乳と顔を模っていると判る。
ペニスサックを装着した怪盗のモノが、ワレ目をボコッと膨らませながら貫通し、胸には全く同じ造形をした美巨乳、そして長い髪を讃えた美しい顔がマスクに埋もれる。すると、今と全く同じ顔が生気を宿した。
先程の美里と何ら変わりのない姿形がもう一度再現された状態で、そそり立つペニスを指で弾いたり弄り回す行為も同じである。
『誰に変装したかを見届けても、既に中に重ねてあるやつを着られたら、順番なんて覚えても意味は無いと思わないか?』
『あら、達也さんにしては鋭い指摘ですね?』
既に背中の裂け目は塞がっている。その代わりにと、美しさを誇るGカップもの乳房を掴んで作って裂け目からは、美里のよりも小さな乳房がプルンと零れ出た。つまりは、達也の予想が的中していたことを示している。
『バレているのなら、その観察眼に敬意を表して見せてあげないといけませんよね♪』
そうは言いながらも、様々な変装を見せ付けたいのだろう。せっかく着込んだスキンスーツの裂け目を広げ、頭を抜き取ってしまう。
そうして、男根を生やした股間までを脱ぎ、脚だけ美里のままの平井春佳が挑発的にニヤリと笑った。
『制服の中は、こんなスタイルだったことが知れて嬉しいでしょう?菜穂ちゃんや美里さんには敵わないけれど、Dカップ美乳を備えた84−56−84のスタイルは怪盗レオンにも気に入ってもらえてるの♪』
美里スーツを脱ごうと、股間のモノが抜け落ちるはずはない。
『くぅ・・・っ、春佳の名器がズリズリ擦れると、男のモノはこんな感じかぁ〜♪そのうち、達也さんにも是非とも味わって欲しいところね』
あれほど毅然としていた春佳の痴態には、やはり大きなギャップを感じてしまう。
そんな思いをよそに、春佳は首の後ろに手を回し、今度は背中から脱皮を試みる。美乳と讃える胸が乳首をツンと上に向けながら揺れたかと思うと、頭をマスクから引き抜いた。
52
:
PON
:2013/08/14(水) 00:43:01 ID:OSpPCQuY
『ふぅ・・・全く、私ってばどれだけ美里さんの皮の中に女の皮を重ねていたのかしら?』
今度は春佳よりも大きな胸を備え、ミディアムロングの髪を靡かせる美女が現れる。見覚えのある女性だが、達也はすぐに名前が出て来なかったようだ。
『あらっ、お父様の会社に勤めている、大橋知沙をお忘れですか?上から86−59−87でFカップ巨乳を備えた、25歳のグラマラス美人秘書なんですけどね♪』
そこまで言われ、達也もやっと知沙のことを思い出した。とはいえ、本物の大橋知沙が男のモノを股間から生やしているわけがないのだから、それがどうというわけでもないのだが。
『このとおり、深浦美里の変装に深浦美里を重ねたと思いきや、私の乳の下には河原亜衣の乳が見えるだけなので、しばらく美里の裸体は拝めない・・・ってことですね』
知沙の胸の谷間から見えるのも、美里の胸とは掛け離れたサイズの乳房だ。知沙の身体は脱がないまでも、さほど大きくも無い胸の膨らみからして、おそらく亜衣の変装で怪盗のモノを生やしている光景があるのだろう。
『亜衣も、ペニスサックを装着したコレを咥えているんだよ♪簡単に貫通させたと思っているだろうけど、実際にはワレ目ちゃんが壊れるくらいにパックリ開いちゃって、出産するかと思ったんだから。まっ、亜衣のアソコだけがそうなってたわけじゃないけどね☆』
大橋知沙の顔で、亜衣の声を操りながら、女性にあるはずのない肉棒を弄る。
摩れば摩っただけの反応が見えるのは、まさしく男性器そのものだ。しかし、変装怪盗のすることは手品染みたことばかりゆえ、この肉棒の変化が怪盗レオンの正体であると断定できるわけがない。
そして、亜衣の胸をも引き裂けば、春佳と同じほどのサイズを誇る乳房がポロリと零れ出て、その勢いで自然と震えた。
もはや、美里の胸はどれほど奥に隠れたのか、想像もつかなくなった。
『このEカップ巨乳をもって、私は10個のオッパイを持っていることになるのね。だけど、例え萎びていても、達也さんの好きな乳は深浦美里のなんでしょうね〜』
発した声は、知沙の物でも亜衣の物でもない。きっと、零れ出た胸の持ち主の声なのだろう。その声を聞いて、達也の頭に浮かんだのは神宮寺霧乃の姿だ。
『ククッ、だいせいか〜い♪』
何も言っていないが、怪盗は頭の中を読み取ったとばかりに霧乃の声で嘲笑う。そして、胸を揺らしながら垂れ下がった美里スーツを手にし、中身の抜けた胸や顔を弄った。
『私たち5人が、男のモノを咥えている姿も頭の中で想像して、コレみたいに勃起させてみてくださいね☆』
霧乃の声ながら、知沙の顔でウィンクをする。
『・・・そ、そんなお遊びに付き合うのは御免だからな。もう一度言うが、早く用を済ませて出て行ってくれ』
『んもぉ、ツレないなぁ〜』
達也の抗議をまともに聞くつもりはないようで、怪盗はさらに霧乃の胸までをも掴み、引き裂きながら知沙、亜衣、霧乃の変装を纏めて脱ぎに掛かる。だが、達也もさすがに我慢の限界と、それ以上を見ずして扉を閉めてしまった。
53
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PON
:2013/08/14(水) 00:43:35 ID:OSpPCQuY
『なによぉ、私だけ見てくれないなんてヒドイんだからぁ〜』
胸の裂け目から脱皮をする怪盗は、中川菜穂の顔と声を操って拗ねた表情を浮かべた。もちろん、亜衣の皮の下から勢いよく零れ出た胸も男根によって開かれたワレ目も、菜穂の身体と寸分の違いも無い。
『まっ、菜穂のスタイルの素晴らしさは前にも見せ付けてあるからね。どうせなら、リニューアルした菜穂の裸を見て欲しかったんだけど・・・クスッ』
形の整ったGカップを誇る胸を摩りながら、開かれたままのワレ目をピラッと捲る。そうして、身体を思うままに弄り回して扱くうちに、名器に擦れたままの分身がサックの中で液体を発射させていた。
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