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初めてのデート
1
:
PON
:2010/04/14(水) 03:03:45 ID:dgnkmaWU
花柄の白いニットワンピースを着た若い女性が、時計を飾ったモニュメントの近くに立っている。ストラップレスのデザインのため、豊かな胸のラインが胸元から見えてしまうのを、カーディガンを羽織ってちゃんと隠しているのだが、それでも目立ってしまうのはこれもファッションと思えば、当人も割り切れるのだろう。
そして、ワンピースのミニ丈から伸びるバーモンブラウンのストッキング脚も、通りすがる男性の目を惹き付けていた。
時間は、9時55分。まだ待ち合わせの10時にはなっていないが、そこに立つ深浦美里は、心配そうな様子で達也のことを待ち侘びていた。
『達也さん、あの後に何も無かったのなら良いけれど・・・』
美里が心配になるのも無理は無い。
昨日の電話で、怪盗レオンが達也に電話を掛けて来たという話を聞いてから、何の連絡も取り合えていないのだ。
何度か連絡は試みたが、どういうわけかその後は電話が繋がらなくなっていた。その原因を考えると、やはりあの変装怪盗の影がチラついたわけだが、美里一人だけではどうすることもできず、達也からの連絡も途絶えたままだ。
そのため、今日会うことで達也の無事を確かめるしか方法が残されていなかった。
『達也さんも、連絡の一つくらい入れてくれれば良いのに・・・』
待つことしか出来ないままの美里は、やきもきしたまま夜を過ごした。
少しは眠ることができたが、その睡眠で疲労が取れるはずもなく、むしろ疲れがドッと増したくらいだ。
その疲労からか、何の連絡もよこさない達也に対して不満まで漏らす始末だった。それが、達也のことが好きである表れ、と言えなくも無いのだが・・・
とにかく、達也の無事を確かめたい思いが、美里の気持ちを早く早くと急かすのだった。
133
:
PON
:2010/12/07(火) 01:26:30 ID:zJ3qrQkU
レオンが姿を消し、二人が残された。
桐原桃美の変装で淫行に及ぶのをしつこく見せられたが、何度もそんな目に遭っているうちに二人ともそれに慣れてしまい、頭はレオンが鳴沢弥生の変装で使った一体型スーツの存在に切り換わっていた。
『弥生さんの・・・絶対に、どこかに脱ぎ捨ててあるね』
『最後にあんなことを言って去って行くなんて、負けず嫌いなレオンらしいわ』
推測は二人とも同じだった。
もし、鳴沢弥生を模ったフィメールスキンスーツを見付けた時、“いくら怪盗レオンとはいえど、やはりあの程度の時間では3人もの女性の変装と衣装を重ねることなどできないのだろう”などと勝手な誤解をされるのを嫌ったからこそ、あのような言葉で自分の変装テクニックの素晴らしさを強調したのだと・・・
『そうとなれば、あっちに残った衣装よりも、まずは弥生さんのを捜そう。アイツが姿を晦ませた今、先に衣装を回収して追いかけても、もう追いつくことなんてできないもんね』
親友の姿であのような行為を見せられた後でも、達也は落ち着いていた。
内心では、桐原桃美に化けて裸体を晒すなど、憤りもかなりのものだったが、それは美里とて同じことだ。従姉妹の鳴沢弥生にまで変装されてしまったショックは大きく、彼女の身体を模した皮の所在を巡って、怪盗に向かってかなりの剣幕を見せる場面もあった。
それだけに、弥生の抜け殻をすぐにでも回収したい思いは達也のそれを上回るはずだ。
『ありがとう、達也さん』
美里は、達也の心遣いに礼を言うと、怪盗が移動したであろう道筋を辿ることにした。
134
:
PON
:2010/12/07(火) 01:27:04 ID:zJ3qrQkU
『やっぱりな・・・桐原の変装の下に見せた彼女の姿は、2着目のやつだったんだ』
廊下に置かれたロッカー棚の上に、一着のスキンスーツの抜け殻とナチュラルベージュとパールベージュのストッキング、それにオレンジのマイクロビキニと少量の布地だけのインナーが無造作に置かれていた。その僅か先には、サンタンブラウンのストッキングと、黄色のハイレグビキニが、さらにその向こうには黒いレザーのハイレグバニースーツと、光沢を放つ肌色のストッキング・・・と、点々と脱ぎ捨てられているのが見える。
『・・・これは、間違い無く彼女のものだわ』
皺くちゃになった顔やスタイルからでも、弥生の面影はしっかりと残っているようで、美里はそれを広げた瞬間に捜していたモノだと判断した。
衣装と弥生の皮の配置からして、レオンは自分たちとは反対側から歩いて来て、バニースーツから一着ずつ衣装を脱いで行ったと推測ができた。つまりはバニースーツの中にも、まだこれだけ重ね着をしてあったということだ。
『他には、脱ぎ終わったやつは無いのかな?』
『あ、あれは・・・コレと同じ物じゃないかしら』
美里が指差した方にも、まだ抜け殻が落ちていた。
怪盗は、弥生から脱皮した後も、まだ変装を脱いでいたようだ。誰かに見せる目的が無いというのに脱ぎ去ってしまうとは、まだまだ豊富に変装の用意があるようだ。
『弥生さんのが見付かったとなると、コレは誰のだろう?』
『嘘でしょ・・・コレも彼女のだわ。私が見間違えるはずはないし、第一、さっきの物と全く違いが無いもの』
美里が手にしたスキンスーツは、確かに弥生の姿を模ったモノだった。
『それって、レオンは弥生さんの変装を二重に重ねていたってことなのか!?』
弥生のスキンスーツの側にも、極小のインナー、ハニーブラウンのストッキング、パールグリーンのマイクロビキニ、カフェブラウンのストッキング、パールピンクの超ハイレグレオタードに、ストッキング・・・と、何着もの衣装が置かれている。
レオンは、弥生の巨乳をモノにしてハイレグバニーのコスプレをするだけでは飽き足らず、超ハイレグレオタードの下にビキニとストッキングの重ね穿きをして、弥生の身体を弄んだということだ。
『じゃあ、桐原の変装の下から見せた変装は2着目じゃなかったってこと・・・ああっ、あの時の変装が何着目だったかなんて、どうでも良いことじゃないか!どうせ、いくつも量産してあることなんて始めから判っていることなんだから!』
だが、弥生のスキンスーツは2着では済まず、さらに回っているうちに3着目、4着目、5着目・・・と次々に見付かった。どのスキンスーツの側にも、何着ものストッキングとインナーの他、胸元のザックリと開いたレースクイーンスーツ、身体のラインを余すことなく浮かばせる競泳水着、マイクロビキニ、チアリーディングコスチュームなどが散らばっていた。
『本当に、アイツがこの短い時間で脱ぎ捨てたって言うのか?』
『恐らく・・・このくらいは、怪盗レオンにしたら大したことではないということでしょうね。負け惜しみだと思っていたあの時の言葉も、本当に少しの時間があれば変装を次々に重ねることが可能なんだわ・・・弥生ちゃんの変装から、5回も脱皮してしまうんだから・・・』
怪盗に不可能なことは無いのだろうか・・・そう思うと、次第に恐ろしくも感じる達也だった。
『と、とにかく、もうこの階は回りきったんだから残っていないはずだよ。あとは、さっきの吹き抜けに戻って衣装を集めよう。もう、美里さんの鞄にも入りきらないことだし』
ここで怯むことはできない、自分にそう言い聞かせるようにして達也は気持ちを切り換えるべく、最初の場所へと戻ることにした。
135
:
PON
:2010/12/07(火) 01:30:48 ID:zJ3qrQkU
二人は回りに気を配りながら、元の場所へ帰って来た。
怪盗の襲撃にも遭うことなく辿り着いたその場所には、達也の鞄と共に、複数のタオルとストッキングなどが散らかされてある。それに、バイブのせいで滴り落ちた粘液も手摺りや床に付着して濡れたままだ。
桐原桃美の変装で去ってからの状態がそのまま残っているということは、怪盗がここへ戻って来ていないのだろう。
『衣類の片付けだけじゃなく、掃除までさせられるとはね』
タオルを手に、達也は床を丁寧に拭いている。
美和と桃美のとが入り混じっていた愛液を拭くなど、達也にやらせたくない・・・美里の心にはそんな思いもあったが、本物の彼女らがしたことでも無いのだし、怪盗と接触しているうちにそんなことに拘っているのも馬鹿馬鹿しくなってしまい、素直に達也の好意に委ねることにした。
そして、美里は馴れた動きで何着もの衣類をテキパキと折り畳んだ。
手際良く片付けをする美里に対し、達也の方は拭くだけの作業にも難儀させられた。その原因は、葛原明日香のスキンスーツを着た自分の身体にあった。
長い髪が揺れてFカップ巨乳の谷間に滑り込むくらいならばまだ我慢もできたが、その乳房がユサユサと揺れるのを肩に感じ、視線がどうしてもそこへと向いてしまったからだ。
少しでもしゃがもうものなら、ミニ丈のワンピースがずり上がって、ストッキングに映える脚線までもが胸の谷間と共に視界に入って来てしまう。
チラつく迫力のある巨乳に、ストッキングに彩られた抜群の脚線美・・・これを見ながら作業に集中しろというのは、達也にはあまりにも無理な要求であった。
136
:
PON
:2010/12/07(火) 01:32:39 ID:zJ3qrQkU
『はい、やっと終わったよ』
『えぇ、こちらも全部しまい終わりました。ご苦労様でした』
作業能率は雲泥の差があったが、二人は同時に役割を終えた。
『今度は、どんなことをして来るのでしょうか?』
『どうせ、これまでと同じように堂々と自慢の変装をご覧に入れてくれるんでしょ。まだ、ショータイムは終わって無いって自分で言っていたもの』
確かに、怪盗の言う“脱皮ショー”は、まだ終了したわけではない。
だからこそ、油断などできないし、誰に化けて来るのか覚悟を決めておかなければならないのだ。
『どんな姿で来るのか分からないけれど、もう驚かないでいる自信がないわ。まさか、従姉妹にまで変装されるなんて思ってもいなかったから・・・しかも、一気に5度も同じ弥生ちゃんの皮を重ねて、際どい格好をしていたなんて思うと・・・』
『それは、凄くショックだったと思うよ。僕だって、同じような目に遭っていたら、怒りも収まらなくなったはずだし。・・・だけどさ、誰に化けて来ようと、別に驚いたって良いじゃない?声を上げたら負け、なんてゲームをしている訳じゃないんだから。アイツのことだから、それを見て調子に乗るだろうけど、だから不利になるってことでもないよ。遅かれ早かれ、次々と見せたことの無い女性の変装を披露されるわけだし』
『・・・随分と落ち着いているんですね』
美里は、焦ることもなく冷静沈着でいる達也を見て、どこか落胆した表情になった。
『とんでもない!外見では判らないだろうけど、これでも緊張しまくりなんだから。これが一人だったら、もう心臓バクバクになって勝手にパニックに陥ってたよ。ただ、今は美里さんと一緒だから落ち着いていられるんだろうな。やっぱり、好きな女性の前では格好つけてたいって思うじゃない?』
『もう、そんなこと言って・・・』
惚気られるのが苦手な美里は、照れた表情を見せる。
あまりの落ち着きぶりに、案外冷たい人間なのかと思ったが、達也のその言葉を聞いて安心したという安堵の気持ちもその中には含まれていた。
137
:
PON
:2010/12/07(火) 01:37:25 ID:zJ3qrQkU
『さて、怪盗はどこに隠れているんだ?ここのフロアにはいなそうだけど』
『かくれんぼが目的ではないですし、行動範囲はかなり限っているとは思いますが・・・』
ゆっくりと、不審な物が置かれていないか、怪盗が現れるかもしれないと警戒しながら、歩みを進める。
『本当に、ここは学生の出入りが少ないんですね。窓の外を見ても、木々に囲まれているし、近くを通る人の数もまばらだわ』
『まぁ、祝日だっていうのもあるけどね。キャンパスの端に建っている専門棟だから、用があってここへ来る生徒は少ないと思うよ。僕だって、ここに入学してから一度だけしか来たことないもの。それも、ただの暇つぶし目的だったし』
『今日みたいな日は、怪盗にとっては絶好の遊び場・・・という感覚なんでしょうか?』
『そうだろうね。これだけ派手に動き回っても、騒ぎ一つ起こらない場所なんてそうそう無いよ』
『私たちは、そんな場所へまんまと誘導されてしまったというわけですね』
『偶然とはいえ・・・ね』
柴田浩輔から、山瀬若菜が一緒に写った画像が届かなければ、ここへ来ることも無かったはずだ。それが、幸か不幸か、若菜に変装した怪盗を目撃したことで今に至るわけだ。
離れないようにと、手を繋ぎながら二人は階段を下りた。
下のフロアも、上の階と同様に閑散としている。ここにレオンが居るのかどうか、気配を頼りにしようにも怪盗を名乗るくらいなのだから、当然ながら察知することはできない。
『あ、あれは・・・』
怪盗の姿を見付けることはできないが、このフロアのどこかにいるはずという手掛かりを発見した。レオンが桐原桃美の変装で使用していた、ミレーズというファミレスの制服があったのだ。
『さっき着たばかりだっていうのに、もう脱いでしまったのね。せっかく着た物をすぐに脱いだり着たりして、何が楽しいのかさっぱり解らないわ』
パールレッドのビキニと、トーストブラウンのストッキングもすぐ側に落ちていた。そして、衣装を片付けていくうちに、桐原桃美の抜け殻も簡単に発見できた。
『ここで、アイツは桐原から弥生さんに変装を変えたと思って良いのかな。となると、弥生さんのもどこかに落ちているかも・・・』
『この皮が、さっきまで怪盗が着ていた桐原さんの物だということはまず間違いないと思います。ただ、弥生ちゃんの変装までを脱いだかどうかは不明ですね。脱いだかどうかは別として、その後にまた何着ものスキンスーツを重ねた可能性もありそうですよ?』
怪盗の変装テクニックとそのスピードは、弥生のスキンスーツを集めた際に思い知っている。
スーツからの脱皮もスーツの装着も、想像を超えるほどの手早さであろうことを考えれば、美里の言うことは十分に有り得る話だ。
『さすが美里さん、良い推理をしていますね』
『えっ!?』
突如、誰も居ない方向から若い女性の声が聞こえた。
いきなり声が掛かって思わず声を出してしまったが、その女性が怪盗レオンであることは美里を褒めた言葉からも察しがついた。
『正解を教えてあげちゃいますけど、鳴沢弥生の変装もちゃんと脱いでどこかに置いてありますよ。ただ、私のこの変装が弥生の中に隠れていたものか、さっき重ね着たものかまでは教えてあげませんけどね♪』
怪盗が、廊下の向こうから姿を見せた。
フリルのついた白いブラウスに、ワインレッドのフレアミニスカート、バーモンブラウンのストッキング脚の格好で、その顔に似合うロングヘアを靡かせながら、怪盗は悠然と歩いて来た。
138
:
PON
:2010/12/07(火) 01:44:57 ID:zJ3qrQkU
二人に近付いてくる若い女性は、怪盗のコレクションに加えられるのも納得できるくらいの美少女であった。
『美里さん。もしかして、また美里さんの知り合い?』
『そ、そうと言えばそうですけど、達也さんも知り合いに当たる女性ですよ。彼女は・・・いったい、いつの間に霧乃さんにまで変装できるようになっていたの?』
『ククッ♪それは、美里さん。あなたが襲って来たからじゃないですかぁ〜。ククククク・・・』
レオンは、達也にとっては聞き覚えの無い声とその姿を操っている。
だが、その声はしっかりと今の顔に合った声であることは、隣に居る美里が良く解っていた。
“霧乃”と呼ばれた女性の姿をしたレオンは、ブラウスの胸のボタンだけを外し、胸元をガバッと開いた。薄紫色のトップスに包まれた胸元が見えるが、それもスルリと上をずらしあげてしまう。すると、プルン・・・と大きめな乳房の膨らみが揺れながら現れた。
『神宮寺霧乃・・・見ての通り、端正で美しい顔を持った18歳の女の子よ。スリーサイズは、上から85−57−83で、こんなに大きなオッパイをしているけど、実際には胸のサイズはまだEカップなの。だけど、まだ成長中だからブラウスのサイズもそのうち窮屈になるだろう・・・って、変装名人の怪盗レオンが言ってたわ♪』
怪盗のお気に入りの服の乱し方で、胸の質感とボリュームを強調する。
『葛原明日香のマスクに浮かんでいる間抜け面からして、まだ私のことは知らされていないみたいですね。ということは、本物の神宮寺霧乃に会う前に、レオンが変装した霧乃に会ってしまったというわけね?こんなに素敵な美少女のことをまだ知らなかったなんて、随分と遅れてますね。ククククッ・・・』
霧乃の存在を知らない達也のことを、レオンは可愛らしい顔に似合わぬ表情で嘲笑った。
『美里さん、いったいどういうこと?メイドの子たちの制服を着ている理由も知っているの?』
達也は、怪盗の言っていることの意味が解らず、美里に尋ねた。
『彼女は、今度新しく河原家の手伝いに加わった女の子です。名前は、神宮寺霧乃さんと言って・・・勝手に自己紹介されてしまいましたけど・・・』
『もう、制服の衣装合わせも済んでいて、コレは霧乃が実際に試着した物なんです。だから、霧乃のスタイルまで完全にコピーをした私にもピッタリで、こうやってオッパイを露出してもブラウスのボタンもちゃんと留まっているでしょう?そのうち、コレと全く同じサイズの制服を着た霧乃が、達也さんに挨拶に行くと思いますけど、オッパイまでは見せてあげないと思うから、今のこの姿をしっかり焼き付けておいてくださいね♪お願いしま〜す』
二の腕で乳房をグニュッ・・・と挟みながら、しっかりとお辞儀をする霧乃。
胸の中に少しだけ埋もれた乳首の色と形、それに胸の谷間もその柔らかそうな弾力も、霧乃の乳房の全てがそこにしっかりと備わっていた。
139
:
PON
:2010/12/07(火) 01:47:16 ID:zJ3qrQkU
『そういえば、今日出掛ける時に佳美さんが新しく入った子をどうとか言ってたっけ・・・』
『新しく入ったのは、彼女だけでは無いんです。霧乃さんに変装できるようになっているということは、他の子も・・・』
美里は、良からぬ不安を口にした。
すると、その言葉を聞いた霧乃はニヤリと卑しげに笑った。
『もちろん、美里さんの予想通りですよ。まずは、集団面接に行った時に、案内してくれた潮村麻美に眠らされて他の娘も含めて変装スーツを作られたでしょ?それから、面接の最中に河原亜衣にも眠らされて、2着目のスキンスーツを作られて、二度目の面接で私たちを案内した星野千鶴が目の前でマスクを脱いだと思ったら、いつの間にか3着目のスキンスーツができていて、面接中では深浦美里が水着姿を晒しながら催眠スプレーを浴びせ掛けて・・・面接の間だけで、何度眠らされたか覚えていないくらいだわ。その時のメイドたちは、みんな際どいストッキングにビキニとかレオタードを穿いていて、アソコから抜き取った催眠スプレーを使って眠らせて来たの。でも、催眠術を掛けられた本物の私たちはそんなことがあったのを知りもしないんですけどね』
面接を行ったのは一度しか無い。だからこそ、それがいつの出来事であったのかも限定されてしまう。美里が眠らせて来たというが、もちろんその時は美里が休みの日であったため、何も覚えの無い話しだ。
メイドが増えるにあたっての経緯を細かく話してくれたのは、河原美香と亜衣・倉田綾乃・木村佳美だった。それも全て別々に報告をしてくれたのを覚えている。
今思えば、その時の彼女らは全て怪盗が変装した姿であり、話の食い違いが起こらないよう根回しされたものだったのかと気付かされた。
140
:
PON
:2010/12/07(火) 01:47:53 ID:zJ3qrQkU
『うふふふっ、今さら思い返しても遅いですよ。美里さん?怪盗レオンは、今ではこうして神宮寺霧乃に化けられるようになってしまったし、他の娘だって同じ目に遭っているんですから♪』
本物の霧乃には会ったことも無いが、きっとこのような口調で明るめな感じで話してくるのだろう、達也はそう想像していた。
『そうだ、せっかく初めてお目に掛かったのに、オッパイだけを見せるのだと失礼ですよね?ちょうど今は怪盗レオンの“脱皮ショー”の最中だし、私の自慢のスタイルもちょっとだけ見てもらおうかな♪』
『そ、そんなことしなくても良いって!』
達也が制止するのも聞かず、霧乃は手早く慣れた手付きでスカートを脱いでしまった。
胸元を晒したままで、ハイレグビキニをなだらかな股間喰い込ませた姿を露にする。薄紫色のビキニにはシームのラインが浮かび、脚線をバーモンブラウンのストッキングが彩っていた。
『遠慮しないでくださいよぉ。霧乃だって、美里さんたちみたいに達也さんのアレを勃起させてみたいんですから♪』
谷間を作り上げる胸をふるふると揺らしながら、ビキニとストッキングを脱ぎ下ろした。
中からすぐに彼女の股間が見えるはずもなく、アイボリーカラーのマイクロビキニが見え、その下には光沢を放つベティーブラウンのストッキングが穿いていった。
『ねぇ、美里さんたちが何度も見せてくれたと思うけど、霧乃のワレ目とヒップにキュッと喰い込んだマイクロビキニがセクシーでしょう?もし我慢ができなかったら、明日香さんのアソコの奥でおチンチンをおっ勃てても良いんですよ?こんなふうに・・・ねっ♪』
マイクロビキニ姿まで見せつけた霧乃は、ビキニの上から股間をスリスリと摩って見せた。
すると、その刺激に反応したように、喰い込みの激しい股間のワレ目から異物がムリムリとひり出てきた。浮かび上がるその形状からして、浅野美和の変装時に使用していた物と同じようみ見える。
『んふふふふ・・・っ、コレはバイブ型をした催眠スプレーの容器なんですよ?機会があったら、どれくらい太くて長いのかを見てくださいね。もし、美里さんがコレを抜き取る所を見たければ、いつでも美里さんに変装して現れてから眠らせてあげますよ♪』
『そ、そんな姿を見たいわけ無いだろ!』
霧乃ののっぺりとした股間には、すっかり男性のモノを生やしているかのような膨らみができている。
そして、霧乃は指を口に含むと、唾液の付着した指で股間の膨らみを愛撫した。
『ククッ、私の変装はここまでにしておこうかな。これ以上見せたら、霧乃に変装する楽しみが無くなっちゃうもの』
これまでと比べると中途半端ではあるが、怪盗は股間を弄る指使いを止めた。
『弥生さんの衣装とスキンスーツ、早く見付けてあげてくださいね。あと、神宮寺霧乃のコレも忘れないでくださいよ?』
霧乃は、自分の顔とストッキングを摘み、同時に摘み上げる。
素材は全く異なるものの、マスクは次第に伸びて顔を歪ませていき、光沢のあるストッキングも伸びていった。マスクの下には女性の顔が、ストッキングの下にも肌色をしたナイロンの存在が隠れているものが広がる隙間からチラリと見えていた。
『じゃあ、また河原家でお会いしましょうね。その時に挨拶する神宮寺霧乃が怪盗レオンの変装だとしたら、本物が挨拶するのは更に先になるかもしれないですけど・・・私のオッパイとか喰い込みも見ずに、本物か偽者かの区別がつくと良いですね。ククククククッ』
胸だけを露出した上半身に、マイクロビキニとストッキングを穿き、歪んだマスクを貼り付かせるという奇妙な格好をした霧乃は、二人の横をすり抜けて離れて行った。
ストッキング脚を重ねて穿いてあるため、足音はもちろん聞こえず、僅かにナイロンが擦れる音が怪盗の気配を知る手掛かりだった。
141
:
PON
:2010/12/08(水) 12:57:57 ID:ceM1P066
『新しいメイドさんかぁ・・・親父の趣味が怪盗と同じうちは、家で被害者の数は尽きないな・・・美里さんと僕以外は、アイツの存在すら知らないってことがせめてもの救いだよ』
『私たちだけじゃないですよ?亜衣ちゃんだって、怪盗レオンの存在を知っているじゃないですか。亜衣ちゃんの学校の友達が遊びに来るようになったのは、怪盗のことがきっかけですから』
『でも、僕たちほど怪盗に気に入られていないみたいだよ?亜衣に接触を試みるのは、眠らせて入れ替わる時と、正体を明かさないまま誰かに成りすまして話している時くらいの様だし。その代わり、怪盗が亜衣に変装したシーンは何度も見せられているなぁ・・・』
達也と美里は、怪盗が残した衣装を一つ一つしまっていった。それ自体はすぐに終わったのだが、鳴沢弥生のモノもどこかに脱ぎ捨てたことを言っていたため、そちらの行方を捜した。
『良かった・・・こんなにすぐに見付かるとは思わなかったわ』
暫く歩いた先に、一体型のスキンスーツだけが落ちていた。衣装などはどこにも無い。
隈なく見なくとも、それが弥生の物であることは美里にはすぐに判断がついた。ストッキングなどが落ちていないことからして、桃美の皮の下に隠れていた弥生の変装では何も着ていなかったことが判る。思い返せば、確かに桃美の首元から見えた弥生の乳房には何も覆う物は無かったはずだ。
『じゃあ、あっちに脱ぎ捨ててあるモノもやっぱり弥生さんの・・・かな?』
達也は、一足先にもう一着のスキンスーツを発見していた。
それも、達也の予想した通り、弥生の一体型スーツだった。その近くには、ストッキングとインナーが何着も置いてあり、ハイレグカットにデザインされたフィギュアスケートのコスチュームも一緒に見付かった。
それを見付けたさらに先にも、また弥生のスーツとストッキングなどの衣装とコスチュームが点々と落ちていて、上の階での再現がこの階でも行われていた。
『ここでも弥生ちゃんのばかりが5着も・・・』
『僕たちが来るまでの間、弥生さんに変装して、さんざんコスプレをしていたのかよ。着替えれば手間も掛からないのに、わざわざ一着ずつ脱皮して同じ姿に化けるなんて、怪盗のすることは本当に理解に苦しむな』
『まだ、服とスーツに温もりが残っています。きっと、霧乃さんに変装した直後に私たちの前に姿を現したんだわ』
まだ温かさの残るスキンスーツが、美里には気持ち悪くも感じた。
だが、そのスキンスーツは弥生の身体を模った物であるのだから、そんなことを思ってしまった自分に嫌悪感も感じていた。
『合計して、弥生さんのだけでも10着は集めたってことか。それでも、こうやって置いていくんだから、まだまだストックは尽きないだろうな。もし、アイツが脱皮だけを繰り返しているとしたら、山瀬の変装から数えても優に20は超えているぞ・・・』
『20着くらい、ワケないですよ。変装の達人、怪盗レオンさんならね♪』
後ろから、いきなり声が掛かった。
『キャッ!』
『うわぁ!!』
美里と達也の声が、建物内に響き渡る。
『アハハハッ!驚いた明日香ちゃんの声、かわいい〜♪』
『また怪盗か!』
二人は、慌てて背後を振り返りつつ、相手との距離を取った。
142
:
PON
:2010/12/08(水) 12:59:13 ID:ceM1P066
『あまりにも来るのが遅いから、こっちから迎えに来てあげちゃいました☆早く、私の変装も見てもらいたかったからね』
フリルのついたメイド服で、裾を摘み上げてニッコリと微笑むその女性は、神宮寺霧乃から一転して、またも有名芸能人だった。
ニーハイソックスと、超ミニ丈のフレアスカートの隙間にできた絶対領域には、スキニーベージュに包まれた太腿が見えている。
『自己紹介しますね。私の名前は、山中沙衣って言いますぅ〜。スリーサイズは、上から85−59−88で、オッパイのサイズはDカップってことになっているんですけどぉ・・・あっ、本名で言うよりも、“セザンヌ”って芸名で言った方が伝わりやすいかもしれませんね♪』
『本名だろうが、芸名だろうが、誰に化けたかくらいすぐに判るっての・・・』
セザンヌの名前くらい、もはや誰だって知っている。テレビでもよく見かける、超有名なバラエティタレントだ。
『名前を知っていてくれて嬉しいな。・・・あ、そうだ。さっき、私のオッパイはDカップって紹介したんだけど、どう見てもEかFカップはあるんですよねぇ。どうやら、事務所がプロフィールを変えてくれていないみたいなの。私の目だけだと不安だから、お二人にも見てもらえますかぁ?今、ボタンを外してみますから♪』
また、霧乃の時と同じことをするのか?そう言い掛けた時には、既に彼女は胸のボタンを外していた。
『このヌーブラも取っちゃいますからね。あっ、安心して眺めてくれて構いませんよ?このとおり、浅野美和ちゃんからもらったニプレスを貼っておきましたからぁ〜』
胸を覆う戒めを解くと、寄せ上げられていた胸がプルンと揺れながら解放された。ニプレスを貼っただけのこの乳房が、偽らざるセザンヌの乳房のありのままの姿だ。
『ほらぁ・・・どう見ても、このボリューム感はFカップくらいはありますよねぇ?』
メイド服という清廉な格好をしていながら、乳房だけを露出するという倒錯した姿は何ともいえない違和感を漂わせる。
『言っておきますけど、オッパイの内側に詰め物なんて一切していませんよ?』
そう言うと、セザンヌは左右の乳房をグイッと引き裂いた。
痛そうにしか見えないが、所詮はこのセザンヌの姿も変装スーツを纏った姿でしかない。それを十分に知らしめている怪盗は、至って普通の表情で胸の裂け目を開いた。胸の間からまた違う女性の胸を露にするという光景は、違和感どころの騒ぎではなかった。
『ねぇ、見えますよね?セザンヌのオッパイの内側・・・何も入っていないでしょ?あるのは、ニプレスも貼っていない女性の大きなオッパイだけ♪ククククッ・・・』
セザンヌのあどけない顔に、卑しい笑いが貼り付く。
『まさか、また弥生さんに化けようってつもりか?』
『セザンヌが弥生さんに変装しちゃうって?ククッ、それはどうかしら?美里さんは、その答えは判ってますよね〜?』
『・・・えぇ、そうね』
セザンヌは、自分の乳房の内側に隠れていた胸をふにゅふにゅと触っている。
その質感からして、巨乳と呼ぶに相応しい大きさを誇っているが、弥生ほどのサイズでは無いのは美里にはすぐに判断がついていた。
『ねぇねぇ、パッドとか何も詰めていないのが証明できたところで、セザンヌは何カップくらいあると思いますか?私は、Fカップくらいかなぁ〜って思っているんですけどぉ。それで、こっちのまだ若さが有り余っている巨乳は、84センチのEカップってくらいだと思うんですよねぇ・・・もちろん、このオッパイだって本物の彼女のオッパイそのものですよ。詰め物なんて何も入ってませんからね♪』
『別に、自分がそう思うなら、そうだってことにしたら良いんじゃないかしら?』
『うむぅ・・・つれないですねぇ。せっかく、セザンヌの可愛いお顔に、Fカップのオッパイまで拝めているんですよ?』
拗ねた表情は、まさしくセザンヌそのものだ。こんな格好でなかったら、本物のセザンヌだと思い込んでしまうだろう。
『あ、そうでした。オッパイには詰め物はしていませんけど、こっちの方は詰め物がキツキツにされているんですよ★』
何かを思い出したような白々しいことを言いながら、セザンヌはスカートをたくし上げた。
ハイレグカットの衣装とスキニーベージュのストッキングが、彼女の股間をピッタリと覆っているが、そこには女性にはあり得ないはずの膨らみがハッキリと浮かんでいた。
143
:
PON
:2010/12/14(火) 01:33:13 ID:zJ3qrQkU
『コレは、神宮寺霧乃ちゃんが咥えていたのとは違って、ホンモノのバイブなんですけどね。うぅ・・ん、お尻の穴からコイツを取り出して・・・ほぉーら、こうすればよく分かるでしょ?』
セザンヌは、肛門に埋め込んでいたリモコンを取り出すと、スイッチをカチッと押した。
ウィンウィン・・・と、異物が動く音がビキニの奥から籠って聞こえる。
『それとも、こうしたほうが、もっと良く見えますか?』
さらに、セザンヌは胸の膨らみをアピールするいつものやり方をしながら、ビキニとストッキングを膝の辺りまで下ろした。マイクロビキニとスモークベージュをちゃんと重ね穿きしていたが、さっきよりもバイブが蠢いているのが鮮明に見える。
『セザンヌって、山中沙衣って名乗っていた頃から結構遊んでいるみたいで、これくらいの極太バイブもグニュッと咥え込めちゃうんですよぉ☆それだけに、感度も少しだけ物足りないかなぁ〜?振動をこんなに強くしても、全然辛く感じないし。まぁ、ホンモノのセザンヌや美里さんだったら、こうはいかないかもしれないけどね』
少しも声を上擦らせることも、脚を震わせることもなく、テレビで見せるほんわかとした笑顔を見せている。そんな表情を貼り付かせたまま、セザンヌは持っていたリモコンをカチカチと操作した。
『んふぅ・・ん、ようやく少しは感じてきたかもぉ〜♪でも、これでMAXなんてやっぱり物足りないと思いません?可愛いセザンヌちゃんの顔が、ほとんど喘ぎもしないでニコニコと笑っているんですよ?』
セザンヌの秘部の中で蠢く振動音は、さっきよりもさらに大きくなった。マイクロビキニ越しでは、それほど動きは見えないものの、そのうねりも相当なものだと思わせる。いくら使い込んでいると言ったところで、ワレ目を隙間無く押し開いた異物が狭い膣内をうねり動くのだから、セザンヌに限らず本物の女性ならば悶絶して気を失ったとしても全くおかしな話ではない。
『マイクロビキニの下では、こんなに激しく動いているっていうのにね♪』
マイクロビキニまでも脱ぎ下ろしたセザンヌは、スモークベージュのストッキングも続けて下げていく。同じような生地の少ないマイクロビキニがまだ重ねてあったが、それを見せるのもそこそこにして、ビキニと一緒にトップベージュのストッキングを脱いでしまった。
ビキニよりも小さなインナーと、スモークブラウンのストッキングが残っているが、おそらくこれが最後であろう。その証拠に、振動と音の聞こえ方が、それまでよりもクリアに聞こえる。
『もうここまで脱いじゃったら、このまま途中にしても邪魔になるだけよね』
セザンヌは、それまで膝上に引き下げてあったニーハイソックスを脱いでストッキング脚を晒した。それから、同様に膝上に放置していたいくつものビキニやストッキングもスルリと纏めて脱ぎ下ろす。これほどのストッキングがあって脱ぎにくくなるかと思いきや、それらはスモークブラウンのストッキングの上を、何の抵抗も無く滑るように脱げてしまう。
『スカートも、アソコの様子を見てもらいにくくなるから、もういらないや♪』
せっかく、セザンヌの可愛らしさを存分にアピールできるメイド服が、一着ずつ脱ぎ去られていく。言い方からしてスカートだけ脱ぐと思われたが、中途半端に裸体を晒した状態で怪盗レオンが満足するはずがない。スカート、インナーに続いて、フリルのついた白いブラウスも脱いで、ほぼ全裸状態にまでなってしまった。おかげで、ワレ目から頭を少しだけ覗かせたバイブの膨らみも、そのうねる動きもこれまでよりもさらにリアルに確認できた。
144
:
PON
:2010/12/14(火) 01:38:29 ID:zJ3qrQkU
『ほぉ〜ら、セザンヌが一般人に見せることのない、ストッキングの直穿きとニプレスを貼っただけの姿ですよ。あいにく、本物のセザンヌはFカップ級のオッパイの下から別の女の子のオッパイを覗かせたりはしてませんけどね♪』
胸の内側にある巨乳をチラつかせさえしなければ、セザンヌはストッキングを直穿きするだけでなく、バイブを咥えて出歩く痴女趣味があるとさえ誤解されることだろう。それほど、セザンヌの表情、声、仕草、スタイルのどれを取っても山中沙衣という女性との違いが見付からないのだ。
『そして、最後まで穿いてあるスモークブラウンのストッキングを脱いでしまうと・・・こんな光景が待ってま〜す♪』
バイブの振動音を鳴り止ませることなく、セザンヌはストッキングの中に手を滑らせた。
股間を弄っているのか、クチュクチュと粘る音が振動音に交ざりながら聞こえてくる。そんな行為をしながら、焦らすようにしてスルスルと脱ぎ下ろしていくと、何も穿いていないセザンヌの股間と生脚が露になった。だが、彼女の下半身はストッキングを脱ぎ去るまで見ることができない。なぜなら、前屈みになって脱ぐ体勢でいるうちは、彼女の顔や揺れる乳房によって遮られてしまったからだ。
“こんな光景が待っている”そう言ってからの時間は、かなりゆっくり過ぎていったように感じられるのだが、それはしーんと静まり返った空気が余計にそれを感じさせたのだろう。
『あーぁ、最後の一枚がとうとう脱げちゃいましたね♪』
身体を起こしたセザンヌだが、股間にはまだ最後の砦とでも言うべき一枚の衣装が残っていた。
この場合、衣装というよりも一枚のテープであったのだが。
『なーんて思わせておいて、実はまだ前バリが残っていたんですぅ。浅野美和ちゃんから盗み取った特製の前バリがねっ★』
自慢げに股間の曲線を摩る。
前バリに遮られて、ワレ目の中に指が入り込む隙間はどこにもない。だが、テープには恥肉の形がぷっくりと浮かび出るほど膣内にまでピッタリと貼り付いて、奥に埋もれてすらいる。
ここで、二人はハッと気付いた。
それまで耳障りに鳴っていたバイブの振動音がすっかり止んでいたのだ。リモコンを操作した形跡は無かったし、異物を抜き取るような行為も全く見られなかった。だいたい、前バリが貼ってあるのだから、抜き取ることなどできないはずだ。それなのに、ストッキングにまで浮かぶほどの丸い膨らみは手品のように消えて、縦スジが浮かばないようにというよりも、バイブが出ないよう栓の役目をしていたであろう前バリはセザンヌのワレ目の奥にめり込んでいる。
『ど、どこへ消えた・・・?はっ!また奥へしまいこんだのか。音が聞こえなくなるくらいまで・・・』
冷静でいれば、怪盗のことだから・・・とすぐに消えた場所も推理できたであろうが、達也はセザンヌの行為にかなり興奮していたようで、独り言がセザンヌの秘部の奥を想像させるリアルな物言いになっていた。
『えぇ〜?何のことですかぁ?最初から、私は前バリをこうしてワレ目の中に刻まれた襞の一枚一枚が浮かぶように貼り付けていましたよ♪私のアソコの中から、音なんて鳴っていたんですか?』
恥肉を開き、ワレ目の奥を前バリ越しに見せる。そこには、彼女のいうように膣内にまでテープがしっかりと貼り付いていた。
『さっきまで自分でそう言ってたくせに・・・』
『えぇ〜?あいにく、芸能人女性の私のアソコとオッパイまでは見せることは怪盗レオンさんと、私の美人マネージャーさんから禁止されているし、これ以上は見てもらえないですけどぉ・・・このとおり、前バリを貼っただけの沙衣ちゃんのアソコには、のっぺりとした股間の曲線とメコスジしか浮かんでいませんけどねぇ〜♪』
シラを切るセザンヌだが、その顔は明らかにウソをついているといった小悪魔的な笑顔だった。
145
:
PON
:2010/12/15(水) 02:05:57 ID:zJ3qrQkU
ビリビリッ・・・と破れる音と共に、セザンヌの胸の間にできた裂け目が首から臍に掛けて広がった。
胸を開き、84センチのEカップを誇る乳房の膨らみに剥がしたセザンヌの乳房を引っ掛ける。
すると、ブラウスのボタンを外して乳房を見せていたあの時の画がプレイバックしたように、パックリと開いた裂け目からは、セザンヌの胸にも匹敵するほどのハリのある艶やかな美巨乳が気持ち良さそうに震えながら覗いている。ツンと上を向いて立った乳首が、その感度の良さを物語っているかのようだ。
『んふふふっ、新しく現れたオッパイが空気に触れて嬉しいって言っているようだわ。こんなにコリコリに乳首が硬くっているもんねぇ〜』
セザンヌの乳房が独りでに戻らなくなったのを良いことに、空いた両の手で新たに覗き出た乳房を優しく揉みしだいた。
『そろそろ、セザンヌも脱皮しちゃおうかな。美里さんが辟易してずっと喋らなくなっちゃったから。次は、もっと口数を増やしてもらえるように頑張らないとね♪』
怪盗は、美里を驚かせる自信を臭わせながら、胸の裂け目から手を入れて、顔に張り付いたセザンヌマスクをズブズブと浮かせていった。
裂け目は首にまで達していたが、そこから上にあるセザンヌの顔を模ったマスクにまでは及ばなかった。破れにくい素材でも使用しているのだろうか、手を顔の中で蠢かせようともセザンヌの一体型スーツが伸びるだけだ。
『くふふっ、セザンヌの一体型スーツがアソコの縦スジに入り込んで来てるよ♪』
持ち上がったスーツはその下に隠れている女性のワレ目にギュッと喰い込み、前バリの存在もその狭い穴にめり込んでしまう。それほど、セザンヌを模ったスーツの造形が崩れて縦に長く伸びているということだ。
一方、首まで届いた裂け目から上は依然としてゴムのように伸びるだけで、中に隠れた顔は口元あたりまでしか見えなかった。そうなるのを知っていたからであろう、セザンヌの顔の下から覗いた女性の口はニヤリと口角を上げて笑っているのが見えていた。
『せっかく覗いていた私のEカップ美巨乳がセザンヌのスキンスーツに隠れちゃったけど、すぐにこんなゴムみたいなのを脱いで、私の全てをちゃんと見せてあげるからね。ねっ、美里ちゃん♪』
『・・・はっ!?』
聞こえる声は、もうセザンヌのものではない。
顔が殆ど見えず声を頼りにするだけで正体を掴むのは困難だが、その口調も含めて考えたらば、特定できる女性が美里の頭に一人思いついた。
『ショートカットが似合うこの顔も、84−54−80のスタイルも、ミミズ千匹の名器を持った赤いビラビラのアソコも、美里ちゃんが私を眠らせてまんまと盗み取っていったんだよね?』
セザンヌの身体を模った皮を脱ぎ去ったレオンは、その下に纏っていたフィメールスキンスーツ姿を堂々と晒している。その女性の姿とは、美里が思い浮かべた人物に間違いなかった。
146
:
PON
:2010/12/15(水) 02:24:43 ID:zJ3qrQkU
セザンヌの一体型スーツを腰まで脱ぎ、Eカップを誇る乳房を揺らしながら勝ち誇った笑みを浮かべるレオンの顔を見て、美里は愕然としていた。
『ふぅーん、そっちの男性が美里ちゃんの彼氏の達也さんね?初めまして、達也さん。私は鳴沢葉月って言う名前で、今は17歳の高校3年生してま〜す。苗字で判ったと思いますけど、葉月は美里ちゃんの従姉妹で、さっきバイブを咥えたまま裸で歩いたり、コスプレ衣装と一緒に何回も脱皮をしていた鳴沢弥生の妹なんですよ♪美人な顔立ちもそうだけど、この巨乳のハリ具合とかもお姉ちゃんや美里さんソックリでしょう?』
腕を組み、乳房を強調するそのポーズは、弥生や美里に変装した怪盗がよく取っている格好だ。それは、さらに年下の葉月の姿に変わろうともやはり抜群の魅力を誇り、男を誘惑するには十分な武器である。
『そっくりなのは、オッパイだけではないですけどね。アソコだって美里さんの親戚とかはみんな名器を持っているって話ですよ?怪盗レオンがそう言ってたんだから、きっと間違いでしょうね。あの人は、自分でそれを確認するために葉月たちに化けて色んなオトコとセックスして、ちゃんと情報収集をしているらしいですし・・・クククククッ』
さっきまで、前バリを貼り付けたままのセザンヌの一体型スーツがワレ目に喰い込んでいたのが嘘のように、綺麗な葉月の秘部が露出されている。乳房といい局部といい、葉月の身体の大事な場所を隠すものは何一つ身に付けていないのは、中沢まさみやセザンヌのような有名人では無いからだろう。
『どうしました?何も言わずに呆然としちゃって・・・ここまで、鳴沢葉月の身体を完璧に盗み取ったことに言葉も出なくなったのかな?』
仁王立ちのポーズになりながら、裸体を惜しげもなく晒す鳴沢葉月。その表情に、恥じらいの様子は少しも浮かんでいない。
『美里ちゃんが私から盗んでいったこの顔も身体も、完璧みたいだよ?アソコのビラビラを見てみなよ。使い込んでいないアソコでも極太バイブを咥えられる所まで、美里さんやお姉ちゃんにとても似ているし』
恥肉に指を当て、恥ずかしげもなく指でパックリを開いてみせる。女子高生がするにはあまりにもあられもない姿だが、若いからこそなのだろうか、そこには鮮やかな色をした膣襞が覗いた。
『あっ、達也さぁーん。せっかく葉月のアソコの中を見せてあげてるっていうのに、目を逸らさないでくださいよぉ。見てくれないと、怪盗さんにチクって元に戻れないようにお願いしちゃいますよ?クククククッ・・・』
『ぐっ・・・』
達也は、卑怯な要求を拒むことはできず葉月の姿を直視させられた。
美里の視線が気になるが、あのような痴態も本物の葉月がしていることではないのだからと、自分に言い聞かせて懸命に我慢した。
『そうそう♪女子高生のアソコを見るなんて、怪盗さんが協力してくれない限り滅多に無いですからね。それも、こんなに太いバイブを咥えたアソコを見られるんですから、本当に幸せ者だと思いますよ?コレって、セザンヌがアソコに咥えていたバイブだから、愛液も二人のがグチョグチョに混ざり合って・・・セザンヌってば、最後のストッキングを脱ぐ時に前バリの上から少し押し込めばよかったのに、葉月のアソコの深くに届くほどズップリ埋め込んできたから、よりグッチャリ混ざっているはずね』
パックリと開いたままのワレ目から、粘液が少しずつ滴り落ちてきた。それと共に、肌色の物体が膣壁を引き裂かんばかりに押し開いて、ヌヌヌヌ・・・とゆっくりと生え出てくる。
だが、隙間無くギッチリとそれを咥え込まれているために、いくら粘液が滴り出ていても簡単に抜け落ちることはない。もちろん、葉月が意図的に膣圧を使ってコントロールしていることも理由の一つではあるから、少しばかり頭が覗けた所でピタッと止めてしまった。
しかし、それでも膣圧から解放された部分だけは再びウインウイン・・・とうねり出している。
『また、バイブが動き始めちゃった♪ずっと膣圧で押さえてたのに、こうして抜け出て来ちゃったからだよぉ・・・ひぃ・・ん、葉月の方がアソコが狭くて感度が強いから、こんなにズキュズキュ激しく動いていたらすぐにイっちゃうぅ・・・美里ちゃん、助けてよぉ・・・・・なーんてね♪』
軽く演技をして見せて、すぐに可愛らしい笑顔を貼り付かせた。
これほど激しく動きながらワレ目に突き刺さっているのが嘘のような、美人女子高生の抜群のスマイルだった。
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:
PON
:2010/12/16(木) 00:28:58 ID:zJ3qrQkU
『もう、いっか・・・』
リモコンを手にした葉月は、振動を続けるバイブのスイッチを切った。
咥え込まれたバイブは静かにその音とうねりを止めていき、壊れそうなほど強制的に動かされていた膣口の振動も止まった。
『ふぅ・・・動いている時にはよく見えなかったけど、こんなにギチギチに咥えていたんだね。裂けも壊れもしなかったのが不思議なくらいよ?』
指で自分のワレ目を摩り、どれほどのサイズが埋まっているのかを初めて知ったような言い振りだ。だが、止めたからと言って限界以上にワレ目を押し開くバイブを抜き取ろうとはしなかった。
『もうちょっと大きかったら、きっと大事なアソコもこんなふうになっていたんだろうな』
葉月は、ニヤリと笑みを浮かべたまま、愛液でぬめったワレ目に無理やり指を押し込めた。もはや、今にも千切れてしまいそうなくらいだが、それにも構わず左右に引っ張る。すると、ビーッ・・・とストッキングが伝線するような小さな音がし、股間を中心に臍の上と背中への前後に渡って裂け目がパックリと広がった。
レオンは、柔軟な身体を駆使しつつ前屈の体勢になって自分の股間を眺める。
『うわぁ〜、葉月のアソコの中でも同じようなことになってたようだね。こっちのワレ目も、今にも裂けちゃいそうじゃない?』
葉月のワレ目の下に隠れていた女性器にも、バイブが深く突き刺さっていた。貫通したバイブを咥え込む様は、見ているだけでとても苦しそうに見える。
『もし血が流れていたら、失血死してたかもね。葉月もこの下の女の人たちも、ただのスキンスーツで良かったよ。でも、このワレ目の持ち主の顔はどんな顔になっているかが心配だね。だって、処女の女の子だったら痛くて苦しいだけだもん。葉月もお姉ちゃんと一緒でまだバージンだけど、怪盗さんが葉月に変装して何度も男の人とセックスしてくれたから、これくらい太くても無事で済んだのよね♪』
葉月が処女だからといって、怪盗が葉月に変装して処女を喪失したところで、本物の葉月の身体に何の影響もない。
『何を訳の分からないことを言ってるのよ・・・』
美里が小さく呟いたのを気に留めるでもなく、葉月は裂け目を胸から首に掛けてさらに広げていった。
ビビビッ・・・とスキンスーツが音を立てて裂けると、葉月のよりも大きな巨乳が、弾かれたようにプルンと現れる。乳首も露になってしまうが、手やスキンスーツで全容を隠すこともなかったため、その突起が付け乳首で無いことは容易に確認できた。
『まだ巨乳が続くんだね。これくらい大きなオッパイの女性なら、小学生や中学生でもないだろうし、処女ってことも無いのかなぁ?それなら、安心して脱皮できるよね♪』
これまでのアピールと比べると淫らな行為が少々短めに感じられたが、その葉月の顔に浮かぶ表情は憎々しいほどに嫌味な笑みなのは、これで終わりでは無いことを物語っている。
首より上には裂けて行かないスキンスーツの中に手を滑らせ、マスクを脱ぎ取っていくと、またもニヤリと笑う女性の口元が見えた。
149
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PON
:2010/12/16(木) 00:46:36 ID:zJ3qrQkU
中身が空っぽになったマスクは、ズルリ・・・と抜け落ちた。
股間から縦に長い裂け目を作った鳴沢葉月の一体型フェイクスキンスーツは、腰のくびれで止まることなくそのまま下に流れ落ち、太腿から下だけが残っていた。
『クククッ・・・葉月ってば、まだ男のモノどころかオモチャだって咥えたことのないアソコにこんなに深く突き刺すなんてね。こんなに魅力的なFカップ巨乳を持っていても、まだ処女の子は居るってことを教えておかなきゃ。ねぇ、Gカップで処女の美里ちゃんもそう思わない?クククッ・・・』
ニヤリと笑い顔を見せていたのは、鳴沢弥生だった。
『こんなバイブを咥え込んでしまうなんて、弥生の処女膜は、どうなってしまったのかしら・・・?』
彼女は、乳房を揺らしながらストッキングを脱ぐようにして葉月のスーツから脚を抜き取っていく。
弥生に変装したレオンを見るのは今日だけで二度目だが、それ以上に彼女への変装シーンを見せられている気がするのは、弥生の抜け殻を10着も見付けているからだ。
しかも、怪盗が神宮寺霧乃に化けて現れた時に、このエリアのどこかにも弥生の変装跡を残してあるとも言っていた。一体、どれほど弥生に変装して見せれば気が済むのかと思ってしまうが、美里が一番驚きを見せるのは弥生や葉月といった近しい女性の変装を披露した瞬間であることを解っているからこそ、しつこく裸体を見せようというレオンの意図がそこにはあった。
それも、乳房からバイブを咥えた秘所までもを晒すような、彼女らがするはずも無い痴態を見せるのは、レオンにとっては快感であり、それと共に美里へ与えるショックは大きい。
『この弥生スーツは、鳴沢葉月に変装して弥生を眠らせた際に作ったモノなの。つまり、怪盗レオンが初めて葉月に変装して騙した相手が、この私だったってわけね♪でも、葉月のことを叱るなんて出来ないわ。だって、その後に作ったばかりのこの鳴沢弥生のスーツを着て騙した相手が、妹の葉月だったんだから・・・ククッ』
首の後ろに手を回した弥生は、背中に掛けてピーッ・・・と裂け目を作った。
女性の柔肌が覗き、開かれた皮の内側に手を埋めていく。顔の内側を這った手が頭をズボッ・・と引き抜いて弥生マスクの中身が無くなったと思うと、抜き取った頭を背中から現す。その顔は、鳴沢葉月の顔になっていた。
『コレが、弥生お姉ちゃんに変装した怪盗レオンさんが葉月を騙して作り上げた葉月のフェイスマスクよ。美里ちゃんが葉月から盗み取った一体型スーツと比べても、全く違いが無いの。見てのとおり、84センチのEカップ巨乳から、ミミズ千匹の名器を刻み込んだワレ目の奥までも・・・ねっ。あいにく、バイブが邪魔をして少しも見えないと思うけど♪』
弥生スーツから身体を抜き取っていく手際の良さは、ここでもしっかりと発揮されて、Gカップの乳房の中から葉月の胸を露出し、バイブを咥えたままの弥生の秘部も剥がしていく。
それでも弥生のワレ目に突き刺さっていたバイブは微動だにせず、葉月のワレ目に隙間無くしっかりと咥え込まれていた。
『どう、美里ちゃん?葉月と弥生お姉ちゃんとの、姉妹での脱皮ショーに興奮した?』
美里も暫くは無視を決め込んでいたが、執拗な挑発を重ねられるうちに我慢ができなくなってしまい、従姉妹の顔をしたレオンに対してきつい視線を向けていた。
『まっ、鳴沢葉月に出来るようになったエピソードまで言ってあげたんだから、興奮しないはずが無いよね?』
しかし、どれほど睨み付けようとも、レオンが手を緩めることはない。
それは、美里の突き刺すような視線が、自分は葉月へと完璧に変装を遂げているという褒め言葉に値していると思うからこそだった。
150
:
PON
:2010/12/18(土) 02:06:20 ID:zJ3qrQkU
『葉月のこの顔と身体を手に入れたおかげで、女子高生のレパートリーもさらに増やすことができたよ。学校に行けば、若くてルックスとスタイルが良い娘なんてたくさんいるからね。それに、私って水泳部に入ってるからスタイルとかの品定めもしやすかったよ。更衣室に目当ての女の子と二人きりになって、アソコに仕込んだ催眠スプレーを使って眠らせて、その数分後には葉月の顔と身体の上に彼女のスキンスーツと競泳水着を着てプールサイドに座ってたっけ♪・・・部員の誰も、私がアソコに催眠スプレーを仕込んで、次のターゲットの女の子の動きを探っているとも知らずにね。あまりに誰も疑って来ないから、オッパイを直モミしたり、プールの中でスプレー缶を使ってオナニーとかして不審がられようとしたんだよ?それでも、私を怪しむ娘なんて一人もいなかったけど。クスッ・・・』
葉月は、そこまで話すと、首元に手をやってマスクを剥ぎ取っていった。
メリメリと捲れた顔は、葉月の原型を失ってのっぺりとしたゴムマスクへと変貌し、中からはミディアムロングヘアの髪と共に、葉月と同じ水泳部員の女子の顔が現れた。もちろん、二人とも知らない顔ではあるが、怪盗のターゲットになるのも頷けるルックスの良さだ。
『ちょうど、こんなふうに・・・ね。葉月が怪盗の変装とも知らずに更衣室で眠らされたのが私ですよ。だって、葉月の顔で競泳水着の上からでも目立つEカップ巨乳をした彼女が実はニセモノで、アソコに催眠スプレーを咥え込んでいるなんて思わないでしょう?』
声は、もう葉月とは違うものに変わっている。
会ったことなどない女子高生でも、それが今の顔に合った声であることは言うまでもない。しかし、これで終わりではないとばかりにそのマスクも脱いでいけば、また違う顔が現れた。水泳部は美女揃いとあってか、その顔立ちとて葉月やさっきの彼女と比べても遜色が無い。
『さっきの娘にまんまと騙されたのが、私なんです。自己紹介とか面倒なので、仮にさっきの娘がA子で、私がB子ってことにしますけど、A子は葉月と同じように着替えをしていた私に向かってアソコにしまった催眠スプレーを抜き取って、眠らせてきたのね。脱ぎ掛けの競泳水着からA子の微乳が可愛らしく震えて見えていたのが、最後に私が見たものだったと思うけど・・・』
B子は、自分のマスクに手を掛けた。
メリメリと剥がれていくマスクの下からは、得意げに微笑む葉月の顔が再び現れた。
151
:
PON
:2010/12/18(土) 02:07:35 ID:zJ3qrQkU
『こうして、プチパイのB子に変装した私は競泳水着に乳首とスプレー缶の膨らみを少しだけ浮かべながら、次の子に狙いを絞って・・・って具合だったんですけど、今回はデモンストレーションでA子とB子のは全頭型マスクだけ、ってことでごめんなさい。でも、水泳部員以外にも、葉月の学校の子のコレクションはたくさんありますよ』
葉月は、顔に手を当てると、顔をクシャッと握り潰した。
髪の生え際や耳の辺りから顔が剥がれてしまい、またも葉月とは違った顔が現れた。
『私は、仮にC子って名前にしときますね。私、葉月のクラスメイトなんですけど、まさか一緒に行ったトイレで私を眠らせてくるとは思わなかったですよぉ。たしかに、その日の葉月は肌色のツヤツヤなストッキングを穿いて、巨乳の谷間をチラつかせて男子の注目を浴びてるなー、とは思ってましたけど。最後に見たのは、私の顔をして、私の自慢のGカップ巨乳がアピールできるハイレグビキニの下に、葉月が穿いていたストッキングで脚線美を撫でているレオンの姿だったかな。私のスタイルにピッタリ合った制服を着ていた所で意識が途切れたの。今は、葉月の身体でC子の顔だから想像しにくいかもしれないけど』
C子は、顔を手で覆ってマスクを掴むと、勢い良くビリッ・・と破った。
『はい、そして私がC子に変装した怪盗が次に狙ったターゲットです。とりあえずは、D子って名前で良いですよね?』
大人しめな雰囲気を漂わせる女子生徒の顔は、大和撫子といった風貌でルックスは文句無い。
『あーん、C子さんてルックスもスタイルも良いから怪盗レオンに狙われるのは解るけど、ガサツだからなぁ〜。C子さんのマスクの切れ端がまだD子の顔に残ってるじゃない・・・このマスク、顔に貼り付けるだけで簡単に変装できちゃうし、しかも浅野美和が使っているニプレスの粘着力をヒントに作ったから全然剥がれにくいんだけど、丁寧に剥がさないとこうやって残っちゃうのよね』
額や顎の辺りに、マスクの切れ端が残っている。D子は、それをペリリ・・・と剥がし取った。
『これが、綺麗になったD子の顔ですよ。D子の顔とスタイルを盗んだ怪盗レオンは、隣のクラスにいる幼馴染みのE子ちゃんに近づいたんですけど、葉月ちゃんが穿いていた肌色のストッキング脚を見た彼女に、ちょっと怪しまれちゃって。“たまにはストッキングも良いでしょ?”なんて適当にはぐらかしたら、アッサリ騙されてくれましたがね。まさか、目の前のD子がアソコにスプレーを咥え込んで、自分に変装しようとしているなんて思わないから・・・あとはE子のクラスの子がターゲットになったことは言うまでもありませんよね?』
D子は、綺麗に剥がし終えたのを確認すると、マスクをベリベリと剥がしてしまう。
そこには、また葉月の顔が現れた。ニヤニヤと微笑む葉月の表情は、これまでよりもさらに禍々しさを帯びていた。
152
:
PON
:2010/12/18(土) 02:12:06 ID:zJ3qrQkU
『ちょうど良いから、怪盗の変装に使うマスクの種類を教えてあげますね。C子とD子の変装に使ったマスクは、顔に貼り付けるだけで別人に化けられるものなの。簡易的で便利だけど、ウィッグとかを用意しないと面倒だし、スタイルの良さを実感できないから、あまり使う機会は無いかな。主に、こうやって自慢のコレクションのお披露目に使うのには便利ね。A子とB子ので使った全頭マスクは、髪型とか顔全体を完璧に変装できるし、マスクを被ってパーツを合わせたら違う女性に化けられるから便利ね。ボディスキンスーツと組み合わせれば、ほぼ完璧な変装ができあがるし。でも、やっぱり変装するのには一体型スーツが一番ね。首のエッジが見えたりすることもないから、どこにも違和感も無いままオッパイとかアソコの感度を堪能することができるもの。変装に時間が掛かるけど、それはマスクを貼り付けたり被るのと比べて・・・の話だからね』
得意満面に、自慢の変装道具の解説をし、一人悦に入っている怪盗。
二人の反応などどうでも良いらしく、葉月の顔と声を使って話を続けた。
『振り返ってみると、葉月は顔にD子マスクを貼って、その上にC子のマスクを貼り付けたでしょ?それから全頭型のB子マスクを被って、A子マスク、葉月マスクの順に重ねて・・・あとは、弥生お姉ちゃんの一体型スーツを着て、葉月の一体型スーツを着たっていう手間の掛かりようね。弥生の変装を脱いでから、そんなにマスクを重ねているなんてちっとも気付かなかったと思うよ。一枚一枚が、超極薄仕様で、レオン特製のストッキングみたいに重ね被っていても全然分からない仕組みになっているから。・・・あ、ちなみに今の葉月は一体型スーツで変装しているよ♪』
首元に手を当てて力を加えた。グニュッ・・と皮膚が浮いたが、どこにも切れ目などは見えないし、手で顔を覆ってクシャッと潰してみても、葉月の顔が歪んで生気を失うもののその顔が剥がれ取れてしまうことはなく、またすぐに卑しく笑う表情を取り戻した。
『あーぁ、ココが怪盗さんのアジトだったらもっと葉月の学校の生徒たちの変装をじっくり見せてあげられたのにな』
葉月の姿でこのようなことをして、さらに同級生たちのマスク変装を見せたくらいでも、まだ飽き足らないと見える。
『学校に潜入していても、女子高生ばかりで物足りないな〜、って思えば、先生たちをターゲットにすれば良いから、10代ばかりの女子が増えたって訳でも無いんだよね。下校すれば、A子の家族や友達を狙って、年齢を超えてコレクションが増えるもの。とりあえず言えることは、学校の娘だけでアルファベットは軽く使いきれるね。だって、制服が可愛いから、それだけ可愛い女の子も欲しくなっちゃうもんね。葉月も、制服はとっても気に入ってるよ。弥生お姉ちゃんも羨ましがってたもん。だから、弥生お姉ちゃんが獲物を見るような目で葉月のことを狙って、私に変装して代わりに行ったこともよくあったよ。そのたびに、新しく葉月のスキンスーツを作るものだから、かなりの数ができちゃったはずだよ♪』
怪盗の語る武勇伝は、そう簡単には尽きないようだ。
新しい変装を披露するたびにそれを聞かされる方は堪ったものではないが、聞けば聞くだけ怒りがこみ上げるため、飽きることはない。挑発行為は、怪盗の思惑通りに効果的を成しているということだった。
『ねぇ、黙っていないで何かリアクションしてくださいよぉ』
逆撫でするような笑いをマスクに貼り付かせ、浮かない表情の二人の視界に顔を覗かせた。だが、二人を逆撫でするのは葉月の表情だけではない。
身体を揺らすことでEカップ巨乳を弾ませたり、ワレ目にギッチリと咥えたままの極太バイブをリモコンで動かしたり・・・と、葉月から模ったスキンスーツを良いように弄んでいるのだ。
それも、美里の従姉妹である鳴沢弥生と葉月にばかり変装し、裸体と痴態がくどいほどに見せ付けられる。
下手に逆らおうものならば、足元を見られて立場が危うくなってしまう。だからこそ、怪盗の言う“脱皮ショー”なるものに付き合ったのだが、それも我慢の限界に達するのだった。
153
:
PON
:2010/12/19(日) 01:25:36 ID:zJ3qrQkU
『もう!いつまで・・・』
我慢強い美里も、さすがに痺れを切らしたのと同時に、
『いつまでこんなこと繰り返すつもりだよ!被害者を捜せって言っておきながら、こんなのに付き合わされてたら、その被害者だって帰るかもしれないじゃないか!』
達也も痺れを切らして大声を上げていた。
『はぁ・・・はぁ・・・』
『達也さん・・・』
達也の声の荒げように、美里は唖然としていた。
ただ、葉月の方はというと、怒鳴られても全く動じることもなくニヤニヤと笑うばかりだ。
『あらら・・・怒っちゃいました?でも、葛原明日香の顔と声で怒っても全然威厳が無いですね』
廊下に反響する声に混じって、キュインキュイン・・・と機械音が混じって聞こえる。
それは、葉月の秘部に挿入したままのバイブが動いている音だ。手にしたリモコンで、振動のリズムと動きをコントロールしたようだ。先程は根元の方が激しく動いてワレ目を震わせていたが、今度はワレ目がさほど振動しない代わりに、膣内に埋もれた先端側で激しく動いているらしい。
『ひぁ・・・っ、今度はそんな所をそんなに刺激するの・・・?ソコは、葉月の性っ、感帯っ・・・あっ、ああぁ・・・っ』
バイブの音を掻き消すように、葉月の喘ぎ声が廊下に小刻みに反響する。
声の大きさに関わらず、女性の高い声は響きやすいもの・・・レオンは、それを実証しているようであった。
『ま、まだそんなことをするつもりかよ!』
『あーぁ、そんなに息を荒げるから、ワンピースの中でオッパイが揺れちゃってますよ?私ほど激しくは揺れてないけどね♪』
ニヤニヤと笑う葉月にそう指摘され、達也は思わず視線を胸元に向けてしまう。すると、言われた通り、明日香の乳房が呼吸と共に上下動しているのが見えた。
その場で軽くジャンプして乳房をさんざん揺らす葉月ほどでは無いが、明日香の乳房の方がボリュームがあり、しかも目の前でそれが動いているのだから、自分の胸元の方が気になってしまうのが正直な所だった。
154
:
PON
:2010/12/20(月) 01:56:08 ID:zJ3qrQkU
『ふふふっ、でもやっとプチッとキレてくれたから、そろそろ脱皮ショーを終わりにしてあげても良いかな』
『えっ!?それって、どういう・・・』
『葉月や弥生お姉ちゃんたちは、二人が一緒に怒るのを待っていた。ってことですよ』
バイブの振動を止めた葉月は、可愛らしく微笑んで見せた。
『クスッ・・・くふふふっ♪』
美里が知っている、葉月の屈託の無い笑顔が二人に向けられている。
裸でバイブを咥えているという違和感はあれど、鳴沢葉月そのものと言って良いほどの佇まいだ。
『ちょっと待てよ!そんなことをして、何の意味があるんだ!』
『意味?・・・ククッ、お二人には何の得にもならない意味ならありますよ。怪盗レオンの変装のレパートリーを見せて、彼女たちの姿でストッキングとコスチュームの重ね穿きとか裸を晒したり、フェイクスキンスーツでの変装をするといってもマスクを貼るだけとか、フルヘッドマスクとか、一体型スーツとか色んなパターンの変装があることをアピールするっていう意味がね♪』
『あぁ、それはもうさんざん見せられてうんざりしてるさ!でも、美里さんの従姉妹や有名人まで見せびらかすのはやり過ぎだろ!』
嫌気が差すほど見せられたからこそ感情が爆発したわけだが、怪盗は初めからそれを望んでいたということのようだ。
『だって、いくら声を荒げて抗議していても、もしかしたら怪盗レオンみたいに演技しているかもしれないじゃないですか。どちらかが怒ったフリをして、もう片方が止めようとしている・・・とか。だから、どれだけ早く元に戻りたいのか二人の熱い気持ちを示してもらおうと思ってね〜♪』
『呆れた・・・そんなことに付き合わせようだなんて・・・』
『変装オタクのお前じゃあるまいし、最初から本気でそう願ってたに決まって・・・』
『はいはい、もう怒らなくて良いですから、早く片付けてくれませんか?』
達也の抗議をいなすように、葉月は足元に残した抜け殻の後片付けを指示した。
155
:
PON
:2010/12/20(月) 01:56:56 ID:zJ3qrQkU
『美里ちゃんたちって、片付けに時間が掛かりすぎて来るのが遅いから、私の脱皮するペースに全然追いついてくれないんだよね。だから、綺麗に畳んで鞄に入れてくれるまで待っていてあげるよ』
葉月は、脚を使って器用にメイド衣装を達也たちの前に差し出した。美里は、何も言わずにそれを受け取る。
葉月の右脚がピーンと直角に上がっているが、それでもバイブが抜け落ちることが無い。ワレ目が見えやすくなったことで、脚を上げようとも全く隙間が出来ないほどキツく深く突き刺さっているのがよく判った。
『片付けなら、美里さんのおかげで時間を掛けないで済んださ。むしろ、お前がいつ襲って来るかもしれないのを警戒して時間が掛かったんだ』
『そんな余計な心配しなくても良かったのに。“脱皮ショー”って言ったら、私が何をしようとしているか想像つくじゃない?そりゃあ、美里さんか明日香ちゃんに変装してまんまと入れ替わるのも面白いけど、ずっと一人の美女に変装しているだけだと“脱皮ショー”にならないもん』
そんなことは、お前の気まぐれでいくらでも予定が変わるだろう。そう言い掛けもしたが、もうそんなことを話すのはどうでも良くなっていた。
『でも、キレさせるのに時間が掛かった代わりに、山瀬若菜から泉川愛里に脱皮したのに始まって、鳴沢弥生から鳴沢葉月への脱皮変装まで見せられてとっても楽しかったよ。結局、どれだけの変装コレクションが見せられたのかなぁ・・・弥生お姉ちゃんに変装してコスプレをするのなんてどれくらいやったかも覚えてないよ。・・・あ、そうそう。怪盗レオンの変装パターンに、マスクを貼り付けるパターンと、フルヘッドマスク型と、一体型スーツの種類があるのを知っているのは、警察の一部の人間と私の知り合いくらいのものだから、自慢しても良いわよ♪』
そう言ってウィンクをした葉月は、クルリと踵を返して歩き出した。
『ま、待てよ!そんな格好でどこに行くつもりだ?』
『まだどこにも行かないわ。散らかったマスクと衣装を片付け終わるまで、待ってあげるって言ったでしょ?ただ、セザンヌの一体型スーツだけは預からせてもらおうと思っただけ。そこの部屋に鞄を置いてあるから、ちょっと片付けてくるからね』
マスクと一体型スーツ、それにストッキングなどの衣装の中から、セザンヌの抜け殻を脚でひょいっ、と器用に取り出す。葉月と弥生の一体型スーツも一緒に置かれてあるが、彼女たちとの区別は見ただけで簡単についているようだ。
『そんなこと言って、どこかへ消え失せるつもりじゃないの?』
『こんな高い所から?出入口だって、ここにしか無いのよ?・・・だいたい、葉月が大好きな美里ちゃんを裏切るようなことはしないよ。なんなら、扉を開けたままにしておくから、いつでも覗いてくれても良いよ?』
自信タップリな表情を見せながら、葉月はすぐそこの教室へと入って行った。本当に扉を開けたままで、何をしているかを探ることだって容易くできてしまう。
『・・・・・』
二人は顔を見合わせると、散らかっている物に目をやった。
そこまで自信タップリなのだから、本当に逃げたりはしないのだろう。それに、監視されていることを逆手に取って、また痴態を見せて来られても対処に困るだけだ。
怪盗を信用するつもりもないが、今やらなければならないことは、ここに散乱している怪盗の置き土産の片付けだ。もし、万が一姿を消したのならば、やっと被害者の捜索に移れるのだし悪いことではない。そう考え、部屋の様子に気を取られることなくテキパキと鞄の中にしまうのだった。
156
:
PON
:2010/12/25(土) 02:25:14 ID:zJ3qrQkU
『あっ、時間ピッタリでしたね』
片付けが済んだ頃、怪盗が鞄を肩に抱えながら姿を現した。
『まだ、葉月ちゃんの顔で居たのね』
『だって、美里ちゃんとお話ししたかったんだもん♪』
二人の時間に合わせた割には、怪盗は鳴沢葉月の姿のままであった。
葉月の変装で、グレー系のチェックのミニスカートに白いワイシャツ、淡いブルーのブレザー、スカートと同柄のリボンを着ている。足元は紺のソックスを穿いており、その下に肌色ストッキングを重ね穿きしてあるらしく、歩くたびに膝や足首にナイロンの皺が寄っているのが見えた。
『意外だな。そのままの変装でいるなんて』
『せっかくだから、可愛い制服姿の鳴沢葉月も見てもらいたくてね。A子ちゃんたちの変装で見せてもらった方が嬉しかったですか?』
クルリとその場で回ると、スカートがふわりと舞った。ライトベージュのストッキングに彩られた太腿の付け根までチラリと見えたが、それ以上見えなかったのは、これも怪盗の計算のうちだろう。
『誰に変装して欲しいなんて言ってないわ!』
『ただ、お前にしたら制服を着るくらいで時間が掛かり過ぎじゃないのか。って言いたいんだよ』
『つまり、“きっと、お前のことだから何か企んでいたんじゃないのか”って言いたいんだ?・・・ふーん、察しが良いですね♪』
達也の言った言葉を葛原明日香の高い声に変換する余裕を見せながら、葉月はブレザーのボタンを外し、スカートも捲って見せた。
『乳首がブレザーの厚い生地に擦れる快感を我慢してまで、期待に応えられる準備をしておいて良かったですよ♪ククククッ・・・』
ブレザーに隠れて見えなかった胸元は、ワイシャツのボタンを外し、ビキニのトップスもずり上げられた状態だった。そして、スカートの中にはトップスと同じ光沢のある薄紫色をしたビキニが穿いてある。股間には、ボコッ・・と太い異物の膨らみがあり、その中央には小さな突起があるのまで見える。
『葉月が準備に手間取ったのは、きっとEカップのオッパイを出せるようにしていたのと、アソコに咥えていたヤツを入れ換えていたからだと思いますよ?』
乳房に触れながら、ビキニの上に浮かぶ膨らみをぷにぷにと押し返して遊んでいる葉月。
『改めて説明すると、いったんワイシャツのボタンとリボンを留めてから、オッパイが見えるように胸のボタンだけを外してブレザーを着たんですよ。あと、アソコにキツく刺さっていたバイブは、抜き取る時に葉月のエッチな液で床が濡れちゃったので、ソレを拭いてから同じくらい太い催眠スプレーを咥えたの。ズブズブッ・・・て挿入する音と、葉月の可愛らしい声で小さく喘いでいたの、お二人には聞こえませんでした?乳首が服に擦れるよりも全然快感が強いから、てっきり聞こえているかと思ったけどね。あまりにも快感が凄くて、まだアソコがヒクついているくらいなのに・・・』
胸から手を離した葉月は、ビキニを穿いたままストッキングを脱ぎ下ろした。
ビキニで遮られるまで脱ぎ下ろしたストッキングは、見た目で4〜5足はある。そして、ストッキングの間にはビキニなど股間を覆う衣装が同じくらい重ねてあったようだが、葉月はそれらを異物を避けるために浮かせながら横にずらして見せた。
『くふふっ♪まだヒクッ、ヒクッて動いてる・・・ほら、見てくださいよ。アソコに咥えたままでも噴射できるように、噴出し口を下にして入れておいたんですよ♪これなら、強姦魔に遭遇してアソコを舐められそうになったとしても、最後の一枚を脱いだ所ですぐに眠らせられるからね♪葉月って可愛いから、キズ物にならないように私が守ってあげないと・・・ただ、裂けそうなくらいに極太のスプレー缶だから、容器に滑り付いた葉月の愛液まで一緒に飛ばしちゃうのが恥ずかしいんだよね☆』
怪盗の言った通りの光景が、葉月の股間に出来上がっている。
そして、噴射口を軽く押すと、液体が糸を引きながらプシュッと短く発射された。
『ねっ、粘り気のあるものが混じってたでしょ?』
葉月は、それを証明できたことに満足した様子で横にずらしていたハイレグビキニなどの衣装を股間に貼り付かせた。
スプレーの膨らみが衣装によってググググ・・・と押し戻され、ワレ目に直接触れているインナーにはすぐに愛液の染みがじんわりと伝わった。だが、薄紫色のハイレグビキニにまで染み出る前に、それも脱ぎ下ろしたストッキングを一足ずつ丁寧に穿き上げれば歪な曲線を僅かに浮かばせる程度にまで収まっていた。
157
:
PON
:2010/12/25(土) 02:30:01 ID:zJ3qrQkU
『さぁ、あと少しで怪盗レオンさんの脱皮ショーも終了ですよ。最後の力を振り絞って頑張ってくださいね』
顔を覗き込ませる葉月は、とびきりの笑顔で二人を送り出す。
胸をワイシャツの間から露出させて二の腕で挟んでいるポーズは、アイドル並みのその笑顔に似つかわしくないのだが、美少女に変装をするだけでなくそんなことまでするのが怪盗レオンの楽しみ方なのだから、もう止めようがない。
『ちょっと待てよ!あと少しで終了って言わなかったか?』
『これで終わりではないの?』
レオンからの聞き捨てならない言葉に、二人は抗議する。
『えっ?これで終わりだなんて、葉月は一言も言った覚え無いですよ?』
『こんなのが、まだ続くってことかよ!』
『そんなに怒らないでくださいよぉ。これで最後にしてあげます。だって、弥生お姉ちゃんばかり脱皮してもらってズルいじゃないですか。だから、葉月も鞄の中にたくさん入れてくださいよ。ねっ♪』
葉月は、首元に手を当てると、左手に掛けたマスクを引っ張り上げ、右手に掛かったスキンスーツを引き下げた。
グイイィィ・・・とゴムのように伸びた顔と身体は、その下からセザンヌの顔とニプレスを貼っただけのFカップ級の巨乳を覗かせた。
『葉月ちゃんのこのマスクとスキンスーツを集めたら、怪盗レオンさんの脱皮ショーは終わりになるって言ってましたよ?沙衣ちゃんの一体型スーツも鞄の中に一緒に入れてもらいたいんですけどぉ〜、やっぱりダメだって言われちゃいましたぁ♪』
葉月マスクを頭の上に乗せると、左手で首の皮をグニュッと掴んで引っ張った。穏やかな表情をしたセザンヌの顔は一枚のゴムマスクへと変わり果て、プルプルと揺れていた巨乳も自然と引き上げられる。
『信じてもらえるかどうか分かりませんけど、このセザンヌの一体型スーツは、さっき葉月ちゃんが脚で拾い上げてくれたものなんですよぉ♪鞄の中にいるセザンヌの抜け殻は、マスクとスキンスーツとで分離してあるやつで、カモフラージュしてあるんですよね。ねっ、怪盗レオンさん?』
そもそも、これが何のための偽装工作なのかは不明ではある。だが、それもお惚けタレントのセザンヌの顔と口調と声でそう話しているのを聞けば不思議と受け入れられてしまうのだから、怪盗レオンの完璧な変装ぶりには感服するばかりだ。
『んぐむっ・・・そんなわけでぇ、沙衣ちゃんは葉月ちゃんのマスクを被っちゃいますね♪』
伸ばしたマスクを戻し、葉月の乳房をセザンヌの乳房の上に貼り合せると、最後に葉月マスクをセザンヌの顔のパーツに重ね合わせた。
これで、再び制服を乱した状態の鳴沢葉月の変装が完成した。
『早く、葉月のマスクとフェイクスキンスーツをその鞄に入れてくださいね♪』
Eカップの巨乳は露にしたままで、ブレザーのボタンを留めた。
制服姿の葉月を見て、誰もがブレザーの中では乳房を露出して、スカートの中では秘部に催眠スプレーを咥えてその異物の形状をハイレグビキニに浮かばせているとは思いもしないだろう。
『そうそう、まだあっちの方に怪盗レオンさんが脱ぎ捨てたストッキングとかコスチュームがあるらしいですよ?あと、もちろん誰かさんの一体型もな・・・オレ様がどんな娘から脱皮して、どんな娘に変装したのかをよーく思い浮かべながら集めるといいぜ。クククククク・・・・・』
最後に、葉月の声には似合わない男の言葉を混じらせる怪盗レオン。
そして身を翻し、ショートカットの髪とスカートを靡かせながら、悠然とその場を去っていった。
158
:
PON
:2010/12/25(土) 02:33:24 ID:zJ3qrQkU
『さぁ、すぐに集めなきゃ』
二人は、怪盗レオンが去った方とは逆方向、つまりレオンが指差した方へ向かって歩いた。
『あっ!アレがそうかも』
廊下には脱ぎ捨てたスキンスーツ、それとストッキングなどが点々と置かれている。
『また、弥生さんのなのか・・・?』
捨ててあるのが一体型スーツであることくらいは見分けがつくが、誰の姿であるかまでは達也には判断がつきにくかった。
『いえ・・・これは葉月ちゃんのだわ』
もはや、葉月の原型など留めていないクシャクシャになったスキンスーツは、何度手に取ってもやはり気味の悪いものである。しかも、スキンスーツの保温性は抜群の効果があるようで、未だに僅かな温もりがあることが、気味悪さをより感じさせる。
だが、もうこれも終わりになると思えば、その片付けも手早いものだった。
『これで、3着目・・・本当に、弥生ちゃんのと同じ数だけあるのかしら』
鳴沢葉月の一体型スーツばかりが、続けて落ちていた。
衣装は達也に任せ、美里は温もりの残るスーツを折り畳んでいくのだが、葉月のスーツの下に隠れるようにもう一着のスキンスーツを見付けた。
『あっ、まだ隠れ・・・』
そう言い掛けて、美里はグッと言葉を呑み込んだ。
葉月の物とは違うことは一目見れば判るのだが、髪型や、ひしゃげて潰れた状態ながらも顔立ち、それに乳房の大きさ、どれを取っても、この抜け殻を見て思い浮かぶのは一人の女性のものだった。
『(こ、これ・・・私の身体だわ。間違いない・・・)』
いつの間に自分に化けていたのか、そんなことは葉月のスキンスーツがこうやって置かれているのだから、完全に明らかだ。
そして、その時にどんな姿でいたのかも、ここに落ちている衣装からして想像に難くない。それは、これまで弥生や葉月のスキンスーツと一緒に落ちていた衣装の数と比べて量が多くなっているからだ。
チャイナミニドレスと競泳水着が二着ずつ、マイクロビキニもインナーもストッキングも、数えて倍近く落ちているのは、手前に落ちていた葉月のスキンスーツのあった所で美里へと脱皮してから、この場所でチャイナミニドレスを脱ぎ、ハイレグ競泳水着に重ね穿いた肌色のストッキング脚を晒していたのを物語っている。そして、衣装を全て脱いで美里のスキンスーツを脱いでから、葉月のチャイナドレス姿で中には競泳水着とストッキングなどを重ね穿いた姿を堂々と露にしていたはずだ。
『(ちゃんと、温もりだって残ってる・・・少し前には、葉月ちゃんから私に変装してこんな際どい衣装で出歩いていたの?まさか、ここの生徒に見られたなんてことは無いわよね?)』
ここの生徒は、既に怪盗によって眠らされているはずなのだから、美里が抱いた不安は不要と言って良い。もし、葉月から脱皮して美里の姿を見られようものなら、こんなに静まり返っていないはずなのだ。
『(こんなの、達也さんに見られたら・・・早くしまわないと)』
自分の身体を模った抜け殻など、死んでも見られたくない。
自分と全く同じ顔、スタイルへと化けて痴態を見せられる辱めを受けたりもしたが、ここまでクシャクシャの皺だらけになった自分を見られるのも同じくらいに恥ずかしいことだ。そう思えば、達也には見られないように鞄の中にコッソリとしまうのだった。
幸いにも、達也は衣装を片付けるのに追われていて、美里の行為を見られることは無かった。
159
:
PON
:2010/12/31(金) 02:15:08 ID:zJ3qrQkU
『何だか、これまでより衣装の数が増えた気がするな。しかし、こんなに重ねて苦しくないのかよ・・・』
葉月の抜け殻は5着を数え、数を追うごとに衣装の数も実際に増えていた。
『(また、私の皮・・・それに、こっちは亜樹のじゃない!)』
葉月のスキンスーツの下に埋もれていたのは、美里の一体型スキンスーツと、妹の深浦亜樹の一体型スキンスーツだった。
中身が抜けてしまっていても、美里には顔もスタイルも頭の中で想像できるようになっていた。30〜40着くらいの女性の皮ばかりを見ているうちに、自然と立体的にその姿が出来上がってしまう頭になってしまったようだ。
きっと、葉月や美里、それに亜樹へと次々に変装を変える度に、ここに落ちているハイレグバニースーツを着て現れたのだろう。白、黒、紫の3人分のバニースーツと光沢のあるストッキングや水着などが、彼女らのスーツとスーツの間に挟まれた状態で重ねられていたのがその根拠だ。
『(亜樹にまで化けていたなんて・・・全く、あんなヤツの手に落ちたら何をされるか判ったものじゃないわ)』
心の動揺を表に出さないよう苦心しながら、生温かいスキンスーツを手に取る。
『(えっ、1着だけじゃない!?)』
葉月のスキンスーツを手にした感触は、グニュッ・・・としたいつもの感じではあったが、背中の裂け目からは、もう一枚の皮膚らしきものが見えていた。
そこに手を入れてマスクを抜き取ると、葉月の下から違う女性の姿をした一体型スーツがズルリと引っ張り出された。
『(これは、ひかるちゃん・・・)』
長い黒髪を垂らしている顔と、零れ出た上半身に備わっている大きめな乳房は、美里と同じメイドの九条ひかるのスキンスーツで間違い無かった。全て抜き取ると、ストッキングもインナーも一緒に引き摺り出される。葉月から脱皮する際に、中に重ねてあった潮村麻美の変装まで一緒に脱いでしまったということのようだ。そうする理由が判然としないが、これも回収する時の驚く美里の顔を想像してやったことだろう。
『(・・・ということは、まさかこっちのやつにも!?)』
美里の予想した通り、美里の皮の中にはストッキングを直穿きしてマイクロビキニを穿いていた河原亜衣の抜け殻が、そして亜衣の中には星野千鶴、佐伯麻衣、西浦琴海と3着もの女性スーツの重ね着がされていた。そして、亜樹の皮の中には中川菜穂のスーツが隠れていたが、本物の菜穂との面識は無く、見たことがあるのは怪盗が中川菜穂に変装した姿だけのため、ルックス・スタイル共に抜群の彼女の顔と巨乳の膨らみは浮かんでも名前まではすぐに出て来なかった。
『(ひとまず、全部纏めて片さないと・・・それにしても、どうして私の所だけこんなに重ねているのよ?)』
怪盗に抗議したい思いを堪えながら、美里はこれらも鞄にしまい込んだ。
『美里さん、こっちは全部終わったよ。周りにも、もう落ちていないみたい』
こうして、陰ながら大変な思いをした美里の気持ちに気付くことも無く、達也は疲れた様子で近寄ってきた。
『そのようですね。・・・でも、まだ一箇所残ってます』
『あぁ・・・そうだった。さっきの怪盗が入っていった部屋があったか・・・』
『えぇ。ただ、あの場所に戻って来ていなければですが』
一息ついたのも束の間、まだ最後に残っていた部屋に戻ってきた二人。
室内とあれば、どれほど狭くとも警戒しない訳にはいかない。そーっと扉を開け、誰も居ないとみると、ゆっくりと中へ入って行った。
160
:
PON
:2010/12/31(金) 02:19:25 ID:zJ3qrQkU
『う、やっぱりあった・・・』
パッと見ただけで、部屋の奥に肌色をした物体・・・人の抜け殻の存在がチラリと確認できた。
顔とマスクが一緒に備わったこの皮が、鳴沢葉月の一体型スーツであることはすぐに判る。それは、怪盗が葉月の通う学校の制服姿で現れた時、葉月のマスクとボディスキンスーツを引き剥がしてセザンヌの変装を見せたためだ。
それまで、一体型のスーツであることを誇示していたのが、マスクとボディのセパレートタイプになっていたということは、怪盗がただセザンヌの一体型を着込んだ上に葉月の変装を施し、制服を着ただけとは思えなかった。
あれだけ時間があったのだから、怪盗が嫌がらせのために有効に費やせるやり方をしてくるはずだと考えていたが、それがこういう形であったと状況を見て納得できた。
『衣装が無いんだと、美里さんに任せるしかないのか・・・』
『っ・・・もちろんですよ。達也さんは、外を警戒しておいてもらえますか?』
達也が気にするまでもなく、美里は自分から率先して葉月の一体型スーツを手にした。
なにしろ、ここまでの間に自分の身体をした抜け殻も見付けているのだから、達也に触れられるなど絶対にされたくないのだ。
『やっぱり、あった・・・』
部屋の奥で、美里は小さく呟いた。
葉月の一体型の中には、美里の姿を模った一体型スーツが隠れており、葉月から脱皮したその次は自分に化ける準備でいたのかと思うと、ゾクッと悪寒が走った。
それも、バイブを突き刺した葉月のワレ目の奥には美里のワレ目が同じように壊れそうになって挿入されていて、愛液を少しずつ滴らせているのを見せられたかもしれない。そんな痴態を達也に晒されるのは過去にもあったことだが、やはり好きな男性の前で自分の裸体と淫らな姿を見られるなど嫌なものだ。
『まさか、この箱もそうなのかしら・・・』
側には不自然に置かれたダンボールがあった。
美里の予感は的中しており、中には一体型をしたスキンスーツばかりが入っていた。
『これもまだ温かい・・・元々ここにしまっていたわけではなさそうだけど、どうして私の身体ばかり入れてあるのよ!?』
箱の中を漁ってみると、美里のスキンスーツばかりが10着も入っている。その美里の身体の中には、倉田綾乃、木村佳美、神宮寺霧乃、河原美香・・・と、自分に関係のある女性の抜け殻ばかりが重ねてあった。
『私の変装の下に誰かの変装を重ねて、また私の変装を用意するのを繰り返していたってことなの?これを、さっきの時間で全て脱ぎ去って、セザンヌと葉月ちゃんの変装をしてから制服を着るなんて、そんな余裕があったとは思えないのに・・・しかも、扉を開けていたのよ!?』
美里も、さすがに葉月の変装の下に自分ばかりの一体型スーツをこれほど準備して、それらを脱皮までしているとは思わなかった。
161
:
PON
:2010/12/31(金) 02:22:35 ID:zJ3qrQkU
『お待たせしました、達也さん』
慌てて鞄に隠した美里は、外を覗っていた達也に声を掛けた。
『あっ、美里さん終わったの?』
『えぇ、こちらは無事に。何も問題はありませんでした?』
二人は、会話をしながら一緒に外へ出ようとした。
『えっ!?』
美里は、壁にもたれている一人の女性に気が付いた。
胸元の開いた黄色いワンピースを着て、スカートの中が見えるように脚を開いているが眠っているために股間に喰い込む衣装を隠すこともできない。
『問題ね・・・見ての通りよ。ミ・サ・トっ♪』
後ろから、明るく話す明日香の声が聞こえた。
『ククッ、クククククク・・・・』
慌てて振り向くと、黄色いワンピースの胸元から零れ出るほどに乳房を寄せ上げつつ腕組みをする明日香の姿があった。
そんな彼女の表情は、それまでの男性っぽさを感じさせる雰囲気を微塵も表していなかった。
162
:
PON
:2010/12/31(金) 02:24:08 ID:zJ3qrQkU
『怪盗レオンが残した一体型スーツを食い入るように見ている間に、達也には眠ってもらったわ。このレオン様にたくさん変装してもらって、そんなに嬉しかった?弥生や葉月だけあんなにスキンスーツが集まって、嫉妬してたんじゃないかと思ってソコに用意してあげたのよ?ククククク・・・』
ニタァ・・・と不敵に笑う明日香が、怪盗レオンの変装であることは一目瞭然だ。
『これも、あなたの作戦のうちだったようね・・・』
『葉月の一体型スーツと制服を集めれば終わり、と思って油断しているようだったんでね。レオンを甘く見るとこうなるんだってこと、印象付けておこうと思ったの。それにしても、彼氏のことをほっぽらかしにして、自分の皮に執着するなんてヒドいんじゃない?おかげで、達也はまんまと明日香に眠らされちゃったのよ?この、催眠スプレーでね♪』
スカートを捲くり上げると、ストッキングは全て太腿まで下ろされ、ハイレグビキニなど僅かに股間を覆う布地は横にずらしてあった。露になった明日香のワレ目には、葉月の股間に深々と突き刺さっていたはずのスプレー缶が噴射口を覗かせていた。
『油断なんてした覚えはないわ!あなたの気紛れに付き合わされるこっちの身にもなったらどう?』
一対一の状況になっても、美里は一歩も怯む様子を見せない。
こうなってしまえば、圧倒的に不利なのは百も承知している。抵抗してもしなくても、眠らされてしまう可能性が高いと思えば、開き直って強気に出るしかなかった。
『でも、実際に美里が知らないうちに達也は眠らされてしまったわよ?達也ってば、扉の側で明日香に変装したレオンが隠れているとも知らずに身を出して来るから、その瞬間にまんまと入れ替わっていたのにね。それも知らずにいるのを見て、笑いを堪えるのが大変だったんだから。それに、何度も86センチのFカップ巨乳をチラつかせながら、こうやってワンピースを脱ごうとしていたのよ?ククッ・・・』
肩からワンピースを脱ぎ始め、ファサッ・・・と下に落とした。歪むほど広がったワレ目にスプレー缶を挿入し、乳房をユサユサと揺らす明日香の淫らな姿が晒された。
しかし、明日香の手はそれで止まりはしない。そのまま乳房を左右に引き裂き、脱皮行為に移り始めた。明日香のよりもさらにボリュームのある巨乳がブルン!と現れ、裂け目を首に及ばせると躊躇いもなくマスクを脱いでいく。
ゴムマスクとなった明日香の顔の下にある姿を早く見せたかったのだろう、その下にある顔を見せた瞬間には声も顔も本人の持つ佇まいを醸し出しながら、
『深浦美里に変装した怪盗レオンに、早く会いたかったんでしょう?だって、さっきから私の身体をした一体型の抜け殻ばかりだったんだものね。クククッ・・・』
と、僅かに嘲笑も浮かばせていた。
163
:
PON
:2011/01/03(月) 01:47:07 ID:zJ3qrQkU
『今なら達也さんも眠っているし、スプレーを咥えてキツキツに開いた美里のアソコを思う存分に眺めてくださいね。このゴム鞠のように大きく弾んでいる、Gカップのオッパイも一緒にね♪』
Gカップ巨乳を揺らしながら、明日香の一体型スーツを脱ぎ去る美里。
スプレー缶は、しっかりと美里の秘部にまで到達していた。まったくズリ落ちる気配も無く、缶にプリントされたその文字からして、まだ奥深くまで刺さっていると想像ができる。
『また、美里の変装を見てもらえて嬉しいわ。こうやって二人きりでいるうちは、私の脱皮シーンもしっかり見届けられるわよね?』
美里は、首の後ろに手を回すと、今度はそこに裂け目を作った。そして、背中から脱皮を始めていく。乳房が剥がれだし、顔も生気を失っていくと、裂け目から覗いていた柔肌の持ち主が自慢の巨乳を震わせながら姿を見せる。
『うんっ、ふぅー・・・フフッ、ククククク・・・』
頭を振って長い髪を振り乱す綺麗な顔の女性もまた、自分と同じ顔とスタイルをした女性であった。
『どうでした?深浦美里から深浦美里への脱皮は。こうやって美里の中から美里が出てくる光景に、ずっと興味を持っていたんでしょう?廊下に置いてあった美里や葉月のスキンスーツの時も、こうやってスプレー缶を咥え込んだまま、脱皮していったのよね』
スキンスーツを脱ぎ下ろし、全く同じ顔とスタイルを纏って痴態を見せ付ける。一体型スーツを一着脱いだところで、その状態は何も変わっていなかった。
『でも、まだこれで終わりじゃないわ。だって、まだ不思議に思っていることがあるのよね?同じ美里なんだから、考えていることだって手に取るように分かるわ♪』
美里の巨乳を掴むと、レオンはそれを再び左右に引っ張って谷間に裂け目を作っていく。
できた裂け目を開けば、美里の乳房の内側に収まっていた女性の胸がプルンと顔を覗かせる。そのサイズは、美里の胸よりもサイズは明らかに小さめだった。
164
:
PON
:2011/01/03(月) 01:50:59 ID:zJ3qrQkU
『こんにちは、美里さん♪・・・って、こんなに明るく挨拶をする潮村麻美は似合わないですか?』
首から上を持ち上げて、美里マスクから顔を抜くと、その下からは自ら名乗った名前の通りの顔が現れた。股間のクレバスには、スプレー缶と美里の一体型スーツがめり込んでいる。しかし、それにも気付いていないかのように、麻美はニッコリと微笑む。
『クスッ、ククククク・・・』
そうして、ギリギリとスキンスーツを引き上げているうちに、美里のワレ目を押し開くスプレーがズルズルッ・・・とその全容を見せ始めた。だが、それでも麻美の表情には何の変化も無い。
『潮村麻美が美里さんの下に隠れているのが分かったところで、次のアクションに移りますよ?』
レオンは、麻美マスクの上に脱ぎ掛けていた美里の顔を被り直した。
『んぐむっ、こうして美里さんのマスクを被ってしまえば・・・』
中身の抜けた美里マスクの中から、麻美の声が漏れ聞こえる。
だが、マスクの皺が消えて顔に定着してしまううちに、
『はい、ひとまずは深浦美里の完成よ♪』
と、美里の笑顔と美里の声が出来上がった。
姿は美里に戻ったが、胸の谷間に出来た裂け目からは麻美の皮に備わった胸の膨らみが見えている。
『私の手で、麻美ちゃんの皮も破かせてもらうわよ?オッパイを握ってしまうけど、破れても痛くなんてないから構わないわよね?』
誰からの許可を得るでも無く、美里の手で麻美の乳房を握ってそのまま左右に引っ張った。ビリッ、ビリッ・・と小さな裂け目ができ、その裂け目から零れ出ようとする巨乳が見えてくる。
そして、胸がだいぶ見えてきた所で、手を中に入れると再びマスクから頭をズボッ・・と引き抜いた。
『う・・んっ、やっぱり狭いわね。自慢の私のGカップ巨乳も、この時ばかりは邪魔になるわ』
美里と麻美の胸の谷間から、女性の頭が抜け出てくる。それに続いて、上半身も二人の身体を模ったスキンスーツから出て、腰のくびれでその抜け殻は止まっていた。
『もう、謎が解けたわよね?美里や葉月の一体型の中に、どうやって別の娘を隠してあったのか・・・』
そう話すのも、これまでと全く変わり無く深浦美里である。だが、大きく違う点は、裸ではなく衣装をも纏っていることだ。
超がつくほどハイレグカットで、黒色の光沢を放つストラップレスの衣装は、いわゆるボンテージスーツと言われるものだ。胸のカップはかなり浅く、一度でも身を震わせれば乳輪だけではなく美里の巨乳そのものがポロリと零れ出そうなデザインになっている。
カップをずり上げて、胸が出てしまうのを気にする素振りを見せながら、レオンは美里の顔で得意満面の笑顔を見せた。
『こうすれば、一人だろうと二人だろうと、纏めての脱皮も自由自在なのよ♪』
確かに、こうすれば苦労も無く一体型スーツの中に違う女性のスーツを仕込むことができる。先程見付けた美里の中に河原亜衣、星野千鶴、佐伯麻衣、西浦琴海の4人のスキンスーツがあったのは、この手口でやったものかと理解ができた。
165
:
PON
:2011/01/03(月) 01:56:13 ID:zJ3qrQkU
『麻美ちゃん、ご苦労だったわね。あと、もう一人の私も・・・』
ボンテージスーツを着た美里は、腰から下を脱ぎ下ろしていった。
身体を前に倒すと、衣装に覆われている分だけGカップ巨乳のボリュームと谷間の迫力がさらにアップする。裸でいた時より、こちらの方が達也にとっては目の毒となったことだろう。
美里スーツの股間が剥がれていくと、スプレー缶の形状が妙な形になっているのが見て取れた。
底面に近づくにつれて、先端が丸く尖っていたのだ。
『んんっ・・・ストッキングがアソコの奥でザラザラと擦れて、凄く感じてしまうわ・・・』
ハイレグボンテージの下には、光沢のある肌色ストッキングが穿いてあったのだが、肝心のボンテージスーツは横にズラされ、スプレー缶がストッキングごとワレ目に埋もれていた。
スーツを下に脱ぎ下ろしていくと共に、その歪な形の異物がズルッ・・・と出て、脱ぎ去られたスキンスーツの上にパサッと落ちた。
『衣装の上から、スプレーをアソコに挿入することはできないものね。何だか、美里のアソコの中がスッキリしてしまったから、衣装を喰い込ませて寂しさを紛らわせておくとしようかしら?インナーもストッキングが何着も重ねてあるから、こうすればいくらでも喰い込んでしまうのよね♪』
ボンテージを股間の上に重ねると、カップの位置を上へと持ち上げる。グイグイと引き上げた分だけ、美里のワレ目への喰い込みは激しくなり、エナメル生地で見えにくいながらも股間の縦スジがクッキリと浮かび上がっていた。
166
:
PON
:2011/01/03(月) 02:06:29 ID:zJ3qrQkU
スキンスーツの上に落ちたスプレー缶は、そのままコロコロと廊下を転がっていた。すると、壁にもたれて脚を開かされたまま眠っている明日香の股間に先端がコツンと当たってしまう。
『ひあっ、・・・う、うん?』
当たった場所が場所もあったのだろう、明日香は思わず高い声を上げて目を覚ました。
『ん・・・あれっ、美里さんは・・・』
意識はハッキリとしていなかったが、眠りが浅かったこともあってか、すぐにハッと目を開いた。
『美里さ・・・!』
美里を呼びに行かなくては、慌てて立ち上がったその側では、超ハイレグボンテージに身を包んでこちらに振り返っている美里と、もう一人の美里が対峙しているのが目に入った。
『怪盗・・・凝りもせずに、今度は美里さんに化けたのか』
ヒップにボンテージを埋もれさせている美里の後姿は、緊張する達也の意識を逸らせてしまうほどで、これほどの喰い込みならば正面はどうなっているのかと思わずにはいられない。
『あらっ、深浦美里に変装してもらうのが、達也さんにとっては一番嬉しいはずよ?本物の美里だったら、あなたの好きなストッキング脚を見せながら、こんなセクシーな衣装を着てくれたりしないんだからね』
縦スジを浮かばせるほどの激しい喰い込みと、彼女の巨乳の迫力を存分に堪能できる格好は、達也でなくとも興奮を煽るセクシーな姿である。
そんな格好をした美里が、自分の側に近付いて目の前にしゃがんで来た。後ずさりしようにも、壁にもたれたままではその退路が無い。すぐにでも押し退けて距離を取ろうにも、相手は自分の彼女である美里の姿をしているのだから、偽者とは知っていつつもどうしても遠慮してしまう。
『うふふっ、そんなに怖がらなくても良いですよ。だって、私たちは愛し合っているんでしょう?』
美里の仕草を完璧に真似ながら、優しく話しかけるレオン。ここに本物の美里が居なかったら、これほどの際どいハイレグ衣装を着ていようとも、この美里が本物であるかのような錯覚さえ起こすほどだ。
『・・・俺は、お前と付き合っているわけじゃない。美里さんと愛し合っているんだ』
『そんなの、今の私は頭のてっぺんから爪先まで完全に深浦美里へと変装してしまっているんだから、変わりなんてないのにね♪』
ハイレグボンテージは、美里の身体にきつく喰い込んでいる。浅めのカップに包まれた乳房のボリューム感に、股間の切れ込みの激しさも立っていた時の比ではない。ボンテージスーツから伸びる光沢を放つチャコットの肌色ストッキング脚も、足首や膝、股間に小さな皺を寄せていて、しゃがんでいるだけなのにさらなる興奮を掻き立てた。
『クスッ、そんなに私のGカップ巨乳の谷間とアソコの喰い込みが気になりますか?明日香ちゃんだって、こんなに立派なFカップ巨乳にストッキングの映える脚線美を持っているのに贅沢ですね♪』
動けないのを良いことに、美里は明日香のワンピースから覗く胸の谷間に触れ、そのままスルリと乳房に触れてきた。もう片方の手は、スカートの中に隠れた太腿をさわさわと優しく撫でている。
『ちょっ・・・何してんだよ!気持ち悪いだろ!』
『コレが、愛撫をされるって感覚なんですよ?女の子の身体って華奢でデリケートだから、優しく触れてあげなくてはならないの。では早速、達也さんがそれを実践してみましょうか♪』
美里は、達也の手を取った。
そして、手を振り払う余裕も与えずにボンテージの中で寄せ上げられている自分の胸に直接あてがわせた。そして、素早くボンテージの上から手を重ねると、ふにゅっ、ふにゅっ・・・と揉みしだく。達也の指の間に、少しずつ固くなっていく乳首の感覚があって、美里の胸がどうなっているのかが頭の中に描かれる。
『う、うわぁ・・・っ』
『そう、それくらいの力加減で優しく扱ってくれると、私も気持ち良くなってくるはずですよ?美里って、オッパイが性感帯の一つだからね♪クククッ・・・』
『ちょ、ちょっと!そんなことしないでよ!』
『や、やめろ!美里さんの姿でそんなことするのは!』
美里の抗議と同時に、達也も懸命に手を抜き取った。
167
:
PON
:2011/01/05(水) 01:26:57 ID:zJ3qrQkU
『キャッ!』
レオンは、無抵抗なままその場に尻もちをついた。その光景は、本物の美里が明日香に押し退けられたようにしか見えない。
だが、美里さながらの仕草に惑わされることなく、達也はその隙を衝いて美里の側へと移動した。
『もおっ、乱暴にしないでって言ったのに・・・』
尻もちをついたまま、内股になりながら膝を立てている偽者の美里。こうして、M字開脚のポーズになって股間の喰い込みを見せているのだから、達也が逃げるのも計算ずくと思われた。
『あっ、私のGカップのオッパイが・・・見えちゃいました?』
手を抜き取られた拍子に、つられて乳房が露出していた。それに気付いて慌てて隠す素振りを見せるが、それももちろん計算ずくだ。もっとも、見えた乳首はシリコン製の付け乳首であり、ニプレスの上に貼り付けた物である。浅野美和が使用するニプレスを美里の変装でも用いるとは、怪盗レオンにとってかなりのお気に入りのようであった。
『ふぅっ・・・と、これで良いわね』
ボンテージスーツを引き上げ、たわわな乳房を中に収める。座りながらで、しかもTバックデザインになっているため、股間への喰い込みはかなりの激しさのはずだ。
そんな彼女の股間の喰い込みといい、胸の収まりといい、見ている方が窮屈に感じてしまう。伸縮性の無いエナメル生地のボンテージが美里のボディラインにピッタリと貼り付いて、その曲線美を余す所無く浮かべているのだから、もう裸を見られていると言っても良いのかもしれないほどだ。
『今さら隠してどうだっていうのよ・・・どうせ、それもここで脱ごうと思っているんでしょう?』
『あら、それはあなたたちの返答しだいよ?また私が姿を晦ませたら、この美里スーツも探さないといけなくなるわ。それがイヤならば、ここで脱いであげても良いと思っているんだけど?』
胸元、首、顔と摘んではゴムのように引っ張って、このフェイクスインスーツが一体型の物であることを示すレオン。
『だいたい、まだ怪盗レオンがさっきまで使用していた鳴沢葉月の変装スーツも見付けられていないんでしょう?これ以上探し物を増やされたら、時間が掛かって大変でしょうね・・・さぁ、どうしたら良いかしら?クククククッ』
美里の顔に憎々しい表情を浮かばせながらも、マスクを引っ張っては、その綺麗な顔を何度も歪ませる。一枚のマスクと成り果てたその顔の奥では、卑しく笑う美里の声が聞こえて来た。
『どうするも何も・・・』
返事に窮する二人ではあったが、もはや答えは決まっていた。
168
:
PON
:2011/01/05(水) 01:43:45 ID:zJ3qrQkU
『・・・そう、それならばその英断に敬意を表してあがるとしようかしら?』
二人の返答を聞きうけたレオンは、おもむろに立ち上がり、クルリと背を向けた。
正面を向いていれば乳房と股間のラインが見えてしまうが、背中を向けていればストッキングに包まれたヒップにボンテージが埋もれているのが見え、どちらからでも目の毒な光景が飛び込んでくる。
『これでも、正面を向いて脱がれるより数倍はマシでしょう?グフフフッ♪』
ボンテージを脱ぎ下ろしていくと、ヒップの間から細いエナメル素材がスルリと現れた。これほど幅の短い生地が股間に喰い込んでいたのかと思うと、美里は自分の身体が締め付けられているような錯覚に捕われてしまう。
露になった乳房は、衣服を脱いでいる最中でも縦横に揺れて、脚の隙間からチラチラと覗いていた。身体を起こせば、またタプンタプン・・と弾んでいるのが背中を向けていても手に取るように想像できるのだから、目の毒であることに変わりは無かった。
『少し動くだけでもハリのある私の巨乳がこんなに揺れるんだから、全く困ったものね♪』
乳房の感触に酔いしれつつもその胸に手を触れると、モゾモゾと指で弄り回し始めた。ペリペリと粘着物を剥がす音が聞こえてくる。
『このニプレスも、もういらないわね。達也さん、受け取ってくださいね。美里の乳輪と乳首から模った付け乳首ですよ♪』
レオンは、背中越しに達也の居る方へ投げた。
『あっ、達也さん!取らないで!』
見えていなくても、しっかりと達也に向けて飛んできたが、横から美里が手を伸ばしてそれをキャッチした。シリコン製の乳首には、しっかりと胸の温もりが残っていて、剥がしたニプレスも一緒に貼り付けてあった。
『なんだ、美里が取っちゃったの?美里が美里の乳首を見たって何もならないのに』
背中に目がついているかのように、二人の行動は筒抜けになっている。
『だったら、あとは私の着替えを見ていてもらうしかないわね』
短いやりとりだったというのに、美里の重ね穿きは白いマイクロビキニと直穿きしたシェリーベージュのストッキングだけになっており、その上に着ていたはずの衣装は全て足元に脱ぎ去られていた。
『これで最後よ。んふふふっ♪』
残りの衣装をスルリと脱ぎ下ろしていくと、美里の引き締まったヒップがペロン・・・と露になった。ということは、肛門だけではなくヘアが一本も生えていないワレ目の形状までもが自然と見えてしまうことでもある。
『うわわわっ・・・』
それを察知した達也は、慌てふためきながら目を覆った。
『見てくれて構わないのに。全然使い込んでいない美里のアソコ・・・まだこんなに赤くて綺麗なんですよ?早く、私の膣内にある膜と名器を備えたビラビラの中に突っ込んでくれるのを楽しみにしてますからね♪でも、初セックスをする時の深浦美里は、果たして本物の美里なのかしら・・・?クククククッ』
手を回して、ワレ目をパックリと開いて見せる。
美里本人ですら見たことのない自分の性器の奥が、怪盗の手によって見せ付けられた。本物の美里のと違うのは、膣口に指を掛けて引っ張ればゴムのように伸びていき、自分のヒップを隠してしまうほど開いてしまうことくらいだ。
後ろから見えるこの異様な状態は、正面から見たら一体どのようになっているのかは、怪盗レオン本人にしか分からない。見ようと思うなら前に回り込めば良いことだが、そんなことを進んでしたいなどとは微塵も思わなかった。
『これだけ伸びてしまうなら、催眠スプレーやバイブのような極太サイズのモノだって呑み込めるわよね。それなのに、ガバガバになったりしないでギッチリと隙間無く咥え込んでいるなんて、美里の膣圧も相当なはずだわ♪あっ、だからズリズリと動くのがあんなに感じられるのか・・・ククッ、クククククク・・・』
不敵な笑い声に被せるように、レオンは美里のワレ目を起点にして背中の辺りまでビーッ・・とスキンスーツを破き始めた。
美里は、自身が身体に傷を付けられているような気がしてか、白い素肌に鳥肌を立たせていた。
169
:
PON
:2011/01/07(金) 01:05:34 ID:zJ3qrQkU
股間から首に掛けて裂けた皮膚の間から、またも女性の柔肌が見えている。美里の身体のパーツが剥がれてしまったのだから、それまで隠れていた肛門も無毛状態の秘部も、全てが露になってしまった。
『どうかしら、この娘のアソコは綺麗な色をしてますか?美里のピンク色をしたアソコと比べて、達也さんはどちらがお好みなのか是非教えて欲しいものですね♪』
ピラッと捲って見せた女性器は、確かに美里のとは色も形も違っている。とはいえ、達也が見ているはずもないのだから、明確な返答が聞けることはない。
『あらら〜、せっかく私との名器比べをしているのに、見ないなんてもったいないなぁ〜』
背中から美里の皮を脱ぎ取ろうとしている最中に、美里とは違う声が聞こえてきた。
『でも、私のアソコを見ないなら、そのうちしっかりと美里ちゃんのモノと見比べてもらいますからね。達也さん?』
スキンスーツから抜き取って、上半身だけを捻ってこちらを向いたのは、またも鳴沢葉月だった。
これで、鳴沢葉月の変装を見せたのは何回目であったか、脱皮した跡も含めて考えれば、もう二人とも覚え切れないほど見せられている。
こちらに身体を向けた拍子に彼女の乳房がプルン、プルン・・と揺れたが、その膨らみや形状・質感からして、これまでに披露していた葉月の84センチのEカップ巨乳と何も違いは感じられなかった。
『もう!いつになったら・・・』
美里も、ここまでしつこく見せられたのでは癇癪を起こしてしまう。
『そんなに怒らないでよ、美里ちゃん。葉月は、二人がここまで頑張ったご褒美を持ってきてあげたんだから♪』
『ご褒美・・・?』
褒美というからには何かがあるのだろうが、手には何も持っていない。手に持っていないのなら、まさか・・・と思って葉月の下半身を見てみたが、股間から何かが生え出ているわけでも無かった。
『もおっ・・・ドコを見てるの?見ての通り、アソコには何も咥えていないわよっ♪』
指をワレ目にあてがって、くぱぁ・・と開いてみせるが、スプレー缶のような異物の存在は影も形も見えない。
『それじゃあ、何を・・・あっ!』
『別に、葉月のワレ目の中を見たくらいで目を逸らさないでよ。どうせ、本物の鳴沢葉月がアソコを見せてるんじゃないんだし、レオンさんだって自分の大事なトコロを見られているわけでもないから、恥ずかしくないって言ってるよ?』
美里は、すっかり葉月のペースに乗せられてしまい、彼女の女性器の奥までもをしっかりと見てしまった。
『それならば、何がご褒美だっていうのよ!また、何かおかしなことを考えているつもりなの?』
『そんなことないってば。正真正銘、心優しい怪盗レオンさんから、二人に渡してあげるモノがあるの♪・・・わからない?コレだよ、こぉー・・・れっ☆』
葉月らしい、明るく愛らしい笑みを浮かべると、首を掴んでグイッ・・とマスクを引っ張ってみせた。葉月の美しい顔が一気に歪んで崩れ、のっぺりとした平たいゴムに変わり果てる。
マスクの首のエッジは、葉月の乳房にまで達するほどに伸び、このまま引っ張り続ければ独りでにズルンと脱げてしまいそうだ。
『もう、分かったかな?怪盗レオンさんは、葉月ちゃんのマスクとボディスーツを美里さんの変装の下に重ね着て帰って来てあげたんでーす♪つまりは、もうコレ以上は探さないで良いってことですね☆』
原型を無くした葉月マスクの中から、葉月のものではない明るく陽気な声が籠もりながら聞こえてくる。そんな葉月マスクの一部分は、ビリビリと震えているのだが、ちょうどそこに口が隠れていて吐いた息が当たっているようだ。
『あれっ、嬉しくないの?せっかく、葉月ちゃんのスーツを着て来てあげたっていうのに。・・・あー、そっかぁ〜☆私が着ているこの一体型スーツが、探していたスーツと同じモノかどうかを疑ってるのね?』
マスクの下で話している女性の声は、きっと顔に合った声になっているのだろう。それを知るには、マスクを脱いでくれないと判別がつかない。だが、褒美に葉月の変装スーツを持って来たというのなら、誰に変装してあるのかは自ずと判るはずだ。
『確かに、既に鳴沢葉月の変装スーツなんて腐るほど持っているし、信じてくださいっていうのも無理かもしれないけどぉ〜♪・・・まっ、この話を信じるか信じないかは、お二人にお任せしますよ?私としては、ぜひ信じてもらいたいですけどね〜♪』
レオンが自分で言っているように、信憑性としてはかなり低い。
ただ、これまで一体型スーツでの変装が圧倒的に多かったのに比べれば、こうしてマスクとボディが分離した変装をしているのは珍しくもある。ついさっき、葉月に化けたまま自分たちの前から消えたレオンは、確かに葉月のマスクとボディを模ったスキンスーツを使用していた。
それが、信憑性を高める理由とは言い難いところではあるが・・・
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PON
:2011/01/07(金) 01:12:48 ID:zJ3qrQkU
信じる、信じないは二人が決めれば良いこと・・・とでも言うのだろう。二人の反応を待たずして、葉月は背中を向けてしまうと、マスクのエッジを捲り上げた。
メリメリと小さな音が聞こえ、やがて葉月マスクが脱ぎ去られる。ショートカットをした顔が新たに現れたが、後頭部しか見えないために誰の顔を隠してあったのかが判らない。
『ふぅ・・・この巨乳とも、しばらくサヨナラね。私のこの顔に合ったボディに変えてしまわないと』
大人びた声と口調が聞こえた。葉月の声とは当然違っているが、伸ばした葉月マスクの中から聞こえた声とも違う。
首のエッジを掴み、両手で大きく広げると、スーツは肩幅にまで拡がった。あとは、身体を抜き取っていくだけで良い。柔軟な身体を駆使しながら、いとも簡単に脱いでいくが、その下からはオレンジ色のTバックビキニを纏ったスレンダーなボディラインが見えてきた。
ハニーブラウンのストッキングなど、股間を覆う衣装を重ね穿いていなければ、きっとワレ目の縦スジもくっきりと浮かび出ていたであろうほど布地の面積は少ない。
『クスッ、すっかりオッパイが寂しくなった気がするわね。でも、コレはコレで悪くないかな。ちょっと小ぶりなオッパイでも、水着アイドルとして活躍するくらいの美乳を誇っているんだから♪』
健康的なスタイルを持つのは誰なのか、クルリと振り返ってくれるまでは後姿だけで想像するしかない。
そんな二人の思いを汲み取ったかのように、レオンはクルリと振り返って見せた。
『ねぇ、そう思いませんか?お二人さん♪』
『ま、また有名人になったのね・・・』
美里は、最近巷騒がせているタレントにまで化けてしまったことをすぐに理解した。
171
:
PON
:2011/01/07(金) 01:27:14 ID:zJ3qrQkU
『へぇ〜、声優アイドルの倉野綾に変装した私を見て、真っ先に美里さんが私の名前を呼んでくれるとは意外ですね』
とびきりの笑顔を見せるのは、確かに倉野綾という声優アイドルに間違い無い。
『最近は、歌番組やバラエティ番組にも引っ張りだこだから、そういうのにてんで疎そうな美里さんでも綾のことを知ってくれていたのかな』
綾は、美里のことを馬鹿にしたような口調で綾はからかった。
『もちろん、達也クンは私のことを知ってくれているよね?・・・83−53−84のスタイルで、美乳とくびれが自慢の倉野綾のことを・・・まだ23歳の若さなのに、こうやって少女からセクシーな大人の女性まで七色の声を使いこなす美人声優ってことで一躍有名になったもの。それにぃ・・・こうしてハイレグ水着まで披露してグラビア活動もするマルチタレントなんだよぉ〜♪』
普通の話し方かと思えば、大人っぽい雰囲気を醸し出し、明るい少女の声も使ってみせる。そんな幅の広さと活動範囲の広さが、倉野綾の最大の魅力であり特徴でもある。
『まぁ〜ね。こんな七色の声だけじゃなくて、顔やスタイル、それにビキニを喰い込ませてるアソコの色形までも倉野綾に完璧に変装できちゃう怪盗レオン様と比べれば、綾なんて足下にも及ばないんだけど♪』
腰に手を当てて仁王立ちをする倉野綾の表情には、レオンの自信がありありと浮かんでいた。
『さて、深浦美里と鳴沢葉月のスキンスーツからやっと倉野綾にまで脱皮できたことだし、あとはしばらくお二人のデートタイムにさせてあげるね。こうして綾に変装したんだから、回収作業はココに置いてあるやつで終わりにして良いってこと、解るでしょう?』
綾は、自分の顔と乳房を掴んでゴムのように引き伸ばす。首にエッジラインが見えないということは、これも倉野綾の全てを模った一体型スキンスーツだと証明される。
有名人女性のスキンスーツは、これまでも回収の対象から外れていた。
ということは、綾の上に重ねていた葉月のマスクとボディとが分離した変装スーツが本当に探す予定のモノだったとすれば、これでやっと解放されるはずだ。
『ここまで、怪盗レオンの脱皮ショーに付き合ってくれてありがとね。そのご褒美にお駄賃をあげるわ。・・・まぁ、レオンの手伝いをしてくれたアルバイト代みたいなものね。お昼だってまだ食べてないだろうから、その足しにでもしてよ』
勝手に付き合わせておいて、何を言っているんだ・・・そう言ってやりたい思いはあったが、これで終わりにすると言っているのだから、これ以上言い返すのも気が失せてしまった。
『お昼は学校の外で食べようと勝手だけど、ちゃんと帰って来てくださいよ?綾は、それまで探してもらう相手を引き止めておきますから』
話す度に、声もキャラクターも変わっている。
倉野綾の演技の幅広さを、いとも簡単にやってのけるレオンの演技力もまた、卓越した技術であった。
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:
PON
:2011/01/07(金) 01:33:55 ID:zJ3qrQkU
『で、二人にあげるお駄賃のことだけど・・・実は、私の身体のある所にお金を隠してあるの。だから、どこの部分が良いかを指で差してね♪』
綾はそう言うと、ずいっ・・・とにじり寄ってきた。
『隠してある・・・って、そんな場所、もう限られているじゃないか』
今の倉野綾は、オレンジのTバックビキニにストッキングを穿いた格好だ。水着姿の彼女が金額を隠せるような場所など、かなり限定されている。
『あっ、お金はその変装の下に隠してあって、水着の下には一銭も隠れていなかった・・・って魂胆でしょう!』
『ざーんねん、それはないよぉ〜だ。だって、倉野綾に化けて脱皮ショーは終わりだって決めたんだもん。ちゃんと、お金は綾の身体に隠してあるよ。Cカップのオッパイとか、誰にも見せたことのないアソコとか・・・好きなパーツを選んでちょうだいよね♪』
胸を突き出す綾は、早くどこにするかを決めろと急かした。
173
:
PON
:2011/01/07(金) 01:34:56 ID:zJ3qrQkU
『・・・だったら、全部が良い。って言ったらどうするつもりだ?』
さんざん振り回されたのだから、少しくらい怪盗の想定を超えることを言ってやりたい。そう思った達也は、綾の身体のパーツを差すことも言葉にもせず、全てを要求した。
確かに、怪盗は一箇所だけを選べとは言っていない。それを逆手に取った訳だ。
『なっ、何よぉ!それぇ〜・・・私の身体の全部だなんて欲張りすぎじゃない?まさか、私のことを疑っているんじゃないでしょうね!?』
顔を赤らめながら抗議する綾の表情は、端からは大きく動揺しているように見える。
『でっ、でも・・・仕方ないわね。達也のクセに、私を手玉に取ろうだなんて百万年早いんだから!今の言葉を後悔させてやるわ。くれぐれも言っておくけど、綾の身体を見せてやりたくてお金を隠しておいた訳じゃないんだからね!』
素直じゃない言い振りで、綾はトップスを浮かせて乳房をペロンと見せてきた。形の整った綾の左右の乳房には、確かに糊代わりにローションを塗りつけた千円札が貼り付けてあった。
そして、ハイレグビキニやストッキングなど、股間を覆う重ね穿きした衣装を全て纏めて腿まで脱ぎ下ろすと、綾のワレ目の上にピッタリと貼り付いた一万円札がある。
『これから、私の身体に隠しておいたお金をあげるけどぉ・・・やっぱり、オッパイとか大事な所をお見せするのは恥ずかしいし、水着で隠させてもらうわ。それでも良いでしょ?』
それまでの高飛車な口ぶりとは変わって、甘えた表情と口調で尋ねる綾。
すると、トップスとビキニを全て身体に纏い直してから、綾はトップスを浮かせてその中に手を忍ばせた。胸を上から眺め下ろし、左胸に貼り付いたお札を破れないように慎重に剥がしているようだ。やがて、ペリペリと乾いた音と共に、その中からはローションを塗りつけたお札が出てきた。
続けて右胸も剥がしていくが、一枚剥がしただけでは終わらずに、もう一枚千円札を剥がしている。右側だけ倍の金額を用意していたらしい。
『まずは、これで三千円よ』
札を剥がしとって、トップスの中に胸を収める。その薄い生地には、乳首の突起がうっすらと浮かんでいた。綾はそれに特に触れもしないが、恐らくはこの突起も偽物の乳首に違いないと二人は予想していた。そこまで読まれていることを知っているからこそ、綾も何も触れてこなかったようだ。
『あとは、こっちね・・・』
綾は、ビキニを脱ぎ下ろす。オレンジのビキニの内側と、ハニーブラウンのストッキングとの間にもお札が隠れていた。それを引き抜き、ハニーブラウンも脱いでいくと、カフェブラウンのストッキング脚とターコイズカラーのTバックビキニを穿いた股間が現れる。その下にもまだ重ね穿きをしているとは思えぬほど、綾の股間を余す所無くピッタリと覆って、ラインを浮かばせている。
『ストッキングの中に高額を隠しておいて、後でガッカリさせてやろうと思ったのに・・・』
ハニーブラウンのストッキングの足裏には、左右それぞれに一万円が隠れていた。確かに、さっきの問い掛けに対して、足の裏を選択肢として思い浮かべることは無かっただろう。
『んもぉ、全部出せなんていうから、このビキニの下にあるやつも出さないといけないじゃない。面倒だなぁ・・・』
衣装を一着ずつ脱いでいき、隠していたお金を抜き取る。膝上まで下ろしたストッキングとビキニの数は、これまでと同じくらいの多さを数えた。
そうして、ようやくウォーターブルーのマイクロビキニで最後になった。そのビキニには、スキニーベージュのストッキングのシームラインが浮かんでいる。
『綾のアソコに貼り付けたお札を剥がせば、私のメコスジがくっきり見えるかもしれないよ?そのためには、もっとストッキングを喰い込ませておかなきゃ・・・だけど♪』
ニコッと微笑みを見せた綾は、手をストッキングの中に忍ばせた。シームのラインの代わりに、綾の指が浮かび、お札をペリリ・・・と剥がしている動きが見える。
『アハッ、もう剥がれちゃった♪綾の大事な所にピッタリくっついていたこのお金、私のファンには涎が出るほどの価値かもね』
手には一万円札を持っているが、もう片方の手はまだストッキングの中に入れてある。
手の形はビキニに浮かんでいるが、潜り込んでいる指先だけが見えていない。
『あふぅ・・・っ、となると、私のアソコに入れてあったこの千円札の束はどれくらいの価値があるのかな?アソコの内襞の一枚一枚に、ズリズリと擦れていたこのお札、すっかり濡れちゃってるよ☆慎重に剥がさないと、破れちゃうかもね。クククククッ・・・』
抜き取った手には、丸めた何枚もの千円札が握られていた。
これまでに挿入していた異物と比べれば、硬さも長さも大したことのないように思われたが、丸めた札の中には、芯棒の代わりとして黒いバイブが仕込んであった。
174
:
PON
:2011/01/07(金) 01:36:31 ID:zJ3qrQkU
『お札の束を抜き取るのに見蕩れている間に、アナルの中にしまってたのも抜いておいたよ。言っておくけど、クサい臭いなんて少しもしないから安心してよね』
クイッ、クイッ・・・とビキニとストッキングを引き上げ、それまでお札で遮られていたワレ目の縦筋を浮かばせている。それから、その縦筋をも隠すように膝上に脱ぎ下ろしていたストッキングとビキニも全て穿き上げた。これで、オレンジのTバックビキニを纏った倉野綾の姿に元通りとなった。
『はいっ、達也くん。これで全部だからね?もう、ビキニの中にもアソコの中にも隠してなんていないんだからね!』
手に握ったお金はかなりの額になっているはずだが、綾はそれをアッサリと手渡した。
近付いた拍子に、トップスとストッキングを浮かせて乳房と股間に何も貼り付けていないことをアピールする。肝心な箇所を見えない位にギリギリの所まで浮かせているため、見えるのは局部に至る寸前までの股間のなだらかな曲線と、胸の膨らみの上半分までであった。
『これ、全部隠してあったのかよ・・・』
『おぼっちゃまの達也クンには大したことのない額だろうけど、遠慮なんてしないで受け取ってよね。私は、キミが綾の身体の中に隠したヤツを全部よこせ、って言ったのに従っただけなんだから。絶対に、綾の全てを見てもらいたくてここまでしたんじゃないんだからね・・・』
顔を赤らめて照れた表情を見せながら、達也の手を握ってそれを掴ませた。
グニュッ・・と湿ったお札の感触と、綾の手の温もりが達也の手に伝わってくる。二人ともフェイクスキンスーツというニセモノの身体を着ているというのに、それは自分の身体であるかのような感覚だった。
175
:
PON
:2011/01/07(金) 01:38:59 ID:zJ3qrQkU
『これだけあれば、キャンパス外のお店でも贅沢できるんじゃない? “セラーズ”のステーキとか、“ラダナム”のパスタとか・・・お昼の時間だけなら、外に出るのも許してあげるわ。どっちにも、綺麗な女性の店員さんとかお客さんがいるから、怪盗レオンが変装して潜り込んでいるかもしれないけどね〜♪』
“セラーズ”も“ラダナム”も、大学の近所にあるレストランの名前だ。
どちらもとうの昔にチェック済みで、どんな客や店員が居るのか、そして客としてでなくてもフリーパスに出入りできる女性を手に入れているようだ。
『お二人が捜さないといけない怪盗レオンの被害者さんのことは、心配しなくても良いわよ?食事中も、大学から出て行かないように私がちゃんと足止めしておくから。でも、ちゃんと戻って来てね。そうでないと、葛原明日香ちゃんのスーツが脱げなくなっちゃうかも・・・』
『そんなの、百も承知だわ!』
『クククッ、それなら良いけど♪』
それを聞いて安心したと言うのか、綾はニコッと微笑みを見せつつ、その表情に似合わない卑しい笑い声を漏らした。
そして、脱ぎ去った衣装の中から黄色いワンピースを取り出すと、素早く身に纏った。胸元のザックリと開いたそのワンピースは、達也が着せられている衣装・・・即ち、怪盗がついさっき達也と入れ替わって明日香に変装していた際に着用していたものだ。
『ちょっと胸元が寂しいけど、谷間が覗けるくらいの大きさはあるから文句も無いわね♪』
胸の辺りをさわさわと摩り、乳房に直に触れると胸を寄せ上げた。
『じゃあ、あとはよろしくね。・・・ソレは、怪盗レオンが倉野綾に変装してグラビア撮影とか声優の仕事で稼いだ、綺麗なお金だからね。そのお金で、良いお食事を満喫してよね♪』
綾はそう言うと、新体操選手のようにクルッとトンボを切った。
スカートは完全に捲れ、ビキニがワレ目に沿って喰い込み、そして背中向きに着地を決めた瞬間に衣装がヒップに埋もれているのまで、完全に見せ付けられてしまった。
176
:
PON
:2011/01/10(月) 02:10:30 ID:zJ3qrQkU
『・・・本当に行ったのかな?』
『そのようですね・・・』
遠くからでも目立つ黄色いワンピースが、完全に見えなくなった。
『さっさと片付けようか?』
『えぇ。早く、食事に行きましょう』
それを見て、怪盗が脱ぎ置いて行った全てのスキンスーツと衣装を鞄の中に片付けていく。部屋の中ではなく廊下での作業なので見渡しも利いている。いくら気配を消して来ようと、これならば不意を衝かれることも無いはずだ。
片付けにもすっかり慣れた二人は、何の妨害を受けることもないまま綺麗に片付けた。
『美里さん、そっちの鞄に残っているやつも一緒にしまおうよ』
『あ・・・じゃあ、お言葉に甘えて・・・』
衣装は殆どが水着やストッキングであり、スキンスーツとてただの皮一枚なのだから重さは感じないが、これほどの衣装の量ともなれば、多少は嵩張って持ち辛くなっていた。
早速、中身を達也に持ってもらうことにしたが、スキンスーツも大量に収まっているため、それらを移すのは美里が受け持った。
『(これだけの衣装と変装用のスーツ、どうやって持ち込んでいたのかしら?まさか、本当に全てを重ねていた、なんてことは無いわよね。これだけの物を全部着込んでいたら、身体が締め付けられて苦しいだけのはずだもの・・・)』
スキンスーツは、こうなってしまえば中身の抜けたただの皮にしか見えず、ストッキングも水着も、重ね穿いたらばそれがすぐに判別がついてしまいそうな何の変哲もない普通の衣装だ。それなのに、どういう構造であそこまで見分けが付かないほどに次々と身体を覆えてしまうのか、不思議に思えてならない美里だった。
結局、誰にも見られることなく、そして怪盗に邪魔をされることもなく、全てを一括して鞄の中に収納し終えた。
『終わりました、達也さん』
『うん、ご苦労さまでした』
表情には出さないでいるが、こんなことをするのは気が進まないはずだ。
それを全て片付けてくれた美里に、達也はささやかながら労いの言葉を掛けた。
『じゃあ、お昼はどこに行こうか。お金は心配いらないし、怪盗が言ってたレストランなんかは確かにお奨めなんだけど。・・・美里さんから、リクエストある?これだけあれば、何を食べても足りなくなることはないから、好きなものを言ってよ』
達也の手には、10万円もの大金が握られている。
学生ならば、これだけの金額を稼ぐのに相応の時間と労力を伴うものだが、心理的なダメージを負ったことを考えれば、短い時間であってもこれくらいの額は決して安くないはずだ。
だからこそ、この大金に遠慮などする気もなかった。
『うーん、そうですね・・・歩きながら考えても良いですか?怪盗が居なくなったということは、そろそろここの人たちが目を覚ますかもしれませんし』
『もちろん、構わないよ』
二人は、ひとまず校舎から外へ出ることにした。
これまでの散乱ぶりが嘘のように、行く先には何も落ちてはいなかった。
177
:
PON
:2011/01/10(月) 02:15:44 ID:zJ3qrQkU
『もう居ない・・・か』
『まったく・・・気まぐれで、すばしっこくて、陰湿で、何度と無くしつこく付き纏って・・・怪盗レオンの好き放題ぶりには困ったものだわ。今だけでなく、食事の後もずっと姿を見せないで欲しいけど』
階段を下り、入り口までやって来た時には、倉野綾の姿はどこにも見えなかった。
『アイツのことだから、別の女性にでも化けて、どこかから僕たちのことを見張っているのかも』
出て来たばかりの校舎を振り返る。
窓には生徒が外を見ているのが見えた。それも、一人だけではなく何人かの生徒が2階、3階の窓から外を眺めている。目が覚めて、何が起こったのかと動き回っているようだ。
二人がここを出てから一気に生徒たちが目を覚まし始めたのは、怪盗が一部屋ずつ回ったと考えるのかも自然だろう。そして、こうして窓際に立っている女子学生の中で、隠れて淫らな行為をしながらこちらを見ているのかもしれない。もしくは、ちょうど自分たちの正面から校舎へと向かおうとしている女子学生のグループの中に、別人に変装を済ませた怪盗がこちらを見てほくそ笑んでいるのかもしれない。それほど、怪盗の好みに当てはまりそうな女性たちが揃っているということだ。
ただ、こうして見失ってしまった以上は、もうそれを判別する手立ては何も残っていない。
向かって来る学生たちは、和気藹々と話をしながら校舎の中へ入っていった。これまで閑散としていた校舎へ、自分たちが出るのを待っていたかのように人が集まっていく。
『今の連中では無かった・・・のか?』
『どうかしら・・・?ただ、私たちには顔の皮膚を伸ばさせてもらえない限りは、なかなか変装を見破ることはできないから・・・』
怪しめば怪しむほど、誰もが怪盗の変装に見えてくる。
『ふぅ・・・今みたいに何も起こらないうちは安心だけど、いつまでこっちの身が持つかな』
達也は、深くため息をついている。すると、明日香の美巨乳が持ち上がっては元に戻っていく。
いつもは無い感覚が、達也の視線を自然とそこへ注がれる。胸元が開いたワンピースのため、深い胸の谷間がしっかりと見えているのだが、そこにばかり目を奪われるわけにもいかず、何も気付かないフリをした。
178
:
PON
:2011/01/10(月) 02:21:09 ID:zJ3qrQkU
『そうだ、昼飯の間にまた合言葉を決めておこうか。二度も同じ手は通用しないかもしれないけど、アイツの変装を見破る手段としては有効だったわけだし』
『そうですね、思いのほか効果がありましたものね・・・あっ、“思いのほか”っていうのは、別に合言葉の作戦を信用していなかったという訳ではないですからね!』
失言をしてしまったと思った美里は、達也がその言葉に引っ掛かりを覚える前に、手振りを入れながら慌てて言葉を補った。
『いや、そんなにフォローしなくても良いんだけど・・・』
『あ・・・いえ、すみません・・・』
気の利いた言葉を言えなかったことで、美里はシュンとしてしまう。
『自分だって、こんな手に引っ掛かってくれるとは思ってなかったし。それに、デート気分を味わうための余興のつもりもあったから。・・・んで、食べたいもの決まった?』
『え!?あ・・・はい!』
いきなり話題転換され、美里は思わず声を上擦らせてしまった。それを見た達也は、プッと噴き出す。
『プププッ・・・そんなにコロコロ変わる美里さん、珍しいね。いつもは、もっとキリッとして落ち着いているのに。アハハハッ』
達也は、これまでの重苦しかった空気が嘘のように笑っている。
『そっ、そんなに笑わないでくださいよ!だって、突然話題を変えるから頭がついていかなかったんです!』
『今の美里さんの姿、他の子たちにも見てもらいたかったなぁ』
『絶対に、誰にも喋らないでくださいよ?そもそも、私たちがこうしてお付き合いしていることは・・・』
『分かってるって。誰にも内緒・・・二人だけの秘密だもんね♪』
『それならば、良いんですけど・・・』
明日香の顔で、明日香の声でこんなことを言われるのは不思議だが、本物の彼女もこれくらい可愛く微笑むのだろうと、美里は感じていた。
しかし、相手のことを可愛いと感じているのは達也も同じだった。美里が、自分にだけこんなギャップを見せてくれるのだから、これまでのことも忘れて自然とテンションが上がってくるのだった。
179
:
PON
:2011/01/11(火) 01:32:01 ID:zJ3qrQkU
『・・・で、お昼はどこにするんだっけ?』
『はい。学食に行ってみたいです』
『学食!?そんなので良いの?これだけお金を持っているんだよ?』
二人きりで静かに食べられるリッチな所を、と思っていた達也は、少々拍子抜けをした。
『だって、達也さんの日常をもっと知りたいですから♪』
『うーん、学食でこのお金を使い切ろうとしたら、全部注文しても全然お釣りがきちゃうよ・・・』
楽しげに笑顔を見せる美里だが、そこには大人の女性の持つ穏やかさとしなやかさも滲ませている。これほど魅力的な佇まいは美里だからこそ醸し出せる雰囲気であって、怪盗レオンがどれほど美里の外見と性格を完璧にコピーしようとも、絶対に真似ることのできない物だと達也は確信する。
『じゃあ、一番リッチで見晴らしの良い学食に案内するよ。・・・とは言っても、それでも値段はリーズナブルだけどね。ちょくちょく、クラスやサークルの連中たちと利用している場所なんだ』
『別に、値段が全てじゃないですよ!達也さんがどんな場所で、どんな物を食べているのか・・・すごく楽しみです♪』
すっかりデート気分に戻った二人は、一際高い建物へ向かって歩き出す。明日香の胸が、歩を進めるたびにプルン、プルン・・・とビキニブラの中で軽く弾むのが達也に伝わっていた。
すると、美里がスッと横に並び、達也の細い手を握ってきた。
『・・・んんっ?』
『やっぱり、手くらい握らないとデートとは言えないでしょう?』
美里は、達也に向かって楽しそうに微笑む。
達也も自然と嬉しくなるのだが、素直には喜ぶことができない理由があった。
『あーぁ、これが女の子の姿じゃなかったら、もっと楽しめるのにな』
『でも、これならば達也さんの友達に会っても誰にも気付かれないわけだし、これはこれでアリなんじゃないですか?』
『仲良し女子大生が、一緒に学食へ・・・って構図だよね。間違いなく』
『そうですね♪ちゃんと、女の子の仕草でいなきゃダメですよ?クスッ・・・』
美里としても、腕にしがみつくくらい満喫したい思いだったが、あまり大胆にすれば女性同士で何をしているのかと目立ってしまうため、今は手をつなぐのが精一杯だった。
180
:
PON
:2011/01/11(火) 01:36:07 ID:zJ3qrQkU
達也が案内した学食で、二人は昼食にありついていた。
食事をしながら会話をする美里と達也に、男子学生たちが注目をしている。カップルでの食事ならばそこまではないだろうが、やはり葛原明日香と深浦美里の二人であることが視線を集めることになったのだ。
『どう?味とかは、いたって普通のファミレスレベルでしょ?ただ、値段が学生向け価格になっているくらいだよ』
『確かに、このボリュームでこの値段はとても安いですよね・・・でも、本当に値段どうこうじゃないんですよ?お世辞じゃなく美味しいと思いますし』
『そっか。そんなに喜んでくれるなら、連れてきた甲斐があったよ』
平日でないため、いつもの昼休みの喧騒は無い。それが良い雰囲気作りにもなって、景色を眺めながら落ち着いて食事を進めることができた。
眺めといえば、食べる時に互いに胸元の開いた衣服を着ているために、二人して互いの胸の谷間がチラつくのが無性に気になってしまうのが難点だった。
『ねぇ、達也さん。これからどうします?』
『怪盗さえ居なければ、大学を出て次の場所にでも行きたかったけどね・・・まずは、新しい合言葉を決めておこうか』
『私たちの周り・・・怪盗が紛れ込んでいたりしないかしら?』
美里は、自分たちのテーブルの近辺を警戒した。
潜んでいると思えばそんな気もするし、今は居ないと思えばそんな気にもなってくる。性別を問わず無数の顔を持ち、その変装術を見破ることができない現状では、どちらとも言えない状況だ。
『盗み聞きされないように、気をつけながら考えるしかなさそうだね』
『もう合言葉を決めていることが知られてしまったんだから、今度はジャンルも一切関係無く決めましょうか』
『わかったよ。じゃあ、そうだな・・・』
達也は、何にするか悩み始めた。腕を組んで考えているため、明日香のFカップ巨乳がグイッと寄せ上げられており、男性達の目を楽しませることとなった。
『まだ決まらないんですか?・・・何だか、達也さんてば嬉しそうに見えるんですけど』
『え・・・そう?そんな不謹慎にしてるつもりは無いんだけどなぁ・・・』
『まさかとは思いますけど、今の自分のポーズに興奮しているから嬉しそう・・・なんてことないですよね?』
少し棘のある問い掛けに、達也は自分の行動を振り返った。
『うん?どうして・・・うあっ、しまった!いつもの癖で・・・』
視線を落とせば、腕を組み、胸を寄せ上げて胸元から零れ出そうとしていることに気付いた。さらには、テーブルの下で膝を組んで、ミニの裾から伸びるバーモンブラウンのストッキング脚を煌めかせているのも、男性には垂涎の格好であった。
それを見て、慌てて艶かしいポーズを解く。
『ふぅ・・・わざとやっているんじゃないなら良いですけど、気を付けてくださいよ?』
『今度からは、気をつけます・・・いざ、ノージャンルとなると、なかなか絞りきれないもんだね・・・』
ジトッ・・・とした美里の視線に、達也は反省の色を見せつつも再び考え始める。
しかし、どれもピンと来ないようで、そのうち美里への質問コーナーへと移っていった。
『あの・・・もしかして、私に関することを合言葉にしようと思ってます?』
『そうだよ?でも、美里さんに絡ませたことが上手く思い浮かばなくて』
自分で考えても決まらないなら、美里から直接聞き出して決めてしまおう。そう考えた達也だった。
『・・・そこまで拘らなくても、簡単に決めてしまえば良いのに』
『些細なことかもしれないけど、こういうことでも楽しまないと。今日は、二人きりで過ごせる貴重な日なんだから』
怪盗に弄ばれながらも、達也はデートの時間を満喫している。
葛原明日香という性別も異なる姿を相手にしているが、美里はそれを感じぬほど楽しく感じられるようになっていた。
181
:
PON
:2011/01/11(火) 01:38:29 ID:zJ3qrQkU
美里と達也は、ノートの切れ端に書いた言葉を交換した。
互いに言葉を交わさずにこうしたのは、やはり怪盗レオンがどこで聞き耳を立てているか分からないからだ。いくら、いつもの賑やかさではないにしても、それでも女子学生の出入りは少なくない。その出入りの数だけ、怪盗の変装と疑わなければならないのだ。
『今回は、案外シンプルなんですね』
美里が受け取った紙には“Autumn”と書いてある。美里が好きな季節が秋だということを真に受けてと思われるが、裏には妹の亜樹の名前にも掛かっている。
そんな格好付けたものは美里に響かないことは既に証明済みだが、達也にはどうしても譲れないようだ。
一方、達也が受け取った紙には“学食”とあった。
それほど浮かれたようには見えないが、美里はこの場所がとても気に入ったようで、達也は思わずプッと声を漏らした。
『あっ!今、笑ったでしょう?』
『だって、あまりに面白くて・・・』
『別に、良いじゃないですか。ジャンルに縛られないように決めたんですからぁ・・・』
思うままに書いた言葉を笑われてしまい、美里は恥ずかしそうに俯く。そんな美里の仕草が、またも達也の嬉しい気持ちをくすぐった。
『そ、そんなことより、早く怪盗の被害者って学生を捜しましょうよ!』
『ちょっと、美里さん!声が大きいって・・・』
『あ・・・ごめんなさい』
すっかり達也のペースに巻き込まれ、美里は怪盗のことを口にしてしまった。周りの学生達は、こちらのことを気にしたようだが、さすがにこの言葉だけで怪盗レオンが学内で暗躍しているとまでは悟られなかった。
『こっちこそ、ごめんね。美里さんが可愛くて、つい調子に乗っちゃった・・・』
可愛いという言葉に反応し、美里の顔がカーッと赤くなった。
『もぉっ、これ以上からかうのはやめてくださいよぉ・・・』
『からかう、ねぇ・・・そういうつもりは全然ないんだけど。まぁ、いいや。わかったよ♪』
そう話す達也の仕草は、男性のものというよりも女性的に見えた。やはり、葛原明日香という外見がそうさせるのだろう。
『ねぇ、達也さん。今ので目立っちゃいましたし、場所を変えませんか?』
『そうだね。静かな場所の方が、作戦も練りやすいか・・・なら、自習室が便利だな』
『自習室・・・ですか?』
その響きに馴染みが無いのか、美里にはいまいちピンと来ていなかった。
『大学には、勉強部屋みたいな物もあるんだよ。防音設備のある部屋もあるし、今日みたいな日なら空いてるんじゃないかな』
確かに閉鎖された室内ならば、秘密の相談をするのには打ってつけの場所である。
『へぇー、そういった施設もあるんですね。・・・それならば、最初からそこで合言葉を決めれば良かったわ・・・』
『はははは・・・それはもう気にしない、気にしない!また、そこで考え直すこともできるし』
拗ねる表情を見せる美里に、達也はタイミングを間違えたと少しだけ後悔するのだった。
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