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しおん

1名無しさん:2015/05/31(日) 16:40:24
目的のコンビニへ入る、僕以外にお客さんは見当たらない、店員が忙しそうに商品の補充をしていた。
大して広くない店内、探している相手を見つけて、僕は後ろから声をかけた。
「すみません」
「いらっしゃ・・・ひ、宏君!」
相手が僕だとわかり、ママは予想以上のビックリした声を出して
「何しに来たの!」
と、周りを気にしながら小声ながらも、厳しい声で咎めてきた。
「何って・・・」
確かに来るって言ってなかったけど、ママの予想以上の驚きかたに、僕は唖然としてし上手く答えられない。
「静枝どうしたの?゛宏君゛って言ってたけど彼氏?」
いつのまにか他の男性店員が近くに来て、ママを呼び捨てにする。
「えっ!あっ田中君、大丈夫なんでもないの、宏君も今忙しいから早く帰って」
少し興奮気味に早く帰るように促すママ、今は大人しく帰った方が良さそうだ。
僕は仕方なくドリンクコーナーへ行き、ジュースを一つ取るとレジへ向かう、レジにはまた別の若い男性店員がニヤニヤしながらいた、、ネームには山田と書いてあった。
「水野さんの彼氏?」
山田は゛いらっしゃいませ゛も言わずニヤニヤしたまま聞いてくる。
「違います、息子です」
いくらママが若く見えても小学生(小6)の僕が彼氏のわけない、そう分かってからかってくるにムカつき、睨みつけた。
「じゃぁママにレジ打ってもらおうよ、静枝!」
小学生の僕が睨みつけてもビビるわけがなく、山田はズボンのポケットに手を突っ込み、コイツもママを呼び捨てにした。
呼ばれたママが慌ててカウンターに入り、僕の手からジュースを引ったくる、清算しようとスキャナーを手にした途端、一瞬体をビクッとさせて体をよじらせた。
(なんだ?)
体をよじらせたかと思うと、今度はまるでオシッコを我慢する様にモジモジしながら山田の方を見て
「今は・・メ」
と、何か小声で言ったけど、店内のBGMに掻き消されてよく聞き取れなかった。
そして今度は僕の方を恨めしそうな目で睨みつけると
「あとでママが払っておくからさっさと帰って、いいわよね山田君」
叫ぶように言ってジュースを僕に押し付けてきた。
「後でちゃんと払ってくださいよ」
そう答えた山田は、相変わらずポケットに手を入れたままニヤニヤしている。
ここに居てもママを怒らせるだけのようだ、仕方なく渡されたジュース片手にコンビニを出る。
(ママはどうしちゃったんだろう?)
トボトボ歩きながら考える、確かに連絡しないでママのパート先に来たのは悪かったけど、あんなに怒るとは思いもしなかった。
コンビニ近くの公園のベンチに座り、ジュースを飲みながらぼんやり考えた。
僕の名前は水野宏道12歳、ママの静枝は34歳、パパが単身赴任で外国で働いているのでママと二人暮しだ。
゛パパがいなくなって暇になったから、パートに出たい゛
パパが外国へ行って一週間位経った頃、ママはそう言って近所のコンビニで働きだした。
最初は週3回、朝10時から3時までの約束だったけど、今では人手が足りないのか、どんどん働く時間が長くなって今ではほぼ毎日、帰るのは早くて5時位、遅い時は8時を過ぎる。
(急に僕が来て、ママは恥ずかしかったのかな?)
ジュースを飲み干し、何人かの友達の家を訪ねてみたけど急に遊べる友達はいなかった。
仕方なく近所を一人でぶらつき、またママの働いてるコンビニの近くに来た時は3時を過ぎていた。
さっきみたいにならないよう、ゆっくりコンビニに近づくと、ママが田中と山田の3人で店から出てくるところだった。

2名無しさん:2015/06/03(水) 00:43:21
いいですね。早く続きが読みたいです。

3名無しさん:2015/06/03(水) 21:16:56
タイトル入れる場所と、ハンネ入れる場所間違えたわw

コメントありがとうね、一つあれば励みになる(キリッ

出てきたママ達は家とは逆の街の方へ歩き出す。
(ママ…今日も遅くなるって言ったクセに)
バレないようにコッソリ3人の後をついて行く。
改めて見ると山田も田中も凄く背が高い、僕よりまだ背が高いママより20cm位は高いので二人共180cm以上あるに違いない。
二人共カーゴパンツにTシャツとラフな服、二人共大きめのメッセンジャーバックを肩に掛け、いかにも学生みたいな格好をしていた。
そして真ん中のママは白のレギンスに黒のタンクトップ、身体の線を裸の時と変わらないぐらいはっきり出して、露出狂並に最近ムチムチしてきた身体がどんなに色っぽいか周りに教えている。
そんな歳も違えば服の好みも違う、そんな不釣り合いな3人は後を着ける僕に気付かないままどんどん街中の方へ進んでいく。
気づくはずもないさ、店を出てからずっと男二人はママの大きなお尻を触るのに夢中だったから。
触るってもんじゃない、撫で回すのは勿論、鷲掴みにして捏ねくり回し、時々わざとらしく大き音を立てながら打ってる。
“パチンッ”と大きな音がするたび、周りの人達はママ達に注目し、山田と田中がしてる事に気付いて、ママを呆れた目で見たり、軽蔑した目で見たりしている。
周りからどんな目で見られても、ママは二人の手を払わず好きにさせてる、それどころか刺激に合わせ、お尻をくねらせながら歩いてるので、まるで喜んでるようにしか見えない。
お尻だけじゃないママの胸の方にも二人は手を伸ばしている。
勿論、後ろから見えないけど、手の動きからお尻と同じ様に悪戯しながら歩いてるに違いない
(あいつらママに何て事するんだ)
公衆の面前で、厭らしくママの身体に悪戯する2人の手を見ても、悔しいけど今は何も出来ない。
「あれ、宏君だっけ?静枝の」
悪戯される度にクネクネする、そんなママのいやらしいお尻に見とれてしまい、いつのまにか街の中でもお酒を飲む店ばかりの所に来たことに気付かなかった。
昼間で人通りのほとんど無い飲み屋街、小学生の僕は目立ってしまい、急に振り返った山田にあっさり見つかった。
僕はとっさに逃げた、田中に10mも走らないうちに捕まったけど。
「皆んな助けて!!」
捕まった時、たまたま近くを自転車で通った男の人に助けを求めたけど
「コラッ宏君!」
そう言って振り下ろされる田中のゲンコツ、そして離れたところから
「宏道!いい加減にしなさい、ママ怒るわよ」
とのヒステリックに叫ぶママ、それらを見て男の人は苦笑いを浮かべて田中に
「大変だね」
とだけ言うとそのまま行ってしまった。
僕は襟首を掴まれてママのところに引きずられ、そのままただせさえ人通りのない昼の飲み屋街の、そのまた人気のない裏路地へ引きずり込まれていった。

4名無しさん:2015/06/07(日) 23:51:30
これで終わりじゃないよね?

5岩井幸治:2015/12/03(木) 14:06:14
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