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母の飼い主 1
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:
母の飼い主 50
:2014/01/12(日) 06:54:58
『あーあ、ノビちゃった』
『だらしないわねえ』
うつ伏せに倒れている母のもとへ、またもムックが近づいてきた。ふしぎそうな表情で鼻先を近づけ、白い太腿の辺りをぺろりと舐める。それでも母はぴくりともしなかった。
『体力のない犬ねえ。もうギブアップなの?』とからかうような口調でマホが声をかけた。
『クゥン…』絞り出すように弱々しい声をあげる母。
『しょうがないわねえ』
マホは肩をすくめると、白セーターの女の子に向かって『わるいけど、冷蔵庫にバターが入ってるから、鍋で溶かしてきてくれない? ひと箱全部使っていいから』と妙なことを言った。
『何する気なんだ?』と優男風の青年が訊く。
『冬子にご褒美をあげるのよ。馬鹿犬なりに今日はがんばったしね』とマホは笑ってこたえた。
やがて、白セーターの子が湯気のたつ鍋を抱えてきた。それを受けとったマホは、あいかわらず芝生に倒れている母のもとへ歩いていった。
『ほーら起きて。《服従》のポーズをしなさい』
『ワゥン…』
消え入りそうな声で鳴いた母は、よろよろしながら仰向けになると、犬がお腹を見せて服従するときのポーズを取った。
『いい子ね』と言ってマホは白い歯を見せた。『今夜はみんなの前でたっぷりと恥をかいたわねえ。写真もいっぱい撮られちゃって』
『クゥン…』母は恥じらうように鼻を鳴らした。
『みんな、大ウケだったわよ。みっともない姿を見てもらって、あんなに笑ってもらえるなんて、冬子はしあわせな犬ねえ。じぶんでもそう思うでしょう?』
『ワンワン』母は仰向けのまま媚びるように臀をもじつかせた。
『あはは、冬子はほんとに馬鹿犬ねえ。でも素直で可愛い犬だわ』靴先で母の乳房をもてあそびながら、マホは楽しそうに言った。『これからもわたしの命令に従って、いつでもどこでも恥をかくのよ。いいわね?』
『ワン!』母はいっそうはげしく熟尻を揺すぶった。洋治さんばかりでなく、マホという年下の小娘に心まですっかり飼い慣らされてしまったようだった。
『いいお返事だこと。ご褒美をあげるわ。ジッとしてなさい』
そう言うと、マホは手にした鍋を傾けた。溶けたバターが母の身体に滴り落ちる。
『キャンキャン!』
『そんなに熱くないでしょ。我慢なさい』
童女のような母の恥丘から剥き出しの秘裂にかけて、マホはたっぷりとバターを注いでいった。主人の傍らに控えているムックは目を輝かせながらその光景を見ていた。今にも飛びかかりたそうなようすだった。
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