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母の飼い主 1

85母の飼い主 42:2014/01/12(日) 06:40:27
 会場は一瞬水を打ったように静まり返った。当然だろう。それはあまりにも異様な光景だった。
 やがて、マホが得意げに口を開いた。
『ほら、なにグズグズしてるの。早くみんなに挨拶しなさい』
 じぶんより二十ほども年下の小娘に叱られ、母はあわててその場に這いつくばった。
『はじめまして…みなさま。あの、わたし、冬子と申します。もうすぐ四十になる年増の未亡人で、どうしようもなく恥知らずな変態女でございます。本日は、ご主人様のお友達のマホ様とケンジ様のご好意でこのような場に呼んでいただいたばかりか、余興を披露する機会まで与えていただき、ペットの身に余る光栄でございます…。みなさまにお楽しみいただけますよう、冬子、精一杯がんばりますので、どうか馬鹿女のみっともない姿を思う存分お笑いくださいませ…』
 リビングの明るい照明が、恥辱の極みにふるえる豊熟した女体を照らしていた。顔も名前も知らない大学生たちの前で、ただひとり素裸をさらした母は、時折鼻を詰まらせながら惨めな口上を言いおえた。
 口上がすむころには、観客の男女たちもこの場の異様な情景に慣れてきたようだった。いつしか堰を切ったように、彼らはがやがやと喋り始めた。
『やべーマジでド変態が出てきた』
『けっこう美人じゃん』
『バッカみたい』
『このおばさんの身体、すっごいムチムチしてるな』
『いやらしいわね』
『見てよ、お腹のあたりがだらしなくない?』
『おっぱいデカ! 先っぽに飾りまで付けてるし』と言ったのはウールの白いセーターを着た女の子だったが、彼女の言うとおり、母の巨きな乳房にはハート型のアクセサリがついていた。前回の動画の鈴と同じく、そのアクセサリは乳首を貫通したピアスにくくりつけられているらしかった。
『ね、私の言ったこと、本当だったでしょう? 本物の変態女と知り合いになったって』友達連中の反応に気をよくしたのか、マホはにんまりと笑みをうかべた。それから母に向かって言った。『ほら、立ちなさい。もっとみんなに裸をよく見てもらうのよ。そのほうがうれしいんでしょ? マゾの露出狂なんだから』
 床に額をつけたまま浴びせられる無遠慮な言葉に耐えていた母は、マホに命じられて土下座の姿勢から身を起こすと、おずおずと立ち上がって直立不動の姿勢をとった。こぼれおちそうなほど豊かな胸乳や、どっしりとした腰まわり、そして、見るからに熟れた女体のなかでただ一箇所だけその印象をうらぎる無毛の恥丘までがあらわになる。『おいおい、あそこの毛まで剃ってんぞ』と誰かのささやき声がした。
 母は羞恥に引きつった顔でうつむいていたが、『ちゃんと顔も上げなさい』とマホに叱られて、おどおどと大勢の視線の前に顔をさらした。
『なーに、その情けない表情。みんなに失礼じゃない。もっと笑って、ペットらしく愛嬌をふりまかなかきゃ』
 どこまでも容赦のないマホは、完璧にサディスティンを演じきっていた(というよりも、それが彼女本来の性向なのだろう)。母はまたも健気に『はい…』とこたえて、蒼白な顔に引きつった笑顔をうかべた。
『すげーな。本当に何でも言うこと聞くんだ』
『このおばさん、もう四十近いんでしょ? プライドないのかしら』と眼鏡をかけた女の子――このメンバーの中では一番真面目そうな子だった――が辛辣な口調で言った。
『ほら、プライドはないのかって訊かれてるわよ』とマホが意地悪く言いながら、母の頬を左手の人差し指でつついた。
『ご…ございません。冬子はセックスペットですから…ご命令にしたがうのが何よりのよろこびなんです…』
 母は無理に笑顔をつくったままで答えたが、その瞳はしっとりと潤んでいた。


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