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母の飼い主 1

64母の飼い主 34:2013/11/14(木) 16:41:27

『なかなか愉快な格好をしているじゃないか』と洋治さんが嘲るように言うと、母は恥ずかしげにもじもじと動いた。

『ほら、動画を見ている皆さんや、あの世の亭主に説明してみろ。その乳首に付けた鈴は何のためのものなんだ?』
『はい…この鈴は、冬子がどんなときもペットとしての身分を忘れないように、ご主人様に付けていただいたものです……外出しているときもチリンと鳴るたびに、とっても恥ずかしいです』と母は時おり声を詰まらせながら言った。『それに…冬子はいま90センチのお乳を95センチまでサイズアップするように命じられています…。この鈴は見た目よりも重いので、「鈴の重みでお乳が引っ張られて大きくなるぞ」とご主人様が仰られて…』
『どうだ、効果はありそうか?』
『あの…お乳が、た、垂れてきました…』と母が情けない声で言ったので、洋治さんは大笑いした。
『デカ乳のタレ乳か。ますます年増らしい身体つきになれてよかったじゃないか』
『恥ずかしい……』
『一ヶ月で95センチにできなければ、さらに5キロ太る約束だったな』
『ああ…それだけは……』と母は目を潤ませた。
『それが嫌なら胸をでかくするためにせいぜい努力するんだな』と洋治さんは冷たく言い放った。『ところで、その下着はどうした?』
『これは…このあいだ新しく買ったものです…。冬子はしものお毛々を剃っているので、年増のくせに子供みたいな、恥ずかしいあそこをしています…。下着もそれにふさわしく子供っぽいものにするように、ご主人様がお申し付けになりましたので……持っていた下着は全部捨ててしまい、このようなものを身につけることにしております…』
『買う前には店先で一枚一枚試着したんだったな?』
『…はい…店員の方にお願いして…』と母はくすんと鼻を鳴らした。
『まったく、あのときの店員の呆れ顔といったらなかったな』と洋治さんは声を立てて笑った。
『ああ、恥ずかしい…』
『しかし、思ったよりもずっと似合っているじゃないか。お前も四十路間近になって、こんな可愛らしいパンツを履けてうれしいだろう?』
 母は身をよじらせながら、真っ赤な顔で『うれしゅうございます…』と小さく答えた。
『ふふん。さあて、せっかくだがその下着を脱いで、子供みたいなあそこを晒してみせろ』
 洋治さんに命じられて、母はその滑稽な女児用パンツをそろりと脱いでいった。円熟した体にはいかにも不釣り合いな、つるつるの恥丘と無垢な割れ目がさらけだされる。
『死んだ兄貴はお前のパイパン姿など見たこともないだろう。よく見せてやれ』
 洋治さんに真っ白な臀をぴしゃりと叩かれ母は、仏壇の前に臀部を落として、震えのやまない両脚をM字に広げてみせた。
『両方の手であそこを開いて、奥のほうまで見てもらえ』
『ああ……あなた、ごめんなさい』ほとんど無意識のように謝罪の言葉をつぶやきながら、母は言われるまま剃り上げた股間を遺影の前に晒してみせた。その耳元で洋治さんが何かを囁く。母は潤みきった目で遺影を見つめながら、青褪めた唇を開いた。
『ねぇあなた…冬子のおまんこ、どうですか…?』
『辛気臭いツラをするな。せっかく兄貴に見てもらうんだ。もっとうれしそうに笑顔でやれ。遺影から目を離すなよ』
『はい…』
 母は切れ長の二重に涙をいっぱい溜めながら、むりやりに笑顔をうかべた。
『あなた見て…こんな風につるつるになったところ、あなたはご覧になったことないでしょう…? ご主人様のお好みに合わせて、毎日朝と晩にここのお毛々を剃ってるの…。冬子は毛深いからたいへんなの…。ねぇ、剃り残しがないか、あなたもじっくりお確かめになって…』
 みずからの手指で割れ目をくつろげ、奥に秘された鮮紅色のおんなをのぞかせながら、母はそんなふうに亡き夫へ――僕の父へ――強制された言葉を語りかけた。その間にも母の優しい肩はぶるぶると震え、じぶんの吐く背徳的な言葉の重みで今にも潰れてしまいそうな風情だった。だというのに、母は洋治さんに命じられたとおり、必死に笑みをつくったまま、その視線を父の遺影から決して外そうとはしないのだった。
 母の白い胸にくくりつけられた鈴が、チリン、と場違いな涼しい音色を立てた。


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