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母の飼い主 1

24母の飼い主 14:2013/10/16(水) 02:20:28

「それはそうと、女の亭主が亡くなったのは六年前らしい。それからマスターと知り合うまで、このおまんこはずっと未使用だったのかい、と意地わるく尋ねると、女は真っ赤になりながら『時どき、ひとりで慰めていました』と正直に告白したよ」と太った男は愉快そうに言った。「『あんたのような上品な奥さんでも、やっぱりオナニーはするんだね』とからかうと、女はますます赤くなって、身体を縮こませるようにしていたっけ。そこでマスターが『では、そろそろベテランの技を披露させましょうか』と言い出して、女はおずおずとあそこに指を這わせ始めた」
 太った男はあくまで饒舌に、淫猥な夜の思い出を語るのをやめなかった。
「女のその部分はもうさっきから濡れ始めていたが、細い手指がふれると、まるでべつの生き物みたいにぴくぴくと蠢いた。女は時折ちいさなあえぎ声をもらしながら、かたく目をつむって自慰をはじめた。でも、マスターが『黙っていたんじゃつまらん。何かしゃべりながらやれ。それに、お客さんがせっかく見てくれているんだ。きちんと目を開けて、笑顔でオナッてみせろ』と怒ったものだから、女はあわてて涙の滲んだ目を開くと、おれたちの顔を見つめながら指を動かして、『冬子のオナニー姿、どうですか?』とか、『いまはクリトリスをいじっています』とか、『おまんこさわっているところを見られて、とっても恥ずかしいです』とか、むりに笑顔をうかべて言うんだ」
「うわあ…」
「人前でオナニーを強制され、しかもそれを実況までさせられて、女もずいぶん錯乱しているようだった。調子づいた友だちが『冬子はオナニーが大好きなんだねえ』と言うと、額に珠の汗をうかべながら『はい、大好きです』とこたえるし、『おまんこ気持ちいいんだ?』と訊くと、『冬子のおまんこ、とっても気持ちいいです』と人形のような素直さでこたえるんだ。さっきまではいくら裸を晒していようが、身についた上品な雰囲気を失わなかっただけに、この錯乱ぶりにはおれも興奮させられたよ」と太った男はため息をついた「で、おれもかさにかかって『大学生の子どもがいる母親とは思えない乱れぶりだね』と意地悪くからかった。すると、女は切なそうに身をくねらせて、『ああ、恥ずかしいです…ごめんなさい、ごめんなさい』と涙を流しながら言うのさ」
「息子に謝っていたんですかね?」と眼鏡。
「だろうな。でも、それでいて、あそこを弄る指の動きは止めないんだから、なんというか凄まじい女の性のようなものを感じたね。そのようすを見ているうち、ますます嗜虐的な気持ちになったおれが『冬子はほんとうに淫乱で恥ずかしい母親だな。じぶんでもそう思うだろう?』と嬲ると、女はいっそう苦しげな顔で『ああ…思います…冬子は淫乱で、恥ずかしい母親です…』とうめいて、いっそう狂ったように啜り泣いた。かと思うと、不意に『ああダメ…冬子逝きます…逝ってしまいます…』と叫んで、そのまま全身を激しく痙攣させたんだ」そして太った男は言わずもがなのことを付け加えた。「逝ったのさ」


 太った男の語る内容は、僕にはすでにこの世のものとは思えなかった。
 砂の城のようにあらゆる知覚がぼやけていく。そのなかで、ただ母の幻影だけが――狂気したように謝罪の言葉を繰り返して絶頂を迎える、その瞬間の母の幻影だけが、妖しい映画のように僕の脳裏に映し出されていた。


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